SGI DMF Storage Tier Virtualization Software

SGI DMF Storage Tier Virtualization Software Data Sheet
®
SGI DMF Storage Tier
Virtualization Software
特長
• 管理オーバーヘッドを最小限に抑え、
蓄積コストの節約を最大化
自動仮想化データ管理
ストレージ・コストを最大限節約するのと同時に
オーバーヘッドを最小限に抑えます
DMF はデータを継続的に監視し、性能や価格が異なるストレージ・デ
バイス間でデータを移動します。高価な高速ストレージをテープやニアラ
インディスクや MAID などの比較的安価なストレージで補完することによ
り、高性能の RAID 環境においてもコストを大幅に削減します。DMF 環
境においてストレージおよびストレージ管理コストが 60 ~ 90% 節約さ
れることもまれではありません。
ストレージ業界のほとんどのアナリストは、管理対象のストレージが今後
5 年間で 10 倍に増加することで見解が一致しており、ストレージ管理に
かかる生涯コストが当初の購入コストの 8 ~ 10 倍に上ると予測してい
ます。DMF によりデータのマイグレーションと呼び戻しが自動化される
ため、大幅なコスト節約を実現し、増加を続けるストレージおよびスト
レージ管理コストのサイクルを断つことができます。DMF の顧客からは、
管理対象のデータが 20 倍に増えた場合でも管理コストが増加したとの
報告はありません。
Clipper Group による最近の調査では、テープのコストは SATA ディスク
の 23 倍低く、エネルギーコストは 290 倍低いと示されています。節約
額は、高性能 RAID と比較すると大幅に大きくなります。DMF では自
動テープライブラリを階層型のストレージ戦略へ組み込まれるため、デー
タセンターは、バックアップおよびアーカイブだけでなく、日々のオンラ
イン・ストレージのオペレーションにおいてもテープ・ストレージの環境
に優しい本質を活かすことができます。
DMF の概要
DMF は、Fibre Channel、SAS RAID、SATA RAID、テープを含め
た仮想ストレージプールを作成し、アプリケーションおよびユーザに対し
てデータを 1 つのビューで示します。データは常にオンライン表示され、
アプリケーションまたはユーザの操作を変更する必要がなくなります。
最初のデータアクセス時間は、ディスクベースのデータに対しては数ミリ
秒、自動テープライブラリのデータに対してもわずか 14 秒です。データ
の移行は、定格デバイス速度で行われます。
DMF は、階層型ディスクの管理機能に加え、低コストの大規模なテープ
ライブラリを自動階層型ストレージ管理アーキテクチャに組み込むため
の特別な機能を提供しています。
DMF の特徴
DMF は、階層型ストレージアーキテクチャを管理するために、下記を
含めた一連の高度な機能を提供しています。
自動データマイグレーション
管理者が定義したファイルレベルおよびボリュームレベルのポリシーにも
とづき、データを継続的に監視し低コスト層へ移行します。ファイルレベ
ルのポリシーには、ファイルの古さ、サイズ、ユーザ ID、およびグループ
ID が含まれます。ユーザが定義したタグまたは DMF API を使用して、
カスタム・ポリシーを作成することができます。
ボリュームレベルのポリシーでは、
ディスクベースの層の
「シン・プロビジョ
ニング」が可能です。これにより大幅なオーバーヘッドなしにストレージ
のキャパシティ利用率を最適化することができます。管理者は、低コス
ト層へのデータマイグレーションを始動する空き領域の上下の限界値を
定義し、選択したボリュームの空き領域を増やすことができます。マイグ
レーションが開始された後は、ファイルレベルのポリシーを使用して移
行すべきデータが選択されます。
部分的なファイルのマイグレーションにより、ファイル全体の階層を移動
する場合に、データの特定リージョンをプライマリ・ディスク・ストレー
ジに残すことができます。ユーザおよびアプリケーションは、即時にアク
セスするためにファイルの一部をプライマリ・ディスク・ストレージに残
すことができます。
SGI DMF Storage Tier Virtualization Software Data Sheet
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マイグレーション中にサービスは中断されません。
ウェブベースの管理
自動データ呼び戻し
低コスト層に移行されたデータは、オンライン表示を維持します。ユーザ
およびアプリケーションは、ファイルの場所が分かります。ファイルは、アク
セスするとオペレータの介入を必要とすることなく自動的に取り出されます。
DMF は、DMF のオペレーション管理を簡素化するためのウェブベース
の管理ツールを提供しています。管理者は、DMF を開始 / 停止し、コ
ンフィグレーションを参照し、DMF 警告を参照および応答し、DMF の
オペレーションに関するレポートおよび統計を取得することができます。ま
た、カートリッジの追加と取り出し、データ整合性の確認、あるカートリッ
ジから別のカートリッジへのデータの移動、およびテープドライブの起
動 / 停止を含め、テープライブラリ管理機能の多くが利用可能です。
DMF は、階層型ストレージ環境におけるアプリケーションの性能を向
上させるための高度な機能を提供しています。
•Accelerated Access を使用することにより、ユーザおよびアプ
リケーションはプライマリ・ディスク・ストレージからデータを読み込
みながら、ファイルの残りの部分を呼び戻すことができます。
•Partial File Recall を使用することにより、ファイル全体を低コス
ト層に残したまま、ファイルの特定の部分をプライマリ・ディスク・ス
トレージへ呼び戻すことができます。ユーザおよびアプリケーション
は、コンテンツを特定して、全面的な呼び戻しが必要であるか否か
を判断することができます。
DMFなし
DMFあり
データはそれぞれのストレージに
分散して保管
複数のストレージは仮想化され、統合さ
れた一つのストレージに見える
Parallel Data Mover Option
Data Mover は、マイグレーションおよび呼び戻し中にデータを実際に
移動させる DMF のコンポーネントです。基本的な DMF 製品には統合
型 Data Mover が含まれており、DMF システムをシングルサーバにイ
ンストールし、DMF 導入のコストを最小限に抑えることができます。
スル ープットの 要 件 が 高 いユー ザ の 場 合、Parallel Data Mover
Option を使用して複数の Data Mover を複数のサーバで平行して稼動
させることにより、データのスループットを増加させ、柔軟性を高めるこ
とができます。
テープ管理の特徴
DMF は、
メディアの確認および「分散した」テープの統合を含め、
自動テー
プライブラリを自動的に管理するための一連の機能を提供しています。
可用性およびデータ・インテグリティ
個々のストレージは高性能で
高価
コスト、複雑さとも増大
安価なディスクやテープと組み合わせ
て、高価なストレージを低減
コスト削減、容易な管理
稼働中のコピー
DMF は、マイグレーション中にファイルのコピーを最大 64 個ディスクま
たはテープへ自動的作成するように設定できるため、重要なファイルの
データ保護機能が高まります。作成場所はファイルのコピーごとに指定
することができ、遠隔コピーは標準の IP ネットワークを介した FTP によ
りサポートされています。
〒150-6031
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
DMF は、アクティブ / パッシブ・フェイルオーバーを使用して可用性を
高めることができます。
元のデータのコピーは、マイグレーションの完了が確認されるまで保持
されます。テープの中にあるデータの場合、チェックサムが生成され、
ブロックの位置が暗号化されてテープに書き込まれます。テープのデー
タのエラーが検出された場合は、別のコピーが自動的に使用されて完全
なファイルが組み立てられます。
スケーラビリティ
データの量は、物理的なメディアのキャパシティによってのみ制限されます。
現在、DMF は、最大 20 億個のファイルを持つ本番稼働するユーザを
サポートしており、100 ぺタバイト以上を管理しています。
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