仕様書(PDF:165.6KB)

加古川市災害情報伝達・収集システム設計業務委託仕様書
平成28年4月
加古川市
1 業務名
加古川市災害情報伝達・収集システム設計業務
2 業務目的
本業務は、この整備方針に基づき具体的なシステム整備等を行うための基本設計書を作成す
ることを目的とする。
3 業務対象場所
加古川市全域
4 履行期間
契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日までとする。
なお、
平成 29 年度予算に必要な資料(5.2(6)(7))については、
平成 28 年 10 月末までとする。
5 業務概要
5.1 「加古川市災害情報伝達・収集システム整備方針」に基づき、災害情報伝達システム、
統合入力システム、災害情報収集システムについて以下の基本設計書を作成する。
なお、基本設計書では実施設計書が必要となるものを除いて、平成29年度に調達可能
なソフトやハードの機能要件を記載するものとする。
(1)災害情報伝達システム
「加古川市災害情報伝達・収集システム整備方針」では本市に不足している地域を限
定した PUSH 型の伝達手段として、V-ALERT 及び自動音声配信・応答システムの導入を決
定している。本業務では、これら2つの伝達手段と既に整備されている伝達手段を有効
に活用しながら、本市の地域や災害特性に最適なシステム整備の基本設計を行う。
①全市域の地域、災害の特性の調査
②ユースケース毎の災害情報伝達方法の検討(地域、災害、対象者、時間軸)
③V-ALERT の端末等の調査
④V-ALERT の公共施設や民間施設の放送設備の利活用の調査・検討
⑤V-ALERT 及び自動音声配信・応答システムの平時からの活用の検討
(2)統合入力システム
複数の伝達手段に別々に入力している現状と本市の庁舎の災害想定を考慮し、本市の
活用する伝達手段(V-ALERT 及び自動音声配信・応答システムを含む)の内、可能な限り多
くの手段(V-ALERT は必須)に一斉入力が可能なクラウド形式の統合入力システムの基本
設計を行う。
①活用する伝達手段の入力統合化の可能性の調査
②クラウド型統合入力システムの調査・検討
③対策本部と入力システム側の耐災害性の高い通信回線の調査・検討
④平時利用の調査・研究
(3)災害情報収集システム
以下の調査・検討を行い整備のための基本設計を行う。
①通信手段が未整備となっている日岡山体育館、ウェルネスパーク及び総合体育館と対
策本部間の通信手段(音声、画像、映像の交換が可能なもの)の調査・検討
②対策本部、地区支部、指定避難所間の連絡手段(音声)の調査・検討
③災害現場と対策本部間の通信手段(音声、画像、映像の交換が可能なもの)の調査・検
討
5.2 以下の成果品の作成及び納品を行うものとする。
(1)各種現況調査書
・災害情報伝達システム 5.1(1)①④
・統合入力システム 5.1(2)①
・災害情報収集システム 5.1(3)①
(2)各種調査・検討調書
・災害情報伝達システム 5.1(1)②~⑤
・統合入力システム 5.1(2)②~④
・災害情報収集システム 5.1(3)①~③
(3)災害情報伝達システム、統合入力システム、災害情報収集システムの各基本設計書
(4)パブリックコメント用資料
(5)各整備スケジュールの作成
(6)(3)の内、大規模な工事等を伴うため、実施設計が必要なものにあっては、実施設計費の
概算経費
(7)各基本設計書によりシステム整備に必要な概算経費一覧
なお、成果品の形式は A4 版とし、文書については Word2007 以上で拡張子は docx、表計
算については Excel2007 以上で拡張子は xlsx で作成し、
かつそれらで作成したデータを PDF
形式でも作成し、紙媒体で 3 部及び電子媒体にて提出することとする。
6 国等の補助金申請に関する支援
基本設計に当たっては、国の補助メニュー等を積極的に活用し、その申請の資料作成等を支
援するものとする。
例 起債に関する資料作成支援
7 提出先
加古川市総務部危機管理室
8 その他留意事項
(1)本業務に必要な諸手続は、受託者が行い、それに伴う諸費用は本業務に含むものとする。
(2)受託者は、本業務の一部を他に再委託する場合は、発注者の承認を得るものとする。
(3)本業務で作成される成果品の所有権、著作権及び利用権は、発注者に帰属するものとする。
(他で著作権及び所有権が設定されているものを除く。
)
また、履行にあたり、第三者の著作権等に抵触するものについては、受託者の責任におい
て処理するものとする。
(4)本業務の従事にあたり、発注者から提供もしくは業務履行上収集した資料等については、
情報保護を図り第三者へ漏洩してはならない。
(5)業務完了後に受託者の責任に帰すべき理由による成果品の不良個所があった場合は、受託
者は速やかに必要な訂正や補足等の措置を行うものとし、これらに対する経費については受
託者の負担とする。
(6)受託者は、発注者と緊密な連携を図り、適宜十分な打ち合わせを行うとともに作業の途中
において発注者の求められた場合のほか、必要に応じ調整や協議を行うこととする。
(7)発注者が必要に応じて受託者に無償で貸与した資料については、業務終了後に速やかに返
却するものとする。なお、万が一資料等に損害や毀損が生じた場合は、受託者が責任を持っ
て修復するものとする。
(8)業務完了後において発注者から要請があった場合、受注者はこれに協力するものとする。