PDF 353kb - LCEP – 一般社団法人低炭素エネルギー技術事業組合

平成28年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
(CO2 削減ポテンシャル診断推進事業)
低炭素機器導入 Q&A集
平成28年5月
一般社団法人 低炭素エネルギー技術事業組合
1
■事業の概要
本事業では、工場や業務用ビル等の事業所におけるエネルギー起源二酸化炭素排出抑制のため
の二酸化炭素削減ポテンシャル診断事業の実施を支援することにより、事業者自身の取組による
設備機器の効率的な運用や低炭素機器の普及を促進し、もって地球環境保全に資することを目的
に実施します。
今までにいただいたお問い合わせを基に、Q&A 集を整理しましたのでご活用ください。
A 応募申請について
質問
回答
A1
当事業場が過去に別の機器導入の補助を 対象の機器について重複になっていなければ応
受けているが応募できるか?
募できます。
A2
当社の別の事業所が環境省の機器導入の 応募できます。なお、同一事業者が応募できる
補助を受けているが応募できるか?
のは3事業所以内とし、かつ複数事業所の補助
金総額が本補助金の上限を超えないこととしま
す。
A3
賃貸ビルのオーナーは応募できるか?
A4
賃貸ビルにテナントとして入居している 応募者が診断対象のエネルギー消費設備を所有
が応募できるか?
(=資産管理する)する法人であれば応募できま
す。
A5
マンションの管理組合は応募できるか? 応募できません(交付規程の申請者要件(1)~
(6)に該当しません)
。なお、CO2 削減ポテンシ
ャル診断事業は、事業所(工場・事業場)を対
象としております。
A6
社会福祉法人、医療法人、特殊非営利活 中小企業基本法(昭和 38 年法律第 154 号)にお
動法人、一般社団・財団法人、公益社団・ ける「会社」の定義については、会社法(平成
財団法人、学校法人、農事組合法人、農 17 年法律第 86 号)上の会社を指すものと解され
業法人(会社法の会社又は有限会社に限 ています。
る)
、組合(農業共同組合、生活共同組合、 本補助制度においては、会社法上の会社であり、
中小企業等共同組合法に基づく組合等) かつ中小企業基本法(昭和 38 年法律第 154 号)
又は有限責任事業組合(LLP)など様々な 第 2 条の基準に合致する場合に、「中小企業者」
情人形態があるが、これらの法人は、資 として取扱うこととしております。
本金(出資金)又は従業員の基準を満た
せば、本補助制度における中小企業者に
該当するか?
応募者が診断対象のエネルギー消費設備を所有
(=資産管理する)する法人であれば応募できま
す。
B CO2排出量の算定について
質問
B1
回答
直近年度のCO2排出量を記載すること 原則として前年度の 4 月から翌年 3 月と理解し
になっているが、具体的にはいつか?
てください。前年度が特別な年(例:改修工事
で長期間営業を停止したなど)であれば、その
前の年度のデータを記入してください。
2
B2
会社の会計年度が 1 月~12 月である場
合、CO2 排出量の計算も、会計年度に合
わせても良いか?
会社の会計年度に関わらず、必ず 4 月~翌年 3
月までの実績としてください。
B3
月半ばの計測(15 日締め)の場合は、い
つからいつまでで計算をすれば良いか?
例えば H27 年度の計測の場合、4 月 15 日
からにするのか、前月の 3 月 15 日からに
するのか、決まりがあれば教えていただ
きたい。
15 日〆であれば、16 日から翌月 15 日までの1
ヶ月としてください。また、その場合の年度の
開始は、より最新でのデータであるという点で、
「4/16~翌年 4/15」の方が「3/16~翌年 3/15」
より望ましいです。
B4
CO2 排出量計算書で、その他の電気事業
者からの買電で、電力会社から提供され
る換算係数を用いる際、実排出係数と調
整後排出係数、どちらの換算係数を利用
するのか?
実排出係数を利用してください。本事業では、
各種クレジット等を反映させた「調整後排出係
数」ではなく、電力会社から実際に排出された
CO2 量を総販売電力量で除した実排出係数を使
用して評価することを基本とします。
B5
LED 設備の導入で、LED 機器は別の補助金 重複になりません。
制度を利用し、周辺の工事を環境省の本
補助金を利用することは重複になるか?
B6
事業所内に、別会社が入居している。こ
の場合、別会社が消費するエネルギーに
よる CO2 排出量は、
申請の条件である CO2
排出量 50 トン以上 3,000 トン未満かどう
かの算定においてどのように取り扱えば
良いか?
①オーナーが申請する場合
業務用ビル等に当該ビルの所有者(以下「オー
ナー」という。)以外の事業者(以下「テナント
等」という。)が入居している場合で、オーナー
が当該ビルについて本事業における CO2 削減ポ
テンシャル診断事業又は低炭素機器の導入事業
に申請しようとするときは、テナント等が所有
する設備において使用されるエネルギーからの
CO2 排出量は算定対象外になります。
②テナントが申請する場合
業務用ビル等に当該ビルのオーナー以外のテナ
ントが入居している場合で、テナントが CO2 削
減ポテンシャル診断事業又は低炭素機器の導入
事業に申請しようとするときは、当該テナント
が所有する設備のエネルギー使用に伴う CO2 排
出量が算定対象になります。このため、当該テ
ナントが所有する設備のエネルギー使用量が、
エネルギーの購買契約や計測器等で明確に把握
できる必要があります。
電力計
電力計
自社事業所
自社所有設備
照明
自社CO2排出量
算定の対象
空調
テナント
テナント所有設備
個別空調
照明
テナントCO2排出量
算定の対象
図1.事業所内に他の事業所(テナント等)が存在する場合の CO2 排出量算定対象範囲
3
C ポテンシャル診断の内容について
質問
回答
C1
ポテンシャル診断の結果として対策案
のみが低炭素機器導入の対象となるの
か?
原則としては診断結果からの改善提案を対象と
するが、新製品、新技術の開発状況や受診事業場
の環境変化も踏まえ組合にご相談ください。
C2
他省庁の類似の診断結果に基づく応募
はできるか?
応募できません。環境省のポテンシャル診断を受
けていることが条件です。
C3
ポテンシャル診断結果はいつのもので
も良いのか?
ポテンシャル診断結果の有効期限は 5 年間です。
D 提出書類について
質問
回答
D1
各種様式にある代表者とは、社長を指し 代表者とは、もちろん代表取締役社長であれば問
ているのか?
題ございませんが、ポテンシャル診断を実施する
事業所において、診断を実施し、かかる費用を支
払う責任権限を持たれている支店長、工場長、事
業部長、執行役員クラスの方でも結構です。
D2
直近 2 期の財務諸表の提出が必要とあり その場合、提出する財務諸表は 25 年度・26 年度
ますが、応募申請の段階では、27 年度の のもので構いません。
決算が確定していない。25 年度・26 年
度の提出で可能か?
D3
事業開始後まだ 2 年経過していない場合 直近1年分の財務諸表、CO2 排出量で結構です。
の財務諸表、CO2 排出量データはどのよ
うにしたら良いか?
D4
「その他参考資料」とは何か?
燃料販売会社や電気会社からの請求書又は支払
証明書等、エネルギーの使用量がわかる根拠書類
などです。
D5
エネルギー使用量の一覧表を提出すれ
ば納品書や請求書の提出は不要か?
不要です。ただし、一覧表はエネルギーを供給(納
入)した業者の確認印を得てください。応募する
事業者が作成した一覧表はエビデンスになりま
せん。
E
実施段階について
質問
E1
回答
遂行状況の報告は、どのようなタイミン 交付規程に定めている通り、事業の遂行及び収
グで報告すればよいのでしょうか?
支の状況について、組合の要請があったときは
速やかに報告をお願いします。
4
F
報告段階について
質問
回答
F1
応募申請で計画していた CO2 の削減量、 平成 28 年度から、未達成の度合いに応じて補助
削減率が達成できない場合はどうなる
金の一部または全部返還を求めることとしてお
か?
りますので、補助事業実施後も効果的に CO2 の削
減に努めていただくようお願いします。
F2
事業計画以上の生産の増加があり、CO2 CO2 の削減量と原単位ではなく、削減率の達成が
削減量は達成できなかったが、原単位で 必須です。
の削減率では計画を達成できている。こ
れで問題ないか?
F3
事業の見直しで、補助を受けて導入した 法定耐用年数以内であれば、環境省の承認なく売
機器を譲渡したい。必要な手続きは何
却、譲渡、移転等はできません。事前に相談して
か?
ください。
F4
事業報告書の提出先はどこか?
環境省に提出してください。
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