自治体における震災アーカイブとは 東北大学災害科学国際研究所 災害アーカイブ研究分野 柴山明寛 東北大学災害科学国際研究所 震災アーカイブの目的 公的機関: 国立国会図書館 県や市町村の図書館など 研究機関: 東北大学 ハーバード大学など 自治体: 被災市町村自治体 民間企業: 河北新報社,NHKグループ Yahoo,Googleなど 市民団体等: NPO法人20世紀 アーカイブ仙台など 後 世 へ の 震 災 記 録 の 伝 承 東北大学災害科学国際研究所 機関で異なる震災アーカイブの役割 例えば ・国立国会図書館「ひなぎく」 各アーカイブ団体と連携し,東日本大震災アーカイ ブを網羅的に検索が可能 → 目録的な役割 ・河北新報社「河北新報 震災アーカイブ」 被災地の地元新聞社として震災直後からの報道記事 の提供 → 被災地の時系列変化を示す役割 ・東北大学「みちのく震録伝」 被災地の実態解明,今後の災害対策に繋げることを 目的にありとあらゆる震災記録の収集 → 震災記録 を解釈し,伝える役割 東北大学災害科学国際研究所 自治体による震災アーカイブの役目とは 【自治体として】 ・今後の災害に備えるための記録の整理 ・災害対応の改善や内部の横の連携強化 【地元住民に対して】 ・復旧・復興の過程の発信 ・防災への意識啓発 ・震災以前からの文化の継承 【地元企業に対して】 ・企業との防災・減災の連携強化の材料 【地元教育機関に対して】 ・防災・減災教材としての提供 【被災地外の自治体に対して】 ・災害経験から得られたノウハウの伝授 【その他】 ・転入者誘致,企業誘致,観光誘致等 東北大学災害科学国際研究所 Support by 多賀城市 × 東北大学 震災を風化させることなく、 記憶と体験、教訓、知見を 「地域の未来」に 多賀城市 × 東北大学 目にしたこと 震災の経験や記録した画像・動画・ 記録文章 耳にしたこと 市民や関係した方々の体験談,今 後の防災・減災対策への意見 心にとどめること 心にとどめて忘れないこと,そし て,次世代への伝承 多賀城市 × 東北大学 復旧・復興 の 見える化 被災経験・ 教訓の 普及啓発 防災・減災 のための 人材育成 千年後の 未来への 伝承 多賀城市 × 東北大学 防災・減災への指針 一人一話 区長,教育関係者,NPO,地元企業,市役所 職員,応援自治体などの震災体験者へのヒア リング(約180人) 多賀城市 × 東北大学 2014年3月中に「たがじょう見聞憶」 ホームページの公開 多賀城市 × 東北大学 防災・減災のための意識啓発パック 多賀城市 × 東北大学 ご静聴ありがとうございました. 東北大学災害科学国際研究所
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