青山学院大学理工学部科学・技術セミナー(第2回)

青山学院大学理工学部科学・技術セミナー(第2回)
講 師:橋本 修(理工学部電気電子工学科教授)
テーマ:電波吸収体の技術 〜設計、測定と高性能化〜
【概要】
近年、電波環境は悪化の一途をたどり、このような悪化した電波環境を改善するため電
波吸収体技術の必要性はますます高まってきている。すなわち、電波吸収体の応用分野も、
建築分野、通信分野、自動車分野、物流分野などさまざまな分野にひろがり、その応用に
要求される周波数領域や付加価値も多様化している。最近では、材料面からのアプローチ
だけでなく、金属パターンやアクテイブ素子を用いたアプローチでかなりの付加価値が実
現されている研究も多く発表されるようになった。そこで本講座では、これらの技術につ
いて、その基礎原理から各種設計法・製作法および測定評価法に至るまでの幅広い内容を
説明する。
【目次】
1.
電波吸収体とは
1.1 吸収体の歴史
1.2 吸収体の利用
2.
電波吸収体を設計してみよう
2.1 1層構成のもの
2.2 多層構成のもの
3.
電波吸収材の電気特性を測定してみよう
3.1 測定法の概要
3.2 種測定法
4.
吸収体を評価してみよう
4.1 測定にあたり
4.2 測定法について
5.
電波吸収体を実現してみよう
5.1 材料からの検討
5.2 構造からの検討