ソーシャル・ファイナンス研究会のご案内 日本公共政策研究機構(JIPPS)では、このたび「ソーシャル・ファイナンス研究会」を立ち上げ、1 年 程度をかけて、ソーシャル・ファイナンスの現状や可能性について研究を進め、出版を想定した報告書を とりまとめることといたしました。 来る 6 月 11 日(土)に、下記の通り、第 1 回研究会を開催しますので、この分野にご関心をお持ちの 研究者・学生・実践家の皆様は、下記フォームに記入・返送のうえ、ぜひご参加ください。 日時:2016 年 6 月 11 日(土) 14:45 開場 15:00~17:00 第 1 回研究会 17:30~19:00 交流会 ソーシャル・ファイナンスの世界的潮流(概観) 講師:小林立明・日本公共政策研究機構・主任研究員 会場:東京都江東区東雲キャナルコート内 W コンフォートタワーズ・イースト棟 研究会: 2 階会議室 交流会:46 階 JIPPS オフィス(4605 号室) アクセス:東京メトロ有楽町線辰巳駅徒歩 10 分 (参加申込者にアクセス詳細をお知らせします) 定員:50 名程度(入門者歓迎) 【参加申し込みフォーム】 下記フォームを、5 月 31 日(火)までに JIPPS 事務局あてお送りください。 折り返し会場アクセス等詳細をお送りします。 定員に達し次第受付終了予定しますので、早めにお申し込みください。 事務局(申込・問合せ先) :jipps2014 @ gmail.com *********************************************************************** 6 月 11 日(土)ソーシャル・ファイナンス研究会 ( )研究会(15 時~)に参加したい(無料) ( )交流会(17 時半~)にも参加したい(会費 2000 円) ( )今回は参加できないが、今後も ML 等で開催案内などを送ってほしい お名前: ご所属: メルアド1(必須) : メルアド2(任意) : 携帯番号(必須): ************************************************************************ ソーシャル・ファイナンス研究会の概要 1.趣 旨 近年、内外において、 「社会的インパクト債」 、 「社会的投資」 、 「クラウド・ファンディング」など、社会・ 環境分野における新たなソーシャル・ファイナンス手法が登場し、注目を集めている。 英国は、2000年代初頭から、社会的投資政策を推進しており、社会的インパクト債もいち早く導入 した。また、社会的証券取引所の設置、コミュニティ利益会社(CIC)のような新たな法人格の設立、社 会的投資に資金を提供するビッグ・ソサエティ・キャピタルの設立、社会的インパクト評価手法の開発など を通じて、ソーシャル・ファイナンスの基盤を整備してきている。また、グローバルにも、グローバル・イ ンパクト投資ネットワーク(GIIN)が関係者のネットワーク化を進めると共に、インパクト報告・投資基 準(IRIS)を通じてインパクト評価指標の標準化を進めている。さらに、グローバル社会的インパクト投 資ステアリング・グループが設立され、G7諸国を中心に情報共有や政策モニタリングなどが始まってい る。日本でも、社会的インパクト債のモデル事業開始など、関連した動きが見られる。 こうした状況を踏まえ、本研究会では、英国を中心とした海外のソーシャル・ファイナンスの動向をレビ ューし、これを踏まえて日本における新たなソーシャル・ファイナンス導入の可能性について検討する。ま た、こうした新たなソーシャル・ファイナンスの登場が開く、サードセクター研究や NPO 研究分野にお ける新たな地平についても検討したい。 2.取り上げるテーマ (1) イントロダクションと概観 (2) 資金調達手法 a. デット・ファイナンス(NPO 債、擬似私募債、コミュニティ証券等) b. エクイティ・ファイナンス(エクイティ、準株式等) c. 社会的インパクト債 d. クラウドファンディング (寄附型、購買型、投資型等) e. 社会的証券取引 (3) 主要プレーヤー a. 政府、b. 金融機関、c. 財団、d. 社会的投資ファンド、e. 流通市場 f. NPOバンクと市民ファンド (4) 社会的企業 a. 法人格(NPO、協同組合、ソーシャル・ベンチャー、ハイブリッド) b. 成長段階とスケールアップ戦略に応じた資金需要 c. 資金受け入れ体制 (5) 社会的インパクト評価、社会性認証、レーティング、社会的会計・監査 (6) 政策ツールと合意形成 (7) 理論的・実践的課題 3.想定される参加者 ソーシャル・ファイナンスに関心を持つ研究者・大学院生 、金融関係者、NPO・社会的企業実務家、政 府関係者等 4.スケジュール 定例研究会 (夏季期間を除き原則毎月第二土曜日に東京にて) 夏期合宿セミナー(7~9 月に数回軽井沢で) 5.報告書執筆 一部の参加者には、研究会での話題提供や報告書・出版物等の原稿執筆をお願いする予定。
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