平成 28 年 5 月 10 日 港 湾 局 平成27年 川崎港「港湾調査」速報集計結果(概要) 「港湾調査」は統計法に基づく国土交通省所管の基幹統計調査です。ここでは、川崎港に入港 した船舶及び川崎港と内外諸港との間で直接扱われた貨物について集計しています。なお、調査 期間は平成 27 年 1 月∼12 月(暦年)となっています。数値は速報値となっておりますので、後 日変動する可能性があります。 ・コンテナ取扱量が、平成8年以降初めて10万 TEU を超え最高を記録しました。 (前年比 139.7%) ・入港船舶総トン数は主要港8位(前年は7位) 、海上出入貨物量は主要港8位(前年は10位) 1 入港船舶 ∼入港隻数 23,810 隻(前年比 98.8%) ∼総トン数 9,904 万総トン(前年比 99.5%)∼ 平成 27 年に川崎港に入港 した船舶数は 23,810 隻(前年 比 98.8%)となりました。 船の大きさを表す総トン数 の総計は 9,904 万総トン(同 99.5%)となりました。 ∼船舶 1 隻当りの総トン数 4,159 総トン∼ 船舶 1 隻当たりの総トン数 は増加傾向にあり、平成 27 年は 4,159 総トンで、平成 25 年以降、3年連続で 4,000 総 トンを超えました。 2 海上出入貨物 ∼8,649 万トン(前年比 100.9%)∼ 平成 27 年の川崎港取扱貨物量 は、8,649 万トンとなりました。 貨物量をみると、輸出貨物は 1,071 万トン(前年比 100.9%)と 増加し、輸入貨物は 4,596 万トン (同 96.5%)と減少したため、外 貿貨物全体では前年比 97.3%と減 少しました。また、移出貨物は 1,682 万トン(同 108.7%)と増加、 移 入 貨 物 も 1,300 万 ト ン ( 同 107.5%)と増加し、内貿全体では 平成27年海上出入貨物量(川崎港全体) 単位:万トン 貨物トン数 構成比 貨物トン数 外貿 川崎港 全体 5,667 前年比 108.2%と増加しました。 貨物トン数 構成比 貨物量の構成では、輸出貨物が 輸出 1,071 12.4% 1,071 万トン(構成比 12.4%) 、輸 輸入 4,596 53.1% 入貨物が 4,596 万トン (同 53.1%) 、 移出 1,682 19.5% 移入 1,300 15.0% 65.5% 8,649 移 出 貨 物 が 1,682 万 ト ン ( 同 内貿 2,983 34.5% 19.5%) 、移入貨物が 1,300 万トン (同 15.0%)となっており、輸入 貨物が過半数を占めています。 *外貿貨物(輸出・輸入) :川崎港と外国の港との間の出入貨物 *内貿貨物(移出・移入) :川崎港と国内の港との間の出入貨物 3 主要な輸出入貨物の推移 ∼輸出では化学薬品、重油、金属くずの取扱量が増加∼ ∼輸入ではLNG、原油ともに減少∼ 主要品種(上位5品種)別に 輸出入貨物量の推移を見ると、 輸出では、取扱量第1位の完成 自動車が 473 万トン(前年比 99. 1%)となっています。石油製品 は 156 万トン(同 84.6%)と減 少、化学薬品は 140 万トン(同 1 14.0%)と増加、重油は 120 万 トン(同 108.3%)と増加、金属 くずは 98 万トン(113.5%)と 増加、それぞれ前年と同順位と なっています。 輸入では、LNG が 1,444 万トン (同 96.1%) 、原油が 1,246 万ト ン(同 94.3%) 、鉄鉱石が 612 万 トン(同 96.4%) 、石炭が 606 万 トン(同 99.1%) 、石油製品が 19 2 万トンとそれぞれ減少し、前年 と同順位となりました。 取扱量第1位の LNG は、4年 連続で原油の取扱量を上回りま した。 4 海上コンテナ貨物 ∼総数 107,890TEU で過去最高(前年比 139.7%)∼ 今日の生活関連品等の輸送の中心となっ ているコンテナの取扱量は、川崎港全体で 107,890 TEU(前年比 139.7%)と統計を取 り始めた平成8年以降初めて 10 万 TEU を超 え、過去最高となりました。外貿コンテナ 貨物は 76,787TEU(同 162.0%)と大幅に増 加し、内貿コンテナ貨物も、31,103TEU(同 104.3%)と増加しています。 公共ふ頭の取扱量をみると、総数は 94,269TEU(同 139.0%)と前年より増加し ました。内訳をみると、特に外貿コンテナ 貨物が大幅に増加し、輸出は再利用資材(同 206.7%)や化学薬品(同 155.2%)などの 取扱量の増加により 31,858TEU(同 148.9%) と増加、輸入も、家具装備品(同 215.1%) やその他日用品(210.6%)などの取扱量の 増加により 35,777TEU(同 166.3%)と大幅 に増加し、全体では 67,635TEU(同 157.6%) となりました。内貿コンテナ貨物では、移 出は自動車部品(同 129.4%)や化学薬品 (同 145.9%)の増加により 13,719TEU(同 *外貿コンテナ:川崎港と外国の港との間の出入コンテナ *内貿コンテナ:川崎港と国内の港との間の出入コンテナ * TEU (twenty-foot equivalent units):20 フィートコンテナ換算個数コン テナの個数を数える単位で、20 フィートコンテナ 1 個なら 1TEU、40 フィート コンテナ 1 個なら 2TEU と数える 5 他港との比較 115.1%)と増加し、移入は 12,915TEU(同 99.5%)と減少し、全体では 26,634TEU(同 106.9%)となりました。 ∼入港船舶総トン数、貨物取扱量ともに主要港第8位∼ 各港の平成 27 年「港湾調査」 千(総)トン の速報値等を比較すると、川 崎港の入港船舶総トン数の総 計(折れ線グラフ)は、9,904 万総トンで主要港第8位とな っています。 また、海上出入貨物取扱量 は、8,649 万トンで全国第8 位となりました。 *水島港は平成 26 年速報値、その他の各港は平成 27 年速報値 *総トン数:船内の総容積から、二重底と上甲板より上の部屋の容積を除いたもの。 100 立方フィート(1000/353 立方メートル)を 1 総トンとする。 (問合せ先)川崎市港湾局港湾振興部誘致振興課 電話:044-200-3072・3064 (内線:41201・41211)
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