管理事務所建築附帯設備維持管理業務委託 特 記 仕

管理事務所建築附帯設備維持管理業務委託
特 記 仕 様 書
1
業務委託の目的
本仕様書が適用される「管理事務所」「小瀬料金所」「壱分料金所」
は、第二阪奈有料道路の中枢となる重要施設であり、その建築附帯設備
の不具合は直ちに、交通管理、交通管制等の道路管理業務に大きく影響
するものであるから、第二阪奈有料道路の利用者が安全かつ快適に通行
できるよう、奈良県道路公社は(以下「甲」という。)これら建築附帯
設備の維持管理業務を委託するものである。
2
適用の対象
本仕様書は、甲の建築電気設備並びに建築機械設備等の維持管理業務
に適用するものとする。
受託者(以下「乙」という。)は、本仕様書の定めに基づき、信義に
従って誠実、的確、迅速に履行するものとする。
なお、本仕様書に定めのない事項で、管理上当然必要な事項が生じた
場合は、甲の承認を得た後、速やかに実施するものとする。
3
維持管理業務員の資格
(1)第一種電気工事士又は第二種電気工事士資格を有するもの1名
以上
(2)該当する設備区分の消防設備士、又は消防設備点検資格者1名
以上
なお、自社で有し、兼任はさまたげない。また、自社の建築物環境衛
生管理技術者の指導や助言どおりに業務を管理できること。
4
委託の範囲
維持管理を委託する建築附帯設備の範囲は、次のとおりとする。
(1)建築附帯電気設備
イ.照明設備
ロ.照明・動力分電盤
ハ.放送設備
二.自動火災報知設備
ホ.ガス漏れ火災警報設備
ヘ.非常照明設備
ト.電話設備(交換機を除く)
チ.テレビ設備
リ.その他(コンセント、スイッチ、ケーブル等)
(2)建築附帯機械設備
イ.屋内消火栓設備
ロ.給排水衛生設備
ハ.空調設備
二.その他(ダクト、バルブ、配管等)
(3)その他設備
イ.ハンドホール、建具等
(4)除外設備
イ.管理事務所高圧受配電自家発電設備及び電気室給排気設
備
ロ.料金徴収機械設備(ETC設備含む)
ハ.浄化槽設備
5 委託範囲に該当する各設備の仕様、規模等甲が保有する各設備並び
に建築の竣工図による。
6
維持管理計画書の作成承認
乙は、委託業務着手前に、維持管理計画書を1部作成の上、甲に提出
し、その承認を得たのち速やかに維持管理業務を実施することとする。
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維持管理の内容
維持管理の内容は、下記のとおりとし、詳細については、建築保全セ
ンター発行最新版の国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「建築保全業
務共通仕様書」による。
(1)定期点検業務
イ.前期5項に定める電気設備・機械設備全般
・外観目視による点検
1回/月※
※照明器具は、管球及び安定器交換作業を実施すること
・外観目視及び機能点検
2回/年※
※絶縁抵抗測定は、停電可能な範囲に限る。
ロ.防災・非常照明設備
外観及び機能点検
1回/年
外観、機能及び総合点検 1回/年
(ただし、試験機能付の器具に限る。)
(2)記録書、官公庁報告書、消防関係届出書類等の作成業務、
維持管理上必要となる手続き書類一切の作成
(3)他の委託業務、外注修繕工事、改良工事等への協力業務
甲の要請があった場合は、他の委託業務、外注修繕工事、改
良工事等の技術上の問題について協力すること。
8
緊急時の対応
乙は、委託の範囲の設備故障等で緊急の対応が必要となった場合は、
甲の要請に基づき、直ちに技術者を現地に派遣し、応急措置をするもの
とする。
(1)出動要請から、速やかに現場にて作業を開始すること。
(2)設備故障及び不具合の一次切分けを実施するものとする。
一次切分けとは、故障及び不具合原因を調査し、原因となる
箇所を正常箇所から切り離すことや応急措置をすることをい
う。応急措置において、甲が所有する予備品が存在する場合
は、交換作業を実施すること。
(3)作業報告書(写真含む)を1部作成し提出すること。
9
支給材料
甲が乙に支給する材料は、次のとおりとする。
(1)維持管理作業に必要な水、電気、ガス
(2)費用の負担に定めるもの以外のもの
10 費用の負担
乙が維持管理作業上必要な材料等で負担するものは、次のとおりとす
る。
(1)通常の維持管理上必要な作業工具類一切
(2)維持管理要員の被服、軍手、靴等一切
(3)通常の維持管理上必要な油脂類一切
(4)維持管理上必要な測定用計器類一切
(5)維持管理上必要な消耗品
イ.維持管理計画書、報告書等の印刷用紙一切
ロ.維持管理作業上必要な事務用品一切
ハ.前項5項に定める電気設備・機械設備関係の小修
繕に必要な補助材料一切
(接着剤、ボルト、ナット類、補修塗料類、パッキン類、
針金、小容量ヒューズ、端子類、その他これらに類す
るもの)
(6)その他必要に応じて、甲・乙協議するものとする。
11 その他
この仕様書は一定の基準を示すものであり、記載されていない事項で
あっても必要とされる軽微な作業については、金額の範囲内で実施する
ものとする。
この仕様書に疑義を生じた場合には、甲・乙協議するものとする。