基本情報 - 消費者庁

別紙様式(Ⅳ)
商品名:ネナイト
健康被害の情報収集体制
健康被害の情報の対応
窓口部署名等
電話番号
アサヒグループ食品株式会社(発売元)
お客様相談室
0120-630557
ファックス番号
電子メール
その他
連絡対応日時
(曜日、時間等)
ホームページ:http://www.asahi-gf.co.jp
受付時間:10:00~17:00
(土、日、祝日を除く)
アサヒグループ食品株式会社 お客様相談室
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-4-1
その他必要な事項
(組織図及び連絡フローチャートを添付すること)
別紙様式(Ⅵ)-2
商品名:ネナイト
届出食品に関する表示の内容
科学的根拠を有する機能
性関与成分名及び当該成
分又は当該成分を含有す
る食品が有する機能性
機能性関与成分:L-テアニン
機能性:本品にはL-テアニンが含まれます。
L-テアニンには、睡眠の質を高めること(起
床時の疲労感や眠気を軽減すること)が報告さ
れています。
一日当たりの摂取目安量
4粒が目安
一日当たりの摂取目安量
機能性関与成分名:L-テアニン
当たりの機能性関与成分
含有量:200mg
の含有量
保存の方法
直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してく
ださい
摂取の方法
就寝前に、水またはお湯とともにお召し上がり
ください
摂取する上での注意事項
・ 1日の摂取目安量を守ってください。
・ 高血圧治療薬または興奮剤を服用している
場合は、本品の摂取を避けてください。
・ 小児の手の届かないところに保管してくだ
さい。
調理又は保存の方法に関
し特に注意を必要とする
もにあっては当該注意事
項
(有・無)
品質保持のため、チャックをしっかり閉めて保
管してください。
※内容量等により表示事項が異なる場合、その内容を全て記入する。
(表示見本を添付すること)
29.表示見本
①ネナイト:7日分(表)
1/2
①ネナイト:7日分(裏)
2/2
29.表示見本
②ネナイト:30日分(表)
1/2
②ネナイト:30日分(裏)
2/2
29.表示見本
③ネナイト:60日分(表)
1/2
③ネナイト:60日分(裏)
2/2
別紙様式(Ⅶ)-1
商品名:ネナイト
食品関連事業者に関する基本情報
届出者の氏名
(法人にあっては名称及
び代表者)
アサヒフードアンドヘルスケア株式会社
代表取締役社長 唐澤 範行
届出者の住所
(法人にあっては主たる
事務所所在地)
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
製造者名(製剤):
製造者の氏名(製造所又は
アリメント工業株式会社 本社工場
加工所の名称)及び所在地 所在地:山梨県南巨摩郡南部町南部7764
※複数ある場合、全てを記 製造者名(充填・包装):
載
アリメント工業株式会社 新富士第二工場
所在地:静岡県富士市蓼原1082-1
部 局:アサヒグループ食品株式会社(発売元)
消費者対応部局(お客様相
お客様相談室
談室等)の連絡先
電 話:0120-630557
(電話番号等)
受付時間:10:00~17:00
(土・日・祝日を除く)
情報開示するウェブサイ
トのURL
届出事項及び開示情報に
ついての問合せ担当部局
http://www.asahi-gf.co.jp
部 局:アサヒグループ食品株式会社(発売元)
ヘルスケアマーケティング部
電 話:03-6303-2848
受付時間:10:00~12:00、
13:00~17:00
(土・日・祝日を除く)
別紙様式(Ⅶ)-2
届出食品に関する基本情報
商品名
ネナイト
名称
L-テアニン加工食品
食品の区分
☑加工食品(☑サプリメント形状、☐その他)、
☐生鮮食品
錠剤、粉末剤、液剤で
あって、その他加工食
品として扱う場合は
その理由
当該製品が想定する
主な対象者(疾病に罹
健常な成人男女(未成年者、疾病に罹患している者、
患している者、妊産婦
妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳
(妊娠を計画してい
婦を除く。)を対象とする。
る者を含む。)及び授
乳婦を除く。)
健康増進法施行規則
第 11 条第2項で定め
る栄養素の過剰な摂
取につながらないと
する理由
販売開始予定日
本品の1日摂取目安量当たりの脂質は0.039
g、炭水化物は0.81g、食塩相当量は0gと微
量であり、食事摂取基準で定める目標量を上回らな
いため、過剰摂取につながらないと考える。
2016年6月7日
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別紙様式(Ⅶ)-3
作用機序に関する説明資料
1.製品概要
商品名
ネナイト
機能性関与成分名
L-テアニン
表示しようとする
機能性
本品にはL-テアニンが含まれます。L-テアニンには、
睡眠の質を高めること(起床時の疲労感や眠気を軽減す
ること)が報告されています。
2.作用機序
L-テアニンの睡眠の質の向上に対する作用機序は主に3つある。①α波の
出現促進作用による入眠過程の進行、②抑制性神経伝達の亢進による鎮静と入
眠の促進、③興奮性神経伝達の抑制による睡眠の維持であり、以下にそれぞれ
の作用機序の詳細を述べる。
①α波の出現促進作用による入眠過程の進行
意識水準と脳波とは密接な関係があり、脳波を測定することにより測定時点
における意識水準を推定することが可能である[1]。覚醒時においてはβ波とα
波が混在して認められるが、覚醒から睡眠段階に移行するに従いα波が連続的
に出現し、入眠過程においてはα波の出現に低振幅θ波が混入し始める。L-
テアニンを経口摂取すると、脳波を指標とした測定においてα波を増強するこ
とが報告されている[2,3]。α波の出現を促進することで円滑な入眠過程を進行
させる可能性が考えられる。
②抑制性神経伝達の亢進による鎮静と入眠の促進
睡眠には脳の抑制性および興奮性のニューロン、更にはそれぞれのニューロ
ンに作用する神経伝達物質が関与している。代表的な抑制性のニューロンはガ
ンマアミノ酪酸(GABA)作動性ニューロンであり、興奮性ニューロンはグルタ
メート作動性ニューロンであり相互補完的な作用を示すことが知られている。
Komoda Y.らは睡眠促進物質(Sleep promoting substance:SPS)を断眠ラットの脳
幹から抽出し、ウリジンを SPS の一つとして同定している[4]。ウリジンは抑制
系の GABA 作動性ニューロンの伝達活動をシナプスレベルで促進するように働
く。更に、睡眠導入剤として知られているベンゾジアゼピン(Benzodiazepine、
以下、BZ)は BZ/GABAA 受容体/Cl-1 複合体に結合し鎮静、催眠作用を示すこ
とが知られている。GABA 作動性ニューロンのアゴニストは抑制性ニューロンを
刺激して鎮静と入眠を促進すると考えられている。木村らはL-テアニンをマ
ウスに腹腔内投与した後、脳内の GABA 量を測定しており、投与 30 分後の GABA
量は投与前と比較して有意に増加していた[5]。このことから、L-テアニンは
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別紙様式(Ⅶ)-3
抑制系の GABA 作動性ニューロンに作用し入眠を促進している可能性が考えら
れる。
③興奮性神経伝達の抑制による睡眠の維持
興奮性ニューロンの活性を抑制する物質も睡眠を促進すると考えられる。酸
化型グルタチオンはグルタメート作動性ニューロンの受容体に作用してニュー
ロンの活動を阻害する。酸化型グルタチオンも断眠ラットより抽出され同定さ
れた睡眠促進物質であり、ラット脳内の神経細胞のシナプス膜に存在するグル
タメート受容体への興奮性神経伝達物質であるグルタメートの結合を抑制する。
このように、グルタメート受容体のある種のアンタゴニストは睡眠を増加、促
進させることが知られている[6]。L-テアニンは in vitro における試験で興
奮性神経伝達物質であるグルタメートに対応するグルタメート受容体のイオン
チ ャ ン ネ ル 内 蔵 型 受 容 体 で あ る α - amino -3- hidroxy -5- methyl -4isoxazolepropionic acid ( AMPA )、カイニン酸および N - methyl – D - aspartate
( NMDA ) 受容体のアンタゴニストとして働くことが知られている[7]。ラットの
脳および大脳皮質膜の AMPA、カイニン酸および NMDA 受容体サブタイプとの結
合を調べたところL-テアニンはどのサブタイプとも結合することが認められ
ている。よって、L-テアニンは興奮性ニューロン受容体に作用して興奮性の
情報伝達を抑制することにより睡眠を促進すると考えられる。
3.参考文献
[1]大熊輝雄ほか,臨床脳波検査基準,脳波と筋電図,17,81-99,1998.
[2]小林加奈理ほか,L-テアニンのヒトの脳波に及ぼす影響,日本農芸化
学会誌,72(2),153-157,1998.
[3]Nobre AC et al., L-theanine, a natural constituent in tea, and its effect
on mental state., Asia Pac J Clin Nutr, 17(Suppl 1), 167-168,2008.
[4]Komoda Y et al., Uridine, a sleep-promoting substance from brainstems
of sleep-deprived rats., Biomed Research 4(Suppl), 223-227,1983.
[5]Kimura R et al., Influence of alkylamides of glutamic acid and related
compounds on the central nervous system Ⅰ. Central depressant
effect of theanine., Chem Pharm Bull (Tokyo), 19(6), 1257-1261, 1971.
[6]Komoda Y et al., SPS-B, a physiological sleep regulator, from the
brainstems of sleep-deprived rats, identified as oxidized glutathione.,
Chem Pharm Bull (Tokyo), 38(7), 2057-2059,1990.
[7]Kakuda T et al., Inhibition by theanine of binding of [3H] AMPA,
[3H]kainate, and [3H] MDL 105, 519 to glutamate receptors., Biosci
Biotechnol Biochem, 66(12), 2683-2686, 2002.
以上
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