20160408 [503KB pdfファイル]

大原中学校通信
平成 28 年度
第2号
2016 年 4 月 8 日 発行
学校教育目標 「考え 交わり 鍛え合う」
電話 0191-72-2239
ご入学おめでとうございます。
新入生 25 名 ようこそ大原中学校へ!
平成28年4月6日(水)午後2時より、暖かい春の日差
しの下、一関市教育委員会 小菅正晴教育長、千葉満市議会議
員ほか多数のご来賓の皆様の御臨席を賜り、第48回入学式
を行い、男子12名、女子13名、計25名の新入生は、晴
れて大原中学校の門をくぐりました。
『誓いの言葉』入学生代表
村上 菜穂
冷たい風も少しずつ温かい風に変わり、花の蕾もふっ
くらとふくらみ開花が待ち遠しい季節になりました。
私たち二十五名は、大原中学校に入学することを許可
され、今、喜びと希望で胸がいっぱいです。これから始
真新しい制服に袖を通した新入生達は、とても凛々しく見
まる中学校生活には、わからない事も多く不安も少なく
えました。男子は詰め襟がまだ慣れないせいなのか窮屈そう
ありません。不安なことは勉強について行けるかです。
にしていましたが、担任の菅原栄子先生から名前を呼ばれる
中学校の勉強が早いので、スピードに遅れないか心配で
と、どの生徒も元気よく返事をして応えました。その態度は
す。それにきまりを守って行動できるかいろいろ不安は
中学生としての自覚と決意にあふれていて、とても立派でし
あります。そして、頑張りたいことは、部活動です。失
た。入学生を代表して村上菜穂さんが、爽やかに「誓いの言
敗することもあると思いますが先輩方から教えてもら
葉」を述べ、中学校生活がスタートしました。
い、チームメイトと団結しながら、努力していき、勉強
と両立しながら頑張っていきたいです。
行事では、初めての文化祭が今からとても楽しみです。皆
と協力し合い、最後まで乗り越えていきたいです。
私達二十五名は中学校の三つの目標「考え 交わり 鍛え
合う」のとおり勉強と部活動、行事などを頑張っていきたい
です。
「考える」では、勉強や行事への取り組みをしっかりと考
え、立派な行動をしていきたいです。
「交わる」では、友達
を大切にし、ふれあい、地域の人とのあいさつなどたくさん
の人と交流して仲良くなっていきたいです。
「鍛え合う」で
は、部活動で練習を頑張り、鍛えてよい結果を出せるように
していきたいです。 これから私達新入生は、大原中学校の
生徒としてきまりを守り、自分で正しい判断をして、人に迷
惑をかけずに行動していきます。気持ちよく学校生活を送れ
るようみんなで協力して団結していくことを誓います。
千思万考
入 学 式 式 辞
(前略)保護者の皆様お子様のご入学を心
よりお祝い申し上げます。私ども職員一同、
お子様をお預かりした大きな責任を果たす
べく、最大限の努力をする決意であります。 (中略)
大原中の校章にはどんな意味があるか知っています
か?真ん中の『中』は中学校を表しています。中を囲む○
は、竹を表していて、竹は雀と共に伊達氏の家紋です。大
原は江戸時代には伊達氏の領地であり、五代仙台藩の藩主
伊達吉村公は川内で生まれ幼児期を過ごしました。伊達吉
村公がどんなに素晴らしい藩主であったかをかいつまん
で話します。江戸時代、伊達藩は六十二万石の日本でも有
数の大きな藩でしたが、三代、四代の頃に藩主がお金の無
駄使いで莫大な借金を抱え、遂には跡継ぎのお家騒動にま
でに発展しました。そういった状況の中で、五代目藩主と
なったのが大原出身の吉村公だったのです。吉村公は、仙
心配いりません。私達がついています!
『歓迎の言葉』
在校生代表 菅原 遥
新入生の皆さん、大原中学校ご入学おめでとうございま
す。私たちは、皆さんの入学を心から待っていました。
皆さんはこれから大原中学校の生徒として三年間、勉強
や部活動、生徒会活動、夏休みのボランティア活動があり、
様々な事を頑張っていかなければなりません。小学校生活
とは違い、三年間という短い月日ですが、一日一日学ぶこ
とばかりなのでとても充実した毎日が送れると思います。
学んだことを今後の生活に活かして、自分の将来につなげ
ていってください。 (中略)
大原中学校は部活動とあいさつが活発です。部活動は各
部中総体、吹奏楽コンクールなどの大会で優勝・金賞を目
指して日々部員一丸となって練習に励んでいます。来週行
われる対面式では実技も交えた部の紹介もありますので楽
しみにしてください。
皆さんは今、期待と不安で胸がいっぱいだと思います。
しかし、心配することはありません。私達先輩が付いてい
ます。そして、周りには今まで一緒にいろんなことを乗り
越えてきた友達もいます。互いに支え合い協力して頑張っ
ていきましょう。最後にこれから学校生活を送る中でう
れしい事もあればつらい事や大変なことがたくさんあり
ます。しかし、これらの事を乗り越えてくじけずにたく
さんの事に挑戦し、それを積み重ねて、たくましく成長
していってください。
台藩の財政を再建させるなどの素晴らしい業績から、伊達
藩中興の英主と呼ばれています。ですから、本校の校章の
中の○は、大原出身の吉村公にちなんで伊達家の家紋の
「竹」が入っているのです。皆さんは、吉村公と同じこの
大原で育っています。吉村公が砂鉄川の辺を歩き八幡神社
の学問所まで通ったように、皆さんも今日から砂鉄川の辺
にあるこの校舎に通い、学問にいそしんでください。きっ
と偉大な先輩にあやかり、大きく成長することと思いま
す。また、
「竹」は伊達藩の家紋というだけではなくしな
やかで折れにくいという性質があります。調べたところ
「竹は成長力が強く、ピークの時は 1 日で 1 メートル以上
も成長する」ものもあるそうです。ちょうど成長期の真っ
直中にある皆さん中学生のようですね。竹には、必ず節が
あり、この節が竹を強くしています。私たち人間も、一年、
二年、三年と節目、節目で目標を持ちそ
れを達成すべく努力して生活していま
す。節々で式を行い、きちんと区切りを
つけて切り替えて行くことで成長できる
のだと思います。私は、大原中学校の生
竹
心
徒も、この「竹」のように、しなやかなで、折れにくい心
を持った人間に成長してほしいと思っています。そういう
意味を込めて、この校章にまつわる成長の願いを「竹心」
と呼びたいと思います。
(中略) 最後に、新入生の皆さん
が地域と母校に誇りを持ち、心の通い合う心身ともに大き
く成長できる中学校生活を送られることを期待して式辞
といたします。
一関市立大原中学校 校長 盛島 徹