11 取扱説明書 - よくあるご質問

1-3562-11
CO2 モニター付き
温湿度データロガー
CO2/Humidity/Temperature Datalogger
モデル:SD800
日本語取扱説明書
ニッコー・ハンセン株式会社
1.
2.
3.
4.
5.
はじめに ...........................................................................................................................- 2 1.1
主な特長 .............................................................................................................................. - 2 -
1.2
製品各部の説明 .................................................................................................................... - 2 -
操作について ....................................................................................................................- 3 2.1
セットアップについて ......................................................................................................... - 3 -
2.2
データロギング方法について ............................................................................................... - 3 -
2.3
時間・日付・サンプルレートの確認方法について ............................................................... - 4 -
2.4
SD メモリカードのデータ保存構造について ....................................................................... - 4 -
2.5
PC へのデータ転送について ................................................................................................ - 4 -
高度な設定について..........................................................................................................- 5 3.1
SdF -
SD カードのフォーマット方法 ............................................................................. - 5 -
3.2
dAtE -
日付と時間の設定 ................................................................................................ - 5 -
3.3
SP-t - サンプリングレートの設定 .................................................................................. - 5 -
3.4
bEEP -
ビープ音の ON/OFF 切替設定 ............................................................................ - 5 -
3.5
dEC -
SD カードの小数点表示の変更 ............................................................................. - 5 -
3.6
t-CF - 温度単位の設定 .................................................................................................... - 6 -
3.7
rS232 -
RS232 データ出力の ON/OFF 切替設定 ............................................................ - 6 -
3.8
HIgh -
CO2 測定場所の海抜設定(メートル) .............................................................. - 6 -
3.9
HIghF -
CO2 測定場所の海抜設定(フィート) .............................................................. - 6 -
3.10
ESC -
高度な設定モードを終了 .................................................................................... - 6 -
その他 ...............................................................................................................................- 6 4.1
システムのリセット方法 ...................................................................................................... - 6 -
4.2
RS232 インターフェースについて....................................................................................... - 6 -
4.3
バッテリー交換方法について ............................................................................................... - 6 -
製品仕様 ...........................................................................................................................- 7 -
1
1. はじめに
この度は CO2 モニター付き温湿度データロガーSD800 をお買い求めいただきまして、誠にありがとうございます。
SD800 は CO2、温度ならびに相対湿度を表示または保存することができます。データは本器内部に持っている SD カ
ードに保存されます。SDカードに保存したデータは、PCにデータ転送することが可能です。出荷前に校正ならびにテ
ストを実施しておりますので、適切なご使用で長期間ご使用いただくことが可能です。
ご使用前に本取扱説明書をよくお読みになってください。
1.1 主な特長

二酸化酸素、温度、相対湿度をディスプレイに同時表示します。

日付・時間のタイムスタンプ付きのデータを内蔵の SD カードに Excel®形式で保存されますので、簡単に
PC にデータ転送いただけます。

サンプリングレートは、5, 10, 30, 60, 120, 300, 600 秒から選択可能です。
1.2 製品各部の説明
1
湿度、温度センサー部
2
湿度表示部
3
温度表示部
4
CO2 表示部
5
LOG(ENTER)ボタン
6
SET ボタン
7
AC アダプタ用ソケット
8
CO2 プローブ用ソケット
9
▲(TIME)ボタン
10
▼ボタン
11
リセットボタン
12
RS-232 出力コネクタ
13
SD メモリカード用スロット
14
CO2 プローブ
15
CO2 プローブ用プラグ
(注意)バッテリー格納子とチルト式スタンドは本体背面にあります。
2
2. 操作について
2.1 セットアップについて
1.
付属の CO2 プローブを SD800 本体に接続してください。
2.
付属の AC アダプタと SD800 本体を接続してください。
3.
6 個の単 4 電池を本体のバッテリー格納庫にセットしてください。バッテリーをセットしない場合、AC アダプ
タのケーブルが抜けた時に SD800 本体の内部時計が毎回リセットされます。
2.2 データロギング方法について
1.
SD800 本体左側の SD メモリカードスロットにフォーマット済みの SD メモリを装填してください。

使用する SD メモリの容量は少なくとも 1GB 以上(4GB ~ 16GB を推奨)。

他の計測器やカメラでフォーマットされた SD メモリカードを使用しないでください。本取扱説明書で後
述する「高度な設定」の章を参考にしてフォーマットを実施してください。

SD800本体の内部時計は正しい時間を設定してください。設定方法は、後述する「高度な設定」の章を
参考にして設定してください。

デフォルトデータ構造は小数点をピリオド.を使用して表示します。ピリオドの代わりにカンマ,を使用
する場合、後述する「高度な設定」の章を参考にして変更してください。

SD メモリカードが本体に装填されていない場合、EMPTY とディスプレイに表示されます。

表示されるエラーメッセージの種類
SD メモリカードがフルもしくは SD メモリカードに問題があります。
ローバッテリー状態
SD メモリカードが挿入されていません。
2.
データロガーを開始するには、本体のLOGボタンを2秒以上押してください。DATALOGGERとディスプレ
イに表示されます。ビープ音設定をしている場合、データ記録時にビープ音でお知らせします。
3.
データロガーを終了するには、LOG ボタンを 2 秒以上押してください。ディスプレイに表示されていた
DATALOGGER から DATA に表示が変わります。
注意 : データの破損を避けるために、必ず適切に記録機能を終了してから SD カードを抜き取ってください。
3
2.3 時間・日付・サンプルレートの確認方法について
TIME ボタンを 2秒以上押し続けてください。ディスプレイの表示が「時間」「日付」「サンプルレート」情報に変わり
ます。
2.4 SD メモリカードのデータ保存構造について
1.
初めて SD メモリカードを本器に挿入した場合、CHA01 フォルダが自動的に SD メモリカード内に作成され
ます。
2.
初めてのデータロギングセッションでは、CHA01001.xls ファイルが新しく作成されます。全てのデータは
データ行が 30,000 に達するまでこのファイルに記録されます。
3.
データ行が 30,000 になると、CHA01002.xls ファイルが新しく作成されます。また同じように 30,000 データ
行になると、CHA01003.xls ファイルが作成されます。作成されるファイルは、CHA01099.xls ファイルまで
になります。CHA01 フォルダ内のファイルが CHA01001.xls から CHA01099.xls ファイルになった場合、
新しいフォルダの CHA02 を新規に作成し、このフォルダ内にファイルを上記と同じ法則で保存していきま
す。CHA02 フォルダがいっぱいになった場合、CHA03 フォルダ・・・と最後のフォルダが CHA10 フォルダ
になるまで作成します。
2.5 PC へのデータ転送について
1.
本器から SD メモリカードを抜き取ってください。PC 搭載されている SD メモリカード用スロットに抜き取った
カードを装填してください。
2.
メモリカード内のデータファイルを PC より開いてください。Excel®ソフトウェアとファイルが関連付けされて
いるので、Excel®が起動して下図の様な画面が PC 上に表示されます。
4
3. 高度な設定について
SET ボタンを使用して次のような設定を行うことができます。高度な設定モードに入るには、SET ボタンを 2 秒以
上押し続けてください。初めの設定機能項目である SdF がディスプレイに表示されます。▲▼ボタンを使用し、設
定したい設定機能項目をディスプレイ上に表示させ、LOG ボタンを押すと選択した機能項目の設定を実施するこ
とができます。5 秒以内にボタンが押されなかった場合、本器は自動的に測定モードに戻ります。
Sd F
SD メモリカードのフォーマット
dAtE
日付と時間の設定
SP-t
サンプリングレートの設定
bEEP
ビープ音の ON/OFF 切替
dEC
SD カードの小数点の表示変更
t-CF
温度単位の選択
rS232
RS232 データ出力の ON/OFF 切替
HIgh
海抜の設定(M、CO2 用)
HIghF
海抜の設定(Feet、CO2 用)
ESC
高度な設定のモードから出る
3.1 SdF - SD カードのフォーマット方法
SD メモリカードは必ず本器に挿入してください。▲▼ボタンを使用し、yES もしくは no の選択をしてください。
yES が表示されている状態で ENTER ボタンを押すと SD メモリカードがフォーマット(初期化)されます。メモリ
カード内に保存されているデータは消去されるので、操作には十分ご注意ください。
3.2 dAtE - 日付と時間の設定
選択しているフィールドの数値を▲▼ボタンを使用して調整してください。ENTER ボタンを押すと調整した数字
が保存され、次のフィールドへ移動します。同じ作業を繰り返して日付と時間を設定してください。
3.3 SP-t - サンプリングレートの設定
▲ボタンを使用して希望するサンプルレート(下記の値から選択)を選択し、ENTER ボタンで確定してください。
サンプルレートの種類
5 秒, 10 秒, 30 秒, 60 秒, 120 秒, 300 秒, 600 秒, AUTO
AUTO・・・温度が 1 度、相対湿度が 1%以上もしくは CO2 が 50ppm 以上変化した時にデータを記録します。
3.4 bEEP - ビープ音の ON/OFF 切替設定
▲ボタンを使用して、ビープ音を使用するか否かを ON、OFF で選択してください。選択後、ENTER ボタンを押
すと設定内容が確定されます。
3.5 dEC - SD カードの小数点表示の変更
SD カードに保存される小数点の表示方法をピリオド.(アメリカ形式)とカンマ,(ユーロ形式)で変更することが
できます。▲ボタンを使用して、USA(ピリオド)もしくはEuro(カンマ)を選択し、ENTERボタンを押して設定内容
を確定してください。
5
3.6 t-CF - 温度単位の設定
表示する温度単位を華氏(°F)と摂氏(°C)から選択することができます。
3.7 rS232 - RS232 データ出力の ON/OFF 切替設定
▲ボタンを使用し、ON もしくは off を選択し、RS232 出力の設定をしてください。ENTER ボタンを押すと設定内容
が確定されます。
3.8 HIgh - CO2 測定場所の海抜設定(メートル)
CO2 測定用の海抜設定をメートル単位で設定することができます。この設定を行うことで、測定精度がよ
り改善されます。▲▼ボタンを使用し、測定サイトの海抜を入力してください。
3.9 HIghF - CO2 測定場所の海抜設定(フィート)
CO2 測定用の海抜設定をフィート単位で設定することができます。この設定を行うことで、測定精度が
より改善されます。▲▼ボタンを使用し、測定サイトの海抜を入力してください。
3.10 ESC - 高度な設定モードを終了
ESC(エスケープ)を選択すると、高度な設定モードをすぐに終了し、測定モードに戻ります。ESC を表
示させ、SET ボタンを押してください。
4. その他
4.1 システムのリセット方法
CPU が高負荷状態でキーパッドのレスポンスが悪くなった場合や本器がフリーズした場合、本器側面
の RESET ボタンをクリップなどで押してください。本器のシステムリセットが実行されます。
4.2 RS232 インターフェースについて
別売りの RS232 ケーブルとソフトウェアを使用すると本器のデータを PC に転送し付属ソフトウェアで表
示することができます。このインターフェースについての詳細は、販売店様へお問い合わせください。
4.3 バッテリー交換方法について
1.
AC アダプタを本体から取り外した時、
アイコンがディスプレイに表示されると内蔵バッテリーが
弱くローバッテリー状態を意味します。背面のバッテリー格納庫から古いバッテリーを取り除き、新
しいバッテリーに交換してください。
2.
交換するバッテリーは単 4 電池を 6 個用意してください。装着時には電池の極性にい注意してくだ
さい。
3.
バッテリー交換後、必ずバッテリーカバーを正しく取り付けてください。
6
5. 製品仕様
ディスプレイ
60 x 50 mm LCD
測定センサータイプ
温度 : 内部センサー
相対湿度 : 精密キャパシタータイプ(精密静電容量タイプ)
CO2 : NDIR(非分散型赤外線)
CO2 レスポンスタイム
< 2 分 ~ 63% 最終読取値(典型)
メモリカード
SD メモリカード、1GB ~ 16 GB
データロガーサンプリングレート
5 / 10 / 30 / 60 / 120 / 300 / 600 秒もしくは Auto
温度補償
自動
ディスプレイ反応レート
約1 秒
データ出力
RS232
電源
9V ユニバーサル AC アダプタ
単 4 電池 x 6 個
操作温度
0 ~ 50°C(32°F ~ 122°F)
操作湿度
90 % RH 以下
重量
本体 : 240 g, CO2 プローブ : 158 g
寸法
本体 : 132 x 80 x 32 mm, CO2 プローブ : 132 x 38 x 32 mm
温度
相対湿度
範囲
分解能
精度
0.0 ~ 50.0 °C
0.1 °C
±0.8°C
32.0 ~ 122.0°F
0.1°F
±1.8°F
10 ~ 70 %
0.1 %
70 ~ 90 %
≦1000 ppm
二酸化酸素
±4 % RH
± (読取値の 4% + 1% RH)
±40 ppm
> 1000 ~ ≦3000ppm
1 ppm
± 読取値の 5%
± 250ppm 典型
> 3000ppm
注意 : 上記の仕様は RF Field Strength が 3 V/M 以下、周波数が 30MHz 以下の場合になります。
7
保証規定
保証書
・正常な使用状態において故障が生じた場合、
お買い上げ日より1年間無償修理いたします。
本製品は厳正な検査を経て出荷されておりますが、
万一保証期間内における正常な使用状態での
故障は左記保証規定により修理いたします。
・次の場合、保証期間中でも有償修理とさせ
ていただきます。
(1) 誤使用、不当な修理・改造による故障。
(2) 本品納入後の移動や輸送あるいは
落下による故障。
(3) 火災、天災、異常電圧、公害、塩害等
外部要因による故障。
商品名 CO2モニター付き温湿度データロガー
型番
SD800
保証期間 お買い上げから1年間(センサーは除く)
(4) 接続している他の機器が原因による故障。
(5) 車両・船舶等での使用による故障。
(6) 消耗部品、付属部品の交換。
(7) 本保証書の字句を訂正した場合、購入
年月日がない場合、及び保証書の提示
がない場合。
ご購入日
年 月 日
■ 商品についてのお問い合わせは
ニッコー・ハンセン株式会社
ハンセン事業部
電話: 06-4801-7751 Fax: 06-6358-5580
www.nikko-hansen.jp
改訂第 2 版 : 2016 年 4 月作成
8