熊本地震災害派遣薬剤師・九州ブロック現地活動報告

熊本地震災害派遣薬剤師・九州ブロック現地活動報告
No.17
平成 28 年 5 月 16 日
【派遣日程】
5 月 7 日（土）～5 月 8 日（日）
【報告者】
佐賀県木寺健司，古賀旭
【メンバー】宮地和子，木寺健司，古賀旭
【派遣先】
益城保健福祉センター
【交通状況】
行き・帰りは渋滞なし。
【ﾗｲﾌﾗｲﾝ】
電気〇、ガス？、水道〇（簡易）
【活動内容】
広安小学校・広安西小学校・益城中央小学校の巡回、ファイル整理の
手伝い
○7日19:00から薬剤師ミーティングに参加し、状況把握。
○8日8:30から広安小学校への巡回によりOTCの配布・お薬相談を行
った。配布したOTCは下剤・痛み止め。看護師と協力することで、
比較的スムーズに巡回が出来た。
その後、2名は広安西小学校を巡回する。担当の保健師が引継ぎを
行っていたため、本部で薬剤師の巡回の放送をいれてもらって、こ
ちらもスムーズに巡回が出来た。1名はファイル整理の手伝いを行
った。ファイル整理の内容は過去のセンターや巡回で行ったOTC配
布やお薬相談などの記録データを集計するもので、今後の災害活動
に生かされると思われる（PDCAのCにあたる）。
昼食後は3人で益城中央小学校を巡回した。イレギュラーで災害処
方せんを受け取ったため、1名がモバイルファーマシーまで薬を取
りに行った。ここで配布したOTCはシップ・かゆみ止めだった（足
・腰が痛い方が多い印象）。
またここを担当されている赤十字の医師へお薬手帳を渡した。益城
中央小学校は11日で避難所を閉鎖するため、その後の医療につなげ
るために現在の処方内容など申し送りを記載するとのことだった。
巡回での相談件数は平均4～5件だった。
もう1カ所、グランメッセへも巡回する予定であったが担当の保健
師とすれ違いになったため断念した。余った時間は投薬を担当した。
○8日19：00 薬剤師ミーティングに参加し帰宅となった。
この日のミーティング時点で手順書もまとめられ、今後は以前より
もスムーズに活動できるものと思われる
【派遣日程】
5 月 9 日（月）～5 月 10 日（火）
【報告者】
福岡県杉本奈緒美
【メンバー】高田淳，原和也，杉本奈緒美
【派遣先】
益城総合体育館
【交通状況】 8:10 久留米市東町出発→10:30益城総合体育館到着
植木インターあたりより徐々に渋滞が始まり、北熊本あたりでピーク
となったが、停滞する事はなく徐行運転状態であった。高速を降りて
からは、一部区間を除いて、スムーズに進む事が出来た。
益城に入ってからの道路状況に変化なし。
【ﾗｲﾌﾗｲﾝ】
現状変化なし。
【活動内容】
薬剤師相談コーナーブースにて、健康相談及びお薬相談をうけつける。
9日相談11件、10日相談8件
9日14時、16時、18時の3回館内を巡回し相談を受ける。15件
10日8時、10時、12時館内及びルミナス、テントを巡回するが相談者
なし。他のチームも定期的に巡回していて、ブッキングする事多いた
め、時間調整は必要と感じた。
相談コーナーでは、一日分や一回分を目処にお渡しした。
体温計の需要があるが、貸し出ししても戻ってこないため、現在相談
コーナーのみでの対応となっている。これからは体温計の需要につい
て考える必要があると思う。
19時10分よりミーティング
19時30分より全体ミーティング。
その他の作業:ブースにある医薬品等の整理、各2箱ずつに縮小、本部
テント内の医薬品等の整理、使わないであろう医薬品、過剰在庫の医
薬品等を整理し熊本県薬へ戻す準備を行う。
医薬品一覧表の整理
10日8時より業務開始
12時30分より引き継ぎ
13時50分
撤収。

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