16hrma2-2.

企業経営と労働者
2016年4月19日
人事労務管理論A
LT1022教室
労務管理? ヒューマン・リソース?

言葉はたんに流行か?

英語では
2
時代の変化と用語

戦前の日本では
労務管理:
人事管理:

戦後の日本は
工場労働者と事務労働者の格差撤廃

用語の変化はたんなるコトバの問題ではない
3
企業の二つの顔

第1の顔:財とサービスの生産・流通・販売

第2の顔:利潤の追求

両者の関係は?
4
資本主義社会と人事労務

企業目的とヒトの働かせ方
利潤追求に合致した働かせ方
・
・
・
・
・
5
現代を考えてみると・・・

新自由主義・・・
1970年代以降の資本主義:

弱肉強食
利潤追求が至上命令と化す
6
経営資源と合理化
 経営資源の合理的活用
ヒト(人的資源)
モノ(物的資源)
カネ(資金)
7
企業はヒトなり!

「企業はヒトなり」、「従業員は重要な財産」

ヒトの管理の重要性と困難性
経営者はヒューマニストなのか?
ヒューマニストでなければ経営者になれない?
・
・
・
・
8
企業活動を図式化すれば・・・
Pm
・・・P・・・W’ーG’
GーW{
A
G=Geld 貨幣
W=Ware 商品
Pm=Produktionmittel 生産手段
P=Produktionsprozeß 生産過程
A=Arbeitskraft 労働力
9
二重の意味での自由とは?
 人格的な自由
 経済的「自由」
10
労働力の商品化

賃金労働者の存在
奴隷制や封建制社会との根本的な違い

学術用語としての労働者
労働基準法
http://www.houko.com/00/01/S22/049.HTM#s1
でも使われている→法律用語でもある
11
労働市場 ーーー 何を売買しているのか

売買の対象は労働者の「身体」ではない
特定の仕事ができるという
その価格が

労働力の時間決め「使用権」
売買の対象→
12
労働力の売買と賃貸マンション
労働力
賃貸マンション
所有者
売買の対象
売買後の所有権
社会的力
13
労働力の売買の具体像

欧米の場合
特定の(
(

)ができるという能力
)とした売買:
日本の場合
特定の(
(
)ができるという能力
)とした売買:
14
ヒトを管理することの困難性

そもそも管理とは何?

ヒトの管理がなぜ困難か?

そのためにはどんなことが必要なのか?
15
日本の労働者の実態は?
16
近年の統計では(2010,2014年)
比率
【男女計】 正規雇用者
非正規雇用者
【男性】 正規雇用者
非正規雇用者
【女性】 正規雇用者
非正規雇用者
2010年
61.6
38.4
81.1
18.9
46.2
53.8
2014年
60.2
39.8
78.2
21.8
43.3
56.7
17
日本の労働者の実像(1)
90
80
70
60
50
正規雇用
非正規雇用
40
30
20
10
0
1994年
1999年
2003年
2007年
2010年
2014年
18
日本の労働者の実像(2)
男女別雇用形態の割合の変化
100
90
80
70
【男性】 正規雇用者
60
【男性】非正規雇用者
50
【女性】 正規雇用者
40
【女性】非正規雇用者
30
20
10
0
1988年
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
19
日本の労働者の実像(3)
20
少子高齢化現象の影響!!
2010年
総数(万人)
総計 34歳以下 55歳以上
5111
860
1110
正規雇用率(%)
65.6
68.1
50.5
非正規雇用(%)
34.4
31.9
49.5
21