平 成 2 8 年 度 秋 田 県 介 護 人 材 確 保 対 策 事 業 実 施 方 針(案)

平 成 2 8 年 度 秋 田 県 介 護 人 材 確 保 対 策 事 業 実 施 方 針(案)
Ⅰ 介護人材を取り巻く現状と課題
Ⅱ 課題解決に向けた基本的な考え方
1 介護人材不足(量の問題)
【長寿社会課を見据えた、本県の目指す姿】
【長寿社会を見据えた、本県の目指す姿】
今後の要介護者の増加を見据え、介護人材を質と量の両面から確保することにより、要介護者になっても、地域で安心して、
今後の要介護者の増加を見据え、介護人材を質と量の両面から確保することにより、介護が必要になっても、地域で安心し
質の高い生活ができる地域社会の実現を目指す。
①介護人材の需給ギャップの拡大による担い手不足
高齢化と生産年齢人口の減少により、介護人材の需給ギャップが拡大し、介護職員が今後大幅に不足。
て、質の高い生活ができる地域社会の実現を目指す。
介護人材需給推計(第6期秋田県介護保険事業支援計画)
(千人)
27
◎目標達成のための3つの取組方針
◎目標達成のための3つの取組方針
本県の現状と課題を踏まえ、「参入促進」「資質の向上」「労働環境・処遇の改善」の3つのテーマ毎に数値目標を定め、課題
26.6千人
需要推計
26
供給推計
25
本県の現状と課題を踏まえ、「参入促進」「資質の向上」「労働環境・処遇の改善」の3つのテーマ毎に数値目標を定め、課
題解決に向けた取組を行う。
解決に向けた取組を行う。
25.6千人
H37(△2.8千人)
H32(△2.1千人)
24.0千人
24
H29(△1.4千人)
23
22
1 参入促進(=介護人材確保のための取組)
23.8千人
23.5千人
不足が見込まれる介護人材の確保を目指し、多様な人材の介護分野への参入促進に取り組む。
22.7千人
【数値目標】 介護職員需給ギャップ解消
H27(+814人)
H28(+1,085人)
※目標増加数は、対H24の数値であり、H29までに4,920人の増加を目指す。
21
H29(+1,356人)
20
2 資質の向上(=専門知識を有する質の高い介護人材の確保)
19
H24…
H25…
H26…
H27…
H28…
H29…
H30…
H31…
H32…
H33…
H34…
H35…
H36…
認知症患者の増加等に対応できる質の高い介護を確保するため、資質向上のための様々な研修の機会を提供する。
H37…
【数値目標】
介護支援専門員
H27
2,263人
H28
2,329人(
+66人)
H29
2,421人( +158人)
介護福祉士※
H27 10,471人
H28 11,745人(+1,274人)
H29 12,487人(+2,016人)
認知症サポート医
H27
45人
H28
50人(
+5人)
H29
55人( +10人)
喀痰吸引研修修了者
H27
498人
H28
618人( +120人)
H29
738人( +240人)
※国の目標では、介護職に占める介護福祉士の割合を5割としているが、当県は概ね達成しているため、
H28(51%)、H29(52%)を目標に設定
②施設整備計画に対応する介護職員の確保
H29年度までの施設整備計画(特養520床・老健182床)に対応する介護職員の確保が必要。
【H24 施設介護職員数4,979人】 ⇒ H29:289人の不足
2 専門知識を有する質の高い介護人材に対するニーズの増加(質的課題)
①認知症患者の増加や地域包括ケアシステムの構築に向け、専門知識を有する介護職員等の計画的な養成が必要。
【H26 認知症サポート医45人、喀痰吸引研修修了者422人】
◎介護人材確保に向けた取組方針及び対策事業
②要介護認定者の増加に伴い、「介護支援専門員」「介護福祉士」「作業療法士」など、専門職種が今後不足。
【H26 介護支援専門員2,190人 H25 介護福祉士8,943人、作業療法士137人、理学療法士120人、言語聴覚士12人】
3 労働環境・処遇の改善(=他産業への人材流出の防止)
他産業への人材流出を防止するため、労働環境や処遇の改善による職場定着を支援し、離職率の低減を図る。
【数値目標】
処遇改善加算(Ⅰ)
算定事業所割合
離
職
率
3 他産業への人材流出(離職の問題)
毎年2千人以上の介護職員が離職し、うち約6割が他産業へ転職していると推計されており、職場定着の取組による
人材流出の防止が必要。
【介護職の離職率 H26 12.3% ※H26度介護労働実態調査結果】
H27
73.8%
H28
77.0%(+3.2P)
H29
80.0%(+6.2P)
H27
12.3%
H28
11.8%(▲0.5P)
H29
11.3%(▲1.0P)
Ⅲ 介護人材確保に向けた取組方針及び対策事業
取 組 方 針
参
入
促
進
資
質
の
向
上
処労
遇働
の環
改境
善・
主 な 対 策 事 業 (例)
( 総 合 確 保 基 金)
1 介護人材の「すそ野」の拡大
・地域住民に対する介護の仕事の理解促進事業 【継続】
高校生の介護施設体験、学校訪問による介護の仕事紹介、介護体験セミナーの開催
2 参入促進のための研修支援
・介護人材確保対策事業(介護従事者新規就労支援) 【継続】
・介護未経験者に対する介護職員初任者研修の受講支援
3 地域のマッチング機能強化
・介護人材確保対策事業(介護分野のマッチング機能強化) 【継続】
1 キャリアアップ研修の支援
・介護職員等による痰吸引等研修事業 【継続】
・介護支援専門員資質向上研修事業 【継続】
・介護職の実践的スキルアップ講座開設事業 【継続】
・介護技術向上のための出前講座
2 研修代替要員の確保支援
・介護従事者の研修受講に係る代替職員の確保支援
3 地域包括ケア構築のための広域的人材養成
・認知症医療支援体制充実強化事業 【継続】、認知症介護支援体制充実強化事業 【継続】
・介護職員等を対象とする認知症介護に関する基礎研修
・歯科医師、薬剤師、看護職員を対象とする認知症対応力向上研修
・医療・介護・福祉ネットワーク構築事業(地域ケア会議等活動支援事業) 【継続】
・言語聴覚士のための介護予防研修
・市民後見推進事業 【継続】
( 一 般 財 源 等 )
・介護福祉士修学資金貸与事業
・外国人介護福祉士候補者支援事業
・県福祉保健人材・研修センター運営事業
・介護支援専門員再研修事業
・主任介護支援専門員研修事業
・施設サービス等利用者処遇指導事業
1 勤務環境改善支援
・介護人材確保対策事業(介護人材定着促進) 【継続】
2 子育て支援
・介護事業所内保育所運営支援事業【継続】
・介護従事者の産休の取得に係る代替職員の確保支援
・県福祉保健人材・研修センター運営事業(再掲)
・認知症疾患医療センター運営事業