院内システム連携 -ESB構築の実際京セラ丸善システムインテグレーション株式会社 ICT基盤サービス本部 システムサービス事業部 東⽇本システムサービス部 東⽇本地域連携ソリューション課 今井 将洋 <<⽬次>> ⾃⼰紹介 情報連携基盤導⼊の背景 構築事例のご紹介 まとめ 2 ⾃⼰紹介 今井 将洋(いまい まさひろ) 千葉県船橋市在住 <主な職歴> 2002年4⽉〜2006年1⽉ 独⽴系SIerに勤務 ・オープン系⾦融SEとして従事(主にJava) ・2004年に医療事業部の⽴ち上げを通じて医療系システムと出会う 2006年2⽉〜 京セラ丸善システムインテグレーション株式会社 医療ソリューション本部に勤務 2006年7⽉ インターシステムズ様主催⽶国視察にてEnsembleに出会う ・2007年4⽉〜 精神科電⼦カルテの開発・販売⽀援・導⼊に従事 ・2014年10⽉〜 医療事業企画部所属 販売・導⼊の全国⽀援に従事 3 京セラ丸善システムインテグレーション株式会社 ■ 設⽴年⽉⽇ 平成16年(2004年)4⽉1⽇ ■ 本社所在地 東京都港区三⽥3丁⽬11番34号 ■ 資本⾦ 4億8,000万円 ■ 持株株⽐率 京セラコミュニケーションシステム㈱ 75.3% (〒612-8450 京都府京都市伏⾒区⽵⽥⿃⽻殿町6 京セラ本社ビル内) 丸善㈱ 24.7% (〒105-0022 東京都港区海岸1-9-18 国際浜松町ビル) ■ 従業員数 ■ 役員 369名(平成27年6⽉1⽇現在) 代表取締役会⻑ ⼤⽥ 嘉仁 代表取締役社⻑ 松⽊ 憲⼀ 常務取締役 ⾳堅 順司 取締役 ⽊村 ⼀誠 取締役(⾮常勤)⼟器⼿ 亘 取締役(⾮常勤)千葉 雅之 監査役(常勤) 古市⾕ 芳弘 監査役(⾮常勤) 村上 智 監査役(⾮常勤) 海⽼原 光彦 4 京セラ丸善 事業概念図 京セラ丸善システムインテグレーションは、医療ソリューションのほかに、⽂教、ビジネスソリューション など、多岐にわたってICTを使ったサービスをご提案、ご提供しています。 ⽂教ソリューション 図書館システム カスタマーソリューション 大学・短大・学校・ 公共・企業資料室 研究機関 フィールドメンテナンスサービス 学校事務システム ITサポートサービス 入試・広報・教務・法人 LANシステムサービス 教育支援システム 学習・キャリア支援 携帯出欠管理 コンテンツ作成・配信 ネットワークインテグレーションサービス セキュリティソリューションサービス サポートセンター キッティングサービス ビジネスソリューション 医療ソリューション 総合出版システム Webアプリケーションシステム 栄養給食管理システム 製造システム 栄養指導システム 販売管理システム 栄養ケアマネジメントシステム 精神科向け 業務分析 オーダリング・電子カルテシステム 業務分析(BI)/レポーティングツール 精神科向け患者情報管理システム 5 会社沿⾰ 1959年(昭和34年) 我が国で最初にコンピュータを輸入販売。いち早く輸入機(米・LGP-30電子計算機)を扱いはじめる。 モンロー会計機を輸入販売。 1984年(昭和59年) 図書・資料情報管理システム「CALIS(キャリス)」を販売開始。 1986年(昭和61年) 学校経営トータルシステム「ACADEMIA(アカデミア)」シリーズを販売開始。 1987年(昭和62年) 「CALIS」がプログラム著作物にかかわる登録の特例に関する公示『第1号P第8号』に認定される。 病院向け給食システムを販売開始。 ⇒MUMPS(Cachéの前⾝)実装製品 ⇒延べ導⼊施設10,000超 1989年(平成元年) 日本アイ・ビー・エム製品の販売を開始。 顧客経営支援コンサルティングの研究・開発を開始。第1弾としてMSC(経営戦略構築手法)を発表。 1991年(平成3年) 顧客経営コンサルティングの第2弾「ASAPS(アサップス)」を発表。 1995年(平成7年) PC版病院向け給食システム「MEDIC DIET(メディック ダイエット)」を販売開始。 高校教務向けシステム「ACADEMIA」(Windows版)を販売開始。 1997年(平成9年) 病院向け栄養指導システム「MEDIC DIECE(メディック ダイス)」を販売開始。 2001年(平成13年) Web技術を採用した図書館システム「CARIN(カリン)」を販売開始。 精神科向け患者情報管理システム「MEDIC MAPS(メディック マップス)」を販売開始。 2002年(平成14年) 小・中・高等学校図書館ならびに小中規模の専門図書館向けシステム「校倉(あぜくら)」を販売開始。 公共図書館向けシステム「ELCIELO(エルシエロ)」を発表し、図書館システムのラインナップを一新。 2004年(平成16年) 4月1日より新会社「丸善システムインテグレーション株式会社」として活動開始。 京セラコミュニケーションシステムの資本参加を受け、 10月1日より新会社「京セラ丸善システムインテグレーション株式会社」として活動開始。 2006年(平成18年) 携帯電話を用いた参加型授業支援システム「アカデミアCRV」を販売開始。 2007年(平成19年) 経営分析(BI)/レポーティングツール「Yellowfin」を日本国内販売開始。 資本金を3億8,000万円に増資。(京セラコミュニケーションシステム72.7% 2008年(平成20年) 出版業界向けの新統合出版パッケージ「grossa(グロッサ)」を販売開始。 2010年(平成22年) プライバシーマークを取得。 大学・専門図書館システム「CARIN-i(カリンアイ)」を販売開始。 2011年(平成23年) 授業支援ソフトウェア「HP Classroom Manager(クラスルームマネージャ)」の販売において日本HP社と提携。 2012年(平成24年) EC構築サービス「QuickMart」を販売開始。企業向け電子雑誌配信サービス「qlip it!」を販売開始。 2013年(平成25年) ㈱システムランドと統合 丸善27.3%) 精神科向けオーダリング・電子カルテシステム「MEDIC EHR/P(メディック イーエイチアールピー)」 を販売開始。 6 ⽤語の説明 7 SOA(Service-Oriented Architecture)とは ⼤規模システムの構築の際に⽤いられる概念、⼿法の⼀つ ①『サービス』の集合体 ②ネットワーク越しに実⾏ 利⽤アプリケーション ファイル転送 サービス SOA 患者情報登録 サービス ネットワーク 利⽤アプリケーション 検査結果照会 サービス 利⽤アプリケーション ●●サービス ③『サービス』の粒度と複雑性はまちまち 8 サービスとは 業務上の⼀処理を切り出したもの 特定の製品または技術に依存しない 患者情報照会 サービス 患者ID ⽒名、かな、⽣年⽉⽇、性別 単独で機能する 利⽤アプリケーション 患者ID,⽇付 患者担当者情報照会 サービス 主治医、担当医、担当看護師・・・ ⼀般的にはWebサービス (絶対ではない) 9 ESB(Enterprise Service Bus)とは メッセージングエンジン SOAを含めたアプリケーション間通信実現のための 構築モデル・基盤の総称 各種転送技術をサポート(FTP,SMTP,REST等) コーディングレス(プログラム開発なし)で メッセージ連携を実現(する部品が⽤意されている) 転送先の設定指定が可能 変換、翻訳、パターンマッチングが可能 モニタリング、ロギングが可能 条件処理分岐等定義が可能…&c 10 ESBとは クライアント・サーバー型アプリケーション間通信開発に 敏捷性 と 柔軟性 11 情報連携基盤導入の背景 12 をもたらす 病院業務とシステムについて 看護部 ⼿術部 画像検査部⾨ 医局 薬剤部⾨ 検査部⾨ 指⽰と結果報告 電⼦カルテ 看護⽀援システム ⼿術管理 勤務割システム ⼼電図 ナースコール 回転棚 インシデント管理 利⽤材料読取 問診システム 画像検査 システム 調剤管理 検査管理 注射管理 オートラベラ 検像システム ピッキング⽀援 ⾎糖測定 画像管理 (PACS) 投薬チェック 読影システム リハビリ管理 分包システム 物流管理システム ICU管理システム リハビリ部⾨ 放射線物品管理 体温計測 PDI ・部⾨毎の業務(専⾨化)とシステム化 ⽂書・画像管理システム/⽂書作成⽀援システム/⽂書画像参照システム ⽇々の業務は部⾨単体で⾏える (医師の指⽰に基づいた医療⾏為) 職員管理システム ≒ 専⾨性(師)で独⽴した集団・業務体系 グループウェア・ポータルシステム 勤怠管理システム ⼊退室管理システム 13 情報連携プラットフォームが必要とされる理由 部⾨縦割りの業務を補うために部⾨を超えた情報共有・業務連携が必要 • 縦割り業務、予算のために部⾨を超えたシステム投資調整が難しい • これを担ってきたのが電⼦カルテベンダーだが極端な依存度集中による⾒積の⾼騰化なる • 予算に⾒合わず投資を諦めたことによって医療事故も発⽣している どの様なシステム間接続があるか病院が正しく把握できていない • システム間接続が多く複雑 • 多重投資を⾏っている場合もある • 病院IT担当者が少なく実態解明に着⼿できない(IT専任部⾨のない=事務職が兼務する病院が多数) システム間インターフェース(仕様)がブラックボックス • ⾼額な費⽤、カスタマイズは更に⾼額 • システムの制限によってやるべきこと、やりたいことが実現できない • ベンダー間のみの合意によって構築され、病院で把握できていない これらの問題を解決できる部⾨横断的なITインフラとして EnterpriseServiceBus(情報連携基盤)が必要とされている 14 情報接続のモデル これまで 『フルメッシュ』型 『1点集中』『ハブ&スポーク型』 システムが追加されると 連携を個別構築しなければならない すべての接続を作り込むため、 修正や機能強化が困難になります 情報連携基盤導⼊による 相互運⽤性の確保 システム H システム システム A A システム システム G B システム システム F C システム システム E D 蓄積 蓄積 過去データ 過去データ 過去の実績データ システム システム G B 情報連携 基盤 システム システム F 個別連携を作成する 必要性の低減 C システム 蓄積 E システム D 標準的な接続⽅式に転 換できる環境を整える 過去データ 過去の実績データ 部⾨機能の柔軟性を 維持できる 複数システムのデータを再利⽤ するのが非常に困難です。 各システムは連携統合基盤への接続を構築し、 情報連駅基盤が其々のシステム間連携を制御する 15 病院情報連携基盤のモデル 院内連携 院外 電子カルテ 地域連携 放射線 検 PACS 査 情報連携基盤 薬剤 リハビリ 給食 物流 医 事 16 院内情報連携基盤構築事例 連携概要図 Intersystems Ensemble®を利⽤ 標準 ストレージ 拡張 ストレージ 17 構築事例のご紹介 HMネット情報公開連携システム構築 18 HMネット情報公開連携システムの構築 医師会 医療情報ネットワーク 事業主:⾃治体(都道府県) 外部広域ネットワーク網 ポータル 地域連携参加病院群 情報公開基盤 電⼦カルテ 地域患者ID管理 患者公開設定 診療情報の転送 SS-MIXストレージ HL7 ファイルサーバー 標準ストレージ レポート転送 & 命名規約の調整 レポートシス テム PDF 拡張ストレージ 施設ストレージ JPG トレース管理 患者 病院内ネットワーク 19 地域連携接続におけるEnsemble導⼊効果 Ensembleが無い場合 変更の度に苦労が伴い、改善プロセスが回し⾟い (特に医療現場は変更が多く、直前まで決まらない事が多い) 病院イントラ HIS DMZ 連携施設 診療データ レポート 部⾨ 部⾨ 部⾨ 病院イントラ 部⾨ 部⾨ 部⾨ 開⽰ システム ビューワー SS-MIX ストレージ Ensembleが有る場合 HIS 開⽰ システム 部⾨システム等で対応が難しいファイル命名規則や 不⾜処理をEnsembleが吸収 DMZ 連携施設 診療データ 開⽰ システム Ensemble レポート SS-MIX ストレージ 20 開⽰ システム ビューワー 地域連携接続におけるEnsemble導⼊効果 ①開⽰同意した患者情報のみDMZへ出⼒対応 ⇒病院個⼈情報取り扱いポリシーを継続 ②仕様変更・調整発⽣時にEnsembleへの変更中⼼に対応 ⇒変更の都度発⽣する多くのベンダーへの費⽤捻出を低減 ⇒各システムはシステム本来の機能に専念 ⇒病院は参照病院や患者様の為に有るべき姿を追求できる ③メッセージ可視化とアラート通知 ⇒障害発⽣の検知とその切り分け⽀援に活⽤ ⇒状況が切り分けされた状態での障害問合せ ⇒⇒システムダウン時間を短縮化 21 構築事例のご紹介 院内情報連携基盤の構築 22 院内情報連携基盤構築事例 連携概要図 41システム 214メッセージ接続 (2015年10⽉時点) Intersystems Ensemble®を利⽤ 標準 ストレージ 拡張 ストレージ 23 連携構築内訳 送信数 受信数 Ensembleで集約・派⽣しているものもあるので送信数≠受信数、送信数≠全接続数 電⼦カルテ Socket File DB-Write ⽂書画像管理系 [6システム] Socket 24 17 8 2 DB-Read DICOM Storage DB-Read 24 24 10 17 2 19 1 2 画像検査部⾨ [12システム] File Socket 3 3 DICOM Q/R その他 [18システム] File 7 File Socket ⼿術部⾨ [4システム] File 8 Socket DB-Read 8 4 16 4 24 DB-Read DICOM Q/R DICOM Storage MWM 19 11 1 2 1 8 14 4 3 5 1 Ensembleで何ができるか① 情報連携統合基盤の接続(データ可視化・データロギング) 1次利⽤ 統合画像管理製品 電子カルテ システム 看護支援 内視鏡システム Ensemble オーダリング I/Fサーバー 診察⼊⼒ 放射線システム 検査システム 薬剤システム 地域連携システム 画像情報 診療情報 流れているデータを⾃動的に蓄積 Caché I/F 医事会計 システム 通常ですと障害が発⽣した際、切り分けに苦労します。何時何分何秒にどこからどんなデータが流れたかを⾃動的に ログ化しますので、ログを⾒る事により、どこでシステムが⽌まっているのか分かる為に障害解決支援になります。 25 Ensembleで何ができるか② 情報連携統合基盤(データ転送) 検査システム 電子カルテ システム 看護支援 あて先を追加 Ensemble オーダリング I/Fサーバー 診察⼊⼒ 薬剤システム 地域連携システム 例えば、検査結果データを新しく構築するシステムでも利⽤した い場合、Ensembleではデータ転送のあて先を追加するだけで対 応可能です。 Caché I/F 医事会計 システム これまではその都度、接続費⽤が発⽣していましたが、上記の場 合、Ensembleで対応可能なため、開発期間の短縮・開発コスト の低減につながります。(全ての接続費⽤が無くなる訳ではござ いません) 26 Ensembleで何ができるか③ 情報連携統合基盤(データ変換・データ加工) 電子カルテ システム 看護支援 患者ID と処方 データ 薬剤システム 患者IDと 処方データ に基づく検 査データ 地域連携システム 追加・加工 これまでは、HISに合わせて部門システムとの接続を開発し ていましたが、Ensembleでデータを変換、加工しておけば、 将来、仮に上位システムのI/Fが変わっても全て作り直す必 要がなくなり接続費用の低減につながります。(全ての接 続費⽤が無くなる訳ではございません) Caché I/F 医事会計 システム 独⾃ Ensemble オーダリング 変換 I/Fサーバー 診察⼊⼒ 検査システム 医療 標準 これまで電子カルテシステムベンダーや部門システムベン ダーに依頼していた事も、内容によってはEnsembleと部 門システムベンダーのみで対応する事も可能になる場合も あります。 27 Ensembleで何ができるか④ 情報連携統合基盤の接続(メールやアラート) 電子カルテ システム 看護支援 検査システム 薬剤システム Ensemble オーダリング 検査 結果 メール送信 プログラム I/Fサーバー 診察⼊⼒ 検査結果の数値により HISのメールを送信 地域連携システム 追加・加工 Caché これまでこのような事は、個別に開発されていたと思われ ます。 I/F 医事会計 システム 検査システムが出⼒する検査結果により、HISのメール機能 を利⽤してメールを送信したり、アラートを上げたりする ことが可能となり医療安全に繋がるプロセスをIT化するこ とを支援できます。 28 情報の整理ー連携図の作成(単純接続) Ensemble MSL-HIS-RIS001 オーダー再送要求 MSL-HIS-RIS001 :8934 No.113 MSL-HIS-RIS101 ⽣理・内視鏡検査オーダー情報 :8925 No.103,A7023 電⼦カルテシステム ⽣理オーダー再送要求 ⽣理・内視鏡オーダー情報 ⽣理・内視鏡オーダーキャンセル 患者属性更新 患者死亡退院情報 患者受付 ⽣理検査実績 ⽣理・内視鏡会計通知 患者属性情報 A7021,A7022 MSL-HIS-RIS201 MSL-HIS-RIS301 患者受付 111 :8927 MSL-HIS-RIS401 ⽣理検査実績 :8933 :8934 MSL-HIS-RIS101 MSL-HIS-RIS102 MSL-HIS-RIS201 MSL-HIS-RIS201 :8927 :8931 :8926 112 MSL-HIS-RIS401 :8931 No.104 ¥APN¥ORDER¥ dat dat ¥ANP¥START¥ ¥ANP¥END¥ 検査開始情報 dat No.A7027 ¥ANP¥START¥ 検査中⽌/終了情報 dat No.A7028 ¥ANP¥END¥ 検査結果情報 dat,jpg,pdf No.146 ANP¥RESULT¥ ¥PDFC ANP¥RESULT¥ ⽣理・内視鏡オーダー再送要求8938 dat dat No.118 dat,jpg,pdf :8926 MSL-HIS-RIS201 MSL-HIS-RIS101 ⽣理・内視鏡オーダー情報 No.114,A7026 MSL-HIS-RIS102 患者属性情報 :8936 No.A7024,A7025 :8937 MSL-HIS-RIS201 MSL-HIS-RIS301 患者受付 検査指⽰情報 検査開始情報 検査中⽌/終了情報 検査結果情報 筋電図・誘発レポート :8926 ⽣理・内視鏡オーダー情報 オーダーキャンセル 患者情報更新 患者死亡退院情報 MSL-HIS-RIS301 MSL-HIS-RIS401 患者受付情報 ⽣理・内視鏡検査実績 ⽣理・内視鏡会計通知 ソケット連携 ファイル連携 :8936 No.116 ⽣理・内視鏡検査実績 MSL-HIS-RIS401 脳神経検査実績 脳波・筋電図レポート 検査中⽌/終了情報 検査結果情報 内視鏡情報管理システム :8935 MSL-HIS-RIS501 オーダー情報 検査開始情報 ⽣理・内視鏡オーダー再送要求 MSL-HIS-RIS201 :8935 オーダー情報 ⼼電図ファイル MSL-HIS-RIS001 MSL-HIS-RIS101 MSL-HIS-RIS102 ⼼電図ファイリングシステム 脳神経⽣理検査システム ¥APN¥ORDER¥ No.297 MSL-HIS-RIS001 :8938 患者受付情報 ⽣理検査実績 会計通知 オーダー情報 ⼼電図ファイル リネーム ⽣理・内視鏡オーダー再送要求 ⽣理・内視鏡オーダー情報 ⽣理・内視鏡オーダーキャンセル 患者属性更新 患者死亡退院情報 内視鏡部⾨患者受付 内視鏡検査実績 ⽣理・内視鏡会計通知 脳神経検査指⽰ 110 オーダー情報 筋電図レポート 誘発レポート MSL-HIS-RIS301 ⽣理・内視鏡会計通知 MSL-HIS-RIS501 MSL-HIS-RIS501 汎⽤画像統合システム] :8925 MSL-HIS-RIS102 総合⽣理検査システム オーダー再送要求 ⽣理検査オーダー情報 オーダーキャンセル 患者情報更新 患者死亡退院情報 情報発⽣源 8937 No.117 txt ⽣理・内視鏡会計通知 MSL-HIS-RIS501 No.115 病理データ txt 情報送信先 病理システム ¥内視鏡 No.123 病理データ ¥内視鏡 病理データ 29 情報の整理ー連携図の作成(複製パターン) Ensemble 放射線情報管理システム 電⼦カルテシステム 画像オーダー情報 :ポート番号R01 画像検査指⽰ 画像オーダー情報 MSL-HIS-RIS101 オーダーキャンセル MSL-HIS-RIS102 オーダーキャンセル MSL-HIS-RIS101 No223,A6303 MSL-HIS-RIS102 No.Dev008 MSL-HIS-RIS101 A6306 MSL-HIS-RIS102 放射線システムへの指⽰を複製(分配) マンモグラフィ 画像オーダー情報 :ポート番号M01 MSL-HIS-RIS101 オーダーキャンセル MSL-HIS-RIS102 放射線物品管理 画像オーダー情報 ディレクトリH03 主たる連携 複製された連携 オーダーキャンセル ソケット連携 ファイル連携 30 情報の整理ー連携図の作成(DICOM) DICOM連携図 モダリティ記号で保存先をルーティング 統合プラットフォーム [OTHER] Storage 検査画像統合システム 他院持込画像 203 Storage XA 205 Strage US | ES 201 Storage [STORAGE1SCP]:104 [AET 001]:110 STORE 他院持ち込み画像 Q/R [AET 001] 他院提⽰画像 PDI汎⽤⼊出⼒システム 他院持ち込み画像 Storage [AET 001]:110 他院提⽰画像 196 [AET 001]FIND/MOVE [AET 002]FIND/MOVE FIND/MOVE 196-S01 [AET 101]:105 196-S02 [AET 102]:106 STORE 196-S03 [AET 103]:107 [AET 002]:11114 200 [AET 101]:104 [AET 103]:106 FIND/MOVE AET 103 STORE Q/R [AET 102]:105 FIND/MOVE AET 102 STORE []FIND/MOVE 他院提⽰画像 AET 101 AET 101 FIND/MOVE AET 102 FIND/MOVE AET 103 200-S01 [AET 101]:??? STORE 200-S02 [AET 102]:??? STORE 196-S03 [AET 103]:??? 196 AET 101 FIND/MOVE AET 102 FIND/MOVE FIND/MOVE AET 103 [AET 002]:11114 STORE STORE 196-S01 [AET 101]:??? STORE 196-S02 [AET 102]:??? STORE 196-S03 [AET 103]:??? storage [???]:??? STORE 構築(設計・実装) 設計 Ensembleの仕組みとフレームワークがベース II. 部品を作成(Cachéによる実装) 連携⼀覧と仕様を取りまとめ再利⽤可能なパーツを作成 ◇プロトコル(⼿続き)に応じた部品を作成 アダプターモジュール ◇業務要件に応じたパーツを作成 共通プロセスモジュール III. Ensemble上に構築 可能な限りEnsemble(ESB)の標準機能を利⽤ 32 Q/R 他院提⽰画像 [AET 002] 内視鏡検査システム 31 I. 他院持ち込み画像 FIND/MOVE STORE [???]:??? ⼼カテ動画N/Wシステム port:11113 他院持ち込み画像 Q/R [︖︖︖︖] 他院提⽰画像 構築イメージ ⼊⼒元 患者公開設定 (XML) サービス 公開設定 ReadService プロセス 公開設定BP ・開⽰情報Set ・開⽰情報Call ・処理分岐ルールCall オペレーション 出⼒先 開⽰情報 Write 地域連携 患者情報 開⽰DB ⼀括同期更新 (CSP) ⼀括更新起動 Service 処理 分岐 DMZ同期 SSMIX2 INDEXTBL SSMIX2 レポート同期 SSMIX2 標準ストレージ SS-MIX2標準 Read FileService 処理分岐 SSMIX2標準 Write DMZ SSMIX2 Search Delete SSMIX2 標準ストレージ レポートWrite Operation レポート レポートRead FileService レポート DMZレポート Search Delete 連携施設情報 (CSV) 連携施設情報 ReadService 連携施設情報 Operation (診療情報) 3層フレームワークに倣った実装 33 Ensemble上での構築 ESBの標準機能を可能な限り利⽤して構築(コーディングレス) ※特殊な要件についてはCachéObjectScriptによる実装 34 稼働時の対応 接続のモニタリングを実施(下図はEnsembleのモニタ画⾯の⼀部) コネクションの切れた接続の確認 送信待ちデータ(キュー)が増えた場合に相⼿システムへ連絡 ⇒運⽤上問題となる前に障害への対応開始︕ 検証時は問題なかったが、実稼働環境で問題となった接続 ⇒統合基盤で『動く』ように変更・修正 ・・・> ドキュメントへ反映 35 まとめ 36 Ensembleで何ができたか① 情報連携統合基盤の接続(データ可視化・データロギング) メッセージビューワ ビジュアルトレース 何時何分何秒にどこからどんなデータが流れたかを⾃動的にログ化 37 Ensembleで何ができたか② 情報連携統合基盤(データ転送) データ転送のあて先を追加して交換メッセージを再利用できた (振り分け条件も指定できる) 38 Ensembleで何ができたか③ 情報連携統合基盤(データ変換・データ加工) ・異なるI/F仕様間の連携実現 例)電⽂フォーマット変換 電⼦カルテ側 ナースコール連携仕様 ⇒ ナースコールシステム側連携仕様 ・異なる通信⽅式の連携の実現 例)⼿術管理システム ⼿術実施情報(Socket) ⇒ 使⽤機材読取装置 ⼿術実施情報(テキスト) 例)利⽤者管理システム 利⽤者情報(ファイル) ⇒ 電⼦カルテ 利⽤者情報(Database) 39 Ensembleで何ができたか④ 情報連携統合基盤の接続(メールやアラート) アラート通知の仕組みとエラー通知(メール)の実現 電⼦カルテ 通知テーブル E-Mail Ensemble 通知登録サービス 病理システム 病理レポート 診療録監査システム 各種⽂書 エラーモニタリング 読影レポートシステム 読影レポート 40 ⽂書管理システム 取込エラーフォルダ エラー検知 各システム ご清聴ありがとうございました <<本発表に関するご連絡はこちらまで>> 京セラ丸善システムインテグレーション株式会社[http://kmsi.co.jp] ICT基盤サービス事業本部 東⽇本基盤サービス部 東⽇本地域連携ソリューション課 今井 将洋(いまい まさひろ)[email protected] 41
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