委託業務仕様書 1 委託業務名 「平成28年度福岡県子育て女性就職促進事業」業務 2 事業目的 子育て等を理由に未就業状態である女性に対して子育て中の女性が受講しやすい 託児サービス付き職業訓練を実施することで、職業能力を向上させるとともに女性の 就業を促進させることを目的とする。 3 委託業務の内容 (1)職業訓練の実施 ①以下の科目を対象とする。 (ア)受講希望が多い又は人手不足分野 ○訓練科目 介護初任者研修、医療事務、宅地建物取引士、食生活アドバイザー、 パソコン基礎、ファイナンシャルプランナー ○受講する際に必要な資格等 特になし (イ) 職業経験があり、一定のスキルや資格を持つ女性がさらに専門性の高い 技能等を身につける再就職支援分野 ○訓練科目 介護実務者研修、基本情報処理、キャリアコンサルタント養成 ○受講する際に必要な資格等 介護実務者研修:介護初任者研修、ホームヘルパー2級以上 基本情報処理:ITに関する基礎知識を有する方 キャリアコンサルタント養成:社会人経験3年以上 ※ 1社複数科目提案可。 ② 職業訓練(就職支援含む)の受講料は無料であること。 (ただし受講者の所有となるテキスト等教材は受講者負担としてよい。) ③ 職業訓練を実施するために必要な設備等を準備できること。 ④ 訓練時間中は必ず訓練実施施設と同一の施設内において無料の託児サービ スを提供すること。 ⑤ 訓練の講師は、当該訓練の内容を指導できる能力を有する者であること。 ⑥ 訓練は週に2日から4日の開講、訓練時間は1日あたり2時間から4時間で あり、訓練期間は概ね3ヶ月~6か月とする。 ⑦ 福岡県子育て女性就職支援センターや公共職業安定所(ハローワーク)等を 活用した受講生の就職支援を実施すること。 ⑧ 希望する受講生に対して、ふくおか子育てマイスターを活用した育児相談等 の育児支援を実施すること。 ⑨ 訓練受講者に対するアンケートや就職状況調査を行い、効果について検証を 行うこと。 (2)計画書、報告書等の提出 ① 委託業務の開始前までに事業実施に係る計画書を提出すること。 ② 委託業務を完了した場合は、すみやかに実績報告書及び収支精算書等を作成 の上、提出すること。 ③ ②の実績報告書とは別に、訓練終了1か月後、3か月後及び6か月後の就職 状況報告を作成の上、提出すること。 ④ その他、国及び県の調査事項等により報告を別に求める場合があるので、そ の際は県と協議の上、作成及び提出すること。 ⑤ 計画書、報告書等の提出にあたり必要な書式等については、別に定める (3)委託期間 契約締結日から平成29年3月31日までのうち必要な期間 (4)委託費 ・ 1契約あたり1,064万円(税込み)を上限とする ・ 事業費の対象は次のとおりとする ア 職業訓練の実施及び就職支援に係る経費 イ 既存従業員の人件費(給料の一部) ウ その他事業経費(事業と直接関連がある経費) (5)委託業務の成果目標 全体の訓練受講者数は最低640人以上、就職者数は420人以上、そのうち、 正規雇用者は210人以上を目標とする。 (ア)訓練時間が100時間程度 ○訓練科目 介護初任者研修、医療事務、食生活アドバイザー、パソコン基礎、 ファイナンシャルプランナー ① 1契約あたりの訓練受講者数は、最低90人以上とする。 ② 1契約あたりの就職者数は、59人以上を目標とし、そのうち、正規雇用者 は30人以上を目標とする。 (イ) 訓練時間が150時間~300時間程度 ○訓練科目 宅地建物取引士、介護実務者研修、基本情報処理、キャリアコンサルタ ント養成 ① 1契約あたりの訓練受講者数は、最低60人以上とする。 ② 1契約あたりの就職者数は、39人以上を目標とし、そのうち、正規雇用者 は20人以上を目標とする。 (ウ)(ア)1科目+(イ)1科目の場合 ① 1契約あたりの訓練受講者数は、最低80人以上とする。 ② 1契約あたりの就職者数は、52人以上を目標とし、そのうち、正規雇用者 は26人以上を目標とする。 なお、平成29年6月末時点での就職者数が目標値を下回る場合は、目標を下回 った人数の程度及び目標を達成できなかった理由によっては、本業務の委託費の一 部または全部が返還対象となりうるため注意すること。 (6)事業計画の変更 事業の実施期間中に、訓練内容をはじめとする事業計画を変更しようとするとき は、あらかじめ県と協議を行うこと。 4 その他留意事項 (1)関係書類等の整備について 受託事業者は、当該事業で関係する次の関係書類を整備するとともに、事業が完 了した日が属する会計年度の終了後5年間は保存すること。 ① 委託事業に係る総勘定元帳及び現金出納簿等の会計関係帳簿類 ② その他委託事業の内容を証する書類 (2)検査 ① 県は委託業務の履行状況を確認するため、必要に応じ立入検査を行うことが できる。 ② 県は委託業務終了後、速やかに完了検査を実施する。 ③ 本事業は、国の地方創生人材育成事業を活用した事業のため、会計検査員に よる検査の対象であり、受託者は会計検査員の検査を受ける場合はこれに応じ なければならない。 (3)その他 本事業により得られた成果は、原則として県に帰属する。
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