エコアクション推進フェア運営業務委託仕様書 1 委託業務名 エコアクション推進フェア運営業務委託 2 業務の目的 愛知県では、愛知万博、COP10、ESDユネスコ世界会議といった国際的 な環境イベントでの取組を通じて、県民の環境意識が高まっている。また、「第 4次愛知県環境基本計画」 (平成26年5月策定)では、 「県民みんなで未来へつ なぐ『環境首都あいち』」の実現を目指しており、その実現のためには、県民一 人一人が省資源・省エネといった地球にやさしい身近な環境配慮行動「エコアク ション」を行う必要がある。そこで、県民の環境意識の高さを自発的なエコアク ションにつなげるため、エコアクションを楽しみながら学ぶことができる県民参 加型の環境イベント「エコアクション推進フェア」を開催する。 3 事業の概要 本事業は、「あいちエコアクション推進事業」の一部であり、その他の関連す る事業(AELネット(県内の環境学習施設等で構成される地域における環境学 習の推進を図るための連絡協議会)を活用したエコアクションの促進事業及びあ いちエコアクションウェブサイト(エコリンクあいち)運営事業)と連携して実 施すること。 なお、業務の具体的内容については、業者選定後に企画提案に基づき協議の上、 決定し、契約を締結する。 (1) 日 時 平成28年11月19日(土)、20日(日) 両日とも10時から16時まで (2) 会 ア 場 アスナル金山 (名古屋市中区金山一丁目17番1号) イ 金山総合駅連絡通路橋(イベント広場) (名古屋市中区金山一丁目17番18号) ウ 金山駅南口 (名古屋市熱田区金山町一丁目) (3) 内 容 (ア)ステージイベント(アスナル金山) ・ オープニングセレモニーを実施すること。 ・ 著名人による身近な環境への取組に関するトークショー、環境問題を 楽しく学べる環境実験ショー、環境活動を積極的に推進しているNPO、 企業、市町村、大学生等の活動発表など、県民の環境への興味を喚起し、 環境に配慮した行動の必要性・重要性を楽しみながら理解することがで きるプログラムを提案し実施すること。 ・ 県民が日常生活で取り組めるエコアクションの内容、効果を学ぶこと ができるクイズ大会やエコアクションに関するコンテストなどの参加 型イベントを提案し実施すること。(例としては、来場者の方に自転車 発電の発電量やごみ拾いの量などを競ってもらうなど。) ・ ステージパフォーマンス、エコスタイルファッションショーなど、本 イベントの集客につながり、会場を盛り上げることのできる地元アイド ルや県内のゆるキャラなどを効果的に活用したプログラムを提案し実 施すること。 ・ AELネットについて広く県民にPRするとともに、「AELネット 環境学習スタンプラリー」に関するステージイベント(地元アイドルO S☆Uが参加した環境学習講座の実施結果報告等)を実施すること (イ)ブース出展 (アスナル金山、金山総合駅連絡通路橋(イベント広場)、金山駅南口) ・ NPO、企業、AELネット加盟施設等による工作などの環境学習を 体験できるブースを設置すること。 ・ フェアトレード商品、地産地消関係の商品・食品など環境に関連した 物販や飲食が可能なブースを設置するなど、通行者を誘引すること。 ・ 環境配慮型製品、環境関連技術を展示するブースを設置すること。 ・ ブースの大きさや数、配置については、参加者の動線などを踏まえ最 適なものとすること。 ・ 金山駅南口については、金山商店街振興組合が主催する「サロン・ド・ マルシェ」と連携して実施すること。 (ウ)その他 ・ イベント会場となるアスナル金山、金山総合駅連絡通路橋イベント広 場、金山駅南口の3会場を、来場者が偏ることのないよう効率的に誘導 する工夫をするなど、一体感のあるイベント内容とすること。 ・ 「あいちエコアクション広報部」に任命している地元アイドルOS☆ U及びあいちエコアクションのイメージキャラクターの「あいちエコフ ェアリーⅢ」を積極的に活用すること。 ・ 来場者がエコアクション宣言を記入する「エコアクションアース」を 効果的に活用すること。(過去2回の本イベントで使用しているため、 必要に応じて補修した上で使用すること。) ・ 「エコリンクあいち」(http://aichi-eco.com)について、効果的な 手法(例:大型スクリーン、専用パネルなど)を用いて県民に内容等を PRすること。なお、具体的なPR方法は県がウェブサイトの運営を委 託している(株)シネマレイと本契約締結前に調整すること。 ・ エコアクションをテーマとした県民参加型のプログラムとして、「エ コ川柳」を実施すること。(事前に作品を募集し、イベント当日に優秀 作品等を表彰。) ・ 愛知県環境部資源循環推進課が所管する「ごみゼロ社会推進あいち県 民大会」及び「海ごみ減量化・ポイ捨て防止啓発事業」を本イベントの 会場で併催する予定であるため、両事業と連携して実施すること。 ・ 本イベントは県民のエコアクションを促すためのものであることから、 イベント会場内において環境負荷の低減効果の高い取組や資材等を取 り入れ、県民の環境意識をより高めることのできる企画を実施すること。 ・ (4) 当日は、総合案内所を設置すること。 注意事項 ・ アスナル金山及び金山総合駅連絡通路橋(イベント広場)の会場設営・ 使用方法は、 「アスナル金山広場利用規程」及び「金山総合駅連絡通路橋イ ベント等開催に伴う使用に関する基準」を遵守すること。 ・ アスナル金山及び金山総合駅連絡通路橋(イベント広場)は11月19 日(土)∼20日(日)を県において予約済みであり、全日の使用が可能 である。 会場使用費(2日間)は受託者が負担すること。費用は、アスナル金山 600,000円、アスナル金山控室(3室)38,000円、金山総合 駅連絡通路橋(イベント広場)614,400円とする。 (金額はいずれも 税抜) ・ 金山総合駅南口の会場設営・使用方法は、道路交通法等の関係法令を遵 守し、中警察署及び熱田土木事務所と調整すること。 4 委託業務の内容 (1)計画作成業務 本事業についての企画書に基づき、次の事項に係る事業実施計画案を作成し、 委託者と調整の上、計画を確定する。 ア 実施概要 イ 出演者・出展者の募集、選定及び調整の方法 ウ 会場のレイアウト及び動線 エ 業務実施体制 オ 警備・安全対策 カ イベント実施に当たっての環境配慮事項 (2)開催準備業務 事業実施計画に基づき、事業の具体化・実施に向けた次の事項に係る準備業 務を行う。 ア 出演者・出展者との調整や説明会の開催 イ 運営マニュアル、ステージのタイムテーブル、進行台本等の資料作成 ウ 会場の使用や設営・撤去等に係る事業実施場所の管理者等と調整 エ 司会者やスタッフ、警備員等の手配 オ 本事業に係るイベント保険への加入手続き及び保険料の支払い カ 当日配布するイベント内容一覧表の作成 キ イベント開催中に必要な法令に係る手続 ク 緊急連絡網の作成 ケ 夜間警備の実施 コ 上記のほか、事業の実施に必要な準備 (3)設営・撤去業務 会場設営準備、電源工事、機材等の設置・調整及びそれに付随する業務の実 施並びに事業終了後の撤去を適正に行うため、次の業務を行う。 ア 会場管理者等と実施日程、時間帯の調整 イ 出展者等と実施日程、時間帯の調整 ウ ブース等の設営、電気工事及び資機材撤去 エ 会場・施設等の構造、形状を損なわないための養生 オ 看板、案内表示等の作成、設置及び撤去 カ 名古屋市の規定に沿った、ごみの分別箱や集積所の設置と処理 キ 開催に要する資機材、警備等一切の準備及び手配 ク 資機材の搬出入に当たっては、スタッフの配置や作業・駐車スペースの確 保等、必要な安全対策 ケ イベント終了後の会場内の清掃業務 コ 上記のほか、事業の実施に必要な設営・撤去等 (4)管理・運営業務 本イベントの実施に当たり、次の事項について調整し、スタッフ等の派遣・ 管理、運営業務に必要な全ての措置を講じ、事業を運営する。 ア 委託者等関係者との連携による円滑な業務の実施 イ 会場内や駐車場等における必要な警備及び案内誘導等、適切な警備管理、 防火管理の実施 ウ 来場者や出演者等に対する必要な安全対策の実施 エ 総合案内所を中心に、来場者の会場への案内誘導や苦情・緊急対応等、各 種対応の実施 オ 上記のほか、事業の実施に必要な管理・運営 (5)その他イベント実施に係る事項 ア 会場・会場設備使用費の支払い業務 イ 会場設営・撤去等に要する費用の支払い業務 ウ 出演者等への謝礼、交通費等の支払い業務 エ 上記のほか、事業の実施に必要な業務 (6)啓発資材作成及び啓発業務 エコアクション(環境配慮行動)に関連する啓発資材を、企画提案のあった 内容を基本とし、委託者と調整の上作成し、イベント当日に活用する。 啓発資材はエコアクションの必要性・重要性を誰もが理解でき、行動へとつ なげる意識に効果的に訴えかけるものを提案し作成すること。 また、作成した啓発資材は、イベント当日において活用すること。 (7)広報業務 事業を効果的・効率的に広報できるよう、次の事項を含んだ具体的な計画書 を作成し、実行する。 ア イベントを周知する印刷物の種類・部数・納期 (ア)チラシ A4 サイズ 10,000 部以上 平成28年9月30日(金) (イ)ポスターB2 サイズ 1,000 部以上 平成28年9月30日(金) (ウ)当日プログラム A3 2 つ折り 20,000 部以上 平成28年11月18日(金) なお、印刷物は、委託者が指定する場所に送付すること。また、チラシ・ポ スターを委託者が別途指示する場所に設置・掲示すること。 イ イベントは、報道関係機関等に対してアピールできる内容とし、各種メデ ィアを活用し、イベントの周知を図ること。 ウ SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やアプリケーションソフ トウェア等を活用し、イベントの周知を図ること。 (8)事業記録作成業務 本事業終了後、事業の開催状況や運営状況等について、記録写真、メディア 等の報道状況も含めた業務報告書を次のとおり作成し、平成29年1月13日 (金)までに委託者に提出する。 5 ア 紙媒体3部 イ 電子媒体 Word 形式:DVD−R 1枚 注意事項 (1)本業務は、企画競争型随意契約のため、提案した事項は、委託者の指示がな い限り実行すること。 (2)受託者は、本業務の開始から終了までの間、本業務を総括する責任者を 1 名 選任し、事業実施方法や進捗状況の確認等、事業の円滑な実施のために、委託 者と定期的に連絡調整を行うこと。 (3)受託者は、業務に先立ち事業実施計画及び実施体制計画、スケジュール等を 作成し、委託者と協議の上、業務を実施すること。 (4)受託者は、事業の実施・運営に際し、両会場に責任者を配置し、委託者や会 場管理者、他のイベント関係機関等との連携・調整を行うこと。 (5)受託者は、成果物の著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条に規定する権利を 含む。以下同じ)を委託者に無償で譲渡するものとし、著作者人格権を行使し ないものとすること。また、著作権関係の紛争が生じた場合、一切受託者の責 任において処理すること。 (6)納入される成果物について、第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作 物等」)が含まれる場合には、受託者は、当該既存著作物等の使用に必要な費 用の負担及び使用許諾契約等に関わる一切の手続きを行うこと。 (7)本仕様書に定めのない事項については、その都度委託者の指示を受けて処理 すること。 (8)受託者は、委託者から業務の進捗状況を把握するために資料等を要求された 場合には、速やかに提出すること。 (9)本業務の実施に当たり、疑義が生じた場合は、委託者、受託者協議の上、定 めることとする。
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