クラス発表・始業式 少し肌寒い朝でしたが,定刻の 8:00 より前に半数

吉成中学校 第 3 学年 学年通信
2016. 4
けつ
第
じつ
. 12
2
号
発行者
クラス発表・始業式
少し肌寒い朝でしたが,定刻の 8:00 より前に半数くらいの生徒が南昇降口で「クラス発表」を待ち構えていま
した。貼り出された瞬間,抱き合ったり,手を取り合ったり,さらにはくるくる回っている人もいました。新しいク
ラスでも一致団結し,また切磋琢磨できる学級を,担任の先生とともに形作ってほしいと思います。
初めての南階段での登校です。北側の階段よりも光がたくさん入るので明るい感じがあります。今年の3年生
の教室は両クラスともに3階になります。廊下が北校舎の時より短いので,談話スペースを配膳室前に設けました。
両窓ですので,風も入ります。これから暑くなる時期には過ごしやすいかも知れません。ルールを守って利用し,
交流を深める場として利用してほしいと思います。
修学旅行に向けて
出発まで一月を切りました。昨年度から実行委員会で作っていたシンボルマークとテーマの旗を,3年昇降口に
掲示しました。しおりも鋭意製作中です。4月後半の配付を目指しています。今週の学活ではホテルの部屋割り
や新幹線座席など,いよいよ直前の話合い活動が行われる予定です。
始業式ではN・Aさんが学年代表で堂々と抱負を発表しました。
「協調」これは昨年度の末,ある先生が私たち3年生に向けておっしゃった言葉です。この言葉
を聞き,真っ先に思い浮かんだのが,昨年度最後の学年レクレーションでの出来事でした。その日
は学年委員が進行しており,整列の誘導やゲームの取り仕切りなどを行っていました。担当の人
が,ルール説明をしている中,自分の好きなように夢中で友達と話している人が少なくありません
でした。「誰かが前にいて話している時は静かにその人の目を見て聞くこと」入学当初から,先生
方に何度も言われてきたことでした。きっと理由を問われれば,誰に聞いても正しい答えが返って
くると思います。失礼だからです。一対一で話をする時は,たいていの人は相手の目を見て話しま
す。それは,何か他のことをしながら話をするのは不快な思いをさせてしまうと,当たり前に感じ
ているからではないでしょうか。しかし,そんな当たり前のことが,集団になるとできなくなって
しまう人が,驚くほどたくさんいました。
確かに合唱祭や吉中祭,体育祭などの行事では1年生の頃よりも団結力を感じることができま
した。それなりに達成感もありました。けれど,皆の前で誰かが話そうとしている時,思いやりを
もって静かに聞くということが私たちはまだまだできていないのです。これが実行できて初めて,
今よりはるかに団結力が深まり,たくさんの場面でより大きな達成感を得ることができるのでは
ないでしょうか。誰もが分かっている当たり前のこと,けれど多くの人ができていない当たり前の
こと。それができるようになる強い意志が私たちには必要です。そのために周りの人に呼びかけ
ることも強さの一つだと思います。
私個人としては,今まで以上に部活に励みたいと思っています。所属している吹奏楽部で,特に
パート内の雰囲気を盛り上げていきたいです。新入生がこのパートに入ってこの楽器を頑張りた
いと思えるような雰囲気を,パートの仲間で作っていきたいと思います。一人一人がどんな些細な
ことでも自然に,そして正直に話せる。そんなパートを目指したいです。それができれば,他のこ
とに対しても変わっていけるのではないかと考えています。様々な場面で仲間と協力し,この学校
を盛り上げていけたらと思います。
最高学年の年,学年一人一人が高い意識を持ち,吉中を引っ張っていきたいです。
「協調」
卒業の時に振り返って,全員でこの目標を達成できたと胸を張れるよう思いやりをもって過ご
すこと,これを私の今年度の抱負にしたいと思います。
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