障害をもっ人の 性に関する研究 一性的欲求を充足するための 条件について 一 春名 隆太 はじめに 近年、 ノーマライゼーションの 考え方も一般的になり、 その影響も受けて 支援 費 制度ができた。 こ の制度により、 障害をもつ人と 介助者・支援者の 関係も対等になりつつあ るなど障害をもつ 人にとっ て 、 基本的権 利が保障された 暮らしが実現されてきていると 考える。 しかし、 私は、 人間の姉大欲求 であ る、 「食欲・睡眠 欲 。 性欲」の 3 つが 叶えられてこそ 本当の意味での 基本的権 利が保障された 生活 であ ると考えた。 「食欲・睡眠 欲 」については 基本的権 利の保障ということで 問題はあ まり感じないが、 「性欲」に ついては充分な 保障があ るとはいえず、 子宮摘出の問題やパイプカットをしていたという 歴史的背景 からいえば、 むしろ基本的権 利の保障という 以前の状況にあ ると考えられる。 私は、 熊篠氏の 『たっ た 5 センチの ハ 一ドルコ 玲 という文献やアルバイトに 行かせてもらっている 知的に障害をもつ 人の施 設において自慰行為をする 場面を目撃したことにより、 あ らためて障害を 持つ人に性的欲求卸は 存在 しているが、 保障されていないと 実感した。 以上のことから、 性的欲求を充足してはじめて、 三大欲 求を叶えることができ、 三大欲求を叶えることは 基本的権 利を保障することであ り、 だから、 性的欲 求の充足なくして、 基本的欲求が 充足されたことにはならないと 考える。 しかし、 北欧諸国などでは、 障害を持っ人に 対して性的欲求を 充足しているという 現状があ る。 な ぜ、 そのような 違 いがおこるのであ ろうか。 逆に言えば、 日本では、 なぜ性的欲求が 充足されていな いのだろうか。 そこで、 私は、 「一定の条件を 整えれば障害をもっ 人の性的欲求は 充足できる」という 仮説を立てて、 性的欲求を充足する 為に必要な条件を 考察していく。 第 ]重 障害をもっ人の 性的欲求充足のための 取り組み現状 本論を始める 前にこの論文で 使われる用語の 定義をしておく。 m ャ到 性差 や ジェンダ一ではなく 島影俊英が言う『他人との っぽ がりとしてとらえ、 愛情や友情、 融和や 思 ひやり、 人間関係の真理的社会的な 側面、 生育環境をも 含めた広 い意味でとらえる「セクシ ャリテ 々一M 3)ということばの 意味として使用する。 『障害をもっ 人日 文章中に特に 指定がない限り、 身体。 知的。 精神障害の各機関で 発行されている 手帳 を所持する人 と、 それに準ずる 人として、 中途障害者の 人も含める。 以下、 この章では性的欲求の 充足の為の取り 組み現状を施設・ 家庭。 教育現場。 その他の現場に 分 けて、 文献を元に明らかにしていく。 ぬ1節 家庭での現状 身体に障害をもつ 小山内美智子氏の 体験を紹介する。 め 『そのころは、 お酒を飲みに 行ったり、 歌 を 歌ったり、 そこまではできるんだけれど、 あ とは家に帰らなければいけない。 家に帰って母に 歯を 磨いてもらって 、 顔を 、洗ってもらって、 トイレに連れて 間がない。 遊んで髪が乱れたらどうしようとか、 行ってもらって 結局、 男と遊んでいる 時 変な匂いがついていたらどうしようとか……母が 壁 でしたよね 出 施設職員と障害をもっ 人の親との会話を 、 「ここまできた 障害者の恋愛と 性 」では以下のように 記し 一 29 一 ている。 5) 「 う ちの施設の利用者のお 母さんたちとは 一年に一回、 「旅行会」というものをやっていま す。 一中紅「実はいろんな 問題がでてきているんで、 子どもさんたちに 性教育をした いと 無げんだ - けれど」というんですよ。 一中略 いるから ニ すると、 咄 教育なんて知りません。 う ちの子は、 ちょっと遅れて 性欲コ なんてものはないんです。 」「寝た子を 起こさないでください」というのが 半分ぐら いあ りました。 』 また、母親の悩みとして、 次のように述べている。 の『母子家庭でやはり 自閉傾向のあ る子でした。 一中紅ちょうど 思春期であ り、前をもっ こ りして歩く姿なんかも 目にするので、 「お母さん、 彼、 マ スター べ一 ションできるんでしょうか」っていつたら、 山や、 やってないようです」というお 話しだ 一 お母さんも った。 そこで、 「じゃあ、 マスター べ一 ション教えませんか」と 話し合いました。 一中略 「二週間考えさせてください」ということでしたが、 結局分かっていただいて、 「大事な息子ですから 曲がると困るので 教えてください」といわれました。 コ 第 2 節 教育現場での 現状 ホーキンバ青山氏の 養護学校での 体験談を紹介する。 7)『一番騒いでいたオレたちの 学年で、 「保健 体育」の授業が 不定期に行われるようになったのであ る。 一中紅だって 、 「おしべと め しべが……」 なんていったかと 居、 っ たらいきなり、 「こんなことは、 するもんじやない ! 先生だって、 ついこないだ までは、 一度もそんなことはしたことなかったんだから」一中略一だが、 先生たちの中には 基本的に は、 「こんなことを 知ったところで、 身障じやあ 、 どうせ、 セックスなんてできないだろうから」とい ぅ のが強くあ ったのであ ろ列 次に、 障害をもつ人の 告白体験を紹介する。 8) (A さん 18 歳女性、 F さん 18 歳男山糊図ヰ生まひ) 仔 : 僕は小。 中 , 高 と普通校 だったんですが、 中学時代に好きな 子がいました。 一中略 一教室で二 大きりになったときがあ って 、 「もう構わやせん」って 思って告白したら、 泣かれて、 逃げていかれて …中学時代はそれっきり 口をきかなくなったんですけど。 一中略 一A: 私がその子の 立場だったら、 もうどうしたらいいのか、 泣きたくなるほどわけがわからなくなるような 言えば、 彼らが恋愛することすら 考えにくい感じやった。 第3 節 気がする。 一中略 一 ひどく 』 施設での現状 小山内美智子氏は、 「車椅子で夜明けのコーヒⅡのにおいて、 F 友達が施設にいたのでよく 遊びに 出かけた。 施設は個室はなく、 すべて大部屋だった。 部屋の中は、 それぞれ べット をカーテンで 仕切 一カーテンが引かれた 外に一台の車椅子がぽつりとおいてあ ってあ る。 一中略 った。 カーテンの中か ら最初は楽しげな 笑い声が聞こえていたが、 突然静かになり、 彼女のオーガズムに 達するような 声が 聞こえはじめた。 私は何が起こっているのかとまどい、 うちたえて部屋から 出ようとした。 すると部 屋の人たちは 平然とラジオやテレビのボリュームを 大きくした。』と書いている。 ところで、 入所施設の住居基準をみると、 精神障害者福祉ホーム。 身体障害者福祉ホームにおいて は 、 原則として個室と 法的に規定されている。 また、 精神障害者生活訓練施設。 精神障害者授産施設 は居室定員二人以下と 法的に規定され、 知的障害者。身体障害者・ 精神障害者の 入所施設については、 四人以下とするとだけ 規定されている。 10) ほとんどの入所施設において、 居室での生活は 複数の人と の共同生活の 場であ る。 次に、東北のあ る知的障害者通所授産施設での、 性の指導の現状について、 「ここまできた 障害者の 恋愛と 性 」を元に私なりに 要約する。 『性の知識をどれぐらい 知っているのか、 個別に聞き取りをし、 男性に対しては、 性器の洗い方や 自慰行為の方法を 教えたり、 女性に対しては、 自分の体を守るのは 自分なんだよ、 と理解してもら い ナプキンのつけ 方から乳がんの 検査も実施したりしている。 2 11) 一 30 一 知的障害者入所施設における 性的欲求の事例を、 「知的障害者の 恋愛と性に光を」では、 「入所当時 から警戒心が 強い男性 Y さん。冬場、施設の団らんの 場であ る居間のこたつで、 あ る男性職員が Y さ んとじやれあ っていた。 その光景をみた Y さんと同い年ぐらいの T さんが、 職員と同じように Y さ んに触れてあ げたのであ る。 Y さんは T さんに頭をなでてとすり 寄るよ う になり、 頭をなでられてい る時に、 自然と Y さん自身の手が 自身の股間に 伸びて、 ズボンの上からもぞもぞと 触りだしたのであ る。 気持ちょさそうに、 ホッとした表情をしながら。 しかし、 Y さんの執抑 な要求が嫌になり、 T さ んは Y さんと距離を 置くよ う になったのであ る。 そのころから、 T さんに無視されたり、 欲求がかな れなかったりすると 暴れるよ う になった。 」と記述している。 12) また、蒔田桂子氏は「障害を 持つ人たちの 性」において、 肪ト泄や女性の生理以外の 性 = セクシャリ テイ一に関するものに 介助マニュアルはあ りません。 介助する側もされる 側も規定 休 としています。 しかし、 男性のマスター べ一 ション後の処理や 直接的なマスター べ一 ションの介助依頼も 例は少ない があ るわけです。 また、女性職員に意図的にセクシャル な介助依頼をする 男性利用者もいたりしますⅡ 13) と述べている。 さらに、 河東田氏の取り 組みを「セックスボランティア」から 紹介する。 F 知的に障害をもつ 人の力 ッフルを対象とした 性教育「セクシ ャ リティ講座」を 開いている。 さらに、 講座だけではなかなか 上 手くいかなかったので、 個別支援として、 知的に障害のあ る人の夫婦の 寝室に入り、 ベットの下で 見 守り分からないところは 指示を与えたりして 支援されているⅡ 19 恋愛がど う したらよい 力蒲牢 らない障害をもっ 人のために、 宮城県の障害者生活支援 TLH は障害をも っ人のための 恋愛講座を開いた。 講座の主旨は、 Ⅸ恋愛》は、 優しさ、 厳しさ、 楽しさ、 自己の努力、 思いやり、 金では買えない 等々、 人生の縮図を 学べます。 そこで、 私たちは、 障害者のための 恋愛 講 座を開き、 異性を引きつけるための 方法や考え方を 学ぶことにより、 障害者の社会参加に 対するきっ かけを養うとともに、 各プロバラムを 受講する中で 一人の成人として 必要な知識の 習得を図ることを 一』であ る。 15) 目指します一以下略 恋愛と性に光を」によると、 小林繁市の北海道の 伊達市で知的に 障害をもつ 人 1 0 人にとったアンケートでは、 73 人が結婚したいということであ る。 16) 「知的障害者の 第4 節 0 その他の現状 「聖者の行進」 17) というドラマでは、 女性の障害をもっ 人はレイプに 遭 う など、性的被害者であ り、 あ る男性の障害を 持っ人は、 女,性の下着を盗むなど、 性の加害者であ ると描かれている。 「セックスボランティア」では、 オランダでは、 S Ⅲt (選択的人間財団 ) 」という団体があ り、 セ 、ソク スケアを行っていると 紹介している。 18@ えて、 「知的障害者の 恋愛と性に光を」では、 『サービ ス @まィ 可も性交だけではあ りません。 障害者の希望で、 お茶を飲んでおしゃべりするだけの 時も、 自慰 「 行為の手伝いにとどまることもあ ります。 とは言っても、 性交の要求が 圧倒的に多いのですが。 本人 あ るいは福祉施設の 養成で、 性交が難しい 障害者のカップルの べッ ドインを手伝ったり、 セックスの 指導を行うこともあ ります。』と、 SAR の代表の話を 紹介している。 19) 第 2 章現状における 問題点の考察 この章では前章で 述べた現状を 元にして、 性的欲求を充足する 為にはどのような 問題点があ るのか を 明らかにし、 考察する。 第 「師 家庭での問題点と 考察 障害をもっ人の 親に対する考えの 現状からいえることは、 家族、 特に母親が障害を 持つ人に対して 一 31 一 キーパ‥- ソン になっていると 考えられる。 その母親が性や 性的欲求に対して 理解があ れば、 もつと ス ムーズに性的欲求の 充足のための 支援がおこなえるだろう。 しかし、 前章でも述べたよさに ,性に関す ることは、 母親に対して 言いづらいなどの 現状があ る。 それは、 母親が主たる 介助者であ り、 障害を もつ人全ての 決定権 を握っていることにあ ると考えることができる。 母親がだめだといえば 全てのこ とがだのになってしまう。 特に、 性的なことに 関すれば、 障害をもつ人は、 性的な知識を 与えれば、 男性は性の加害者に、 女性は性の被害者になるなどの 幻想や、 どのように知識を 与えていけばよいか 分からないからではないかと 考えることができる。 この、 被害者になるというのは、 性的な知識がな く、 無知なので、 対処ができないことが 問題なのではないだろうか。 性の加害者についても 同じこと が言える。 しっかりと性の 知識を学習するからこそ、 性的な犯罪から 身を守ることができ、 事前に欲 望 をとどめたり、 B Ⅱの方に向けさせたりできるのではないだろうか。 また、 性的な支援で 困ったとき に相談できたり、 アドバイスを 求めたりできるような 専門機関や専門の 支援者がいれば、 その場所に 行ったり、 専門の支援者に 相談したりすることによって、 障害をもつ人に 関わる人の性的理解ができ て、 性的欲求を望ましい 形で充足していけるのではないだろうか。 障害をもつ人に 対しては、 長期的 に、 かつ、 一貫的に支援していく 必要があ る。 そのためには、 一人の人だけが 理解し、 支援していっ ても十分ではないので、 共通した支援が 必要になってくる。 そのためには、 支援者の相互理解と 相談 援助機関が重要であ る。以上のことから 家族における 問題点としては、 「,性的欲求を支援するために 相 談を持ちかける 場が少ない」 、 「家族の性的欲求に 対する理解がな い」、 「家族に対する 性的欲求を充足 するための支援を 助ける場が無い」ことを 指摘しておきたい。 第 2 節 教育現場における 問題点と考察 障害をもっ人の 性に関する 1 番目の問題点として、 私は、 障害を持っ人は 性を学習できていないこ とだと考える。 そのことについて、 私たちがどこで 性的欲求の充足方法を 学習したか考えてみる。 私 たちは、 小 , 中 。 高等学校において、 保健体育の授業・ 友人、 先輩などとの 会話やコミュニケーショ ン。失恋などの一連の 恋愛体験で獲得してきたものだといえる。 障害をもつ人はどうなのであ ろうか。 谷口明応氏によれば、 養護学校の性教育の 現状を『専門用語の 難しい言葉を 使用することにより、 教 育する側の恥ずかしい 気持ちが軽減されるという 意識が無意識に 働いているとすれば、 それは教える 側の エ ゴであ り、 教えられる側の 立場に立つ工夫も 必要』とのべている。 20@ ずかしいとかは 特に関 係 ないと、 私は考えるが、 「教えられる 側の立場に立っ」ということは 重要であ り、谷口氏の言葉から も,性に関する 学習は、 実際に行われていないことが 伺える。 個人やその教育する 場に適した指導方法 を 性教育にも取り 入れていく必要があ ると考える。 また、 教育現場での 現状で挙げた A さんの考えの ように、 障害をもっ人に 対して、 恋愛はしない 人であ ると考えられているならば、 性的欲求の方法を 学習しにくい 状況にあ ると考えることができる。 つまり、 「性教育が障害をもっ 人に適した形で 行われ ていない」、 「同年代からも 無性の者と思われている」という 問題が挙げられる。 2 番目の問題点としては、 障害を持つ人が 永遠に児童であ ると関わる人が 思っていることにあ ると 考える。 障害をもつ人は 守ってあ げなければいけないという 幻想から、 永遠に弱い存在であ り、 永遠 の子どもであ ると思われていると 考えられる。 永遠の子どもであ ると対応しておけば 性的な事に対す る教育をさせる 必要もないのであ る。 また、 そうすることにより、 本人も永遠の 子どもであ ると刷り 込まれて、 性への芽生えが 起きても自覚しなかったり、 知識不足から 性への目覚めが 病気だと誤解し たりする事が 起きるよう @こ 考えられる。 また、 後からでてきた 性的欲求にもあ わてず適切な 支援がで きるようにするには、 性教育は、 障害をもつ人本人だけの 教育にとどまらず、 家族などの支援者に 対 する教育も重要だと 考える。 よって、 2 番目の問題点は「障害を 持つ人が永遠の 子どもと考えられて 一 32 一 いる」、 「親に対する 性教育の場がない」という 問題が挙げられる。 3 番目の問題点としては 恋愛ができる 環境になっていないことと 考える。 教育現場での 現状からも 分かるよ う に、 年上に対して、 恋愛感情というよりも、 ただの、 憧れで恋愛に 発展しないと 考える。 さらに、 養護学校では、 交流学級などを 実施しているが、 どうしても閉鎖的な 雰囲気があ り、 出会い が少ないと考えられる。 出会いがなければ、 恋愛経験がはぐくまれず、 女性に対する 免疫ができずに 成人となり、 いざ、 知り合う機会ができたとしても、 どのようにすればよいかというのが 解らずに 手 をこまねいてしまい、 恋愛もできないという 悪循環になると 考えることができる。 このことから、 愛ができない」 「 恋 という環境そのことが 問題であ ると考える。 第 3 節 施設での問題点と 考察 1 番目の問題としてはプライベートがないことだと 考える。 毎日の生活を 四人部屋で過ごすとなる と個別の空間が 作りにくく、 プライベートが 保てない。 プライベートが 確保できなければ 性的欲求を 充足したいと 思っても、 し難 い 環境にあ ると考えることができる。 私たちは性的な 行動を周囲の 人が 見ている前でおこな う ことができるだろうか。 日本の文化において 性は秘め事であ り、 公にされるよ うな事ではないという 考え方からもできないと 推測できるだろう。 障害をもっ人も 例外ではない。 自 愚 行為であ っても,性的な 肉体関係であ ってもプライベートを 確保できる個室があ れば、「自分の部屋で やってきてください」と う ながせるし、 誰にも不快な 思いもさせることなく 性的欲求を充足すること ができるのではないだろうか。 周囲の人が不快に 感じなければ 何も問題がないように 考える。 つまり、 「プライベートな 空間が確保できていないこと」が 問題としてあ げられる。 2 番目の問題としては 個別に支援できていないことだと 考える。 施設の現状であ げた知的障害者通 所施設における T さんは、 現状で挙げた 後の状況として、 施設職員により 個別記録がとられ、 安定し た 生活を送ることができて 性的な欲求を 理解していくよ う になってきた。 2けこの、 個別記録をとるこ とで、 性的欲求の原因がわかってきた 現状からも個別に 対応することで 性的欲求が充足されるという ことが裏 付けられるのではないだろうか。 障害をもつ人の 施設における 個別の対応は 職員の配置基準 上 、 困難な状況になっていると 考える。 そこで、 個別対応するためには 勤務外で支援をおこ な わざる をえないと考える。 これらのことから、 個別に対応する 環境が整っていない」、 「性的欲求を 充足する ための制度が 整っていない」という 問題点が挙げられる。 3 番目の問題としては、 法的には施設においての ,性的欲求の充足は認められていないということが 挙げられる。 それは、 施設の現状における 自慰行為の支援から 読み取ることができる 。 マニュアルが なく規定外で 行われているということは、 制度で保障されていないということを 示していると 考え も れる。 つまり、 「性的欲求を 充足するための 制度が整っていない」という 問題点が挙げられる。 4 番目の問題としては、 支援者が障害を 持つ人を男性や 女性としてみていないことだと 考える。 異 性介助は介助を 受けている人に 無性存在であ るということを 暗に強制して 教えているよさに 考えられ る 。 このことを少し 深く考えてみると、 同性介助をすることによって 性の自覚が芽生え、 また、 同,性 の先輩であ り同士であ る人から、 障害を持つ人に 対して、 適切な , 性に関する処理方法や、 性器の手人 れや管理方法の 見本を示すことで 学習できるのではないだろうか。 養護学校教師のような、 障害をも つ人と積極的に 関わっている 人でさえ、 障害を持つ人を 無性の存在であ ると考えているのであ る。 つ まり、 「障害をもつ 人を無性の存在であ ると認識してし 、 る 」という問題点が 挙げられる。 5 番目の問題としては、 恋愛ができないことであ ると考える。 施設を利用している 人は、 出会いが 限られた人としかないと 考えられるので、 恋愛はできにくい 環境にあ ると考える。 また、 施設での現 状で挙げた、 T さんの例からも 解るよさに、 恋愛感情がでてきたとしても 免疫がないので、 どのよ う 一 33 一 にして良いか 解らない。 そのような人のためにも、 恋愛できる環境だけでなく、 恋愛が適切に 行える ような支援や 教育を行 う 必要があ るよさに考える。 でなければ、 T さんのようにどうして 良いのか解 らず、 問題行動と言われるような 行動をおこしてしまう。 このことから、 「恋愛できる 環境がない」、 「恋愛を支援できていない」ことが 問題であ ると考える。 6 番目の問題として、 結婚できないことであ ると考える。 B ニコルジェの「ノーマライゼーションの 8 つの原理」の 中に、 異性との生活 J 2a)とあ るが、 まさにそのことに 関連することであ る。 私は 、 異 丁 性 との生活を叶える 方法の一つが 結婚はだと考える。 結婚できないということは 異性と生活できる 手 段を一つ失ったと 考えることができる。 結婚できない 要因として、 授産施設や入所施設の 職員が施設 の仕事の延長線上で 結婚を支援していて、 しっかりとした 専門的支援ができていないことであ ると 考 える。 また、 親族の中には 日面倒が増える』、 『生活して い くことが無理だ U 、 『結婚なんて 賀沢だ 』と 考えている人が 多いのではないだろうか。 このようなことから、 親族の了解が 得られないことや、 職 員の余力が無く 結婚支援ができないからと 言 う 理由で結婚できていない 人が い ると考えられる。 つ ま り 、 「結婚支援を 実施する体制が 整っていない」ことが 問題であ ると考えることができる。 4節 その他の現状の 問題点 1 番目の問題として、 メデイ ア においては、 障害をもつ人の 表現の仕方が 適切でないと 考える。 テ レビなどの影響が 大きいなかで、 テレビドラマなどで、 障害をもつ人は、 純真無垢な存在であ り、 性 的欲求を表さない 人であ ると表現されてしまうと、 テレビを見ている 人たちはそのまま 受け入れてし まぅ 。 そうなれば、 障害をもつ人は、 周囲の勝手なイメージにおいて、 p 純真無垢で、 性的欲求を表さ ず、 守ってあ げぬ ければならない 人』とされて、 『障害をもつ 人は、 無性で弱い人工であ ると考えられ てしまうと考える。 つまり、 「メディアによって、 障害をもつ人が 無性で弱い人と 報じられていること」 が 問題であ ると考える。 2 番目の問題は、 障害をもっ人に 対する専門的な 支援体制がないことであ る。 日本においては、 SAR のような団体の 活動は売春防止法があ るため、 できないのであ る。 しかし、 自慰行為の手伝いや、 性 交渉を行 う 為の支援であ れば、 日本でも行っても 良いのではないだろうか。 「オランダのような , 掛こ 関 する専門機関が、 日本にはない」ことが 問題であ ると考える。 3 番目の問題点は、 日本では性に 対してタブー 祝 していることであ ると考える。 性的な支援に 対し SAR のような団体の 活動 は受け入れられないと 考えることができる。 つまり、 「日本は性に 関して、 秘め事とし、 支援がしづら て 自治体がお金を 出してくれるとは 考えづらい。 このことからも、 日本では い 文化の国であ る」が問題であ るといえる。 第 3 章 性的欲求を充足するために 必要な支援について 第 節 性的欲求を充足するために 必要な条件の 考察 「 私が挙げた問題点を 解決し、 障害をもつ人の 性的欲求を充足する 為の条件を シ ジャ一の『 生の権利Ⅰ ヰ に挙げられている、 d1)知らされる権 利 (2)教育される権 利 (3)性を主張する 権利 ㈲結婚する権 利 (5) 親になる権 利 (6) 地域社会からサービスを 受ける権 利』 23)の考えをもとに 次のように考えた。 『 それは、 性的欲求を充足するための 条件として、 性的欲求を充足する 為には、 障害をもつ人が ,性的欲 卜 求をもっていることを 理解すること。 プライバシーを 守れて、 個別支援をできる 環境を作ること。 障 害 をもっ人に対する 性の自覚の為の 性教育の実施。,性的欲求を充足する為の 制度的保障が 必要。恋愛、 結婚前、 後支援」が必要であ る。 そこで、 何故このように 考えたのかを 本節で述べていく。 一 34 一 ① 「障害をもつ 、ン ジ ャ一 人が性的欲求をもっていることを 理解すること」 の性の権 利にもあ る「, 性を主張する 権 利」は、 性的欲求を理解してもら ドになると考える。 ぅ 重要なキープー また、 障害をもつ人自身からも 性的欲求があ ることを訴え 始めている。 障害をも つ人本人が声を 出して訴えているのは、 性的欲求をもっていることを 理解してもらっていないからで あ ると考える。 なぜ、 理解することが 重要かというと、 理解せずには、 支援ができないからであ る。 つまり、 ニ一 ズを 理解しなければ、 支援ができないということあ る。 知ることにより 支援のきっかけ が生まれるのであ る。 しかし、 家庭。 教育現場。 施設。 その他の問題点で 共通していることは、 障害 をもつ人が無性の 存在であ ると考えていることであ る。 障害をもつ人も 、 人によって表現の 仕方は違 うが、 人間としての 性的欲求は共通のものといえる。 しかし、 周囲の人々はないものとして 考えてい る。 つまり、 障害をもつ人に 性的欲求があ り、 充足したいと 思っていることを 理解していないのであ る。 だから、 支援が行えないのではないだろうか。 よって、 「障害をもつ 人が、性的欲求を持っている ことを理解すること」が、 まず認識されることが 必要であ ると考える。 ② 「プライバシーを 守れて、 個別支援をできる 環境を作ること」 問題点でも挙げたが、 性的欲求を充足させるための 支援を行 う 場合は、 個別にプライバシーを 守れ る空間がないといげないと 考える。 人に見られながら、 性的欲求を充足することはできるだろうか。 反対に、 性的欲求を大勢の 人の双であ らわにし、 充足しょうと 行動に移す場面を 目撃したとする。 ど のような気持ちになるだろうか。 不快に感じる 人が多いのではないだろうか。 このようなことから 考 えてみても周りの 人が不快に感じずに、 人間としての 尊厳が守れる 性的欲求の充足を 行 う 為には個室 の空間が必要であ ると考える。 加えて、 空間だけでなく、 職員の支援体制なども 個別に対応できなけ れぱいけないと 考える。 初めて出会う 人や支援者に 対して、 性的欲求を充足する 為の支援を依頼する ことはできるだろうか。 ほ し とうに信頼した 支援者でなければ 依頼できないと 考える。 個別に対応で きる職員の体制確保も 必要であ ると考える。 よって、 「プライバシーを 守れて、 個別支援をできる 環境 を作ること」が、 条件として必要であ ると考える。 ③ 「障害をもっ 人に対する性の 自覚の為の性教育の 実緬 この点については、 「教育される 権 利」から考えることができる。 理解しにくい 難しいことばを 並 べて性教育をしても 意味がないように 考えられる。 例 えるなら、 関数も知らない 人に微積分を 教える ようなものであ る。 急に難解な用語を 使用して教えたところで、 理解 t れないのは考えられることで あ る。 それならば、 現状でもあ げたように、 理解度の違いに 合わせた教え 方が必要になってくる。 こ のことは,睦支援の現状でも 述べたように、 性のワークショップで、 具体的に実物を 見せたり、 模擬体 験 をすることによって 理解しやすくなったりするという 現状からも考えることができる。 さらに、 谷 口明応氏の『 40 歳になってから 思春期を迎える 人もいれば、 障害をもたない 人たちと同じような 年齢 で目覚める人たちもいる。 的ということを 十分考慮に入れなければならない。 障害をもつ人の 発達 コ 年齢と実年齢両方を 考慮して、 その人に応じた ,性教育を行うことが 重要であ る。 障害をもつ人は 発達 年齢から幼いと 考えられることがあ る。 そのために、 施設での現状でも 述べたように、 教育現場では 教えてもらっていなかったので 施設で,性教育を 行っている。 発達年齢に応じた 支援と考えればそれは 適した支援であ る。 また、 障害をもっ人のほとんどのことを 決定しているのは、 家族の意見なので、 家族が障害を 持っ人杖性的欲求がないと 考えれば、 障害をもっ人本人も 性的欲求がないものだと 思い こんでしまうように 考えられる。 それを防ぐためにも 性教育を実施し、 障害をもつ人本人が 性をもつ 存在であ ることを自覚してもらうことが 必要であ ると考える。 そのためにも、 性教育を実施すること が重要だと考える。 よって、 「障害をもつ 人に対する性の 自覚の為の性教育の 実施」が 、 3 つ目の条件 一 35 一 として必要であ ると考える。 ④ 「性的欲求を 充足する為の 制度的保障が 必要」 現状でも挙げたが、 性に対する施設のマニュアルがないのであ る。 マニュアルがあ れば、 支援をし なくてよいという 考えが生まれにくいし、 そのマニュアルを 応用してその 人に合わせた 支援ができる と考える。 また、 支援する為のマニュアルがあ れば、 それが、 問題行動となったときも 適切に対応す ることが出来るのではないだろうか。 そのためにも、 支援内容として、 法的に位置づけて、 性的欲求 を 充足する為の 支援を含めるべきだと 考える。 そうであ るならば、 性的欲求の充足が 勤務外の時間で、 積極的な支援者だけでおこなわれている 現状から脱することができると 考える。 つまり、 一貫して、 性的欲求に対して 関わることが 支援者の共通理解となり 障害をもつ人にとってもわかりやすく 充足で きると考える。 障害をもつ人は 自分自身だけで 性的欲求の充足をし 難い人も少なくないので、 制度と して保障し、 性的欲求を充足する 支援がおこなわれるべきなのであ ると考える。 制度として保障され れば、 専門機関や専門支援員も 生まれてきて、 より充実した 性的欲求の充足がおこなっていけるので はないだろうか。 また、 制度で保障されることによって、 障害を持つ人に 対して、 性的欲求の充足は 必要ないと考えている 人たちの意識の 変化もできるのではないだろうかと 考える。 シ ジ ャ 一の , 性の権 利 でも「地域社会からサービスを 受ける権 利」と述べている。 よって、 「性的欲求を 充足する為の 制度 的保障が必要」が 、 4 つ目の条件として 必要であ ると考える。 ⑤ 「恋愛、結婚前、 後支援」 恋愛や結婚はパートナーを 獲得できて、 性的欲求が誰からも 批判されずに 行える方法であ る。 しかし、 障害を持つ人は、 現状からもわかるよ う ると考え に恋愛する方法を 学習しがたい 環境にいる。 恋 愛する方法を 知らなければ、 恋愛できない。 恋愛ができなければ、 障害をもつ人は 無性のものであ る という考えを 解消できない。 考えを解消できなければ、 恋愛をする方法を 手に入れる場所へ 参加でき ないという悪循環が 生まれると私は 考える。 また、 教育現場での 現状でも述べたが、 障害をもつ人が 告白をすると、 断られもせず 泣かれてしまうのであ る。 これは、 障害をもつ人から 告白されるなんて 考えてもいず、 恋愛する対象とも 思われていないと 考えることができる。 このことは裏 を返せば、 障 害をもっ人は 恋愛をするものではないと 思われていると 考えることができるのではないだろうか。 こ のことからも 恋愛ができないということが 裏 づけられるのではないだろうか。 恋愛できなければ、 性 的 欲求を充足する 方法を 1 っ 失 う だけでなく、 性的欲求が充足されず、 イライラが つ のるのだと考え ることができる。 さらに、 恋愛の先には 結婚が考えられる。 シ ジャーも性の 権 利の中で 喘 婚する権 利、 親になる権 利」を挙げている。 日本では、 障害者同士が 結婚すると生活保護の 支給額が減らされ たり、 障害をもつ人が 独立して生活する 為の支援ができていなかったりする 現状があ る。 結婚がしや すくなるよ う 嬰 があ る。 そ に、 結婚する前の 準備から結婚後の 生活等の支援まで 行えるような 体制や制度を 造る必 う すれば、 性的欲求の充足が、 だれからも批判されず、 バ一 トナーとの合意を 得て充足 することができる。 よって、 徳愛 、 結婚前、 後支援」が 、 5 つ目の条件として 必要であ ると考える。 第 2 節 今後の展望 これまで現状を 分析し、 問題点を考察することを 通して、 以上述べたような 障害をもつ人の 性的欲 求を充足するための 条件を導き出した。 それは、 本章の第 1 節で述べた 5 つの条件であ る。 しかし、 これは、 あ くまでも条件であ り、 具体的な支援 方 、法にまではいたっていない。 今後は、 この 5 つの 条 件を元にして、 具体的な支援策を 考えて い かなければいけない。 その中で、 本論文では詳しく 触れな かったが、 セックスボランティア 制度を導入しょうと 一部の人の主張があ る。 簡単に言えば、 sAR の ような団体を 作ろ う というのであ る。私はこの意見には 反対であ る。売買春と何が 違 一 36 一 う のであ ろうか。 障害をもっ人だけ、 性に関しては 特別枠でよいのであ ろうか。 このような制度ができれば 障害をもっ 人に対して新たな 差別が生まれると 考える。 そうならないためにも 今、 自然な形の自慰行為をおこな う ことが可能になるような 支援方法や体制を 創出したり、 愛のあ る性行為ができるよさに 恋愛や結婚 ができるような 具体的な支援を 確立したりすることが 必要であ ると考える。 そのためにも、 性的欲求 の充足をする 支援者の専門性の 向上が必要ではないだろうか。 それは、 新たな専門支援者を 養成して いくのではなく 現在日常的に 関わっている 支援者が性的欲求の 充足をするための 支援を当たり 前に行 えるようになること、 つまり、 そのための教育訓練や 研修などが積極的に 実施されたり、 支援者研修 の必修項目になったりしていくことが 重要ではないかと 考える。 おわりに 私は、 文献を中心として、 障害をもっ人の ,性的欲求を充足するための 条件について 論じた。 文献の 数が少なく、 性的欲求だけでなく、 性について訴えたり、 告白したりする 人もまだそれ 種多くない。 そのため、 この論文も少ない 訴えを元に書いているので、 偏った意見になっているのではないだろう か。 また、 地域によっては 私の考えや指摘が、 すでに解消されているところもあ ると考える。 今回の 研究も、 聞き取りやアンケートをして、 今、 現在の状況を 調査すればもっと 確証のあ る研究になった のではないだろうか。 最近では、 徐々にではあ るが、 障害をもつ人の 性的欲求について 語られ始めて いる。 このような意見をもっと 参考にし、 これからの障害をもつ 人の,性的欲求の 充足をこれからも 考 えていきたい。 最後に、 この論文作成にあ たり、 様々な助言や 支援をしてくださった 先生方やゼミの 仲間に心から 感謝します。 ,,注 1) 熊篠 慶彦 『たった 5 センチの ハ 一ドル ワニブックス 2001 午 2) 新村山編 T 広 辞苑第 5 版 岩波新書 1998年 P.1481 「性欲」の意をもとにこれを 求め る 行為として春名がこの 論文の用語として 定義する。 3) 谷口明 広編 障害をもつ人たちの 性一性のノーマライゼーションをめざしてコ 明石書店 コ コ 旺 1998 年 P.56 4) 障害者の生と 性の研究会編 5) 障害者の生と 性の研究会 恋愛と性に光を かもがわ出版 1ggK 年 P.210 『ここまできた 障害者の恋愛と 性 かもがれ出版 2001 年 『知的障害者の コ 』 P. 186-187 6) 7) 8) 9) 同上書 P, 196-197 ホーキンバ青山 E,UNI 田 S ノ軋 SEX Ⅰ 障害者の生と 性の研究会 』 海拓舎 2002 年 P.37-38 前掲 菩 P.118-t g Ⅰ 1995 年 P.35-36 10) 社会福祉法規研究会監修 ア社会福祉六法平成 15年度版』新日本法規出版株式会社 2002年 11) 障害者の生と 性の研究会 前掲 書 P.l90-lyg2 をもとに春名が 要約 12) 障害者の生と 性の研究会編 前掲 書 P.101-113 をもとに春名が 要約 13) 谷口明 広編 前掲 書 P.93 14) 河合香織 『セックスボランティア』 新潮社 2004 年 P.133-135 をもとに春名が 要約 15) 障害者の生 と,性の研究会 前掲 書 P.71-72 16) 障害者の生と 性の研究会編 前掲 書 P.82 小山内美智子 『車椅子で夜明けのコーヒー』 ネスコ 一 37 一 17) 18) 19) 20) 21) 22) ェ ンタテイメント 株式会社 河合香織 野島伸前脚本 i998 年 前掲 書 P.154- 55 Ⅰ・ 障害者の生と 性の研究会編 前掲 書 P,56 谷口明応 編 前掲 書 P.16 障害者の生と 性の研究会編 前掲 書 P.100-113 社会福祉 モ 。 精神保健福祉士受験ワークブック 編集委員会 ワークブック 2005 中央法規出版 』 『社会福祉士・ 精神保健福祉士受験 2004.年 23) 谷口明応 編 前掲 書 P.14 24) 谷口明応 編 同上書 P.15 引用,参考文献 1.ホーキンバ青山 『 UNW@ESALSm Ⅹ』梅祐 舎 2002 年 2004 年 2.河合香織 F セックスボランティア』 新潮社 3,能條慶彦 『たった 5 センチの ハ 一ドル コ 4.新村山編 『 広 辞苑 第 5 版』 5. エンタテイメント 株式会社 岩波新書 ワニブックス 1998 年 『聖者の行進 J 野島伸前脚本 F 車椅子で夜明けのコーヒ 一四 6.小山内美智子 7.障害者の生と 性の研究会 ネスコ 11. 谷口明 応編 』 』 『知的障害者の 恋愛と性に光を』 丁 社会福祉六法 平成 15 年度版 10 ,社会福祉士・ 精神保健福祉士受験ワークブック 編集委員会 ークブック 2005 1998 年 1995 年 『ここまできた 障害者の恋愛と 性 8,障害者の生と 性の研究会編 9. 社会福祉法規研究会監修 2001 年 中央法規出版 コ かもがわ出版 2001 年 かもがれ出版 1996 年 新日本法規出版株式会社 2002 年 『社会福祉士・ 精神保健福祉士受験ワ 2004 年 『障害をもつ 人たちの性一性のノーマライゼーションをめざして』明石書店 (本論文は平成 16 年度卒業論文を 要約したものです。 原文は 1200 字 X34 ぺージ ) 一 38 一 1998 年
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