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唐津市水道事業
導・送・配水施設維持管理等業務包括的委託
維持管理等業務仕様書
平成28年5月
唐津市水道局
(目的)
第1条
この仕様書は、唐津市水道事業導・送・配水施設維持管理等業務包括的委
託(以下「本業務」という。)に関し業務を適正かつ円滑に実施するため、必要
な事項を定めることを目的とする。
(業務の履行)
第2条
受託者(以下「乙」という。)は、唐津市水道事業導・送・配水施設維持
管理等業務包括的委託要求水準書、唐津市水道事業導・送・配水施設維持管理等
業務包括的委託契約書及び本仕様書のほか、業務実施計画書、業務提案書その他
関係書類(現場説明を含む。)に基づき、誠実かつ確実に業務を履行しなければ
ならない。
2
本業務の履行にあたっては、水道法(昭和32年法律第177号)、水質汚濁
防止法(昭和45年法律第138号)、労働基準法(昭和22年法律第49号)、
消防法(昭和23年法律第186号)、本市水道事業(以下「甲」という。)の
例規その他関係法令等並びに本仕様書及び第21条に規定する要領を遵守しなけ
ればならない。
(書面主義)
第3条
この契約に基づく指示、請求、通知、報告、承諾、承認、通告、協議、合
意及び解除(以下「指示等」という。)は、特に定めのある場合を除き、書面に
より行わなければならない。
2
前項の規定にかかわらず、緊急やむを得ない事情がある場合は、指示等を口頭
で行うことができる。この場合において、既に行った指示等を書面に記載し、7
日以内に相手方に交付するものとする。
3
甲及び乙は、この仕様書の他の条項の規定に基づき協議を行うときは、当該協
議の内容を書面に記録するものとする。
(業務の期間)
第4条
甲が乙に業務を委託する期間は、平成29年4月1日から平成34年3月
31日までの5年間とする。
2
乙が業務を遂行するにあたり、必要な習熟期間については、契約締結の翌日か
ら平成29年3月31日までの間とし、乙は、その期間内に委託業務に係る一切
の事務を甲及び甲が指定する者から引き継がなければならない。
(本業務の内容及び対象地域)
第5条
委託する本業務の内容は次に掲げる業務とし、その対象地域は唐津市水道
事業及び唐津市工業用水道事業の給水区域全域とする。
(1) 管路パトロール業務
(2) 水圧測定業務
(3) 洗管業務
(4) 導・送・配水管切替業務
(5) 漏水修理業務
(6) 管路の現場立会業務
(7) 給水装置に関する業務
(8) 窓口受付等業務
(9) 検定満期メーター取替等に関する業務
(10)給水鉛管取替に関する業務
(業務責任者の選任及び職務)
第6条
乙は、業務責任者(以下「責任者」という。)を選任し、その選任した責
任者の氏名等の必要事項を記載した責任者選任届を甲に届け出なければならない。
変更したときも同様とする。
2
責任者は、業務の最高責任者として業務の指揮及び監督を行う。
3
責任者は、仕様書その他関係書類により、業務の目的及び内容を理解したうえ
で、甲と密接な連絡をとり、適正かつ円滑な業務の遂行を図らなければならない。
(従事者の届出)
第7条
乙は、業務の従事者の氏名、職務分担等を記載した従事者の選任届を甲に
届け出なければならない。変更ある場合も同様とする。
(従業員の勤務体制及び勤務時間)
第8条
乙の本業務実施に関する方針、考え方、具体方法等をまとめて甲に提出し、
従業員が業務内容を的確に遂行できる勤務体制を構築しなければならない。
(1) 第5条に規定する業務の勤務時間は、唐津市の休日を定める条例(平成17
年条例第2号)に規定する休日(次号において「休日」という。)を除く日の
午前8時30分から午後5時15分までとする。ただし、緊急時及び夜間・休
日受付業務を除く。
(2) 夜間及び休日業務の時間は、次に掲げるとおりとする。
ア
夜間受付等業務
午後5時15分から翌日の午前8時30分まで
イ
休日受付等業務
休日の午前8時30分から午後5時15分まで
(3) 休憩時間、休息時間、週休日等の就業については、唐津市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例(平成17年条例第41号)を参考に定めること。
(4) 緊急的な事故のときは、即対応できる体制を確立しておくこと。
(5) 従業員の事故、病気等により欠員が生じたときは、即他の従業員を確保し、
本業務に支障が生じないような体制を確立しておくこと。
(服装)
第9条
従業員の服装は、次のとおりとする。
(1) 統一した服装をすること。
(2) 作業に応じた服装(現場においては、ヘルメット着用)をすること。
(3) 甲が証明した身分証明書を常に携行すること。
(4) 水道使用者等から身分証明書の提示を求められたときは、速やかに提示し、
これを拒んではならない。
(再委託の禁止)
第10条
乙は、本業務の全部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。
ただし、その一部についてあらかじめ甲の承諾を得た場合は、この限りでない。
(車輌の運行)
第11条
乙は、本業務において車輌の運行が必要な場合、乙の所有する車輌を使
用し、従業員の運転により車輌の運行をしなければならない。
2
乙は、使用する車輌に甲の承諾を受けて本業務に従事することを示す表示を施
さなければならない。
3
乙の車輌事故については、乙は一切の責任を持つ。
(緊急時の対応)
第12条
乙は、緊急な事態が発生したとき、又はその恐れがあるときは、直ちに
本業務の委託業務監督員(以下「甲の監督員」という。)に報告し、指示に従わ
なければならない。
(安全の確保)
第13条
乙は、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)その他災害防止関係
法の定めるところにより、常に従業員の安全管理に必要な措置を講じ、事故、災
害等の未然防止に努めなければならない。
2
乙は、業務遂行にあたり電気、薬品類、有毒ガス、可燃ガス、酸欠空気、高所
深所作業等に対し必要な安全対策を講ずるとともに、従業員の安全確保及び適切
な作業手順を選択し、危険防止に努めなければならない。
3
乙は、本業務の遂行にあたり安全管理上に障害が発生した場合、直ちに必要な
処置を講じ速やかに甲の監督員に報告し、その指示に従わなければならない。
(事故等の措置)
第14条
乙は、本業務の履行上の事故等が発生した場合、直ちに応急処置を講ず
るとともに甲の監督員に報告し、その指示に従わなければならない。
2
事故等の発生原因が乙にある場合、乙は一切の責めを負わなければならない。
(業務状況の報告)
第15条
乙は、第5条に規定する各業務について、業務日報を作成し、1月ごと
に業務完了報告書を甲に提出しなければならない。
2
甲が必要と認めた場合は、何時でも業務状況を乙に報告させ、その状況を調査
することができる。
(損害賠償責任)
第16条
本業務の遂行に関し故意又は過失によって甲又は第三者に損害を与えた
場合は、乙はその損害を賠償しなければならない。
(業務実施計画書)
第17条
乙は、次の事項について契約書、要求水準書及び本仕様書に基づき、甲
と十分な協議を行い、各号に定める期間までに業務実施計画書を策定し、提出す
るものとする。変更ある場合も同様とする。
(1) 業務組織体制
準備期間終了月の20日まで
(2) 従業員の資格及び経歴
準備期間終了月の20日まで
(3) 業務実施計画書(5箇年)
(4)年間業務実施計画書
準備期間終了月の20日まで
当該年度開始前月の20日まで(初年度については、
準備期間終了月の20日まで)
(5)月間業務実施計画書
前月の20日まで
(6) 緊急時の対処マニュアル
(7) 安全衛生管理
準備期間終了月の20日まで
準備期間終了月の20日まで
(8) その他必要な書類
甲が別に求める日まで
(常備の書類及び帳簿)
第18条
責任者は、業務事項を明確にするため、次に掲げる書類及び帳簿を常に
整備しておかなければならない。
(1) 契約に関するもの
ア
契約書の写し
イ
仕様書の写し
(2) 業務の履行に関するもの
ア
水圧測定業務記録簿
イ
管路等巡視記録簿
ウ
漏水修理記録簿
エ
貸与品台帳及び支給品受払簿の記録日報、月報及び年報
オ
洗管記録簿
カ
管路・給水装置の現場立会記録簿
キ
窓口受付記録簿
ク
断水赤水事故記録簿
(3) その他必要な書類及び帳簿
(業務完了報告書等の提出)
第19条
責任者は、次の業務完了報告書等を、当該各号に定める日までに甲の監
督員に提出しなければならない。
(1) 年間業務完了報告書
当該年度の3月31日まで
(2) 月間業務完了報告書
翌月の10日まで(3月分については当該年度の3月
31日まで)
(3) 窓口受付等業務日誌
翌日まで(翌日が休日の場合は、休日の翌日まで)
(4) その他甲がモニタリング等で要求するもの
甲が別に求める日まで
(5) 前各号に掲げるもののほか、甲が必要と認める書類
甲が別に求める日まで
(委託業務完了検査)
第20条
乙は、月間及び年間の業務を完了したときは、次の方法により甲の月間
業務完了検査(月間モニタリング)及び年間業務完了検査(委託業務完了検査)
を受けなければならない。
(1) 月間業務完了検査及び年間業務完了検査は、乙から月間業務完了報告書が提
出され、10日以内(3月分については当該年度の3月31日まで)に、甲が
乙立会いのもとに行うものとする。
(2) 検査日及び場所については、甲及び乙が協議し、定めるものとする。
(3) 検査は、乙が提出した月間業務実施計画書及び年間業務実施計画書に基づき
業務報告書の内容について、照合及び確認を行う。
(4) 業務完了検査内容のうち、甲が特に認めた事項については、検査を省略する
ことができる。
(5) 検査の結果、不合格となった部分があるときは、乙は速やかに不合格部分を
改良し、再検査を受けるものとする。
(貸与備品の管理)
第21条
甲は、乙の業務上必要な物品を貸与するものとする。
2
責任者は、貸与備品台帳を作成し、管理しなければならない。
3
責任者は、貸与備品を破損又は紛失したときは、甲の監督員に報告しなければ
ならない。
4
貸与備品を破損又は紛失したときは、乙はその弁済の責めを負う。
(本業務の履行要領)
第22条
本業務の履行は、次の要領によるものとする。
(1) 管路パトロール業務要領
(2) 水圧測定業務要領
(3) 洗管業務要領
(4) 導・送・配水管切替業務要領
(5) 漏水修理業務要領
(6) 管路の現場立会業務要領
(7) 給水装置に関する業務要領
(8) 窓口受付等業務要領
(9) 検定満期メーター取替等に関する業務要領
(10)給水鉛管取替に関する業務要領
(契約満了後の事務引継)
第23条
乙は、本業務の契約期間が満了したとき、又は契約が解除されたときは、
速やかに本業務に係る一切の事務を甲及び甲が指定する者に引継ぎを行い、本業
務に支障が生じないようにしなければならない。
(雑則)
第24条
本業務遂行中、この仕様書に定めのない事項が生じたとき、又は疑義が
生じたときは、乙は甲と協議を行う。