資料1 中部運輸局交通政策部 交通政策部 平成28年4月26日定例記者懇談会発表 日定例記者懇談会発表 連絡先 はこぶちゃん 中部運輸局 交通政策部 黒 田 、中 村 ℡052-952-8007 「中部地方 中部地方における運輸の動き」(トピックス) 排出ガスが世界最高 世界最高レベルのクリーンなトラックが レベルのクリーンなトラックが 42%まで増加 増加! 自動車の排出ガス規制は、大気汚染 排出ガス規制は、大気汚染の状況や技術開発の進展等を踏まえ 等を踏まえ、順次強化され てきました。加えて大気汚染が著しい 大気汚染が著しい三大都市圏の大気環境の改善を目指して、 大気環境の改善を目指して、平成13年 に、自動車NOx・PM法※1が制定され、当該地域を自動車NOx・PM法対策地域 が制定され 対策地域(別紙参照) に指定し、年式が古いディーゼル車の使用を抑制するなどにより大気汚染物質であるNOx及 年式が古いディーゼル車の使用を抑制するなどにより大気汚染物質であるNOx及 びPMの総排出量の削減に取り組んできました。 総排出量の削減に取り組んできました。これらの取組により、大都市地域における大 大都市地域における大 気汚染は改善されてきています。 います。今回は、NOx・PMの主要な排出源の1つである 排出源の1つであるディーゼル トラックの排出ガスがクリーンになってきてい トラックの排出ガスがクリーンになってきている進捗状況をご紹介します。 1.近年の事業用トラックについて トラックについて 中部運輸局管内の自動車NOx・PM法対策地域 中部運輸局管内の自動車NOx・PM法対策地域の大部分を占めている愛知県では を占めている愛知県では、最新 の排出ガス規制であるポスト新長期規制 規制であるポスト新長期規制※2に適合したクリーンな事業用トラックが増えていま トラックが増えていま す。 愛知県では、ポスト新長期規制 ポスト新長期規制に適合した事業用トラックの保有車両数 数が、当該規制が始 まった平成21年以降順調に増加し まった平成21年以降順調に増加して【グラフ 1 参照】、平成26年末時点で26,537 26,537台となり、 事業用トラック全体に占める割合 占める割合が42%となりました。 このような増加の背景には、ものづくり ものづくり産業が盛んな愛知県では、東京都や 、東京都や大阪府よりもトラ ックによる輸送量が多いことから いことから【グラフ 2 参照】、トラックの使用頻度が高く、 の使用頻度が高く、比較的早期に車両 が代替されることに加え、車両の買換に 車両の買換に対し行政や事業者団体による補助金等 補助金等の措置が講じ られたことも効果があったと考えられま も効果があったと考えられます。 【グラフ1】 ポスト新長期規制適合車 (事業用普通トラック)保有車両数 (台) 30,000 26,537 25,000 19,971 20,000 10,000 5,000 2,329 5,501 ※1 ※2 H22年 200 100 9,506 50 0 H21年 輸送トン数(H26 年度) (百万㌧)(事業用普通トラック) 250 150 14,643 15,000 【グラフ 2】 H23 H23年 H24年 H25年 H26年 0 愛知県 東京都 大阪府 (出典)(一社)自動車検査登録情報協会 自動車保有車両数 (出典)国土交通省自動車輸送統計調査 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法 ポスト新長期規制とは、新車のディーゼル車等の排出ガ ポスト新長期規制とは、新車のディーゼル車等の排出ガスレベルをガソリン車と同レベルに抑制する に抑制する世界最高レベルの排出 ガス規制である。 2.名古屋の運輸部門の大気汚染の現状 名古屋の運輸部門の大気汚染の現状 ポスト新長期規制適合車の増加をはじめ、大気汚染物質であるNOx及びPMの主要 ポスト新長期規制適合車の増加をはじめ、大気汚染物質であるNOx及びPMの主要 排出ガス源の一つであったディーゼル自動車の排出ガス 排出ガス源の一つであったディーゼル自動車の排出ガス浄化対策が進んだことにより、 対策が進んだことにより、 近年、三大都市(東京都区部、名古屋市、大阪市) 三大都市(東京都区部、名古屋市、大阪市)では、主要道路沿線の 主要道路沿線の大気汚染が改 善されてきており、名古屋市 名古屋市は他の2都市よりも汚染レベルが低くなっています 汚染レベルが低くなっています。 【グラ フ 3 及び 4 参照】 【グラフ 3】 単位:ppm NO2年平均値 年平均値 【グラフ 4】 単位:mg/㎥ 0.05 0.08 0.04 0.06 0.03 SPM年平均値 年平均値 0.04 0.02 0.01 0.02 0 0 H12年 H17年 H22年 H25年 H26年 名古屋 東京 大阪 ※環境基準値は0.04ppm 0.04ppm以下 H12年 H17年 H22年 H22 H25年 H26年 名古屋 東京 大阪 ※環境基準値は0.10mg/ 0.10mg/㎥以下 (出典)環境省 大気汚染状況報告 【参考】排出ガス規制の取り組み 排出ガス規制の取り組み 国土交通省では、大気環境改善のため、ディーゼル自動車を始めとした排出ガス規制を短 期規制、長期規制、新短期規制、新長期規制、さらにポスト新長期規制と逐次強化 期規制、長期規制、新短期規制、新長期規制、さらにポスト新長期規制と逐次強化してきまし た。 最新のポスト新長期規制は、平成6年の短期規制と比べて、排出ガスに含まれる有害物質 である窒素酸化物(NOx)を95%、粒子状物質(PM) 95%、粒子状物質(PM)を99%低減した、世界の最高基準の厳 99%低減した、世界の最高基準の厳 しいレベルの規制です。平成21年から車種に応じて段階的に適用されています。 平成21年から車種に応じて段階的に適用されています。 ○ 自動車排出ガス規制の経緯(ディーゼル重量車) 【まとめ】 国土交通省による排出ガス規制の強化や買換促進の補助金等により、中部地方のNOx・ による排出ガス規制の強化や買換促進の補助金等により、中部地方のNOx・ PM法指定地域の大部分を占める愛知県では、ポスト新長期規制 適合した事業用トラック PM法指定地域の大部分を占める愛知県では、ポスト新長期規制に適合した の保有車両数が、平成21年以降順調に増加し 平成21年以降順調に増加し、平成26年末時点で事業用トラック全体に占める 事業用トラック全体に占める 割合が42%まで増加しました。このようなディーゼル自動車の排出ガス浄化対策の進展が、 %まで増加しました。このようなディーゼル自動車の排出ガス浄化対策の進展が、 %まで増加しました。このようなディーゼル自動車の排出ガス浄化対策の進展が、大気 環境の改善に寄与してきました。 国土交通省では、今後も街頭検査等による不正改造車の排除やエコドライブ、エコ通勤等 の促進等も含めて自動車環境対策を推進し 一層の大気環境の改善に努めていきます。 の促進等も含めて自動車環境対策を推進し、一層の大気環境の改善に努めていき 別 自動車NOx・PM法対策地域図 紙
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