平成28年度社会福祉法人等指導監査実施計画 1.基本方針 船橋市社会福祉法人等指導監査要綱及び国の法定受託事務に関する法人監査の 処理基準並びに自治事務に関する各施設の指導監査指針等に基づき、効果的な実施 に努める。 2.対象法人・施設 (1)社会福祉法人 (2)障害者支援施設 (3)老人福祉施設(養護老人ホーム・特別養護老人ホーム・軽費老人ホーム) (4)児童福祉施設(助産施設・母子生活支援施設・保育所・幼保連携型認定こども 園) 3.監査形態 (1)一般監査の実施 社会福祉法人については、特に法人運営及び施設運営に問題が認められない場 合は実地監査を2年に1回行う。 社会福祉施設については、前年度実地監査を実施し、運営及び利用者等の処遇 上大きな問題がないと認められた施設は書面監査を実施する。それ以外の施設は 実地監査を行う。 なお、児童福祉施設(幼保連携型認定こども園を除く)については、児童福祉 法施行令第38条において年1回以上の実地監査を行う規定があるため、今年度 も全施設について実地監査を行う。 (2)特別監査の実施 運営等に問題を有する法人・施設を対象として随時実施する。 4.指導監査の重点項目 前年度の指導監査結果及び厚生労働省の通知等を踏まえ、以下を今年度の重点事項 とする。 〔社会福祉法人・障害者支援施設・老人福祉施設 ・児童福祉施設(助産施設・母子生活支援施設)〕 (1)法人運営の適正化 ① 理事会機能の強化 理事会議事録を検査することにより要審議事項が審議されているか確認し、 その適正化を図る。 (2)施設運営の適正実施の確保 ① 非常災害対策の強化 非常災害に関する具体的計画を立て、消火訓練及び避難訓練を施設種別ごと に定められた回数以上適切に実施しているか、またその結果を適切に記録・保 管しているか確認し、その適正化を図る。 ② 事故防止に向けた取り組み 事故の発生・再発防止のための取り組みや、施設内で発生した事故の報告状 況について確認し、その適正化を図る。 (3)適切な入所者処遇の確保 ① 感染症、食中毒の発生・まん延防止対策の徹底 感染症又は食中毒の予防及びまん延防止のための指針を整備しているか、定 期的に職員への研修は行っているか等について確認し、その適正化を図る。 ② 虐待防止に向けた取り組み 職員研修の実施等、施設として虐待防止への取り組みを行っているかについ て確認し、その適正化を図る。 (4)会計管理の適正化 ① 新会計基準に基づく適正な決算関係書類の作成 平成27年度に全ての法人が新会計基準に移行したため、その決算書が新会 計基準に沿って正しく作成されているか確認し、その適正化を図る。 ② 現金管理の適正化 収納した現金を社会福祉法人の経理規程に定める期間内に金融機関に預け 入れているか、毎日の現金の出納終了後にその残高と帳簿残高を照合している かどうか確認し、その適正化を図る。 〔児童福祉施設(保育所・幼保連携型認定こども園)〕 (1)非常災害対策の強化 非常災害に対する具体的な計画を立て、避難及び消火に対する訓練を月1回 以上実施し、その結果が適切に記録・保管されているか確認し、その適正化を 図る。 (2)感染症・食中毒の発生及びまん延防止対策の徹底 感染症又は食中毒への予防対策や発生状況、発生後の対応等について確認し、 その適正化を図る。 (3)設備の基準及び職員配置基準の遵守 基準条例に定める設備の基準を満たしているか、職員配置基準における職員 の数及び資格等を満たしているか確認し、適切な入所者処遇の確保を図る。
© Copyright 2024 ExpyDoc