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富里市都市計画マスタープラン策定業務委託仕様書
第1章
総
則
(適用範囲)
第1条
本仕様書は,富里市(以下「委託者」という。)が発注する富里市都市計画マ
スタープラン(以下「市マスタープラン」という。)策定業務委託(以下「本業務」
という。)について適用するものとする。
(目
第2条
的)
富里市では,平成14年4月に都市計画法(昭和43年法律第100号)第1
8条の2の規定により,市町村の都市計画に関する基本的な方針として,富里市都市
マスタープラン(ペガサスプラン21)
(以下「現市マスタープラン」という。)を策
定し,計画に掲げた将来都市像(『賑わいと潤いのハーモニー
快適未来都市
とみ
さと』)の実現に向けて,都市づくり・まちづくりを進めてきた。
策定から10余年が経過し,全国的な傾向である人口減少,少子高齢社会の進展へ
の対応をはじめとして,成田空港の機能強化や,事業中の首都圏中央連絡自動車道等
の広域幹線道路との一体性確保の必要性,現市マスタープランに位置づけられている
(仮称)北総道路の位置づけの変化,酒々井インターチェンジの開設等富里市を取り
巻く社会経済情勢の変化などへの対応に加え,厳しい財政状況や市民意識の多様化,
防災意識の高まり,中心市街地の活性化,老朽化する都市施設の更新への対応などが
必要となっている。
また,平成22年度に富里市総合計画(将来像:
『人と緑が調和し
都市
とみさと』 まちづくりの基本理念:
『みんなでつくる
未来を拓く臨空
笑顔あふれるまち
富
里』)を策定し,平成27年度には,千葉県による「千葉県の都市計画の見直し方針」
を踏まえて都市計画区域マスタープランが見直されたことに伴い,それら上位計画と
の整合を図り,持続可能な都市づくりに向けた集約型都市構造の形成・低炭素型都市
づくり,協働のまちづくり等が課題となっている。
本業務は,このような富里市を取り巻く社会経済情勢の急速な変化などに伴う都市
づくり・まちづくりの課題に対応した,富里市の都市計画に関する基本的な方針の見
直しを目的とする。
(法令等の遵守)
第3条
本業務の実施にあたっては,本仕様書のほか,次の各号に掲げるものに基づき
実施するものとする。
(1)都市計画法(昭和43年法律第100号)
(2)国土利用計画法(昭和49年法律第92号)
(3)都市再生特別措置法(平成14年法律第22号)
(4)建築基準法(昭和25年法律第201号)
1
(5)新都市計画の手続((財)都市計画協会)
(6)「市町村の都市計画に関する基本方針」策定にむけて(千葉県)
(7)用途地域等の決定手続き(千葉県)
(8)都市計画道路の見直しの基本的考え方(千葉県)
(9)富里市財務規則(昭和63年規則第8号)
(10)富里市個人情報保護条例(平成27年条例第34号)
(11)富里市個人情報保護条例施行規則(平成27年規則第27号)
(12)その他関係法令,諸規則及び上位計画等
(対象区域)
第4条
(疑
本業務の対象区域は,富里市全域とする。
義)
第5条
受託者は,本仕様書及び契約約款等に明記なき事項や疑義が生じた場合は,委
託者と協議して定めるものとする。
(管理技術者及び主任技術者)
第6条
受託者は,本業務遂行にあたり,委託者の意図及び目的を十分に理解した上で,
経験のある管理技術者及び主任技術者を定め,委託者の承認を受けるものとする。
(協議等)
第7条
受託者は,本業務の実施にあたり,委託者と十分な打合せ・協議を行いながら
進めるものとする。
2
受託者は,本業務期間中,関係者若しくは関係機関と協議,調整等を必要とする場
合又は協議を受けた場合は,委託者に申し出てその指示を受けるものとする。
(提出書類)
第8条
受託者は,本業務の実施にあたり,次の書類を委託者に提出しなければならな
い。また,その内容を変更しようとするときも同様とする。
(1)着手時
ア
業務着手届
イ
業務計画書
ウ
業務工程表
エ
管理技術者等届
(2)完了時
ア
業務完了届
イ
業務目的物引渡申出書
ウ
成果品
エ
請求書
2
(貸与資料)
第9条
委託者は,本業務の遂行上必要な資料で提供可能な資料について貸与するもの
とする。この場合,受託者は,本業務終了後に速やかに返却しなければならない。
(個人情報等の保護)
第10条
受託者は,別添「情報セキュリティ確保・個人情報保護のための外部委託管
理に関する特記仕様書」を遵守し,秘密の保持及び情報の管理を適正に行わなければ
ならない。
(業務実績データ作成,登録)
第11条
受託者は,契約時又は契約変更時において,契約金額が100万円以上の業
務について,業務実績情報システム(テクリス)に基づき,受注・変更・完了時に業
務実績報告として「登録のための確認のお願い」を作成し,受注時は契約締結後,富
里市の休日を定める条例(平成元年条例第20号)第1条第1項に規定する休日(以
下「閉庁日」という。)を除き10日以内に,登録内容の変更時は変更があった日か
ら,閉庁日を除き10日以内に,完了時は本業務完了後,閉庁日を除き10日以内に,
書面により委託者の確認を受けたうえで,登録機関に登録申請しなければならない。
(完了及び検査)
第12条
本業務の実施中,受託者は平成28年度及び平成29年度に委託者の中間検
査を受け,業務完了後は,完了検査を受けるものとし,完了検査の合格をもって業務
を完了するものとする。
(成果品の管理及び帰属)
第13条
本業務において得られた成果及び中間成果は委託者に帰属するものとし,委
託者の許可なく外部に貸与又は公開してはならない。
(瑕疵担保責任)
第14条
受託者は,本業務完了後に成果品の過失及び不良箇所が発見された場合には,
委託者の指定する期間内に修正等の必要な措置を講じなければならない。その際の費
用は受託者の負担とする。
(工
第15条
期)
本業務の工期は,契約日の翌日から平成31年3月20日までとする。ただ
し,納期内であっても完成した部分については,委託者は受託者に対して,その提出
を求めることができる。
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第2章
業務内容
(業務内容)
第16条
業務内容は,以下のとおりとする。
1.都市の現況と課題の整理
(1)都市の現況
市マスタープランの策定にあたって,以下のような内容について,現市マスタ
ープランの策定時から現在に至る富里市における都市づくりを取り巻く社会経済
情勢の変化等を中心に現況を整理・分析する。その現況の整理にあたっては,グラ
フ化や図化等により視覚的にわかりやすく整理する。
なお,土地利用・市街化の状況等については,平成28年度に実施予定の都市
計画基礎調査結果も活用する。また,市民意識の把握については,総合計画策定時
(平成20年度)に実施した市民意識調査の結果を活用する。さらに,平成27年
10月に総務省統計局において実施された国勢調査結果が現在集計中であり,その
結果発表があったものについても順次追加整理する。
①広域的な立地条件,上位計画・関連計画の整理
②都市の成り立ち
③都市の動向(人口,産業,土地利用,市街化動向等)
④自然,景観及び文化的資源の状況
⑤都市整備の状況(市街地,交通体系,都市基盤施設,防災関連施設,公共公益
施設,主要プロジェクト等)
⑥市民意識の把握
(2)現市マスタープランの進捗状況の整理と評価
現市マスタープランの都市整備方針に基づく,施策の進捗状況と推進上の問題
点・課題を整理するとともに,施策効果・実現可能性からみた継続性の観点等から
評価する。その整理・評価にあたっては,関係課への進捗状況の照会の支援を行う。
(3)都市づくりの課題
都市の現況及び現市マスタープランの評価等を踏まえて,富里市における都市
づくりの課題を整理する。
2.全体構想
(1)将来都市像
富里市における将来の都市づくりを進めていく上での目標,目指すべき都市像
及び将来都市構造を検討する。
①都市づくりの目標と将来像
都市づくりの目標の設定にあたっては,現市マスタープランにおける目標と,総
合計画におけるまちづくりの基本理念を踏まえつつ,富里市の特性や都市づくりの
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課題,近年における富里市を取り巻く社会情勢等の著しい変化が都市整備に与える
影響,広域圏(周辺市町村との機能分担のあり方等)における富里市の役割等を勘
案して検討する。将来人口フレームについては,総合計画における将来人口設定の
考え方を踏襲しつつ,国立社会保障・人口問題研究所の人口推計結果を勘案して,
目標年次における将来人口を検討する。
また,将来都市像については,現市マスタープランと総合計画における将来像及
び近年の市民ニーズ等を踏まえて検討する。
②将来都市構造
都市内の都市機能の立地状況・動態の把握と,上位計画である総合計画及び都市
計画区域マスタープランを踏まえて,周辺都市との関係や機能連携を考慮した成田
都市圏における広域的な構造形成の観点及び集約型都市構造の形成の観点等から
現市マスタープランにおける将来都市構造について評価し,土地利用ゾーニング,
拠点形成,都市軸の位置づけを検討・再設定を行う。
(2)都市づくりの方針(部門別方針)
都市の現況の整理・分析,現市マスタープランの評価,都市づくりの課題の整
理を踏まえて,以下の各都市づくりの方針について現市マスタープランにおける都
市整備の方針の時点的な修正を検討するとともに,新たに設定した都市づくりの目
標・将来像・将来都市構造等を踏まえて,加筆・修正などの見直し作業を行う。そ
の見直しにあたっては,策定委員会・総合計画策定時の市民意識調査結果等におけ
る意見を踏まえて作業を行う。
①土地利用に関する基本方針
総合計画及び都市計画区域マスタープランにおける土地利用の方針との整合性
に留意しながら,土地利用上の課題や将来都市像,将来都市構造等の検討結果を踏
まえ,将来都市構造を実現するための土地利用のあり方や誘導方針を検討する。
②交通体系に関する基本方針
交通体系上の課題や,将来都市構造等の検討結果を踏まえ,現在整備が進められ
ている広域道路網体系との整合・活用に留意しながら,土地利用計画の検討と併せ
て都市レベルの幹線道路網の配置を検討する。
また,富里市地域公共交通計画を踏まえて,集約型都市構造の形成・低炭素型都
市づくりに向けた公共交通機関のあり方などについて検討する。
③公園・緑地に関する基本方針
緑の基本計画を踏まえ,都市全体として重要な公園や緑地等についての配置の方
針を検討する。
また,都市の個性を創出する観点から,保全・整備すべき緑地等資源の位置づけ
を検討する。
④環境に関する基本方針
総合計画・都市計画区域マスタープラン及び公共施設等総合管理計画等の上位計
画・関連計画を踏まえて,環境共生・低炭素型都市づくりの基本方針や供給処理施
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設等の公共施設の整備・管理の基本方針を検討する。
⑤景観に関する基本方針
都市づくりにおける個性の創出や,都市の魅力創出,市街地にゆとりを与える都
市の景観形成のあり方について検討する。
⑥防災に関する基本方針
地域防災計画を踏まえて,災害に強い都市のあり方や防災性の向上を図るための
施策などを検討する。
3.地域別構想
地域別構想については,平成 28 年度都市計画基礎調査結果等を活用し,現市マス
タープランにおける地域の現況の記述の時点修正と関連図面の更新を行うとともに,
地域の概況及び全体構想等を踏まえて,現市マスタープランの地域の課題と地域づく
りの目標及び地域整備の方針に掲げる施策の評価を行い,加筆・修正などの見直しを
行う。見直し作業にあたっては,地域別懇談会での意見等も踏まえるものとする。
なお,地域区分としては,土地利用や区域区分,地域コミュニティの一つの要素で
ある小学校区を基本として設定した現市マスタープランの考え方を踏襲し,4地域に
区分する。
(1)地域の概況と課題
地域の特性や地区の問題点等をより即地的に把握し,地域別のまちづくり上の
課題を整理する。
①地域の概況
人口・世帯数,土地利用特性,交通条件,法規制,市街地・都市基盤施設等の
整備状況,自然的・歴史的資源,景観資源等の整理を行う。
②地域のまちづくり上の課題
地域の概況把握に加え,総合計画策定時の市民意向調査結果の活用等による地域
住民の地域評価等を踏まえて,地域の抱えるまちづくり上の課題を整理する。
(2)地域づくりの目標
地域特性及び全体構想における地域の土地利用の方向等を踏まえて,現市マス
タープランにおける目標を評価し,各地域のまちづくりの目標について検討する。
(3)地域のまちづくり方針
全体構想と,地域特性と地域のまちづくり上の課題を踏まえるとともに,まち
づくりの目標に基づき,現市マスタープランにおける整備方針の内容を評価し,加
筆・修正等の見直しを行った上で,全体構想の部門別方針の項目に合わせて,とり
まとめ・加筆・修正とともに,まちづくり方針図の修正を行う。
4.都市づくりの実現に向けて
都市づくりの実現に向けて,現市マスタープランの進捗状況の整理・評価等を踏ま
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え,新しく設定した都市の将来像を実現する観点から,現市マスタープランに掲げて
いる体系の再整理を行うとともに,項目毎の記述の加筆・修正を検討する。
(1)都市づくりの推進方策
都市づくりの推進方策としては,総合計画の理念を踏まえて,協働のまちづくり
におけるまちづくりの主体毎に果たすべき役割を整理する。また,市マスタープラ
ン作成後のマスタープランの運用,まちづくりの推進組織,行政の支援体制のあり
方等を検討する。
(2)実現に向けた取り組み
実現に向けた具体の取り組みとしては,全体構想の将来都市構造及び部門別都市
づくりの方針の部門別の項目毎に,将来像を実現する上での必要性・施策効果・実
現可能性等の観点から,今後の都市づくり・まちづくりを先導すべく施策を検討し,
整理する。
5.策定委員会等支援
(1)委託者が設置する策定委員会(年2回程度開催)及び庁内検討会議(年2回程度
開催)の資料作成,会議録作成などの支援を行う。
(2)委託者が開催する地域別懇談会(平成30年度4地域各2回程度開催)の資料作
成,会議録作成などの支援を行う。
(3)委託者が行う市マスタープランへ意見募集(平成30年度パブリックコメント1
回実施)の整理,計画案の周知(平成30年度リーフレット作成)などの支援を行
う。
第3章
年度別業務内容及び成果品
1.平成28年度業務内容及び成果品
(1)平成28年度は,第2章第16条の1.都市の現況と課題の整理「(1)都市の
現況」,
「(2)現市マスタープランの進捗状況の整理と評価」,
「(3)都市づくりの
課題」及び2.全体構想「(1)将来都市像」とする。
(2)成果品は,次のとおりとする。
①平成28年度中間報告書(A4版コピー簡易製本)・・・・・・・・・・・2部
②策定委員会資料及び会議録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
③庁内検討会議資料及び会議録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
④上記各電子データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
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2.平成29年度作業及び成果品
(1)平成29年度は,第2章第16条の2.全体構想「(2)都市づくりの方針」,3.
地域別構想「(1)地域の概況と課題」及び「(2)地域づくり」の目標とする。
(2)成果品は,次のとおりとする。
①平成29年度中間報告書(A4版コピー簡易製本)・・・・・・・・・・・2部
②策定委員会資料及び会議録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
③庁内検討会議資料及び会議録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
④上記各電子データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
3.平成30年度作業及び成果品
(1)平成30年度は,第2章第16条の3.地域別構想「(3)地域のまちづくり方
針」,「4.都市づくりの実現に向けて」及び,計画書のとりまとめとする。
(2)成果品は,次のとおりとする。
①富里市都市計画マスタープラン報告書(A4版バインダー綴り)・・・・・2部
②富里市都市計画マスタープラン本編(A版フルカラー製本)・・・・・150部
③富里市都市計画マスタープラン概要版(A版フルカラー製本)・・・・500部
④地域別基礎資料(地域カルテ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式
⑤策定委員会資料及び会議録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1式
⑥庁内検討会議資料及び会議録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1式
⑦地域別懇談会(4地域各2回程度開催)資料及び会議・・・・・・・・・ 1式
⑧その他関連資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1式
⑨上記各電子データ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1式
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個人情報取扱特約条項
(総則)
第1条
この特約は,この特約が付されている契約(以下「契約」という。)と一体を
なす。
(基本的事項)
第2条
受託者は,個人情報の保護の重要性を認識し,この契約による事務を処理する
ための個人情報の取扱いにあたっては,個人の権利利益を侵害することのないよう,
個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第3条
受託者は,この契約による事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知
らせ,又は不当な目的に利用してはならない。この契約が終了,又は解除された後に
おいても同様とする。
(事務従事者への周知)
第4条
受託者は,その事務に従事する者に対し,在職中及び退職後においてもこの契
約による事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ,又は不当な目的に
使用してはならないことなど,個人情報の保護に関して必要な事項を周知しなければ
ならない。
(個人情報の適正な管理)
第5条
受託者は,この契約による事務に係る個人情報の漏えい,滅失及びき損の防止
その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(収集の制限)
第6条
受託者は,この契約による事務を処理するために個人情報を収集するときは,
当該事務を処理するために必要な最小限の範囲内で,適法かつ公正な手段により行わ
なければならない。
(個人情報の目的外利用・提供の禁止)
第7条
受託者は,委託者の指示又は承諾があるときを除き,この契約による事務に関
して知り得た個人情報を当該事務を処理するため以外に利用し,又は第三者に提供し
てはならない。
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(複写等の禁止)
第8条
受託者は,委託者の指示又は承諾があるときを除き,この契約による事務を処
理するために発注者から貸与された個人情報が記録された資料等を複写し,又は複製
してはならない。
(再委託の禁止)
第9条
受託者は,この契約による事務を処理するための個人情報を自ら取り扱うもの
とし,委託者の承諾があるときを除き,第三者に取り扱わせてはならない。
(資料等の返還)
第 10 条
受託者は,この契約による事務を処理するために発注者から貸与され,又は
受託者収集,若しくは作成した個人情報が記録された資料等を,この契約完了後,直
ちに委託者へ返還し,又は引き渡すものとする。ただし,委託者が別に指示したとき
は,当該方法によるものとする。
(事務の調査・報告)
第 11 条
委託者は,事務の処理状況について調査し,又は報告を求めることができる。
受注者は,特段の事由がある場合を除き,これに応じなければならない。
(事故発生時における報告)
第 12 条
受託者は,この個人情報取扱特約条項に違反する事態が生じ,又は生ずるお
それがあることを知ったときは,速やかに委託者へ報告し,委託者の指示に従うもの
とする。契約が終了し,又は解除された後においても同様とする。
(契約の解除及び損害賠償)
第 13 条
受託者は,委託者がこの個人情報取扱特約条項に違反していると認めたとき
は,契約の解除及び損害賠償の請求をすることができるものとする。
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