発 宛 信 者 警 察 本 部 長 発 信 年 月 日 28.4.26 先 関 係 所 属 長 担 交 通 企 画 課 当 者 交通死亡事故抑止に資する街頭活動及び広報啓発活動等の強化について 1 趣旨 4月24日現在の交通事故死者は50名となり、前年より181日早く、過去10 年と比較して最悪のペースであり、極めて憂慮する事態となっている。 伊勢志摩サミット警備・全国植樹祭警衛と大規模警備が行われ、これら重要警備の 完遂を最重点としているところであるが、治安の確保についても疎かにできない厳し い局面に立たされている。 そのような厳しい状況の中、多発する死亡事故に歯止めを掛けるためには、限られ た人員・体制をより効果的に運用するとともに関係機関・団体と一層連携した活動が 不可欠であり、特に、突出している歩行者事故の抑止に重点を絞り、交通死亡事故抑 止に資する街頭活動及び交通安全教育、広報啓発活動の強化を図るもの。 2 期間 4月26日から6月30日までの間 3 実施事項 全事故のうち、歩行者が犠牲となる死亡事故の割合が43%と突出していることか ら、歩行者対策を最重点として、別添「対策メニュー」を実施すること。 4 留意事項 (1) 実施事項については、通常勤務プラスアルファーで交通事故の抑止のための街頭 活動を強化するものであるが、結果として街頭犯罪の抑止に繋がることなど、その 趣旨を全職員に徹底させ、限られた人員・体制の中、より効果的な運用に配意する こと。 (2) 自分の身は自分が守る自発的な『交通安全「私から!」』運動を通じて、一般ド ライバーに対して「指差し確認」を推奨していることから、警察職員は自らの事故 防止と一般ドライバーの模範となるべく、ミスの軽減効果の高い「指差し呼称」を 励行すること。 (3) 街頭活動に当たっては違反車両の前に不用意に立たない、逃走車両を身を挺して 止めようとしない等具体的な指示のもと受傷事故防止に万全を期すこと。 5 その他 (1) チラシ(データベース)を配付するので、交通安全教室及び街頭啓発活動で活用 すること。 (2) 警察署で独自に取り組む効果的な施策については、その都度報告すること。 別添 対 策 メ ニュ ー 1 街 頭 活 動 の 強 化 交通死亡事故抑止等に資する取締りの強化 多発する歩行者事故に歯止めを掛け、歩行者保護意識の向上を図るため、 横断歩行者妨害を最優先とした取締りを実施するとともに、交通事故の発生 状況を勘案して「特定違反」に指向した取締りを実施する。 なお、街頭活動中、検挙に相当しない軽微な違反であっても、必ず停止さ せ指導警告を行う。 2 パトカーによる見せる流動・駐留警戒の実施 署内の全パトカーの運用は、急訴を除き、出動時及び帰署時には、事故多 発路線等を往復又は駐留するなどして、通常勤務でも重点路線の警戒に可能 な限り重点指向する。 3 隣接署との連携の強化 事故多発路線の競合する隣接署と連携を図り、交通事故多発曜日の多発時 間帯へのパトカーの集中運用を図り、限られた人員で最大限の効果が上がる 見せる流動警戒を実施する。 4 所管区員の基本勤務の励行 朝夕の立番及び事故多発路線等を経由しての警ら・巡回連絡を行うととも に、例え僅かな時間であっても交通監視を行う等制服警察官による街頭での 見せる警戒活動を実施する。 5 本署当直員による流動警戒 本署当直は事件事故の発生がない場合は、犯罪抑止及び交通事故の抑止に 資するため、可能な限り当直員によるパトカーの流動警戒を実施する。 6 重大事故及び連続発生傾向を受けての先行的な街頭活動 事故発生傾向を分析して発生地域、時間帯に的を絞った街頭活動を強化す る。 ★ 安 全 教 室 ・ 広 報 啓 発 の 強 化 死亡事故多発(歩行者事故が多発)の危機的状況及び自分の身は自分で守 ると いう 自発 的な『交 通 安全 「私から !」』 運動 の浸 透を図 る安 全教 育や広 報 啓発活動を行う。 1 各種安全教室での浸透 2 市町村の安心メールを活用 3 ミニ広報紙 4 有線放送・防災無線による広報 5 PLサインの活用・・・流動警戒時、警察署窓口、各種イベント会場 6 「いきいきアドバイス作戦・ピカピカペッタンコ作戦」 ・年金受給日における殊詐欺防止と連携 ・ゲートボール場、病院等 ・巡回連絡時 ・民生員等の活用 7 市町村の機関紙による広報 【参考:本部で実施予定の施策】 ○県警ホームページ ○回送バスへの文字表示 ○企業(OB再就職先)への要請 ○道路情報ラジオ放送による広報 ○テレビによる広報 ○地方事務所への要請 ○道路情報板による広報 今、行動のとき 交通安全「私から!」 歩行者の皆さんは 止まる • 必ず止まる 見る • 左右をしっかり見る ドライバーの皆さんは 目立つ • 明るい服装、反射材で存 在をアピール 指さし確認 • 「目」と「指さし」で重ね て確認 (ハンドルは握ったまま) 早め点灯 • 暗くなり始めたら早め のライトオン シートベルト • スタート合図は「ベルト した?」 思いやり 乗せて信濃路 咲く笑顔 長野県交通安全運動推進本部年間スローガン 長 野 県 警 察
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