ASIA Indicators

1/6
ASIA Indicators
定例経済指標レポート
中国、商品市況上昇の影響が徐々に表面化(Asia Weekly (5/8~5/13))
~インドの物価は引き続き食料品価格の動向次第の様相~
発表日:2016 年 5 月 13 日(金)
第一生命経済研究所 経済調査部
主席エコノミスト 西濵 徹(03-5221-4522)
○経済指標の振り返り
発表日
結果
コンセンサス
前回
(中国)4 月輸出(前年比)
▲1.8%
+0.0%
+11.5%
4 月輸入(前年比)
▲10.9%
▲4.0%
▲7.6%
(台湾)4 月輸出(前年比)
▲6.5%
▲8.0%
▲11.4%
4 月輸入(前年比)
▲9.6%
▲8.8%
▲17.0%
5/10(火) (中国)4 月消費者物価(前年比)
+2.3%
+2.3%
+2.3%
4 月生産者物価(前年比)
▲3.4%
▲3.7%
▲4.3%
3.7%
3.7%
3.8%
1.50%
1.50%
1.50%
+2.8%
+3.0%
+3.9%
4.00%
4.00%
4.00%
(インド)4 月消費者物価(前年比)
+5.39%
+5.05%
+4.83%
3 月鉱工業生産(前年比)
+0.1%
+2.5%
+2.0%
1.50%
1.50%
1.50%
(マレーシア)1-3 月期実質 GDP(前年比)
+4.2%
+4.0%
+4.5%
(シンガポール)3 月小売売上高(前年比)
+5.1%
+3.6%
▲3.1%
5/8(日)
5/9(月)
指標、イベントなど
5/11(水) (韓国)4 月失業率(季調済)
(タイ)金融政策委員会(政策金利)
5/12(木) (マレーシア)3 月鉱工業生産(前年比)
(フィリピン)金融政策委員会(翌日物借入金利)
5/13(金) (韓国)金融政策委員会(政策金利)
(注)コンセンサスは Bloomberg 及び THOMSON REUTERS 調査。灰色で囲んでいる指標は本レポートで解説を行っています。
[中国]
~商品市況の上昇により生産者物価で上昇圧力が高まるも、消費財物価は依然落ち着いた展開~
10 日に発表された4月の消費者物価は前年同月比+2.3%となり、前月(同+2.3%)と同じ伸びとなるな
ど3ヶ月連続の横這いで推移している。前月比は▲0.2%と前月(同▲0.4%)から2ヶ月連続で下落基調が続
いており、生鮮品を中心とする食料品価格が下落基調を強めていることに加え、エネルギー価格の下落基調も
続くなど生活必需品を中心に物価下落が続いていることが影響している。なお、食料品とエネルギーを除いた
コアインフレ率も前年同月比+1.5%と前月(同+1.5%)から横這いで推移しており、前月比は+0.2%と前
月(同+0.0%)から上昇ペースは加速しているものの、依然として落ち着いている。医療関連など一部でサ
ービス物価に上昇圧力が掛かっているほか、このところの不動産価格の上昇を背景に住宅関連物価も上昇して
いる一方、娯楽関連をはじめとする幅広いサービス物価は落ち着いており、先行きの景気に対する不透明感な
ども重なり、物価上昇圧力が高まりやすい環境とはなっていない。
なお、同日発表された川上の物価に当たる生産者物価は前年同月比▲3.4%と 50 ヶ月連続のマイナスで推移
しているものの、前月(同▲4.3%)からマイナス幅は縮小している。前月比も+0.7%と前月(同+0.5%)
から2ヶ月連続で上昇しており、そのペースも加速するなど物価上昇圧力が高まりつつある。ただし、内訳を
みると原油をはじめとする国際商品市況が上昇基調にあることを反映して原油・天然ガス関連や非鉄金属など
で物価上昇の動きがみられる一方、日用品や耐久消費財など一般的な消費財では依然として全般的に物価上昇
圧力は高まっていない。先行きについてはエネルギー価格の上昇に繋がる可能性は考えられるものの、消費財
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
2/6
価格に波及していないことを勘案すれば、消費者段階の物価も当面高まりにくい展開が続くと予想される。
図 1 CN 消費者物価の推移
(出所)国家統計局, CEIC より第一生命経済研究所作成
[インド]
図 2 CN 生産者物価の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
~先行きのインフレ率についても食料品価格の動向が全体を左右する展開は変わらない模様~
12 日に発表された4月の消費者物価は前年同月比+5.39%となり、前月(同+4.83%)から加速した。前
月比も+0.95%と前月(同+0.00%)から上昇ペースが大幅に加速している。生鮮品を中心に食料品価格が上
昇していることに加え、今年は西部での高温と干ばつの影響でサトウキビの生産が低迷するなか、砂糖価格の
上昇も食料品価格の上昇ペースを加速する一因になっている。他方、足下では原油相場に底入れの動きが出て
いるにも拘らず燃料価格は低く抑えられており、生活必需品を巡る価格動向はまちまちの展開となっている。
なお、当研究所が試算した食料品とエネルギーを除いたコアインフレ率は前月からわずかに加速しているもの
の、依然として低水準での推移が続くなど物価上昇圧力は抑えられている。足下のインフレ率は政府と中銀が
合意しているインフレ目標(2~6%)の範囲内に収まるなか、今年はモンスーン(雨季)の雨量が例年をや
や上回る水準になるとの見通しが出ており、仮にこれが実現した場合においては、先行きについては食料品に
対する物価上昇圧力が和らぐことも期待される。
また、同日発表された3月の鉱工業生産は前年同月比+0.1%となり、前月(同+2.0%)から減速した。当
研究所が試算した季節調整値に基づく前月比では、前月に大きく拡大した反動も重なり2ヶ月ぶりに減少に転
じるなど一進一退の展開が続いている。全般的な景気の底入れを反映して発電量には底堅い動きがみられるも
のの、過去数ヶ月に亘って堅調な推移をみせてきた資本財や中間財のみならず、消費財の生産にも一服感が出
ている。なお、先行きについてはインフレ率が依然として落ち着いた推移をみせていることや、先月の準備銀
による利下げの効果発現も期待されることから、底堅い動きが続くと見込まれる。
図 3 IN インフレ率の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
[韓国]
図 4 IN 鉱工業生産の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
~高齢層のみならず働き盛り世代でも自発的失業が増加しており、雇用環境は一段と厳しい展開~
11 日に発表された4月の失業率(季調済)は 3.7%となり、前月(3.8%)から 0.1pt 改善した。失業者数
は前月比▲2.8 万人と前月(同▲6.3 万人)から2ヶ月連続で減少しており、前月に大きく減少した高齢層の
みならず、すべての年齢層で減少する動きがみられる。一方、雇用者数も前月比▲9.3 万人と2ヶ月連続で減
少している上、前月(同▲3.1 万人)からそのペースは加速しており、60 代以上の高齢層で大幅に減少する動
きがみられるほか、30~40 代のいわゆる「働き盛り世代」でも減少ペースが加速するなど幅広い層で雇用調
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
3/6
整圧力が強まっている。雇用形態別でも非正規雇用者のみならず、正規雇用者でも調整圧力が強まる動きがみ
られる。こうした状況にも拘らず失業率が改善した背景には、労働力人口が前月比▲1.2 万人と前月(同▲0.9
万人)に続いて減少していることが挙げられ、これに伴い労働参加率が 62.4%と前月(62.8%)から 0.4pt
低下したことが影響している。この動きは高齢層のみならず、働き盛り世代においても自発的失業が増大して
いることを意味しており、雇用環境は見た目以上に厳しい状況にあると判断出来る。
13 日、韓国銀行は定例の金融政策委員会を開催し、政策金利を 11 会合連続で 1.50%に据え置く決定を行っ
た。会合後に発表された声明文では、海外経済に対する見方は前回会合からほぼ変わっておらず、同国経済に
ついても雇用の拡大ペースが一段と鈍化している状況が確認されたものの、先行きについては依然「内需主導
で緩やかな回復が続く」との見方を据え置いている。さらに、物価についても引き続き低水準での推移が続く
との見方を据え置いている。全体的な景気及び物価に対する見通しは変わっていないものの、先月実施された
総選挙で与党が大敗北を喫する事態となるなか、今後の政策の方向性は政治情勢に左右される可能性は残され
ていると判断出来よう。
図 5 KR 雇用環境の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
[タイ]
図 6 KR 政策金利の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
~景気見通しの下振れを意識する姿勢はあるが、金融市場の落ち着きを理由に金利を据え置く~
11 日、タイ銀行は定例の金融政策委員会を開催し、政策金利を8会合連続で 1.50%に据え置く決定を行っ
た。会合後に発表された声明文では、同国経済について「公共投資の進捗や観光客の回復に伴い緩やかな拡大
が続いている一方、輸出の弱さを反映して企業の設備投資意欲は乏しく、干ばつに伴う農村部の所得環境の悪
化により個人消費も弱い」との見方を示し、
「以前の見通しに比べて下振れ圧力が掛かる」とした。他方、海
外経済については「脆弱である」とし、足下で通貨バーツ相場が上昇基調を強めていることについて「景気回
復を妨げる」との認識を示した。先行きについては、引き続き「先進国の金融政策の方向性が海外資金の動向
やそれに伴うバーツ相場の行方を左右する」としている。直近のインフレ率はベース効果の影響でプラスに転
じているものの、
「コアインフレ率の低迷はインフレ圧力の弱さを反映し」ており、先行きは「原油相場の不
確実性は懸念されるが、内需の弱さを反映して緩やかな上昇に留まる」とした。前回会合においては、先行き
の政策の方向性として「追加緩和の余地を残す」との認識がしめされたが、今回の決定は全会一致で据え置き
を決定しており、足下で国際金融市場を巡る不透明感が後退したことも金利据え置きを後押ししたとみられる。
図 7 TH 政策金利の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
4/6
[フィリピン]
~先行きのインフレに下方バイアスが掛かるとの見方を維持し、政策金利据え置きを決定~
12 日、フィリピン中央銀行は定例の金融政策委員会を開催し、政策金利である翌日物借入金利と翌日物貸
出金利を 13 会合連続でそれぞれ 4.00%、6.00%に据え置く決定を行った。短期特別預金口座(SDA)に対
する適用金利も 2.50%、預金準備率も 20.00%とすべての金融政策ツールが据え置かれている。会合後に発表
された声明文では、前回会合同様「来年にかけてインフレ率は 3.0±1.0%の目標域内に収まる」との見方を
維持する一方、足下のインフレ率の低下を受けて「インフレ期待は幾分低下している」との認識を示した。そ
の上で、世界経済については「前回会合から些か弱含んでいる」ものの、同国経済は「堅調な個人消費や投資、
さらにビジネス環境の改善を受けて旺盛に推移し、歳出拡大も内需を押し上げている」とした。物価を取り巻
くリスクについては引き続き「エルニーニョ現象に伴う食料品価格の上昇や公共料金引き上げ先送りの反動」
を挙げる一方、下方リスクとして「世界経済の一段の減速や原油価格低迷の長期化」を挙げている。足下では
国際金融市場が落ち着きを取り戻すなか、資源国や新興国にリスクマネーが回帰する動きも観られることを勘
案すれば、先行きもしばらくは現行の政策スタンスを据え置く可能性は高いと見込まれる。
図 8 PH 政策金利(翌日物借入金利)の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
[マレーシア]
~製造業を中心に底堅い生産が続く一方、商品市況の不透明感は鉱業生産の足かせとなる~
12 日に発表された3月の鉱工業生産は前年同月比+2.8%となり、前月(同+3.9%)から減速した。前月
比も▲0.4%と前月(同+0.9%)から4ヶ月ぶりに減少に転じており、拡大基調に一服感が出ている。分野別
では、電気機器や電子部品関連のほか、食品関連を中心に製造業で生産拡大圧力が高まる動きがみられる一方、
原油相場の上昇にも拘らず天然ガス関連を中心に減産圧力が強まり、鉱業部門の生産に下押し圧力が掛かった
ほか、発電部門の生産鈍化も全体の足かせになっている。輸出を巡る状況は世界経済を取り巻く不透明感を理
由に一進一退の展開が続くなか、輸出依存度が極めて高い同国の生産動向についても同様の展開が続く可能性
が高いものと見込まれる。
13 日に発表された1-3月期の実質GDP成長率は前年同期比+4.2%となり、前期(同+4.5%)から減速
した。前期比年率ベースでも+4.16%と前期(同+5.04%)から減速しており、景気に下押し圧力が掛かって
いる。内訳をみると、昨年4月のGST導入の影響が一巡していることに加え、原油安の長期化に伴う物価安
定を背景に個人消費が堅調な推移をみせているほか、年度初めのタイミング故に財政支出が前倒し執行されて
いる影響で政府消費も大幅に加速している。その一方、中国経済の減速などを背景に海外経済の減速感が強ま
っていることを受けて輸出に大幅な下押し圧力が掛かっているほか、企業の設備投資意欲の後退などに伴い固
定資本投資が鈍化したことも景気の足かせになっている。なお、今期については在庫投資の成長率寄与度が前
期比年率ベースで+4.27pt と大幅な押し上げ要因になっており、この調整が来期以降における下振れ要因に
なるリスクには注意が必要と言えよう。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
5/6
図 9 MY 鉱工業生産の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
図 10 MY 実質 GDP 成長率(前期比年率)の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
[シンガポール] ~雇用の改善ペースの頭打ちなども影響し、小売売上高には下押し圧力が掛かりやすい~
13 日に発表された3月の小売売上高は前年同月比+5.1%となり、前月(同▲3.1%)から2ヶ月ぶりに前
年を上回る伸びに転じている。ただし、前月比は▲1.2%と前月(同+1.7%)に大きく拡大した反動も重なり
2ヶ月ぶりに減少に転じており、月ごとの変動幅が大きい上に小売全体の動向に影響を与える自動車販売が同
▲4.8%と前月(同+15.0%)から減少に転じたことが影響している。なお、自動車を除いたベースでも前月
比▲0.5%と前月(同▲1.1%)から4ヶ月連続で減少しており、高額品のみならず日用品など幅広い分野で消
費に下押し圧力が掛かっている。このことは物価の影響を除いた実質ベースでも、前月比が自動車を除いたベ
ースで4ヶ月連続の減少となっていることにも現れており、足下で雇用の拡大ペースに頭打ち感が強まるなど
改善基調が鈍化しつつあることを反映している。
図 11 SG 小売売上高の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
[台湾]
~輸出を巡る動向は一進一退の展開が続くなか、商品市況の上昇は輸入の押し上げに繋がる~
9日に発表された4月の輸出額は前年同月比▲6.5%と 15 ヶ月連続で前年を下回る伸びとなったものの、前
月(同▲11.4%)からマイナス幅は縮小している。前月比は+1.8%と前月(同▲1.0%)から2ヶ月ぶりに拡
大に転じており、依然として一進一退の展開が続いている。最大の輸出先である中国本土及び香港向けに底打
ちの動きが出ているほか、米国やEUなど先進国などにも底堅い動きがみられる一方、ASEANをはじめと
するアジア新興国や日本向けなどの伸び悩みが足を引っ張っている。財別では、原油をはじめとする国際商品
市況の底入れなどを反映して化学製品関連などで底打ちの動きが出ている一方、主力の機械製品関連などは頭
打ちの展開が続いており、こうした状況が足下の一進一退に繋がっている。一方の輸入額は前年同月比▲9.6%
と 17 ヶ月連続で前年を下回る伸びとなったものの、前月(同▲17.0%)からマイナス幅は縮小している。前
月比も+2.5%と前月(同+6.5%)から2ヶ月連続で拡大するなど底打ちしつつあるが、2月まで3ヶ月連続
で大幅な減少局面が続いた反動を勘案すれば勢いに乏しい。原油をはじめとする国際商品市況の上昇は輸入額
の押し上げに繋がっている一方、輸出の弱さを反映して機械製品などの輸入額は伸び悩んでいる。結果、貿易
収支は+48.03 億ドルと前月(+45.02 億ドル)から黒字幅が拡大している。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
6/6
図 12 TW 貿易動向の推移
(出所)CEIC より第一生命経済研究所作成
以
上
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足る
と判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容
は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。