産 ◆ 婦 人 科 産婦人科の特徴・基本方針・到達目標 当院は、昭和9年に横浜山下町(神奈川県庁に近接)に開設された横浜市内で有 数の歴史と伝統を誇る病院です。その中でも、産婦人科は、開設当時より高度な医 療と抜群のスタッフ数で地域の医療をリードしてきました。みなとみらい地区に移 転(平成8年)した現在でも、その地位は変わっておらず、大学病院からの患者さ んもセカンドオピニオンで訪れています。 現在のスタッフは、常勤の産婦人科専門医7名、後期臨床研修医(産婦人科専攻 医)3名、準常勤(週3日~4日勤務)の非常勤産婦人科専門医2名の計12名で 診療を行っています。その他に手術日(火、金の午前・午後で縦3列)には、非常 勤産婦人科専門医3名が研修や指導に関わっています。 大学病院以外で、これだけの産婦人科スタッフが勤務している病院は全国的にも少 ないと思います。そのため、後期臨床研修医(専攻医)の当直業務は、月に平日4 回、休日2回と他の医療施設に比べても少なく、その分昼間の研修に力を注げるよ うになっています。 研修そのものも、必ず1名の指導医を1年間固定してマンツーマン指導できる体 制を取り入れています。また、毎週火曜日の朝に全員でのカンファレンスを行い、 情報を共有するよう心がけているとともに、スタッフ全員からアドバイスを受けや すいようにしてあります。もちろん、後期臨床研修医が産婦人科専門医に合格でき るように部長以下全員でバックアップをします。 平成25年4月からも専攻医指導施設の指定を継続して受け、当院のみの研修で 受験資格が得られる「総合型専攻医指導施設」として登録されています。当院で 3 年間研修すれば、症例数は十分経験でき、手術も他ではあまりない腹式子宮全摘術 を術者として日常的にこなせます。また、無痛分娩も当院には歴史があり、麻酔科 の全面的な協力を得て、年間200例ほど経験ができます。学会発表も複数回経験 でき、意欲があれば、日本中どこにでも学会出張が可能です。 もちろん臨床はとても忙しく、当病院では机の前で勉強する時間はないかもしれ ませんが、貴重な臨床経験をたくさん積むことができ、将来、専門医になってもそ の経験を生かし、後輩の指導ができるようになるまで育成したいと思います。 是非とも、我々と一緒に明るく働きましょう。 ◆ 指導責任者 中野眞佐男(産婦人科部長) 日本産科婦人科学会専門医 ◆ 教育課程 3年 ◆ 教育内容 日本産科婦人科学会専門医制度に準拠したカリキュラム ◆ 関連大学 ・慶應義塾大学 ・聖マリアンナ医科大学 ◆ 研修終了後の選択肢 けいゆう病院の定める採用試験に合格した場合は、けいゆう病院産婦人科医員とし て採用します。また、関連大学に入局したい場合も各大学教授を通して推薦します。
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