第 1 章 はじめに 1.1 A "とは p L TEX 2 Linux,Unix 系で、よく使われる文書組版ソフトに、Mr.D.E.Knuth の開発した TEX があります。しかし 、これは難しい言語でテキストを記述するので、使い勝手をよく するためにマクロが開発されていきます。 その中で、Mr.L.Lmport の開発した LATEX があります。株式会社アスキーにより、 この LATEX を日本語化したものが pLATEX です。LATEX は 、バージョンアップして 、 LATEX 2"となり、pLATEX も、それに併せて、pLATEX 2"となっています。 それでは、なぜ pLATEX 2"がいいのでしょうか?箇条書きにして書き出してみましょう。 1. ソフトの動作を明示的に与えることができる。 2. 数式の記述が楽。 3. M ○製品を使わないですむ( 笑) といったことがあげられます。このことから、使って便利なのは、理系の論文なんか ですね。 1.2 文書作成の流れ TEX では、ソースを書いて、それをコンパイルして、PostScript ファイルを生成し ます。以下にその流れを示します。 ただし 、> は、shell のコマンドプロンプト、pLATEX 2" のソースファイルを、main.tex とします。 1. >platex main.tex で、main.dvi という dvi ファイルを生成する。 2. >dvips main.dvi で、main.ps を生成する。 1 1.3 1.3.1 インスト ール MS-Windows それでは、Microsoft Windows に pLATEX 2"をインストールしてみましょう。 インターネットで、ソースや、バイナリ配布のプログラムを落としてきてもいいの ですが 、それよりは、株式会社 ASCII から出版されてる日本語 LATEX 2" インストール キットを使う方が簡単です。 (私は、インターネットでダウンロードしたものをインストールしたのですが、うまく 設定できずに終わってしまいました。) これは、インストーラが付属しており、非常に簡単にインストールできます。ただ、 PK フォントの設定 (図 1.1) だけは間違えないようにしなければなりません。 図 1.1 で、黄色で囲ってある部分の『詳細』ボタンをクリックすると、図 1.2 のダ イ アログが出現します。ここで、印刷に使用するプ リンタを選択します。一覧に使用し ているプ リンタがないときは、印字方式、解像度、メーカが同一なものを選択すると うまくいくようです。 ここは間違えないようにしてください。ここを間違えると、印刷結果がおかしくなっ てしまいますから。 図 1.3.2 1.1: モジュール選択ダ イアログ 図 1.2: プ リンタ選択ダ イアログ Linux Linux で、pLATEX 2"を使いたいけど 、どのディストリビュージョンがいいのか?と 聞かれますが 、迷わず即答するのは 、Vine です。 なんと言っても、インストールが簡単だからです。最初にチェックするだけで、イン ストールされ (日本語環境も含めて ) 、安定して動いているからです。 他のデ ィストリビュージョンでは 、私自身で試した限りでは、RedHat6.0(英語版) は、インストールされるがうまく動かない、debian は、初心者向きでない、という気 がします。これ以外のディストリビュージョンについては試してません。 また、ここで紹介した、RedHat6.0 、debian で、インストールできないとか言うこ とではありません。単純に僕のスキルが足りなくてうまく動作させられなかった、と いうだけのことですので・ ・ ・ もう一度言います。Linux でおすすめのディストリビュージョンは、Vine です。間 違いなく一番簡単で、苦労しませんから。 2
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