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第2章
農業を取り巻く動向
1.国の動向
日本の農業は、農家の高齢化や担い手の減少など様々な問題を抱えています。
そのため、国においては、食料・農業・農村基本法(平成11年7月)に基づい
た「食料・農業・農村基本計画」の変更(平成27年4月)、農地法の大幅な改正
(平成21年12月)により、安心・安全な食料の安定供給と効率的・安定的な農
業経営の確立を今後の農業における中心的な課題として加え、今後の農業の振興に
ついても新たな課題として位置付けました。
さらに、今後の農業政策のグランドデザインとして、「農林水産業・地域の活力
創造プラン」(平成25年12月)を決定しています。
2.埼玉県の動向
埼玉県においては、
「埼玉県民の健康とくらしを支える食料・農業・農山村ビジョ
ン」(平成16年3月)を策定後、新たに「埼玉農林業・農山村振興ビジョン」
(平成23年3月)を策定し、効率的かつ、安定的な農業経営の目標を明らかにす
るとともに、その目標実現に向けて農業経営の改善を計画的に進め、農用地の利用
の集積や農業者の経営管理の合理化、農業経営基盤の強化を促進するための措置を
総合的に講じています。
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