落札者決定基準 第 3 期情報システム PMO 支援業務委託 公立大学法人大阪府立大学 平成 28 年 5 月 公立大学法人大阪府立大学(以下「本学」とする)が発注する「第 3 期情報システム PMO 支援業 務委託」に係る落札者決定基準については、次に掲げる方法により、提案内容の明確さとわかりやす さ、本委託業務を実施する体制及び手法並びに業務実績に区分して評価する。 I. 審査機関 (1) 本委託業務の技術的な審査については、第 3 期情報システム PMO 支援業務委託提案審 査委員会(以下「審査委員会」という。 )において実施する。 (2) 審査委員会は、本業務の入札説明書で求める提案書が仕様書に記載している要件を満た しているかの判断及び下記Ⅳ.に基づき付与する点数の判断について審査する。 II. 落札者決定基準 (1) 落札者の決定方法 ア 落札者の決定方法については、次に掲げる各要件のいずれにも該当する入札者のうち Ⅲに定める評価方法により算出された技術点と価格点の合計点が最も高い者とする。 (ア) 価格点の基となる入札価格が、予定価格の制限の範囲内であること (イ) 技術点(=提案書の評価)が 200 点以上であること。 イ 最高得点者が2者以上あるときは、技術点が高い者を落札者として決定する。なお、 技術点、価格点とも同点の場合は、入札書記載金額の低い者を落札者として決定する。 技術点、価格点とも同点で入札書記載金額が同額の場合は、当該の者にくじを引かせ て落札者を決定する。 この場合において当該落札者のうち出席しない者又はくじを引かない者があるとき は、入札執行業務に関係のない職員に、これに代えてくじを引かせ落札者を決定する。 (2) 技術点および価格点の配分 点数については、500 点満点とし、得点配分については、技術点を 400 点、価格点を 100 点とする。 なお技術点の点数内訳は以下のとおり。 評価項目 点数配分 1.提案内容の明確さとわかりやすさ 8点 2.基本的考え方(本業務の実施における視点、方向性) 24 点 3.本業務を実施する体制 (148 点) (1)人員体制 60 点 (2)プロジェクト管理 60 点 (3)情報資産に対する保護体制 28 点 4.本業務を実施する手法 (180 点) (1)PMO の運営支援 60 点 (2)定例会会議の運営支援 20 点 (3)各システム事業者間の調整支援 40 点 (4)各システムのイベントへの対応支援 20 点 (5)リスク管理支援 40 点 5.業務実績 40 点 400 点 合計 1 III. 提案書の評価方法、ならびに価格点の算出方法 本業務の技術点、ならびに価格点の算出については、仕様書および評価基準に基づき次のとおり 行うこととする。 (1) 評価基準については、Ⅳ.のとおりとする。 (2) 各提案について、評価基準に記載している要求要件を満たしているかを判断し、具体的 かつ評価できる場合については、その提案に応じ評価点を付与する。 (3) 仕様書および評価基準に記載されていない提案については、本業務の必要度および重要 度に照らし、必要の範囲を超えているものについては評価の対象としない。 (4) 各提案者の技術点については、審査委員会委員の意見を聞いた上で決定する。 (5) 技術点を決定後、開札を行い、以下の算出方法により価格点を算出する。 (ア) 価格点は、本委託業務の入札価格に応じて点数化するものとする。 (イ) 入札価格が予定価格以下のものを対象に下記に示す方法により、価格点を算出する。 「価格点=100×(1-入札価格/予定価格) 」 (ウ) 「入札価格/予定価格」の計算にあたっては、小数点以下第 3 位で四捨五入するも のとする。 (エ) 価格点が小数点を含む場合、小数点以下第 1 位で四捨五入するものとする。 なお、入札価格が予定価格を上回っているときは、失格とする。 IV. 評価基準 提案書の評価項目および評価基準は以下のとおりとする。 1 提案内容の明確さとわかりやすさ 提案内容のコンセプトの明確さ、全体像のわかりやすさなどまとまり度合いについて評価 する。 (ア) 提案書のコンセプトが明確かつわかりやすく表現されている。 (イ) 提案書の全体像が明確かつわかりやすく表現されている。 2 基本的考え方(本業務の実施における視点、方向性) 提案書に記載されている内容が、現状を把握したうえで、本学が取り組もうとする第 3 期 情報システム基本方針の視点や方向性と合致し、それを踏まえた内容となっているかについ て評価する。 (ア) 本業務における重要なポイントが明確に記述されている。 (イ) 本学が取り組もうとする第 3 期情報システム基本方針を踏まえた提案となっている。 (ウ) 本学の現状および課題を的確に把握した提案となっている。 3 本委託業務を実施する体制 3-(1)人員体制 提案書に記載されている要員、体制が迅速かつ的確に業務を行うことができる内容となっ ているかについて評価する。 (ア) 情報基盤システム構築、大規模ネットワーク構築、業務システム設計開発それぞれ について十分な経験、知識を有する人員を適切に配置している。 (イ) 本委託の実施体制について、役割や人員等が各調査項目に具体的かつ明確に記述さ れ、適切に配置されている。 (ウ) 本委託の実施体制について、常駐・非常駐(専任、兼任レベル)に分けて、具体的 2 かつ明確に記述され、適切に配置されている。 3-(2)プロジェクト管理 提案書に記載されている手法がプロジェクト管理を効果的に行うことができる内容とな っているかについて評価する。 (ア) 本委託業務についての効果的なプロジェクト管理の手法が示されている。 (イ) 本委託業務についてのスケジュールに変更が生じたときの対応が示されている。 (ウ) 本委託業務についてのプロジェクト関係者との情報共有の手法が示されている。 3-(3)情報資産に対する保護体制 本学からの提供資料や個人情報など、本業務を行う上で知りえた情報資産に対する保護体 制が適切かについて評価する。 (ア) 情報資産の管理方法や管理体制が具体的に示されている。 (イ) 従事者に対する情報資産の保護に関する教育、指導について具体的に示されている。 4 本業務を実施する手法 4-(1)PMO の運営支援 提案書に記載されている内容が、具体性、現実性、合理性を兼ね備えたものとなっている かについて評価する。 (ア) プロジェクト全体計画の取りまとめと進捗管理、調整支援を実施する手法が示され ている。 (イ) 各情報システムの WBS (Work Breakdown Structure) の検証、管理指標の検証、 進捗モニタリングの手順設定、各情報システム担当事業者品質管理指標の検討につ いて実施手法が記述されている。 (ウ) 上記の検証を行うために必要となるドキュメントの共通フォーマットについて具体 的に提案されている。 4-(2)定例会会議の運営支援 提案書に記載されている内容が、具体性、現実性、合理性を兼ね備えたものとなっている かについて評価する。 (ア) 定例会会議(プロジェクト全体会議、PMO 個別会議)を効果的に運営するための手 法等について記述されている。 4-(3)各情報システム構築事業者間の調整支援 提案書に記載されている内容が、具体性、現実性、合理性を兼ね備えたものとなっている かについて評価する。 (ア) 各業務システム構築事業者と情報基盤システム、キャンパスネットワークシステム 構築事業者との調整支援を実施する手法について具体的に記述されている。 (イ) 各業務システム構築事業者間の調整支援を実施する手法について具体的に記述され ている。 4-(4)プロジェクト立ち上げ後に発生する主要なイベントへの対応支援 提案書に記載されている内容が、具体性、現実性、合理性を兼ね備えたものとなっている かについて評価する。 (ア) プロジェクト立ち上げ後に発生する主要なイベントへの対応支援について記述され ている。 3 4-(5)リスク管理支援 提案書に記載されている内容が、具体性、現実性、合理性を兼ね備えたものとなっている かについて評価する。 (ア) 各情報システム構築事業者からの定期報告に対する全体的な観点からの助言・提言、 問題点の提起を行う手法について記述されている。 (イ) 各情報システムのプロジェクトの進捗段階ごとに全体的な観点での問題点を指摘し 改善策、回避策を提示する手法について具体的に記述されている。 5 業務実績 本委託業務にかかる実績を有しているかについて評価する。 (ア) 大学および官公庁や民間における PMO 支援業務及び類似の業務の実績について記 述されている。 (イ) 過去の PMO 支援業務における、実績、組織体制、人員等について記述されている。 V. 評価点の考え方 評価項目単位の採点は、0~4 点までの 5 段階評価とする。 非常に優れている・・・・・・・4 点 優れている・・・・・・・・・・3 点 理解できる・・・・・・・・・・2 点 低いレベルである・・・・・・・1 点 非常に低いレベルである・・・・0 点 (記載がない場合を含む) 重要な評価項目については、2~5倍の重み付けを行う。 4
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