平成 27 年度会員合同研修会

5 乳和食等の PR ツールを提供します
組合員等の皆様で、地域行事等で牛乳・乳製品、乳和食を PR・推進に取り組まれる際は、J ミルクの牛乳・
乳製品の PR 並びに乳和食の推進を頂くための各種リーフレットや冊子等を紹介・提供しますので、希望の方は
広酪本所市乳販売促進課(0824-64-2077)
に問い合わせ下さい。
6 乳和食推進のうえでの J ミルクからのお願い
乳和食の推進も 4 年目に入り、各地で様々な取り組みが広がる中で、乳和食の「質」を維持することが新た
な課題となっている。
【乳和食の定義】
味噌や醤油などの伝統的調味料に「コク味」や「旨味」を
有している牛乳(成分無調整牛乳)を組み合わせること
で、利用されている食材本来の風味や特徴を損なわず
に食塩やだしを減らし、美味しく和食を食べてもらう
調理法
改めて「乳和食の定義・調理法」をご理解頂き、オリ
ジナルレシピの開発など地域を活かして乳和食を活用
下さい。
【乳和食 5 つの調理法】
1 だしにする…だし汁を牛乳に代えるだけ。コクで塩分
を抑えます。
2 調味料をわる・のばす…水がわりに牛乳を使って旨味
を残したまま減塩に。
3 ゆでる・ゆで戻す…野菜や乾物に牛乳を使うとコクや
甘みが加わります。
4 溶く…小麦粉を牛乳で溶くと旨味で調味料を減らせま
す。
5 酢を加える…カッテージチーズと乳清にわけると調理
の幅が広がります。
平成 27 年度会員合同研修会
TPP から広島県産牛乳・乳製品の輸出方策を模索 !?
(広島県牛乳普及協会・3 月 25 日 広島中区「KKR 白島」)
牛乳普及協会会員は、農畜産物輸出拡大施設整備
事業(H27 年度予算額 43 億円)、高品質な我が国農林
水産物の輸出促進緊急対策「以降、緊急対策」(H27
年度予算額 131 億円)に関心を深めた。
とりわけ緊急対策では、品目別輸出団体も活用し
(講師の農林水産省 中国四国農政局 渡部幸則総括農政推進官)
広島県牛乳普及協会(会長 岩竹重城)は、平成 27
年度会員合同研修会を 2 部編成で開催し、第 1 部は
農林水産省 中国四国農政局 総括農政推進官 小
野寺成佳氏、渡部幸則氏の両氏を講師に招き、「TPP
の動向、牛乳・乳製品の海外輸出に向けた課題」をテー
マとした講演会を、第 2 部として会員意見交換会を
開催し会員他 28 名が出席した。
講演会の講師は、TPP 発効を踏まえての牛乳・乳製
品の海外販売戦略に備えた国策・予算化に触れ、「農
政新時代(農林水産分野における品目別 TPP 対策【畜
産分野】)、平成 27 年度補正予算・平成 28 年度当初
オールジャパンで輸出拡大に向けた取り組みを支援
として 6 つの事業が組まれ、畜産物輸出については「畜
産物輸出特別支援事業(10 億円)」があり、LL 牛乳の
共同輸送を始めとする牛乳乳製品の冷凍・輸送技術
の実証には興味を持てる内容であった。
この内容から、例えば、広島県内の乳業者が県産
生乳を活用した輸出向け新商品を開発し販売する上
において、広島空港を活用した実証試験が出来ない
ものか、これにより県内酪農家はもとより乳業者・
関連流通業者に経済効果がもたらされないかと模索・
創造を深めるキッカケとなる講演会であった。
第 2 部の意見交換会では、第 1 部の講演会の話題
から将来を創造する意見があった。
予算の概要の資料をもって、関連分野の説明が行わ
れた。
広島
2016年
(平成 28年)4月
〔№ 265〕 20
普及協会の窓
J ミルクブロック会議
(4/13、岡山)
牛乳・乳製品の効果 「認知機能」低下を抑制する効果が判明 !?
平成 28 年度事業方針 全国 7 会場で説明
▼一般社団法人 J ミルク(宮原道男会長)は、全国 7 会
ばいが続いており、平成 28 年度はこれまでの活動
場でブロック会議を開催し、平成 28 年度の事業方
課題を踏まえ戦略設計を開始し、平成 29 年度から
針を説明し、全国の酪農乳業関係者に対して、J ミ
事業を抜本的に見直す方針とされた。
ルク事業の活用を求められた。この内、関連する 3
3 乳和食の推進
つの項目を紹介する。
1 牛乳・乳製品の研究
▼乳和食の活動 3 年目での認知度は、牛乳乳製品に
関する食生活動向調査では 25% と高い結果となり、
▼ J ミルクが組織する「乳の学術連合」
の構成員で、信
州大学医学系研究科 能勢博先生の研究で、「運動
今後は家庭などで具体的に取り入れてもらう二次展
開の強化を図る計画。
直後にコップ 1 杯の牛乳を飲むと血液量が確実に増
▼新たな動きとして、酪農乳業関係者に加えて、外部
え、体温を下げる働きが活発になり、熱中症対策に
の行政・学校給食・企業等の講演、料理講習の要望
役立つことが発表され、このことは、「牛乳の新た
が増加傾向にあり、約 90 回・10,000 人 / 年が小山
な価値」として広く PR を行って来た。
浩子先生による「乳和食」をテーマとした講演・講
▼今回新たに国立長寿医療研究センター 大塚礼先生
習会を受講された。
による研究で、牛乳・乳製品が認知機能低下を抑制
▼また、ウェブサイト・コンテンツの拡充として、乳
することや、牛乳・乳製品に多く含まれる短鎖脂肪
和食レシピについて、小山浩子先生の著書等から乳
酸、中鎖脂肪酸にもその抑制効果が示されることが
和食 20 レシピを追加、さらに 13 レシピの調理動
わかってきたと発表され、新たな牛乳の価値として
画を追加された。
論文が発表された。
▼ J ミルク乳和食 HP
▼平成 28 年度の研究では、東京オリンピックに向け
http://www.j-milk.jp/nyuwashoku/
て、「トップアスリートの牛乳・乳製品摂取状況と
健康状態との関係」を調査することとされており、
国立スポーツ科学センターによるリオ五輪出場選手
約 500 名を対象とした牛乳・乳製品摂取と健康状
態との関連を研究される予定。(結果は平成 29 年に
公表予定)
4 広島県牛乳普及協会の今後の取り組み
▼前述の事業を活用し、牛乳・乳製品の普及拡大へ向
2 牛乳の日、牛乳月間の取り組み
けて、牛乳の新たな価値の訴求、乳和食の推進活動
について、協調した取り組みをもって推進にあたる。
▼牛乳乳製品に関する食生活動向調査(15~70 代の男
女を対象としたインターネットを活用した消費者パ
ネル(約 11,000 サンプル)に対する年 1 回のアンケー
ト調査)によると、牛乳の日の認知度推移は、平成
25 年 17%、平成 26 年 15%、平成 27 年 15%(うち、
牛乳の日 =6 月 1 日と認識は 2.2%)と、認知度を高
めることを掲げ活
ものの認知度は横
広島
21
2016年
(平成 28年)4月
〔№ 265〕
(推進ツールの一部 )
※リーフレットの一部は J ミルク HP からも
ダウンロード出来ます。
→
動を継続してきた