平成28年度酪農生産基盤確保・強化緊急支援事業募集

総務管理課 ☎ 0824-64-2071
春の農繁期
「目配り・気配り」で
互いに注意喚起
農作業での死亡事故が毎年約 400 件近く発生しています。特に春や秋
などの農繁期での事故が多く見受けられます。
ひとたび、家族や雇用労働者が怪我をした場合は、酪農作業での労働
力を欠くだけでなく、生活面や酪農経営にも大きく影響します。
酪農経営のリスクの一つとして、一人一人が安全意識をもって、危険
な作業を行う場合は一人では作業を行わず、周囲からも危険行為に気配
り、目配りで、農作業事故の発生未然防止に努めましょう。
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
広島県酪農・肉用牛生産近代化計画
(平成 28 年 3 月)策定
広島県は、「酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律」第 2 条の 3 に基づき、平成 27 年度から平成 37 年度ま
での 10 年間を期間とする「広島県酪農・肉用牛生産近代化計画を策定しました。詳しくは、広島県のホームペー
ジから閲覧・ダウンロードできます。
以下にその概要を紹介します。
(概要)
1 基本方針
担い手が将来の生活設計を描ける経営の確立をめざ
し , 既存経営体の規模拡大や企業参入の促進や集落法
人等の和牛経営の育成による生産基盤の強化ととも
に , 販売ターゲットを明確にした付加価値が高く売れ
る県産和牛など , 生産から供給まで一体となった取組
を実施する。
2 酪農
生産構造の転換等による規模拡大と計画的な優良乳
用後継牛の確保と和牛子牛の生産の拡大を推進し , 収
益の最大化を図る。
項 目
総頭数
生乳生産量
県現在 (H25) 177 戸
9,820 頭
60,000 トン
県目標 (H37)
100 戸
8,800 頭
56,700 トン
ー
6.2~6.8 万頭
39.7~
43.9 万トン
国目標
(中四国地域・H37)
3 肉用牛
広島血統に着目し , 他県産和牛との差別化と県産和
牛肉のブランド力の向上を図り , 市場競争力を強化す
るとともに , 牛肉の販売戦略に即した生産体制の強化・
拡大を進める。
5 集乳及び乳業の合理化並びに肉用牛及び牛肉の流通
乳業の合理化は , 一定程度の再編・合理化が進めら
れ高い稼働率を維持し
経産牛
1 戸当たり
ており,生産と消費が
1 頭当たり乳量
飼養頭数
直結した取組を通じ,
8,889 ㎏ / 年・頭
55 頭
地産地消製品の供給の
9,000 ㎏ / 年・頭
88 頭
推進を図る。 8,100~
ー
肉用牛及び牛肉は , 広
9,300 ㎏ / 年・頭
島血統和牛の増頭 , 出荷
頭数の増加や和牛の地域ブランドを推進し , 施設の稼
働率を高めるとともに , 円滑な流通が行われるよう機
能の強化を図る。
ミルクパーラー
戸数
4 自給飼料
①集落法人やコントラクター等の飼料生産組織との
連携を図り , 水田を活用した稲発酵粗飼料(稲 WCS)と
飼料用米等の良質な県内産飼料の生産・利用の拡大を
図る。②肉質・枝肉重量の変化に留意しつつ , 肥育期
間の短縮による効率的な肉用牛生産への生産構造への
転換を進め , 飼料消費量の抑制を図る。③肉用牛繁殖
経営における放牧による水田の有効活用や荒廃農地の
活用などを進める。
広島
2016年
(平成 28年)4月
〔№ 265〕 18
Milk Parlor
事業推進課 ☎ 0824-64-2072
-参加希望者募集【申込み希望の受付期日:5月9日(月)】-
平成28年度酪農生産基盤確保・強化緊急支援事業
参 加 希 望 者 は、 既 に 4 月 16
日付けで組合員宛に通知した
「 平 成 28 年 度 酪 農 生 産 基 盤 確
保・強化緊急支援事業への参加
希望者の取り纏めについて」と
冠する文書に目通しのうえ、同
書同封の「酪農生産基盤確保・
強化緊急支援事業申込書」に必
事業の項目
事業内容とその補助金等
(1)後継者又は後継者が属する酪農経営体のホルスタイン初妊牛の
導入
1 後 継 者 経 営 基 盤 50,000 円以内 / 頭、1 経営体 10 頭を上限、貸付期間は 36 カ月以上
の強化
(2)後継者又はその後継者が属する酪農経営体に対する牛舎の増改
築を行う場合の資材の共同購入・貸付け及び簡易牛舎の整備牛
舎増改築資材の共同購入・貸付け、簡易牛舎の整備
2 乳用牛の円滑な
推進
酪農廃業組合員の 12 か月齢超から 72 か月齢までの乳用牛を継承飼
養し、継承後 1 ヶ月以上の飼養 (32,000 円以内 / 頭)
3 増頭対策の推進
乳用牛頭数の増加を図るため、酪農経営体に対する牛舎の増改築を
行う場合の資材の共同購入・貸付け、簡易牛舎の整備並びに哺乳ロ
ボットの貸付け及びカーフハッチの共同購入
4 暑熱対策の推進
○石灰、ペンキ、寒冷紗、すだれ、植物種子等の暑熱対策資材
○扇風機、細霧器、送風機等の暑熱対策機器
○補 助率 1/2 以内 ※ 1 式 50 万円を超える場合は農協からの貸付
に限る
要事項を記載し、5 月 9 日
(月)
迄に事業推進課又は最寄りの事
業所に提出下さい。
この事業の項目にかかる主な
概要等は右のとおり。
(1)乳用牛の健康診断、飼料分析・設計、技術指導
(2)粗飼料の広域流通等による供給・利用体制の構築
5 繁 殖・ 飼 養・ 衛
生 管 理 技 術 等 の(3)飼養管理資材の共同購入・貸付け
向上
(4)ワクチンの接種、初乳添加剤の給与
(5)ミルカー点検の改善指摘事項の補改修、牛群検査の実施
ビタコーゲン哺育用(春季の下痢防止キャンペーン)
平成 28 年 4 月 ~6 月末の 3 ヶ月間
商品名
ビタコーゲン哺育用(1Kg 入り)
期待できる効果
哺育子牛の健康管理
→ 20g/ 日
導入牛のストレス軽減
→ 50g/ 日(7~10 日)
通常 3,240 円(税込)が
給与量
3,024 円(税込) 母牛の健康管理(産前産後)→
食帯の改善
20~30g/ 日(10~20 日)
50g/ 日(各々 10 日間)
→ 50g/ 回(1~2 日状態をみながら)
平成 28 年度第 1 四半期(4 月 ~6 月)
配合飼料等価格改定幅(お知らせ)
1 広酪製造飼料の価格 ( 主に TMR)
2 系統組織の価格動向
【平成 27 年度第 4 四半期との比較】
【平成 27 年度第 4 四半期との比較】
(改定幅は kg あたりの価格差)
品目名
広酪 TMR25WCS
中泌乳 TMRWCS
産乳用 TMR
移行期 TMR
ファイバーミックス
前期比較
-1.5 円
-1.5 円
-2.1 円
-2.4 円
-2.0 円
(改定幅は kg あたりの価格差)
系統組織の名称
全国酪農業協同組合連合会
西日本くみあい飼料㈱
配合飼料
-3.70 円
-3.70 円
哺育脱脂粉乳
-220 円
-220 円
(価格変動の主な理由) トウモロコシは堅調であるが、大豆粕が軟調に推移しており値下げとなった。
広島
19
2016年
(平成 28年)4月
〔№ 265〕