ミニネタ19 返事の意義をきっちり指導しよう!

文|土作彰(奈良県北葛城郡広陵町立広陵西小学校) 返事の意義をきっちり指導しよう!
。今立っている
学年末、6年生の卒業を控 を座らせる)
えて、何かと行事練習が多く 人たちは、何も言わなかった
『わかりましたか?』
なってきます。指導の際、い 人です。
ろいろな説明や指示をします と聞かれて黙っていたという
が、一連の説明が終わった時 ことは『いいえ、わかりませ
』とい
に「わかりましたか?」と子 ん。質問があります。
どもたちに尋ねることがある う意思表示なのです。もう一
でしょう。この「問い」を発 度聞きます。さっき先生が言
したら、子どもたちに求める っ た こ と が わ か り ま し た
かになります。
もし「いいえ。
」という子ど
「はい!」と答えるでしょう。
返事は、基本的に次のどちら か?」ここで多くの子どもは
①「はい(わかりました)
」
②「いいえ(わかりません)
、 もがいたら質問を受け付けま
す。
質問があります」
「わかりましたか?」と尋 このような指導を通して、
ねた時、何も反応がない状態 意思表示の返事ができる子ど
を許したままでは、
「尋ねら もに育てたいですね。
れても返事をしなくてよい」
と教えたことになります。教
師は次のように言うべきで
す。
「さっき先生は『わかりま
したか?』と聞きました。そ
の時に、
『はい!』と返事し
た人は座りましょう(該当者
イラスト|吉田朋子
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