大牟田市新水道ビジョン(案)に寄せられた意見等

大牟田市新水道ビジョン(案)に寄せられた意見等
区 分
3章
3-12
市民意見等
現状の課題として
大牟田市水道事業の経営指標は概
回答・考え方
流動比率につきましては、100%
を超えているものの全国平均と比較
ね全国類似団体平均値と同等ですが、 すると低い数値となっています。
流動比率や管路経年化率は全国類似
一方、管路経年化率は全国平均と比
団体平均値より低い数値であるため、 較すると高い状況です。
経営改善の検討や計画的な管路更新
老朽管の更新事業は継続すること
の継続実施により事業経営の健全化
から、優先度・重要度を考慮しながら
に努める必要があります。
効率的かつ計画的に整備を進めると
ともに、事業経営の効率化・健全化に
も努めていきたいと考えております。
4章
4-6
普段当たり前の様に使っている水
人口減少や節水機器の普及から、今
道ですが考えてみれば水道管の老朽
後、給水収益は減少傾向で推移し、水
化を含めその費用は、使用している私
道事業経営は厳しくなると想定をし
たちが負担すべきものです。
ています。給水収益で原価を回収する
しかし、生活は厳しくなる一方で、 ことができなければ、料金体系の検討
節水し、水道料金をおさえていこうと
なってます。
も必要となります。
企業局としましても、最小の費用で
やはり、市民への説明をして、給水
最大の効果をあげる経営の改善・合理
収益をあげるよう市民全体の問題と
化をより一層徹底させ、原価を極力抑
して取り組まないと 10 年後が恐ろ
制してまいります。
しいですね。
また、水源から蛇口に至るまで徹底
水をペットボトルで購入している
した水質管理を行い、基準に適合した
時代ですので蛇口から出る水にひと
安全な水を供給していますので、安心
工夫して飲料用(良いことあり)で宣
して水道水を飲んでください。
伝し、大牟田の水を市民全員で愛して
いきたいものです。
今後におきましても、水質の安全性
の PR や水道事業の内容はもちろん
給水収益をあげないと、ますます水
のこと、経営状況についても、市民の
道事業が大変になること、私も話して
皆さんに積極的にお知らせをし、水道
いきたいと思います。
事業への理解を深めていただきなが
ら、市民の皆様に信頼される大牟田の
水道を目指していきたいと考えてい
ますので、ご協力をお願いします。
8章
8-2
発展的広域化における広域化につ
いては、大牟田市の「有明圏域定住自
現在、企業局では、県境を超え、熊
本県荒尾市と浄水場の共同運営を行
立圏」の取り組みの枠組みも念頭に、 っています。ご意見のとおり、広域化
事業の統合や新たな広域化(経営の一
を図り、経営や管理の一体化、施設の
体化、管理の一体化、施設の共同化) 共同化を図ることは、効率的な事業運
のように連携形態にとらわれない多
営を行うために有効な手段であると
様な広域連携を目指す「発展的広域
考えています。
化」を検討する必要があります。
8章
8-2
水道の普及がほぼ完遂し、各地で水
今後においては、水道事業の運営基
盤を強化するために、経営の基本計画
道事業が成熟している現在において
となります「経営戦略」を策定するこ
は、事業統合を主とした水道の広域化
ととしており、その中で発展的広域化
に、市町村経営を原則とした水道事業
につきましても検討していくことと
では、これまで以上の大きな進展は見
しております。
られない状況です。
しかしながら、水道事業の運営基盤
広域連携の形態は事業統合、経営の
一体化、人材の派遣、事務的な協力等
強化を図るための効率化を考慮すれ
さまざまでありますことから、連携の
ば、新設又は更新すべき施設の統廃合
手法や広域化することのメリット・デ
や再配置の検討が必要となり、その際
メリット等研究しながら、持続的な事
には事業の広域化が有効な手段とし
業運営のため、より有効な連携形態を
て考えられますので、水道事業者は積
検討していきたいと考えています。
極的に近隣水道事業者との広域化の
検討を進めることが望まれます。
8章
8-2
近い将来、段階的に水道事業自体の
民間活用は、民間の資金やノウハウ
民営化の予想がつくのですが、下記の
を活用することにより、サービス水準
理由により、水道事業運営の民営化
の維持向上と経費の削減を図るため
(BOO 方式)、コンセッション契約
の手法の一つです。
(BOT方式)、リース契約、O&M
契約には反対します。
本市におきましては、これまでも
DBO 方式によるありあけ浄水場の施
政府の産業競争力会議が経営も含
設等整備・運営事業や、水道料金等関
めた「全面的な」民営化を推し進めよ
連業務の個別委託など民間委託を実
うとしているのでしょうが・・・。
施し、効率的な事業運営に努めてきま
した。
・水は生命維持に不可欠なものだか
安定して安心・安全な水を供給する
ら、水道事業は、大牟田市が運営し
ことは、行政としての責務であり、
「全
てほしい。
面的な」民営化でなく、民間と行政の
・インフラの運営権の民間への売却に
は反対だから。
多様な連携形態について、メリット・
デメリット、委託する業務の範囲等十
・海外には「民営化失敗の歴史」(飲
分な検討を行いながら官民連携を実
み水が汚染、大幅値上げ等)がある
施していく必要があると考えており
から→民営化で市に技術者がいな
ます。
くなると再度官営化するときに難
しいから。
8章
8-3
水道水の蛇口をひねれば当たり前
に水は出るものと思っていました。
1月の寒波や水道ビジョン(案)を
聞き、今後大きな課題があると思いま
す。
企業局でするものと、市民でするも
のがあると思います。
水は大切なものです。一市民が心得
ておくことが必要だと思います。
必要な水を出す。出しっぱなしには
しない。
水道料金がいずれ上がると思いま
すがあまり上がらない様にしてもら
1 月の寒波に伴う緊急断水の際に
は、市民の皆様に大変ご迷惑をおかけ
し、申し訳ありませんでした。
今回の経験を教訓とし、今後の災害
対応、事前対応に生かしていきたいと
考えております。
また、水道管の凍結等の予防対策と
して、市民の皆様に備えていただくこ
とについて、十分な PR を行っていき
たいと考えております。
水道料金についてお尋ねですが、ま
ずは水道事業者として経営の改善と
合理化を進めてまいります。
いたいです。
8章
8-3
今後さらに大牟田在住の人口が減
水道事業は料金収入により事業運
少していくとの事でしたが、それに伴
営を行っておりますことから、人口減
い水道料金が値上げするのでしょう
少に伴い給水収益が減少し続けると、
か?
老朽化施設の更新事業が実施できず、
故障や破損等の事故リスクが高まり、
安定した給水サービスの提供ができ
なくなります。
将来の世代に安全で安定した水道
を引き継いでいくためにも、必要とな
る更新事業は継続して実施する必要
があり、そのための財源は確保しなけ
ればなりません。
まずは水道事業者として、経営の改
善・合理化をより一層徹底させ、十分
な経営努力を行ってもなお収入で賄
うことができない場合に料金体系の
検討を実施すべきと考えております。
その他
先日の寒波があった時、断水期間
1 月の寒波に伴う緊急断水の際に
中、身寄りのない、車やバイクのない
は、市民の皆様に大変ご迷惑をおかけ
ご高齢の友達は給水場所にも水をく
みにいけなくて泣いて過ごしてあら
し、申し訳ありませんでした。
今回の緊急断水につきましては、大
れた事を耳にしました。足(交通手段) 牟田市災害対策本部を設置し、その中
のない家庭や、ご高齢、小さいお子さ
で配慮が必要な方につきましては、各
んのいらっしゃる自由に動けない友
小学校区へ職員を派遣し、民生委員・
達に対しての対策等、考慮されてある
児童委員協議会のご協力を得ながら、
のでしょうか?
安否の確認と飲料水の配布を実施し
ていただいております。
今後におきましては、事前の周知の
徹底や予防対策の広報を強化すると
ともに、配慮が必要な方への対応につ
いても、関係部局と連携を図り、災害
時の対応のあり方を検討していきた
いと考えております。
市民の皆様にも、災害に備え、水道
水の3日間分の備蓄をお願いいたし
ます。
その他
断水の時、茶色の水が半日、出てい
今回の寒波に伴う緊急断水におき
たのですが茶色の水の原因は何です
ましては、市内全域が完全に復旧する
か?浄化する前の水の色ですか?
まで3日ほど要しており、復旧作業の
際、空になった水道管に水道水を通水
し、洗管作業を行っております。
ご指摘の茶色の水は、洗管作業中の
管内のさびが混ざった水が蛇口から
出たもので、洗管作業が完了するま
で、水道水の使用はお控えいただきま
すようお願いいたします。