鳥取県産農産物に係る国内市場調査・分析業務仕様書 1 適用範囲 本

鳥取県産農産物に係る国内市場調査・分析業務仕様書
1 適用範囲
本仕様書は、鳥取県が発注する「鳥取県産農産物に係る国内市場調査・分析業務」
(以下「本業務」
という。
)について必要な事項を定めたものである。
2 目的
持続可能で収益力が高い本県農業を目指すための具体的取組を推進するため、鳥取県産農産物の
国内市場調査、分析等を行い、本県の農業の発展に資することを目的とする。
3 業務の内容
本業務を受託する者(以下「受託者」という。
)は、以下の内容に従って業務を遂行する。ただし、
具体の実施内容については、7の「実施計画」において定めるものとする。
(1)調査等の対象品目と鳥取県の方向性
いずれも鳥取県産の品目とする。
品目名
県が考える強み
県が目指す方向性
ア 米(きぬむすめ) ・3年連続特Aの取得(一般財団法 ・百貨店の棚に陳列されるレベルを
人日本穀物検定協会による米の
目指す(他の産地の例:晴天の霹
食味ランキング)
靂、ゆめぴりか)
・食味
・多収性
イ
果実(梨(新甘 ・好食感と高糖度
泉)、柿(輝太郎)) ・出荷時期(新甘泉においては、赤
梨の端境期の出荷、輝太郎におい
・高級品の価格帯、進物向けのレベ
ルを目指す(販路の例:百貨店、
高級果物店)
ては、柿の極早生)
・多収性
・大玉(輝太郎)
ウ 牛肉(鳥取和牛) ・オレイン酸含有率(オレイン酸含 ・高級レストラン、料亭、旅館など
有率全頭検査を実施)
・口溶け、風味の良さ、肉質の良さ
で提供されるレベルを目指す。
(他
の産地の例:飛騨牛)
・オレイン酸含有率が高くなる傾向
にある血統の種雄牛「気高」の血
統
・全国第1位、2位、3位の種雄牛
を抱える鳥取県の産地のストー
リー
(2)調査対象地域
首都圏を中心とする。
(3)実施内容
ア (1)の品目についての将来需要(概ね5年)の調査、分析(環太平洋経済連携協定(TP
P)発効などによる競争環境の変化、市場規模・動向の推移、鳥取県産品の認知度等を踏まえ
ること。
)
イ (1)の品目についての差別化可能性の調査、分析(他産地の類似好事例の実態分析等を踏
まえること。
)
ウ (1)の品目について、ア及びイの調査、分析に基づき、鳥取県産品の強みを活かし、他産
地と差別化した販路開拓、生産手法の提案
(4)鳥取県が行う会議への参加
鳥取県が行う、当該調査、分析を外部有識者等へ報告、議論する会議に参加すること。
(回数は、
平成 28 年度に概ね2回を予定し、交通費は別途支給する。
)
(5)鳥取県職員との連携
本調査、分析業務の運営について、鳥取県職員に対しての情報提供、指導等を行うこと。
4 最終成果品
上記3に示したそれぞれの調査分析結果を報告書として一つにとりまとめ、次の通り平成 29
年1月 12 日(木)までに提出すること。
また、平成 28 年9月 30 日(金)までに中間とりまとめとして、調査結果の経過報告、分析等
を提出すること。
品名
仕様
納品形態
数量
報告書
PDF形式ファイル
媒体
一式
報告書
マイクロソフトワード又はマイクロソフトパワーポイント 媒体
一式
形式ファイル
報告書
紙
紙
1部
5 委託期間
契約締結日から平成 29 年1月 12 日(木)まで。
6 予算額
金 6,176,000 円(消費税及び地方消費税の額を含む。
)
7 実施計画
(1)受託者は、契約締結後遅延なく、受託者が提案した企画提案書をもとに鳥取県と協議の上、
業務実施計画を作成して鳥取県に提出する。この際、調査内容など具体的な内容には、鳥取県
の意向を反映させること。
また、本業務期間中の鳥取県との協議において、業務実施計画の変更の必要性が生じた場合
にも原則対応すること。
(2)本業務は、4の最終成果品の納入することをもって業務の実施とみなし、契約金額を支払う
ものとする。鳥取県の了承を得ずに実施内容が業務実施計画と異なった場合には、対価の全部
又は一部は支払わない。
8 調査等
鳥取県は、必要がある場合は、受託者に対して委託業務の状況について調査し、又は報告を求め
ることができる。この場合において、受託者はこれに従わなければならない。
9 助言等
本業務期間中、受託者は鳥取県の職員に対して適切な助言を与えるとともに、鳥取県が疑問点の
回答又は必要な資料等を求めた場合、迅速に対応し回答、資料提供等を行うこと。
10 再委託の制限
受託者は、鳥取県の承認を受けないで本業務を再委託してはならないこととし、業務の一部を再
委託する場合は、再委託先の業務内容及び再委託先の概要、体制について事前に鳥取県に書面で協
議し、承認を得なければならない。
11 特許権等の使用
受託者は、特許権、実用新案件、意匠権、商標権その他の法令に基づき保護される第三者の権利
(以下「特許権等」という。
)の対象となっている材料、履行方法等を使用するときは、その使用に
関する一切の責任を負わなければならない。
12 権利の帰属
(1)本業務に関する著作権(著作権法(昭和45年法律第48号)第27条及び第28条に規定する権
利を含む。)は、契約金額の支払いと同時に全て鳥取県に移転するものとする。
(2)受託者は、本業務で創作した著作物について、鳥取県及び鳥取県が指定する者に対して著
作者人格権を行使しないものとする。
13 情報等の取扱い
(1)受託者は、本業務により知り得た情報等を他の者に漏えいしてはならない。本業務の契約
が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(2)本業務を行うために鳥取県から貸与された情報等を滅失、
改ざん及び破損してはならない。
14 損害賠償
受託者は、その責めに帰する理由により、本業務の実施に関し鳥取県又は第三者に損害を与えた
ときは、その損害を賠償しなければならない。
15 完了報告及び検査
受託者は、本業務の完了と同時に鳥取県に完了報告書(様式)を提出し、鳥取県の検査を受ける
ものとする。
16 支払い
受託者は、前項の検査が適正と認められた後、速やかに本業務に係る請求書を鳥取県に提出する
ものとする。
17 成果品
完了報告書を除く成果品の最終的な内容・個数は、
契約時に鳥取県と受託者が協議の上決定する。
18 仕様書遵守に要する経費
本仕様書を遵守するために要する経費は、全て受託者の負担とする。
19 専属的合意管轄裁判所
本業務に係る訴訟の提訴及び調停の申立てについては、鳥取県鳥取市を管轄とする裁判所をもっ
て専属的合意管轄裁判所とする。ただし、特許権等の著作物についての著作者の権利に関する訴え
については、民事訴訟法(平成8年法律第 109 号)第6条に定めるとおりとする。
20 その他
受託者は、本仕様書に記載のない事項及び本業務遂行に当たり疑義が生じた場合は、必ず鳥取県
と協議することにより定めるものとする。
(様式)
年
鳥取県知事
平井伸治
月
日
様
(所在地)
(企業名)
(代表者職氏名)
印
鳥取県産農産物に係る国内市場調査・分析業務完了報告書
平成28年
月
日に契約を締結した標記業務が完了しましたので、下記のとおり報告
します。
記
報告書
別添のとおり