別紙1 議会映像インターネット配信委託業務 仕様書 平成 28 年4月 養父市 1 目的 市民や市出身者等へ開かれた議会を目指す一手段として、議会映像のインターネット 配信が不可欠である。場所的・時間的制限なくインターネット配信を行うことにより、 市民等の議会に対する理解を深め、議会の活性化を図り市民協働のまちづくりを進める。 2 運用形態について (1) 受託者は委託者の指示を受け、養父市議会定例会及び臨時会の審議状況等について インターネット経由によりVOD配信を行う。そのための映像配信に係る機器の設置、 映像配信及び運用管理業務の委託を行うものである。 (2) 議会映像インターネット配信運用に当たって、必要な機器・機材・回線及びソフト ウェア等については、受託者が調達し、受託者が管理運用を行うこと。 この業務はASPサービスとして業務委託する。 (3) 一般視聴者がVODコンテンツの検索及び視聴が簡単にできる議会映像配信専用の サイトを提供すること。 (4) 映像配信業務で提供される議会映像配信サイト、VOD配信映像は一般に広く使用 されているWindows、Mac、iOS、Android等の端末で利用、視聴 ができること。ただし、各OSの全てのバージョンでの動作保証を求めるものではな い。 (5) 委託者は一般視聴者がVOD配信を視聴した件数の集計レポートを、専用のサイト からいつでも閲覧できること。 (6) 受託者は議会映像インターネット配信サイトのデザイン、画像、色合い等に関して、 委託者の意向を反映して作成すること。 (7) 障害などが発生した際には速やかに復旧し、以降の運用に支障が出ないように対策 を施すこと。 3 データ受け渡しに関わる要件 受託者は、データ取得専用パソコンを設置すること。データ取得専用パソコンは、配 信センターと接続するものとする。接続に関わる費用は全て、受託者側の負担とする。 ・ データ取得専用パソコンから配信センターまでの通信網は受託者で用意し、イン ターネットなど外部のネットワークとは接続しないVPNであること。 ・ 入力用データは、ブルーレイレコーダへ保存されたデータを使用するものとする。 また、委託者が指示した日に受託者が議会事務局までデータを直接受け取りに来 る場合は、上記データ取得専用パソコン等の設置、通信網の構築等を省くことを可 能とする。 -1- 4 VOD配信に関わる要件 (1) 取得した映像をもとに、一般質問については議員ごとの質疑応答を1ファイルに編 集すること。 (2) VOD配信は映像取得日の翌日から起算して4営業日までに、インターネット上か ら閲覧可能とすること。 (3) VODの公開前にサイトと映像を確認するために、公開サイトと同じ機能の事前公 開サイトを用意すること。 ID、パスワードにより保護された事前公開サイトで委託者による公開前確認を受 け、承諾を得ること。公開前確認を行う環境は委託者側の設備で行う。 (4) VOD配信を視聴するページには、映像とともに質問者名、質問項目等が表示され ること。 (5) 契約期間中のVOD配信は、平成 28 年6月定例会から公開し当該定例会から4年間 公開されること。また、ホームページからの画像の削除については、委託者に確認の 上、定例会等を単位として行うこと。 (6) 提供するデータは、危機管理室情報課(CATV)が放送した議会放送の録画デー タとするが、不必要と思われる映像が確認された場合、議会事務局と協議し映像が不 用意に視聴されないように、VODコンテンツ編集により映像コンテンツ自体をカッ ト編集すること。ただし、不必要な映像の判断は委託者が行い、受託者に対して指示 を行う。 (7) サーバには、無停電電源装置を設置すること。 5 議会映像配信サイトに関わる要件 (1) VOD配信の検索、視聴についてパソコンに不慣れな方でも分かりやすく操作でき る専用の議会映像配信サイトを提供すること。 (2) パソコン、スマートフォン等の端末に適した構成のページを視聴者に意識させずに 表示させること。 (3) 視聴者がVODコンテンツを検索する場合には、会議名称、議員名等で検索できる こと。 (4) 検索結果の一覧画面には当該議員の顔写真の表示を可能とすること。 (5) 議員名検索結果等の画面に対して議員のホームページやブログなどの外部サイトか -2- らのリンクを許し、検索や閲覧ができること。 (6) 映像再生画面ではシークバーを操作することで、任意の位置より視聴できること。 (7) 議会映像配信サイトはユニバーサルデザインを十分考慮してウェブアクセシビリテ ィが確保された画面デザインであること。 (8) 議会映像配信サイトは音声ブラウザの利便性も考慮してページの構成にフレーム機 能は使用しないこと。 (9) 議会映像配信サイトはW3Cの構文チェックをパスすること。機能上、どうしても 回避できないことが認識されている場合には、事前に委託者に申告し承認を受けるこ と。 6 アクセス報告に関わる要件 (1) 受託者は視聴者からのアクセス管理を行い、視聴アクセスを集計表示できる委託者 専用サイトを提供すること。任意の年、月および集計種別を選択することで 24 時間 以前の視聴アクセスを集計表示すること。 (2) 委託者専用サイトはID、パスワードの認証を必要とする。 (3) 委託者専用サイトは信頼できる第三者機関より電子証明書を発行されていること。 (4) VOD配信のアクセス集計表はコンテンツ別、議員名別、主なOS別のアクセス数 を月間の日毎に集計すること。 (5) サイトに表示された集計表は同じ構成でCSVファイルとしてダウンロードでき、 Excelなどの表計算ソフトに読み込むことができること。 (6) 集計表はブラウザの標準印刷機能で印刷が可能であること。 7 運用に関する要件 (1) 受託者は委託者の業務に精通した配信サービス運用担当者を選任し、委託者との連 絡を密にして映像配信業務の支援を行うこと。 (2) 毎定例会等前には受託者による議会映像インターネット配信に関する一連の動作確 認を行うこと、日程および確認方法については事前に委託者の承諾を得ること。 (3) 受託者は本会議場側に設置するデータ取得専用パソコンの状態確認、変更などを配 信センターから操作することが可能であること。 -3- (4) 議会映像インターネット配信業務の運用・管理は原則として 365 日 24 時間体制とす ること。ただし、設備メンテナンスなどでサービスの停止を行う場合には、あらかじ め委託者に連絡の上行うこと。 (5) 受託者は議会映像配信サイトの細部のデザインや色の変更等に関して、契約期間中 は委託者の意向を受け対応すること。 (6) 設備及び運用においてセキュリティには万全の配慮を行うこと。 (7) 視聴者から議会映像配信について問い合わせ等があった場合、受託者は委託者の回 答等の支援を行うこと。 (8) 定例会等終了後、公開されているシーン単位にカット編集されている映像ファイル をDVDもしくはCD等に格納して次定例会までに提出すること。 (9) VOD配信の画像・音声等の著作権はすべて委託者に帰属し、委託者の許可なく本 業務以外で使用、複写、譲渡してはならない。 8 その他の要件 (1) VOD配信のネットワーク及び配信設備は同時に 200 ユーザ程度の視聴を可能とし、 利用者がストレスなく利用可能なレスポンスを備えるものとする。 (2) 配信センター側からデータ取得用パソコンまでのVPN網は受託者が提供する光回 線を用い、インターネットなど外部のネットワークとは接続しない構成であること。 (3) 配信センターからインターネットへの配信は、異なるISP、キャリアを用い、障 害や過負荷への対応が可能な冗長構成であること。 (4) 配信センター及び配信拠点は地理的冗長性を考慮し、異なる地域に設置すること。 (5) 仕様書に定めのない事項、変更及び記載内容に疑義が生じた場合については委託者、 受託者間で別途協議する。 9 その他 ブルーレイレコーダ、HDMI→RCA変換機等は委託者が準備する。 -4-
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