消防用設備等点検報告制度 【消防用設備等点検報告制度】 ・甲種乙種防火対象物ともに、 機器点検 - 半年に1回、設備の外観や簡易な操作による点検を行う。 総 合点 検 - 1 年 に1 回 、設 備の 一 部も し くは 全 部を 作 動さ せ 、ま た は使 用 する こ とに よ り、設備 の 総合的な機能を確認する点検を行う。 ・防火対象物の関係者は特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回、消防長または 消防署長に届けなければならない。 【消防設備士または消防設備点検資格者に点検させなければならない防火対象物】 ① 特定防火対象物で延べ面積が1,000㎡以上のもの ②非特定防火対象物で延べ面積が1,000㎡以上のもののうち、消防長または消防署長が火災予防上必要 があると認めて指定したもの。 ③ 16項 の1 ・2 ・3 を 除い た 特 定防 火 対象 物 の用 途 に供 さ れる 部 分が 、避 難 階以 外 の階 に 存す る 防火 対 象物で、当該避難階以外の階から避難階または地上に直通する階段が2(当該階段が屋外に設けら れ 、ま た は 総 務省 令 で 定 める 避 難上 有 効な 構 造を 有 する 場 合に あ って は 1) 以 上設 け られ て いな い もの。 ※上記以外の防火対象物は誰でも点検できる。 【消防設備士】 ・都道府県ごとに年1回以上、消防試験研究センターが実施する資格試験に合格することで取得する 。 ・免状交付は都道府県知事が行う。 ・ 免 状 交 付 を 受 け た 後2 年 以 内、その 後 は5 年 以内 ご とに 都 道府 県 知事 が 行う 講 習を 受 けな け れば な らない。 ・甲種は消防設備等の整備・点検・工事ができるが、乙種は整備・点検しかできない。 ・甲種を受けるには受験資格が必要。 【消防設備士が点検できる消防用設備等の種類】 甲種消防設備士 ・指定区分に応じた消防用設備等の工事・整備・点検をすることができる。 特 類 - 特殊消防用設備等 第1類 - 屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備 第2類 - 泡消火設備 第3類 - 不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備 第4類 - 自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備 第5類 - 金属製避難はしご・救助袋・緩降機 乙種消防設備士 ・指定区分に応じた消防用設備等の整備・点検をすることができる。 第1・2・3・4・5類 - 同上 第6類 - 消火器 第7類 - 漏電火災警報器 -1- 消防用設備等点検報告制度 【消防設備点検資格者】 ・日本消防設備安全センターが行う資格講習により取得できる。 ・受けるには受験資格が必要。 ・取得した後も5年以内ごとに再講習を受けなければならない。 ・指定区分に応じた消防用設備等の点検をすることができる。 【消防設備点検資格者が点検できる消防用設備等の種類】 第1種 屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備・泡消火設備・ 動力消防ポンプ設備・連結散水設備・連結送水管・消防用水・不活性ガス消火設備・ ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備・消火器・簡易消火用具・パッケージ型消火設備・ パッケージ型自動消火設備 第2種 自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備・避難器具・ 漏電火災警報器・非常警報器具・非常警報設備・排煙設備・非常コンセント設備・ 無線通信補助設備・誘導灯・誘導標識 -2-
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