平成28年度春の特別展チラシ [633KB pdfファイル]

長篠城址史跡保存館
春の特別展
-新城から中津へ-
増瑞寺門跡
自性寺本堂
◆会
期:平成28年4月27日(水)~6月6日(月)
◆休 館 日:火曜日 (ゴールデンウィーク中の4月29日から5月8日までは休みがありません)
◆開館時間:9:00~17:00
(入館は 16:30 まで)
◆入 館 料:一般 210 円(160 円)
※(
小・中学生 100 円(50 円)
)は 20 名以上の団体料金
※設楽原歴史資料館との共通券あり
新城市長篠城址史跡保存館
〒441-1634 愛知県新城市長篠字市場 22-1
TEL・FAX 0536-32-0162
E-mail [email protected]
展示概要
新城の富永にある増瑞寺と、大分県中津にある自性寺はともに奥平家の菩提寺です。天
正4年(1576年)、長篠合戦の後に新城城に移った奥平信昌は家康の命により京都妙心
寺の僧梅心宗鉄(ばいしんそうてつ)を招き、増瑞寺を建立しました。本堂の西には地蔵
菩薩坐像(じぞうぼさつざぞう)
(市指定文化財)を安置した地蔵堂があり、信昌の妻亀姫
がこれを厚く信仰したことから、徳川将軍家からは地蔵堂領として5石8斗余を与える旨
の朱印状が発行されました。朱印状は将軍の代替わりごとに出されるもので、3代将軍家
光から14代家茂(いえもち)まで9通が現存しています。
奥平宗家が転封となると増瑞寺は新城に残る一方で万松寺(ばんしょうじ)と名を改め
て奥平家の転封に従い、上野国宮崎、宇都宮、古河、山形、丹後国宮津を経て、享保2年
(1717)中津に転封となります。後の延享2年(1745年)、5代藩主奥平昌章(まさ
あきら)の戒名「自性院殿真涼道如大居士」に基づき、寺名を自性寺に改称しました。自
性寺は九州における修行寺として多くの僧を育てたほか、宝暦14年(1764年)に第
12世提洲(だいしゅう)和尚が池大雅夫妻を伴って赴任し、多くの書画を残しました。
この特別展では、増瑞寺と自性寺が大名奥平家とどのように関わってきたのかを多くの
史料によって概観します。開催にあたっては、増瑞寺と自性寺をはじめ、多くの関係者の
皆さんのご協力をいただいたことに感謝いたします。
主な展示品
【増瑞寺蔵】
・朱印状(徳川家光・吉宗発給
・奥平家から増瑞寺宛て書状
・増瑞寺伝記
新城市指定文化財)
6通
・写真パネル「地蔵菩薩坐像」
・寺籍調査票
・奥平家過去帳
・地蔵堂周辺地図
【自性寺蔵】
【新城市蔵】
・開山敕諡定圓正覚禅師
・黒屋直房「奥平候家墳墓考」
・鳥居強右衛門画像
・自性寺鬼瓦 2枚
・休閑院「水精念珠」
・写真パネル「奥平昌猷」
・提洲和尚真筆
・写真パネル「昌猷公墓碑」
・海門和尚真筆
・写真パネル「奥平信昌画像」
・写真パネル「亀姫画像」
増瑞寺 地蔵菩薩坐像
【個人蔵】
・長篠合戦図(籠城部分)
・拓本
自性寺奥平昌猷公墓碑
・今泉家家譜
・奥平家過去帳(コピー)
・黒瀨家過去帳
・写真パネル「奥平昌成画像」
・写真パネル「奥平昌章画像」