健診項目と数値・色の意味 [PDFファイル/27KB]

健診項目と数値・色の意味
健診項目
生活改善が必要な数値です。
毎日の生活習慣を振り返ってみましょう。
健診項目が何を意味しているか。
内臓脂肪の蓄積
腹囲
正常値
へそ周りを測定することで蓄積した内臓脂肪の状態をみる。
︵
︶
尿糖
受診勧奨判定値
男性
∼84.9
85.0∼
女性
∼89.9
90.0∼
身体のエネルギー源として重要ですが、血中で多くなると皮下脂肪や内臓
の内外に蓄えられ、動脈硬化を進めることにもなる。
血管内部に付着した余分なコレステロールを運び去るいわゆる善玉コレス
HDLコレステロール
テロール。
肝臓の細胞の中にある酵素で、肝細胞がこわれると血液の中に流れ出てく
る。
肝臓の細胞の中にある酵素で、肝細胞がこわれると血液の中に流れ出てく
る。
毒物の処理・分解に関係している酵素で、肝臓や胆管の細胞がこわれると
血液の中に流れ出てくる。
基
本
的
な
健
診
項
目
保健指導判定値
判定の根拠
内臓脂肪の蓄積により、動脈硬化を進行させる物質の分泌が増加し
て、血管の炎症や血栓を作りやすい状態をおこす。動脈硬化を抑え
る良い物質が減少して、動脈硬化が進みやすくなる。
中性脂肪
血
GOT
管
GPT
へ
の
γーGTP
影
響 内皮障害
収縮期血圧
(最高血圧)
動
脈
拡張期血圧
(最低血圧)
硬
化
尿酸
の
危 糖代謝異常
険
血糖
因
HbA1c
子
生活改善+治療が必要な数値です。
医療機関を受診し、もう一度詳しい検査を受けましょう。
メタボリックシンドローム診断基準検討
委員会:メタボリックシンドロームの定
義と診断基準
∼149
150∼299
300∼
40∼
35∼39
∼34
∼30
31∼50
51∼
∼30
31∼50
51∼
∼50
51∼100
101∼
∼129
130∼139
140∼
心臓が拡張した時に血管が元の太さに戻りながらかかる圧力。
∼84
85∼89
90∼
細胞の燃えカスでプリン体という物質からできており、通常は老廃物とし
て尿と一緒に排泄される。血液中に増えすぎると血管を傷つける。
∼6.9
7.0∼7.9
8.0∼
100∼125
126∼
5.6∼6.4
6.5∼
日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防
ガイドライン
日本消化器病学会:肝機能研究班意見書
下記の項目が高くなると血管の内膜を傷つける。
心臓が収縮して血液を送り出した時に血管にかかる圧力。高くなる
と血管に強い圧力がかかることになる。
血液中のブドウ糖量。ブドウ糖は身体をつくるエネルギー源として大切で
すが、増えすぎると血管を痛める。
赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が血管内で結合したもの。ブドウ糖が
血中に多いほどヘモグロビンとの結びつきが増え、値が高くなる。
空腹時
∼99
日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライ
ン
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン
日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド
∼5.5
(−)
血糖が高くなると腎臓からあふれて尿糖として尿中に出てしまう。
(±)∼
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン
インスリンが出ているにもかかわらず血糖を効率よく下げられない状態
インスリン抵抗性 って?
で、血管が痛みやすくなる。
腎臓
血清クレアチニン
不要になったものは腎臓でろ過されて尿として排泄されるが、腎機能が低
下するとろ過されずに血液中に残ってくる。
e-GFR
腎臓の糸球体が1分間にろ過できる血液量のことで、腎機能の程度を示す
指標である。
体内に必要なたんぱく質が尿といっしょに排出されていないかをみてい
る。
腎臓や尿管、膀胱など、尿の通り道となる臓器に異常があった場合に尿の
中に赤血球が混じってくる状態。
尿たんぱく
尿潜血
その他の動脈硬化危険因子
男性
∼1.1
1.2∼1.3
1.4∼
女性
∼0.9
1
1.1∼
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン
59∼51
∼50
日本腎臓学会:CKD診療ガイド
60∼
(−)(±)
(+)∼
(−)(±)
(+)∼
傷ついた血管の内膜から血管壁にしみこみ、血管壁が厚くなって血
液の流れが悪くなってつまりやすくなる。
血液中に増えすぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化を促進させる。少なすぎ
∼119
LDLコレステロール ると肝臓・脳・血管への栄養不足となり血管がもろくなりやすい。
心臓
詳
細
な
健
診
項
目
脳
血
管
変
化
貧血
心電図
眼底検査
ヘマトクリット
血色素
(ヘモグロビン)
易血栓化 って?
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン
心臓の活動に伴う電気信号の伝わり方を記録・分析し心臓の状態を表した
もの。
脳の血管からの枝分かれである網膜の血管の状態をみている。
所見なし
上記の項目が高くなりすぎると血栓ができやすく、血管がつまりやすい状
況になる。
140∼
所見あり
kw 0またはⅠ
Ⅱa∼
男性
39.0∼48.9
女性
36.0∼43.9
男性
13.1∼
35.4∼38.9
49.0∼50.9
32.4∼35.9
44.0∼47.9
12.1∼13.0
女性
12.1∼
11.1∼12.0
血液中に含まれる血球成分の容積の割合。
赤血球の中に存在し、肺で取り入れた酸素を筋肉などの組織に運ぶのが役
割。少なすぎると運べる酸素が少なくなる。
120∼139
∼35.3
51.0∼
∼32.3
48.0∼
∼12.0
∼11.0
日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防
ガイドライン
日本循環器管理研究協議会:循環器病予
防ハンドブック
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイ
ドライン 、 日本人間ドック学会:人
間ドック判定・指導ガイドライン
新潟県福祉保健部ほか:健(検)診ガイド
ライン