平成28年度 学 校 経 営 方 針 留萌市立留萌小学校 Ⅰ 本校の教育目標 知 (平成26年4月改訂) 考える子 〈具体目標〉 みんなで学び合い,楽しみながら,進んで学習に取り組む児童を育てる <子どものめあて> 徳 進んで学習 やさしい子 〈具体目標〉 相手の気持ちを思いやり,きまりを守り,正しく判断できる児童を育てる <子どものめあて> 体 優しい心 やりぬく子 〈具体目標〉 心身共に健康で,目標に向かって,最後まで粘り強くがんばる児童を育てる <子どものめあて> Ⅱ 元気に挨拶 経営の基本理念 学び合い,高め合い,子どもがきらめく留小教育の創造 ◇ 子どもたちが,笑顔で元気に登校する学校に ◇ 子どもたちの居場所のある学校に ◇ 子どもたちが,達成の喜びをもって下校する学校に Ⅲ 教育推進の指標 留小プライド! ! 『継続』と『新たな挑戦』で子どもの可能性を拓こう Ⅳ 本年度の重点目標 ONE☆UP! 子どもが輝く教育活動の推進 ◇ 子どもが「分かった!できた!」と学ぶ授業づくりと家庭学習の充実 ◇ 「考え,議論する」道徳の授業づくりと本に親しむ機会の拡充 ◇ 体力・運動能力の課題解決を図る体育の授業づくりと運動機会の拡充 - 1 - Ⅳ 目標達成のための具体的方策 1 「確かな学力」の向上のために (1) 学習指導要領の趣旨を踏まえた適切な教育課程の編成・実施・評価・改善[教育課程] ① 総則に示されている「教育課程編成の一般方針」を踏まえ,適切に編成・実施する。 ② 次期学習指導要領を見据え,新しい考え方を導入した教育活動を試行する。 ③ 教育活動の実施結果について子どもの姿から評価を行い,教育課程の改善を図る。 (2) 分かる授業づくりによる確かな学力が定着する学習指導の実施 [教科指導] ① 全校で統一した学習規律を授業の中で徹底し,望ましい学習態度を育てる。 ② 担任とTTとの連携を深め,個に応じたきめ細やかな指導の工夫・改善を図る。 ③ ICTの積極的な活用により,子どもの学習意欲を高め,分かる授業づくりを進める。 (3) チーム力の発揮による学力向上を目指す教育活動の実施 [学力の向上] ① 土・日曜の家庭学習を担保する宿題や自主学習を促す取組を進め,家庭学習を充実させる。 ② 朝学習を担任の指導の下で意図的・計画的に実施し,基礎基本を確実に定着させる。 ③ 放課後や長期休業を活用した学習サポートを充実させ,子どもの基礎学力を保障する。 2 「豊かな心」を培うために (1) 命を大切にする心や思いやりの心,規範意識を育む道徳教育の推進 [道徳教育] ① 参観日での道徳授業や学級通信での発信により,道徳教育に対する家庭の理解を深める。 ② 「公正,公平,社会正義」の指導内容を重視し,いじめを許さない心を育てる。 ③ 道徳の時間に書く活動を位置付け,教科化を見据えた「道徳ノート」づくりを試行する。 (2) 「すべての児童の担任」を意識した生徒指導の推進 [生徒指導] ① 相手の顔を見て,自分から進んで,いろいろな人に挨拶しようする態度を育てる。 ② いじめ・不登校の早期発見,対応に努めるとともに,ネットトラブル防止の指導を進める。 ③ 子ども一人一人が周囲から認められる場や機会を設定し,自己有用感を育てる。 (3) 心を耕し,読書習慣の形成を図る読書活動の実施 [読書活動] ① 教師が一緒に読書したり,読み聞かせなどをしたりして,「朝読」を充実させる。 ② 係と担任が連携して図書の貸出を増やす取組を工夫し,「家読」の時間を増加させる。 ③ インターネットだけに偏らない,学校図書を活用した調べ学習の機会を設定する。 3 「健やかな体」を育むために (1) 健やかな心と体をはぐくむ保健・体育指導の推進 [保健・体育指導] ① 運動環境を整備するとともに,体力テストから課題を明らかにし,その解決に取り組む。 ② 保健室との情報交換を密にした指導を進め,心身の健康の維持・増進に努める。 ③ 関係機関との連携や外部講師活用による薬物乱用防止教育や性教育に関する指導を行う。 (2) 食に関する知識理解と望ましい食習慣を育成する食育の実施 [食に関する指導] ① 家庭と連携して「早寝・早起き・朝ご飯運動」に取り組み,望ましい習慣を身に付けさせる。 ② 栄養教諭と連携した授業を実施するなどして,専門性を生かした食育を進める。 ③ 給食時間における指導を充実させ,食べ残しや好き嫌いを減らそうとする態度を育てる。 - 2 - 4 「社会の変化に対応した教育」を進めるために (1) コミュニケーション能力を育成する外国語活動の実施 [外国語活動] ① 外国語講師や中学校英語教員との連携を深め,その良さを生かす学習を展開する。 ② 指導の効果を充実,持続させられるように,掲示物など英語の言語環境を整える。 ③ 外国の言語・文化に対する理解が深まるよう,学習内容や活動を工夫する。 (2) 問題解決や探究活動に主体的に取り組む総合的な学習の時間の推進[総合的な学習の時間] ① 日常生活との関わりから課題を設定し,解決を図る学習単元を構成する。 ② 地域の人との交流や友達との探究活動などを行い,協同的に取り組む態度を育てる。 ③ 言語活動を重視し,調べたことをまとめたり発表したりする活動を適切に位置付ける。 (3) ねらいを明確にし,子どもを育てる視点に立った特別活動の実施 [特別活動] ① 子どもに育てたいねらいを明確にし,それに迫る活動内容を工夫・創造する。 ② 地域の人々や自然とのふれ合い,奉仕や勤労の精神を涵養する活動を行う。 ③ 教師の適切な指導の下に,子どもの自主的,実践的な態度を育てる活動を進める。 (4) 子ども一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の推進 [特別支援教育] ① 保護者とのコミュニケーションを深め,理解を得ながら個に応じた支援を進める。 ② すべての子どもに優しい授業づくり(ユニバーサルデザイン)を目指し,支援を工夫する。 ③ ねらいを明確にして,特別支援学級と交流学級との交流・協働学習を工夫する。 5 「信頼される学校づくり」を進めるために (1) 家庭や地域との連携による「開かれた学校」づくりの推進 [連携・協力] ① 学校・学級通信,保健だより等による情報発信を工夫し,家庭との連携・協力を深める。 ② 参観や研修をとおして幼・保・中との連携を深め,連続性を重視した指導を進める。 ③ 図書館ボランティアや学習サポーター等の人材,地域の教育資源等を教育活動に生かす。 (2) 教師の指導力の向上と授業改善に直結する研修活動の実施 [研修活動] ① 先進的な実践事例に学びながら校内研修を推進し,学力向上を目指して授業改善に努める。 ② 指導主事等の外部人材の招聘や研修会等への積極的参加により,指導力の向上に努める。 ③ 具体的な数値や児童の姿で指導の成果を評価し,校内研修の工夫・改善に努める。 (3) 学校の教育課題の解決を目指した評価活動の実施 [教育評価] ① 学校経営や学級経営に数値目標を導入し,PDCAサイクルによる改善を進める。 ② 児童による授業評価を適宜行い,授業の工夫・改善に努める。 ③ 児童・保護者アンケートなどを行い,学校改善につながる評価活動を適切に進める。 (4) 児童の生命と身体の安全を確保する環境整備と指導体制の確立 [安全教育] ① 保護者・地域からの情報収集や校区巡視などを行い,児童の実態把握に努める。 ② 児童の実態に応じて迅速・適切な指導を行い,事件・事故の防止に努める。 ③ 施設設備の安全点検や児童の行動観察から危険性を捉え,安全な環境づくりに努める。 - 3 - Ⅴ 学校力向上総合実践事業に関わって 職員が共通認識をもち,学校の総合力を高めよう ~学校力向上総合実践事業を中核に据えた新生「留萌小学校」の創造~ 学校の総合力=学校力を高めることは, 新しい留萌小学校をつくること 学力 体力 道徳性 あるべき子どもの姿 教師力 地域・学校間連携 あるべき教師の姿 あるべき学校の姿 新生「留萌小学校」 総合力の高い学校 (1)学力の向上 ・学び方をしっかりと身に付けた子どもの育成 ・自主的な学習に積極的に取り組む子どもの育成 ・基礎的・基本的な学力を身に付けた子どもの育成 ・アクティブ・ラーニングの考え方を重視した授業づくり (2)体力の向上 ・児童が目標をもって取り組める運動の継続 ・日常的に運動しようとする意欲を高める体育環境の整備 ・定期的な体力測定による実態把握と課題解決の取組 ・コーディネーショントレーニングの継続と成果の検証 (3)道徳性の向上 ・道徳の授業の改善(指導計画の改善,授業研究の日常化) ・道徳的実践力を育てる活動の実施(全校的な取組) ・ボランティア活動の積極的な推進 ・「自分から進んで,相手の顔を見て,いろいろな人にあいさつ」の励行 ・児童が主体となったいじめ根絶に向けた取組 (4)教師力の向上 ・「教えて考えさせる授業」と「問題解決的授業」の適切な実施 ・授業研究のシステム化による,効率的な授業分析の実施 ・他校との授業交流を通した授業技術の向上 ・研究会・研修会への積極的参加と還元 ・ICTの効果的活用と新たな活用方法の開発 ・メンターチームの編成による研修(初任層)の推進 (5)地域連携の強化 ・授業交流,指導方法の共通理解等を目指した小中の学校間連携 ・地域の教育力を活用した「留萌ならではの教育」の実施 ・地域への積極的な情報発信と地域からの情報収集の強化 ・学校評議員会,学校関係者評価委員会を生かした学校づくり P D A C - 4 -
© Copyright 2024 ExpyDoc