保健だより 5月号

発行:2016 年 4 月 25 日
保健だより
5月号
新緑の美しい 5 月。元気に遊ぶ子どもたちの姿に、さわやかな風が吹く抜けます。ゴールデンウィークを楽しく過
ごした後、心身ともにちょっと不安定になることも。ご家庭と連携をとりながら、お子さんの様子に気を配っていき
たいと思います。
視力の発達に重要な乳幼児期
生まれたばかりのときは 0.01 くらいだった視力は、生後6週こ
ろからぐんぐんと発達。5歳で 1.0 以上になり、その後発達の程
度は緩やかになり、8~10 歳くらいで完全に止まります。
ですから、乳幼児期に、なんらかのトラブルで
視力の発達がうまくいかなかった場合、その後
視力を伸ばすのはとても難しいのです。日ごろ
から子どもの目の状態に注意を向け、おかしい
と思ったら、早めに受診しましょう。
遊具の事故 春に増加~公園や学校、消費者庁が注意喚起~
2016 年 2 月 25 日
『読売新聞』朝刊より
春は、子どもが公園や学校の遊具を使う機会が増え、事故も増加する傾向にある。このため、消費者庁が注意を
呼びかけている。
」遊具による 12 歳以下の子どもの事故情報は、同庁が発足した 2009 年 9 月から 2015 年
12 月までに、全国から 1518 件寄せられた。うち、死亡が 4 件、入院や 3 週間以上の治療が必要な事故が全体
の 3 割あった。遊具別では、滑り台、ブランコ、鉄棒の順に多かった。
季節別に見ると、春(3 月~5 月)が 420 件で最多。同庁担当者は、
「陽気が良くなり、遊具で遊ぶ機会が増え
るからではないか」とみる。同庁は、遊具に貼ってある年齢表示シールや遊び方の注意シールを参考に、
「成長に
合わせた遊具で遊ばせ、正しい使い方やルールを守ってほしい」と話す。また、6 歳以下の幼児には大人が付き
添い、服や持ち物が遊具に引っかからないか、遊ぶ前に確認するよう指摘している。
当園で実施している遊具の事故防止の取組
当園(当法人)では、職員一人一人の危機管理に対する意識向上に努めると共に、以下の遊具での事故防止の取組を行っています。
■事故防止点検・設備点検の実施
園内・園外における保育中の事故・怪我につながる可能性がある要因を事前に発見・対応することで、事故・怪我を未然に防ぎま
す。事故防止点検については、年 6 回(5 月・7 月・9 月・11 月・1 月・3 月)
、園内設備に関しての設備点検は、年 4 回(4
月・7 月・10 月・1 月)実施し、不十分な項目については、園で事故防止委員会を開催し、検証・改善を図っております。
■ハザードマップ作成(園内・園外)
年に一度、園内(園舎・園庭等)・園外の危険箇所を洗い出し、ハザードマ
ップの作成を行い、危険箇所の把握・事故防止に努めています。
■保育運営マニュアル№3 危機管理マニュアルの内容理解・実行
中でも特に『ケガ事故防止の為の保育士行動指針~子どもの動きや目の高さ
で安全を確認する~』に遊具事故防止に向けた行動指針が示されています。
~「日差しの強い季節」「虫刺されの季節」の到来です~
虫除けスプレー・日焼け止めに関しまして
当園では蚊に刺されてかゆがっているお子様には市販のかゆみ止め薬「ム
ヒ」を塗布させていただくことがあります。もし、体質的に「ムヒ」が合
わないお子様は保育者までお申し出下さい。
また、お子様個人ごとの「虫除けスプレー」
「日焼
け止め」の塗布については“医師の指示書がある場
合のみ”お受けさせていただきます。薬による事故
防止にご理解とご協力をお願い申し上げます。