26年度 学力向上アクションプラン

横浜市立西金沢中学校
平成26年度 学力向上アクションプラン(案)
学力向上
)
1 学校の状況と地域の実態
(1)釜利谷西小学校との小中一貫校であり
であり、9年間を通しての児童・生徒理解、学習指導の
の推進、小学校教員の中学1
年生の数学の授業での TT、また、
、中学校教員の小学校5・6年生の社会、算数、音楽
音楽、図工、体育、横浜の時間
等への1年間を通しての相互乗り入
入れを行っている。今年度は評価・評定についての研究
研究、幼保小中連携、領域等
のカリキュラムの見直し、施設一体化
施設一体化に向けての取り組みを行う予定である。
(2)2~3学級ずつの小規模な学校であり
であり教科担任の多くは複数の学年にまたがって授業を
を行っている。
(3)年間を通してAETによるコミュニケーション
によるコミュニケーション授業が行われている。
(4)保護者や地域の方々の理解と協力を
を得られている。教育ボランティアには授業、文化的体験
文化的体験などで協力いただいて
いる。またオーストラリアの学校や
や中華学校等と交流したり、動物園や幼稚園、地域と
と連携してキャリア教育や授
業を進めたりしている。
2 今後3年間の方向(中期学校経営方針
中期学校経営方針)
学力向上に関する指導の目標・方針(平成
平成 27 年度末の姿)
・6-3制にとらわれない小中一貫の特色
特色ある教育活動が実施されています。
・PDCA サイクルに基づき、小中一貫カリキュラムを
カリキュラムを適切に実施し、学力の向上が図られています
られています。
・小中の英語担当教員と AET が連携し、
、外国語活動・英語教育を推進し、国際理解教育が
が充実している。
・だれもが、安心して、豊かに生活できるよう
できるよう、小中すべての教職員が情報を共有しています
しています。
・小中教職員が同じベクトルで相互に高
高めあい、活気ある実践研修・研究を進めています。
。
3 横浜市学力学習状況調査等からの
からの平成26年度の実態把握
(1)学力の概要と要因の分析
分析
学力・学習意識・生活意識ともに
ともに市の平均と比べても高い。
特に24年度と25年度を比較
比較すると、
新3年は高い水準
を維持し、新2年生の学力、意識が高まっている様子が見
意識
て取れる。
日ごろの教科担任や
や学級担任のきめ細かな指導
の成果だと思われる。25年度
年度1年生の水準が低く、全体
的に勉強が好きではない生徒が
が多い。
(2)教科学習の状況
○国語:全学年で殆どの項目で市平均を上回
上回っているが、25年度1年生は考える問題が苦手
苦手である。
○社会:25年度2年生の意識が低く、1
1年生の技能が低いが、全学年とも、全体的に正答率
正答率が高い。
○数学:どの分野においても市平均より高
高いレベルである。25年度3年生の意識が大幅に向上
向上した。
○理科:概ね良好な結果、特に25年度3
3年生の学力が大幅に伸びたが、1年生の思考・技能
技能が市平均より下回る。
○外国語:意識、学力ともに全分野において
において大変良好といえる。
(3)経年変化の状況と要因の分析(学習
学習・生活意識調査も含めて分析)
各教科それぞれの設問の通過率はほとんど
はほとんど市の平均を上回っている。標準化得点においても、
、ほぼすべての教科で上回っ
ている。特に2年社会は 106.31、3年英語
年英語 107.40 と高い数値である。経年変化を見ると、25
25年度2年生の社会、理科、
英語の学力が向上しているが、数学の意識と
意識と学力が低下している。また25年度3年生の理科
理科と数学の意識と学力が大幅
に向上している。各学年とも授業についての
についての理解度も高く(よく分かる+だいたい分かるが全体
全体で約77%)25年度2、
3年生の学習意欲も高い。しかし他学年と
と比較すると1年生の学習意欲が低く、学力も全体的
全体的に低めである。全体的に規
範意識や自己肯定感が高い数値であるが、自らすすんであいさつをしたり、
自
コミュニケーションを
コミュニケーションを取るのが苦手な生徒が
多い。また、25年度3年生は家のお手伝
手伝いをすすんでやっているが、1、2年生はあまりやっていない
あまりやっていない。お手伝いと学
力が相関するというデータもあり、向上が
が望まれる。
4 平成26年度 目標と具体的方策
平成26年度 目標
「国際社会で活躍できる力」をつける指導と評価
(1)学校組織としての共通の取組
○9年間に身につける力を視点とした小中一貫教育、小中一貫カリキュラム・評価規準の編成・検証・改善の推進。
・
「国際社会で活躍できる」をキーワードに、各教科で身につける力を設定し、6-3制にとらわれない特色ある教育活動を行う。
・小中で授業を参観し、話し合ったりすることで、特色ある小中一貫カリキュラム・評価規準の編成・検証・改善を行う。
○小中で教職員の指導力向上を図るための研究・研修の継続
・小中一貫の授業研究を通してお互いの授業を参観し、評価することによって自身の授業を振り返り、授業改善にいかす。
○多様化する価値観、異文化理解・多文化共生を進める小中一貫の道徳・総合・特別活動
・小中一貫を見据えた道徳、総合、特活のカリキュラムの見直し。また9年間にわたる金沢動物園との連携を整理する。
・小中の英語担当教諭・AET が連携した国際理解教育を実施する。
(2)学年・教科等としての取組
国語
○
目的や場面に応じ、社会生活にかかわることなどについて相手や場に応
じて話す能力、表現の工夫を評価して聞く能力、課題の解決に向けて話
し合う能力を身に付けさせるとともに、話したり聞いたりして考えを深
○ 国際社会で活躍できる力を育成するための取組
社会
○自分なりの価値観をもち、さまざまな価値観を認め
ることができるような教材の開発、また話し合いな
どの指導法の研究を行う。
めようとする態度を育てるための指導法の研究を行う。
数学
○自分の考えをわかりやすくまとめ、発表することがで
き他者の考え方も理解できるように発表活動を多く取り
入れ、指導法の研究を行う。
理科
○自然や環境に関心をもち、探求する意欲のもてる教
材・指導法の研究、また論理的な思考力を高める指導
を行う。
音楽
美術
○表現活動の中で、互いのよさを認め合い、曲の特徴を十分理解しながら演
○感じとったことや考えたことを基に、豊かに発想し、創意工夫
奏できるようにするための指導法の研究を行う。
○我が国や諸外国の様々な音楽のよさや美しさを味わって鑑賞することがで
きるようにするための指導法や題材の研究を行う。
技術・家庭
○実践的・体験的活動の中で、環境に配慮した適切な
行動ができるような題材を設定する。
して美しく表現することができる教材の開発を行う。
○美術作品のよさや美しさを感じとり、
味わうことができる指導
法の研究を行う。
外国語
○自分とは異なるものに触れることにより自分の考え
を深めたり、間違いを恐れずに自分自身の考えを表
現したりするような場面を意図的に設定する。
特別活動
総合的な学習の時間
○行事活動の充実を図り、学級や生徒会等の様々な単位で培
うことのできる課題を設定し、集団の一員として、より良
い生活を築こうとする自主的・実践的な態度を育てる。
○心身の健康と個性の伸長を大切にし、コミュニケーション
能力を育み、よりよい人間関係を築けるよう支援する。
○ESD学習、世界遺産の学習、キャリア教育等を通し
て、社会的視野を広げ、異文化への理解や共生・協働に
ついて、生徒自らが考え、必要な実践へとつなげてい
く為の指導法や題材の研究を行う。
個別支援
○個別の教育支援計画、個別の指導計画に基づき、言語
に関する学習を充実させ、社会生活に必要なコミュニ
ケーション能力の育成を図る。
保健体育科は「体育健康プラン」
道徳は「豊かな心の育成推進プラン」
に記載する。