仕様書 伝統的工芸品新商品開発・販路開拓事業業務委託 この仕様書は,鈴鹿市が委託する伝統的工芸品新商品開発・販路開拓事業業務(以下「本 業務」という。 )を円滑かつ効果的に実施するために必要な事項を定める。 1 目的 本業務は,伝統的工芸品の技術を活かした意匠開発や新たなライフスタイルの提案 等による需要開拓を行い,消費者への適正な情報発信を行うことにより,産地の維持・ 発展につなげていくことを目的とする。 2 事業内容 ① 伝統的工芸品新商品開発事業 新商品開発等を目的とした事業。 (デザイナー等専門家を活用した新商品開発及び求 評会の実施等。 ) ② 伝統的工芸品販路開拓事業 既存商品及び新商品の普及啓発及び販路開拓を目的とした事業。(展示会・実演会・ 製作体験の実施等。 ) 3 事業期間 契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日(金)までのうち必要な期間 4 対象経費 資料 1 のとおり 5 対象経費全般に渡る留意事項 ①事業の成果が本制度の目的に資するものでない場合,対象経費として認めない場合 があります。 ②事業を行うにあたっては,当該対象経費が明確に区分できるよう経理を行うととも に,その収支の事実を裏付ける証拠書類を整理して下さい。 (海外渡航費については, 支出の証明書類として,航空券の半券,パスポートの出入国記録のコピー等が必要と なります。 ) ③帳簿等の証拠書類は,事業の終了後 5 年間保存しておいて下さい。 ④単価 50 万円以上の取得財産については,鈴鹿市長の承認が必要です。 ⑤収支の事実は,客観的に確認できることが必要です。原則として,支払い方法は銀行 等の預金口座への振込とし,現金決済は認められません。やむを得ず現金決済を行う 場合は,事前に鈴鹿市長に相談し,理由書を提出して頂く必要がありますが,場合に よっては交付対象外となります。 ⑥事業終了後の金額確定にあたり,対象物や帳簿類の確認ができない場合は交付対象 外となります。 ⑦旅費(海外渡航費含む)について,委託事業以外の用務が一連の旅程に含まれる場合 は,按分等の方式により当該事業に係る部分のみを交付対象とします。 ⑧事業実施期間内に事業者負担額を上回る収入が発生した場合は,委託費から減額す る場合があります。 ⑨以下については,経費の対象になりません。 ☛商品の消費者への直接販売及び販売を目的とした製品・商品等の生産に係る経費。 (テスト販売(※)は可。 ) ※テスト販売とは,受託業務者が試作品等を,限定された期間などで不特定多数の 人に対して試験的に販売し,商品仕様,顧客の反応等を測定・分析し,試作品に 改良・修正を加えて本格的な生産・販売活動に繋げるための事業のことをいいま す。よって,実施の際は消費者等へアンケート調査等を実施し,結果の分析を行 って下さい。 ☛委託決定日前に発注・購入・契約等を実施したものに係る経費。 ☛不動産購入や生産のための設備購入費用,パソコンやサーバの購入費,ウェブサ イト作成に係るシステム構築費及び維持・管理費,受託業務者の事務所等に係る家 賃,保証金,敷金,仲介手数料。 ☛振込手数料 ☛グリーン車,ビジネスクラス等,特別に付加された旅行料金 ☛海外渡航(旅行)保険料 6 事業の実施 ①業務受託者は,本業務が鈴鹿市との委託に基づく公的事業であることを十分認識し, 適正な事業及び経費の執行に努めること。 ②業務受託者は,本業務の実施にあたり,決算書類,出納整理簿,支払振込書及び請求 書や納品書等の会計関係帳簿類を整理すると共に,帳簿や預金口座を本業務単独で 整理すること。 ③本業務において,業務の終了後も含めて,今後鈴鹿市監査委員会や会計検査院の検査 対象となる場合があるので,業務受託者は検査に積極的に協力すること。 ④業務受託者は,鈴鹿市と十分な打ち合わせを行うと共に,打ち合わせのための資料等 の作成を行うこと。 ⑤業務受託者は,実績報告書の記載内容が確認できる書類として,②で規定する会計関 係帳簿類を事業終了後 5 年間保存しておくこと。 7 財産権の取扱い 委託事業により生じた特許権等の知的財産権は,発注者に属するものとする。 8 実績報告 (1)業務終了後の報告 業務受託者は,本業務終了後 30 日以内に,遅滞なく次の事項を記載した実績報 告書(様式 3)を鈴鹿市に提出しなければならない。 ①事業実績 ②事業の目的・目標の達成状況 ③事業に要した経費の内訳 (2)事業期間中の中間報告 業務受託者は,委託契約締結後,事業期間中に鈴鹿市から求めがあった場合は, その時点での事業の進捗状況や実績,経費の執行状況について報告しなければな らない。 9 その他 ①代金の支払いについて,受託業務者は前金として請負代金の一部を請求することが できる。なお,前金の限度は請負代金の3分の2以内とする。請負代金の精算は,業 務完了後,事業に要した経費として適切と認められた額から前金支払い額を除いた ものとする。 ②業務の内容について,疑義が生じた場合はその都度,鈴鹿市と協議し決定する。 ③公の事業の受託業務であることを常に念頭において,公平・公正な事業を行うことと する。 資料1 補助対象経費 事業名 経 企画会議費 費 内 容 事務局員打合せ旅費,専門家謝金,専門家旅費,会場 費,会議費 ※専門家謝金及び専門家旅費については,会議開催時 だけでなく,事業全体を通じてその遂行に必要な指 導・助言等を受けた場合に対象とする。 新 商 新商品開発費 マーケティング調査費,事務打合せ旅費,専門家外注 品 費(デザイン費等),専門家旅費,新商品試作費(原材 開 料費,簡単な工具・用具類の購入費を含む) 発 事 求評会開催等事業費 出展旅費,会場費,設営・装飾費,出品梱包及び運送 費,通訳・翻訳費,アルバイト賃金,保険料,外注費, 業 印刷・広報費(ポスター・パンフレット・ウェブサイ ト・開催要領・案内状作成費,発送費,掲載費等) ,消 耗品費 求評会等成果検討費 アンケート等印刷費,報告書作成費 企画会議費 専門家謝金,専門家旅費,会場費,会議費 展示会開催等事業費 マーケティング調査費,事務打合せ旅費,通信連絡費, 販 印刷・広報費(ポスター・パンフレット・ウェブサイ 路 ト・開催要領・案内状作成費,発送費,掲載費等) ,映 開 像資料等作成費,出展旅費,会場費,設営・装飾費, 拓 出品物梱包及び運送費,通訳・翻訳費,アルバイト賃 金,保険料,外注費,知的財産権出願関連費,展示会 事 場内において実演等を行う場合の実演等謝金,実演等 業 旅費,原材料費(必要最小限の量) 展示会等成果検討費 アンケート等印刷費,報告書作成費 ※その他事業に要する経費であって,当該実施事業内容から市長が必要であると認めた経 費を補助対象とする。
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