4者協定プレスリリース

東京都と福島県、産業技術総合研究所および東京都環境公社が
CO2 フリー水素の活用に向けた連携・協力の協定を締結
- 福島県産の CO2 フリー水素の活用とそれを通じた福島県内の
再生可能エネルギー導入の推進を目指して -
平成 28 年 5 月 17 日
東京都
福島県
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
公益財団法人 東京都環境公社
■ ポイント ■
・ 再生可能エネルギーを活用した、製造時に CO2 を排出しない CO2 フリー水素の研究開発を推進
・ 再生可能エネルギー先駆けの地を目指す福島県内において、再生可能エネルギーを活用した CO2
フリー水素の製造と利用の実証
・ 再生可能エネルギーの導入拡大やエネルギー関連産業の集積などにより復興を目指す福島県を後
押し
■ 概 要 ■
東京都【知事 舛添 要一】、福島県【知事 内堀 雅雄】、国立研究開発法人 産業技術総合研究所
【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)および公益財団法人 東京都環境公社【理事長 森 浩志】
は、平成 28 年 5 月 17 日に CO2 フリー水素や再生可能エネルギーの研究開発などに関する連携・協力
のための協定を締結した。本協定は、福島県産の CO2 フリー水素の活用とそれを通じた福島県内の再
生可能エネルギー導入の推進を目指すとともに、福島県の震災復興を支援するものである。
■ 協定締結の背景・ねらい ■
東京都は水素社会の実現に向けて、燃料電池自動車の普及、水素ステーションの整備促進など様々
な施策を実施している。また、再生可能エネルギーの先駆けの地を目指す福島県は再生可能エネルギ
ーの大量導入に必要な水素の利活用に関する研究開発など先進的な取り組みを展開中である。産総
研は再生可能エネルギー・水素分野における研究開発や地元企業などとの共同研究を実施中である。
東京都環境公社 東京都環境科学研究所は水素エネルギーの活用に向けた新たな調査研究を平成 28
年度から開始した。本協定は、こうした四者の取り組みを連携させ、「福島県産」CO2 フリー水素の積極
的な活用と水素社会の実現に向けた取り組みを推進するとともに、震災復興を加速することを目指して
いる。
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■ 具体的な連携・協力内容 ■
協定に基づく連携・協力事項として、CO2 フリー水素の活用および再生可能エネルギー分野における
研究開発の強化、福島県内企業などとの技術開発連携事業を推進するほか、人材育成・人材交流、情
報発信・成果普及などに取り組む。
連携当初は以下の取り組みを行う。
1. 研究開発
CO2 フリー水素の製造、輸送・貯蔵、利用に関する研究開発の実施
※CO2 フリー水素の活用および水素を利用したエネルギーマネジメントの構築などに向け、連
絡会議を設置(事務局:東京都環境公社 東京都環境科学研究所)
2. 人材育成・人材交流
研究者の人材交流、企業技術者の人材育成
・ 東京都環境公社 東京都環境科学研究所の研究員を産総研 福島再生可能エネルギー研究
所で受入れ、共同研究を行う。
・ 産総研は、CO2 フリー水素関連技術などを組み込んだ社会インフラ実用化開発に取り組む福
島県内企業人材への技術支援を行う。
3. 情報発信・成果普及
CO2 フリー水素などの普及を目指した広報・PR
・ 福島県や東京都などで開催される水素、再生可能エネルギー、環境に関連するイベントで、福
島県の水素・再生可能エネルギー施策・技術開発や東京都の水素社会の実現に向けた取り
組み、本連携協定の取り組みを PR する。
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■ 本件問い合わせ先 ■
東京都 環境局 地球環境エネルギー部 次世代エネルギー推進課
〒163-8001 東京都新宿区西新宿 2-8-1
TEL:03-5388-3522 内線 42-770 FAX:03-5388-1380
福島県 商工労働部 産業創出課
〒960-8670 福島県福島市杉妻町 2-16
TEL:024-521-8286 FAX:024-521-7932
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所 産学官連携推進室
〒963-0298 福島県郡山市待池台 2-2-9
TEL:024-963-0813 FAX:024-963-0824
E-mail:[email protected]
公益財団法人 東京都環境公社
東京都環境科学研究所 研究調整課
〒136-0075 東京都江東区新砂 1-7-5
TEL:03-3699-1331 FAX:03-3699-1345
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