平成 28年 度 京都市立 下 京 中学校 「学校 い じめ 防止 基本 方針」 ∼生 徒 一 人 ひ と りが 自己存在 感 を実 感 で きる学校 生活 が 送 れ るよ うに∼ 1 「学校 い じめ 防 止基 本 方針 」 の 策定 総則 何)目 的 い じめは,い じめ を受けた子 どもの教育を受ける権利 を著 しく侵害 し,そ の心身の健全な成 長及び人格の形成に重大 な影響 を与えるのみな らず,そ の生命又は身体に重大な危機 を生 じさ せるおそれがあるものである。初期段階のい じめや、ごく短期間の うちに解消 したい じめ事案 について も、学校が組織 として把握 し (い じめの認知)、 見守 り、必要に応 じて指導 し、解決 につなげることが重要である。 本方針は,子 どもの尊厳を保持する目的の下,い じめ防止対策推進法 (平 成 25年 法律第 7 1号 )第 13条 に基 づ き,本 校 のい じめ防止等の取 り組みの基本的な方向,取 組内容を策定す るものである。 (2)基 本理 念 い じめは,す べての生徒に関係する問題 (*1)で ある。い じめの防止等の対策は,す べ て の生徒が安心 して学校生活を送 り,様 々な活動に取 り組む ことができるよ う,学 校 の内外を問 わず,い じめが行われな くなるよ うにすることを旨として行 う。また,す べ ての生徒がい じめ を行わず ,い じめ を認識 しなが ら放置することがないよう,い じめの防止等の対策は,い じめ が,い じめ られた生徒 の心身に深刻な影響 を及ぼす許 されない行為である ことについて,生 徒 が十分に理解できるようにすることを旨とする。 加えて,い じめの防止等の対策は,い じめ を受けた生徒の生命・心身の保護をする ことが特 に重要であることを認識 しつつ,国 ,地 方公共団体 ,学 校 ,地 域住民,家 庭その他の関係者 の 連携の下,い じめの問題を克服することを目指 して行 う。 (*1)国 立教育政策研究所の追跡調査では,小 4∼ 中 3の 6年 間で, 9割 程度の児童生徒 がい じめに巻 き込まれている (国 立教育政策研究所 「い じめ追跡調査 2010-2012」 2 013年 ) (3)い じめの定義の理解 「い じめ 」 とは ,「 当該児童生 徒 が ,一 定の人間関係の ある者 か ら,心 理的・ 物理的な攻撃 を受けた ことによ り,精 神的な苦痛 を感 じているもの」 とする。なお,起 こった場所は学校 の 内外 を問わない。個 々の行為が 「い じめに」当たるか否かの判断は,表 面的・形式的に行 うこ とな く,い じめ られた児童生徒の立場に立 って行 うものとする。 (*2) (*2)文 部科学省 「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」よ り 文部科学省では,(従 来)「 自分よ り弱 い者に対 して一方的に,身 体的・心理的な攻撃を継続 的に加え,相 手が深刻な苦痛を感 じているもの」 として きま したが,平 成 18年 度 に上記のよ うに見直 しま した。 これによ り,い じめ られる側の精神的 。身体的苦痛の認知 として,生 徒が い じめ を認知 しやすいよ うに しています。 しか し,従 来の調査基準に見 られる,い じめは力の 優位一 劣位の関係に基づ く力の乱用であ り,攻 撃が一過性でな く反復継続 して行われるとい う 指摘はい じめの本質を的確に突いています (「 生徒指導提要」平成 22年 3月 文部科学省よ り) -1- (4)い じめの 基本認識 いじめ問題に取 り組むにあたっては「い じめ問題」にはどのような特質があるのかを十分認識 し,日 々「未然防止」と「早期発見」に取り組むとともに,い じめが認知された場合には「早 期対応」力く 重要である。以下は教職員が持つべきいじめ問題についての基本的な認識である。 ①いじめはどの生徒にも, どの学校にも起こり得るものである。 ②いじめは人権侵害であり,人 として決して許されないものである。 ③いじめは大人には気づきにくいところで行われることが多く,発 見しにくい。 ④いじめはいじめられる側にも問題があるという見方は間違つている。 ⑤いじめはその行為の態様により,暴 行:恐 喝,強 要等の刑罰法規に抵触する。 ⑥いじめは教職員の生徒観や指導のあり方が問われる問題である。 ⑦いじめは家庭教育のあり方に大きな関わりを持つている。 ③いじめは学校,家 庭,地 域社会等すべての関係者がそれぞれの役割を果たし,一 体となつて 取り組むべき問題である。 2 学校 に お ける い じめの 防 止 等 の 対 策の ための組 織 何}い じめ対策委員会の設置 ア 委 員会 名 い じめ 対策委 員会 イ 員 (職 名又 は校 務分掌 ) 学校 長 副校 長 教頭 副教 頭 生 徒 指導部 長 補 導 主任 各学年部 長 各学 年補 導係 養護教諭 教 育相談 主任 ス クー ル カ ウ ンセ ラー (必 要 に応 じて 関係機 関 ・ 地域 ・ PTAと 連携す る) ウ 開催 時期 月 1回 (緊 急 に 対応 を要 す る場 合 は , この 限 りでは ない。 ) 工 委 員会 と して取 り組 む 内 ・ 各学年の生徒の動向 を情報交換 し,多 角的に生徒理解 を行 い指導 に生か す 。 ・ 定期的な未然防止対 策・ 早期発見対策 を勘案・ 検討 し,推 進す る。 ・ 生徒指 導委員会 での情報 交換 に基づ き,必 要 に応 じて組織的 な対応 を検討 し推進す る。 ・ い じめ と して対応す べ き事 案か否か を判 断す る。判 断材料が不足 している場合 は ,関 係 者 の協 力の も と,事 実関係の把握 を行 い,い じめで あると判断 され た ら「組織 」 で 問題 解決 まで被害 ・ 加害双方に 対 し,指 導・ 支援 を行 う。 ※ 会議の回数・ 実施時期については,後 述の 「年間計画」に記載 (2)生 徒 指 導 委 員会 (補 導 委 員会 )週 1回 構 成 員 (職 名 又 は校 務 分 掌 ) 学校 長 副校 長 各学年補導係 教頭 副教 頭 生 徒指導部 長 補 導主任 養護教諭 委 員会 と して取 り組 む 内容 ・ 各学年の生徒の 動 向 を情報交換 し,多 角的に生徒理 解 を行 い指導 に生か す。 ・ 問題行動 に 対す る未然防止 対策 ・ 早期発見対策 を勘案・ 検討 し推進す る。 ・ 問題行動 を起 こ した生徒 へ の支 援 ・ 指導 を検討 し,実 践す る。 ・ い じめとして対応すべ き事案か否か を判断する。判断材料が不足 している場合は,関 係者 の協力の下,事 実関係の把握を行 い,い じめであると判断 された ら「組織」で問題解決まで 被害 ・ 加 害双方に対 して指導・ 支援 を行 う。 -2- 0 ア 教職 員 の 資質 向 上 (校 内研修 ) 基本 的 な考 え方 「い じめ防止対 策推進法」 「学校 い じめ 防止 基本方針」 を踏 まえ,全 教職 員 に 対 し,未 然 防止 対策・ 早期発見 に 向 けた対策 口発覚時の適切 な対応等 に対 し,校 内研修 の 充実 を図 る。 研修 の 時期・ 内容 等 4月 ・ 7月 ・ 12月 ・ 3月 に行 う生徒指導研修会時に実施 す る。 イ 内容 は「下京 中学校 い じめ 防止基本方針の徹底 」「教職 員 の い じめに対す る意識 向上 」「事 例を基に した実践研修」「アンケー ト結果を基にした研修」 3 基本 的施 策 い じめ問題 について,「 い じめが起 こらない学級・ 学校 づ くり」等,未 然防止に取 り組む こと が最 も重要である。そのためには,教 職員は「い じめはどの学級 に も学校にも起 こ り得る」と い う認識に立ち,「 好ま しい人間関係を築き,豊 かな心 を育て,い じめ を生まない学級・学校 づ くり」 に取 り組む必要が ある。以下,具 体的な取 り組み をここに示す。 ‖}学 校 に お ける い じめの 未 然 防 止 互 いに 認 め合 い ,支 え合 い ,助 け合 う学級 づ く り 生徒 自身が価値 ある存在 で あ り,自 分 自身 を大切 に思 う「 自尊感情」が感 じ取れ る心の居場 所づ くりの取 り組み を進める。まず ,温 かい学級経営や教育活動 を展開するためには,教 職員 の共通理解が不可欠である。教職 員の何気ない言動が生徒を傷 つけ,結 果としてい じめ を助長 して しま う場合もある。教職員は良きモデル とな り,慕 われ ,信 頼 されるように努める。また 授業をは じめ学校生活のあらゆる場面で,他 者 と関わる機会を工夫 して,そ れぞれの違いを認 め合 う仲間づ くりを行 う。その中で教職員の温かい声掛けや「認め られた」「人の役 に立 った」 とい う経験 は 自己肯定感の 高揚 につ なが り,生 徒 を成長 させ る。 , ア 授 業改善 ・ 京都市独 自の 「教育課程指 導計画 (京 都市 スタ ンダー ド)」 に基 づ く授業計画 を作成 し その計画の もと指 導 を徹底 し,生 徒 が わ か る喜 び と学ぶ 楽 しさ を実感 で きる授 業 を行 う。 特 に「言語活動の充実」 「コ ミュニ ケー シ ョン能 力の育成 」に重点 を置 いた学習内容や学 習形態 を工 夫す る。 ・ 各学年 で指導す べ き基礎 的・ 基本的な知識・ 技能 を確実 に習得 させ ,す べ ての生 徒 に学 習基盤の定着 を図 る。そのために 日常的に学習規律 (学 びの作法 )の 確立 に努め ,生 徒 の 特性 を把握 し効果的な学習形態 を工 夫す る ことで生 徒が安心 して学習に臨め る環境 づ くり を行 う。公開授業 週間 ,校 内授業研究 日,支 部授 業研修会 な ど を通 じて生 徒 が わ か る授 業 づ くりに努め る。 , イ 道徳教 育 生徒の道 徳的実践 力を育むため ,道 徳教育推進委 員会 を中心 に校 内体制 を確立 し,保 護者 や地域 の方 々の 参加 ・ 協 力を得 るな ど,家 庭や地域社会 との共通理 解 ,連 携 を深め ,道 徳 の授 業は もとよ り教 育活動全体 と通 じて道 徳教育の充実 を図 る。そのために これ まで行 つ て い る道徳の 授 業の カ リキ ュ ラム を大切 に しなが らもい じめの 防止 対策の基盤 となる道徳 的資質 を培 うため特段年 3回 ,生 徒の発達段階に応 じた教材 を用 い指導・ 啓発 を行 う。 また ,休 日参観 や公 開授 業において道 徳の授業 を行 い,生 徒・ 保護者・ 地域 とともに集 団 の 一 員 と しての 自党や態度 ,資 質や能 力 を育む。 -3- ウ 体験活動 職業体験やボランティア活動等の体験活動や教科・総合的な学習の時間,特 別活動 と道徳 の時間との関連を図 り,道 徳的価値の自覚 を深め る指導の充実 を図る。 生 徒 が 自主的 に行 う ・生徒会活動や学級活動の活性化 を図 り,集 団の一員としての自党 を深め,自 己有用感 を 高め自己実現につなげる取 り組みを推進する。 ・ 12月 の人権週間の際:「 い じめ問題」を取 り上げ,人 権標語・ スローガンを作成する。 また、小中一貫の取 り組み として 「心の輪キャンペー ン」活動の充実。 ・地域・ PTAと ともに取 り組むあい さつ運動の実施。 オ 力 生 徒 へ の はた らきか け 京都市中学校生徒会宣言を様々な機会 を捉え,生 徒に周知 し,生 徒 自らが規範について考 え行動実践できる力を育てる。そのために京都市中学校生徒会宣言に基づ く生徒会ア ンケ ー トを実施 し,生 徒の実態を踏まえた自主的・ 自発的な生徒会活動 を立案 し推進できるよ う指導する。 保護者 の 啓発 口「子 ども を共 に育む 京都市民憲章」を保 護者・ 地域 に広 く周知 し ,共 に子育 て を進め る。 ・ 機会 を捉 えい じめ防止対 策推進法の趣 旨を保護者 ・ 地域 に広 く周知 し,い じめの 解消 が 保護者の理解・ 協 力な しに進 まない ことの 理解 を広 く求め る。具体 的には 「い じめ られ て い な いか ?」 と同 等 ,「 他 の 子 ども を い じめていな いか ?」 の家庭 ・ 地域 での声 掛 けを生み 出 していけるよ うにす る。 ・ 「下 京 中学校 プロ ック小 中一 貫 ニ ュー ス 」 をもとに保護者 と規範意 識 の向上や い じめ に つい ての理 解 を共有す る。 キ (2) その他 学校評価 ア ンケー ト・ クラス マ ネ ジメン トシー トを行 い ,い じめ防止 対策推進法の趣 旨や 国立教育政策研究所の報告 を踏 まえた うえで結果 を分析 し,成 果 と課題 を周知す る ととも に課題解消のための対策 を講 じる。 い じめの 早期発 見 の ための 措置 情報 の 集約 と情報 の共 有 ・ 日常の生 徒観察や随時の教育相談 ,学 級 日誌や教 科担任 との情報 交換 な どあ らゆ る機会 を捉 えて生 徒 の些 細 な変化 に気づ き,生 徒 の 実態把握 に努め る。そ して ,そ の情 報 を確実 に共 有 し,そ の 情報 を分析 し速 やかに対応 す る。情報伝達 。共有 に 関 しては 回頭だ けでな くメモ 等 を活用 して確実 に行 う。また ,保 護者 や地域 との連 携 を細 か く丁寧 に行 い生徒 の 変化 を早期 に発 見す る。今 まで当た り前 だ と思 つて きた こと を点検 し,意 識 的 ・ 積極 的 に 活用 してい く。 口日常の生 徒観察 に加 えい じめに 関す るア ンケー ト 、クラスマ ネ ジメン トシー ト (わ た し の クラスア ンケー ト わ た しの毎 日ア ンケー ト)を 複 数回実施 し,生 徒 の実態把握 を多面 的に行 い ,諸 課題 の 早期発見 に 努め る。また ,結 果 か ら背景 を探 り早期の支 援 ・ 指導 を行 う。 ・ 日常の随 時の教育相談 は もち ろんの こと年 2∼ 3回 (3年 は 2回 )の 教育相談週間 を設 定 し,前 述のクラスマネ ジメン トシー ト等生徒 を多面的 に観察 。理解 できるツール を活用 して構造 的な面談の中で生 徒 の 育 ちや困 りを傾聴 し,と もに伸長・ 改善す る方 向 を探 る。 保護者 や地域 ,関 係機 関の支援が必要 な場合 は ,学 年 ・ 学校 と して協議 し,適 宜適量 な支 援 ・ 指導 を行 う。 -4- 児童 生 徒 に 対す る定期 的 な調査 イ (ア )ア ンケ ー トの 実施 ・ い じめ記名式アンケー トを 6月 無記名ア ンケー トを 12月 に実施。また クラスマネジメン トシー トを年 3回 (3年 は 2回 )実 施 し,活 用 していく。 ・学校評価の生徒によるアンケー ト (記 名式)に おいて「い じめ」の項 目を入 れ ,実 態の把握 に努める。 , , )教 育相 談 の 実施 ・ 6月 と 10月 に「教 育相 談 週 間」 を設 定 し,相 談 活動 を積極 的 に行 う。 そ の 際 ,各 担任 は必ず ア ンケ ー トの 結 果 を把握 し,そ の 後 の生 徒 の 観 察 に 努 め ,必 要 に 応 じて個 々に 相談 口支 援活動 を行 う。 また ,そ れ が 指導す べ き ものか ど う か ,学 年や生徒指 導部 との連 携 を図 り,そ の 保護 者 と連 携 を と つて い くな ど迅 速 な対応 を行 つて い く。 ロス クー ル カウ ンセ ラー との連 携 に よ る教 育相 談 (イ ・登下校・休み時間・掃除中など校内外巡視による生徒の様子を観察 していく。 ・全教職員によるいじめ を見逃さない体制づ くりの構築。 い じめが起 こつたときの措置 ‖)基 本的な考え方 初期 段 階 の い じめや 、 ご く短期 間の うちに解 消 した事 案 に つ いて も、学校組織 と して 把握 し、 (い じめの 認知 )、 解決 に向 けた取 り組 み を行 う。 い じめ に対す る処置 に つ いて は ,い じめ 防 止 対策推進 法等 を踏 ま え ,い じめの 事 実 の 有無 を確認 ,教 育委 員会 へ の 報告 ,再 発 防 止 ,い じめ を受 けた生徒 又 は 保護者 へ の 支援 ,い じめ を行 つた生 徒 へ の 指導 又 は 保護 者 へ の 助言 ,い じめ を 受 けた生徒 が 安心 して教 育 を受 けるための必 要 な措置 ,保 護者 との情 報共 有 警察 との連 携 な どの適 切 な措置 を講 ず る。 , (2}い じめが発覚 したときの対応 ・ い じめの 発見 や 報告 (些 細 な こ とや疑 い を含 め )が あ った 場合 は ,速 やか に 「 い じめ対 策委 員会 」 で情 報 を共有 す る。 ・ 「 い じめ対 策委 員会 」 を中心 に ,い じめの事 実 の 有 無の確 認 を行 う。 ・ 周 りの生徒 へ の 関わ りを把握す る。 ・ 被 害 生徒 へ の 支援 ,加 害 生徒 へ の 指導体制 を とる。 ・ 被 害 及 び加害生徒 の 保護者 に連 絡 す る と共 に :京 都市 教 育委 員会 に報告 す る。 ・ 被 害 生徒 及 び保 護 者 へ の 支援 を行 う。 ・ 加 害 生徒 及 び保護者 へ の 助言 を行 う。 ・ 周 りに い た生徒 に 対 して も 自分 の 問題 と して 捉 え させ る。必要 に応 じて学級 集 団 へ の 指導 も行 い再発 を防 ぐ。 ・ 事案 によっては警察 にも連絡 を入れる。 -5- (3}ネ ットを通 じて行われるいじめへの対応 ・ 校則 の連守 を指導 し,携 帯端末 の校内への持ち込み と使用の禁止 を学校・ 保 護者が連携 してすすめる。 ・ 京都市教育委員会 口京都府警本部 と連携 し「非行防止教室」を実施する。イ ンターネ ッ トや携帯電話の利用について,危 険性は勿論の こと問題行動全般 に関する未然防止 の啓発・ 指導 に努める。 ロネ ッ トパ トロール を利用 し,個 人情報の漏洩や他人への 中傷 口誹謗 の書 き込 みについて実態把握を行 い,問 題掌握時には適切な指導を行 う。 ・ 日常の生徒同士の関わ りの中に適宜介入 し,生 徒 の ソーシャルスキルの 向上 に努め,生 徒一人一人の居場所 づ くりに努める。 ・ 教科指導 (社 会科・ 技術・ 家庭科)の 中で情報 リテラシー を涵養する。 ・ PTA活 動や地域 生徒指導連絡協議会 ,関 係諸団体の活動を通 じて保護者 や 地 域 へ の啓 発 活 動 を行 う 重大事態への対処 {1)基 本的な考え方 重大事態への対処については,い じめ防止対策推進法等を踏まえ,教 育委員会 を通 じて重大事態が発生 した旨を市長 に報告すると共 に,そ の事態への対処及 び同種の事態の発生を防止するため,教 育委員会の指導及び支援を得 つつ,本 校が調査主体 となる場合には本校の下に組織 を設け,質 問紙の使用その他の適 切な方法によ り事実関係 を明確 にするための調査を行 う。また,い じめを受け た生徒及びその保護者 に調査 に係る事実関係等その他 の必要な情報を適切 に提 供する。 {21 重大事態が発覚 したときの対応 口京都市教育委員会への報告 と相談 ,調 査主体等の協議 ① 生命,心 身又は財産に重大な被害が生 じた疑いがあるとき。 ②相 当の期間,学 校 を欠席する ことを余儀な くされている疑いがあるとき。 ③ 生徒や保護者か ら,い じめ られて重大事態に至つたという申 し出があつ たとき。 学校が調査主体の場合 ・学校 の下に重大事態の調査組織を設置。 ・ 調査組織 で,事 実関係 を明確 にするための調査 を実施。 ・ い じめを受けた生徒及びその保護者 に対 して必要 に応 じた適切な情報提供。 ・ 京都市教育委員会への調査結果の報告。 ・ 調査結果を踏まえた必要な措置。 ・ 同種の事態発生の防止に必要な取 り組みの推進 京都市教育委員会が調査主体の場合 ・ 京都市教育委員会の指示の下,資 料の提出など,調 査へ の協力。 関係機 関 との連 携 ア 関係機 関 との連 携 の 推進 に 向 けて 口下京 中学校 PTAと の 連携 の下 ,い じめ問題 や 「下京 中学校 い じめ防止基本 方針 」 に対す る理解 を深 め る家庭教 育学級 や地生連 での研 修 会 を設 定す る。 ・ い じめの 事 案 に よ つて は ,警 察署 少年係 との連 携 を密 に し,被 害 生 徒 の 身 の 安全 を最優 先 させ る と共 に ,児 童相 談所 との連 携 も図 り,加 害 生 徒 口被害 生 徒 の 精 神 的 ケア を図 る。 ・ 平素 か らス クー ル カウ ンセ ラー 及 びス クー ルサ ポー ター との 連携 を密 に して お く。 -6- 組織 的ない じめ対応の流れ い じめ の 予 防 ●校 内指導体 制 の確立 ●生命尊重 と人 権尊重の態度の育成 ●生徒会活動 を通 じた 自己指導 力の育成 ●非行防止教室の 実施 ●家庭・ 地域 ・ 関係機関 との連 携強化 い じめの情報 ユ 情報 を集 め る ●教職 員、生徒、保護者、地域、その他か ら「組織※注」に情報 を集める。 ●い じめ を発見 した場合は、その場でその行為を止める。 指 導 ・ 支援 体 制 を組 む ● 「 組織 」 で指 導 ・ 支 援体 制 を組 む (学 級担任、養護教論、生徒指導担当教員、管理職などで役割を分担) ユ 阜 子 どもへ の 指 導・ 支 援 ●い じめ られた生徒に信頼できる人 (親 しい友人 や教員、家族、地域の人々等 )と 連携 し、寄 り添い 支 える体 制をつ くる。 ●い じめた生徒には、い じめは人格 を傷 つ ける行為で ある ことを理解 させ、自らの行為の責任を自党 させ るとともに、不満やス トレスが あ って もい じめに向 かわせな い力 を育む。 ●い じめ を見て いた生徒に対 しても、自分の問題 とし て捉えさせるとともに、い じめ を止め る ことはで き な くても、誰かに知 らせ る勇気を持つように伝え る。 保 護 者 と連 携 す る ●つ なが りの教員を中心に、即 日、関係 生徒 (加 害・ 被害 とも)の 家庭訪間等 を行 い事実関係を伝 えるとともに今後 の学校 との連携方法 について話 し合 う。 (注 ):「 組織Jと は、い じめ防止対策推進法第 22条 の「学 校におけるい じめの防止等の対策のための組織」をい う。当 該学校の複数の教職員に加え、心理・福祉の専門家、弁護士、 医師、教員・警察経験者などか ら構成 されることが考えられ る。なお、「複数の教職員」については、学校の管理職や主 幹教論、生徒指導担当教員、学年主任、養護教綸、学級担任 等か ら、学校の実情に応 じて決定。 ユ 今後 の 対 応 ●継続的な指導や支援 を行 う。 ●スクールカウンセ ラー等の活用も含めた心のケアを行 う。 ●臨時、指導・ 支援体制 に修正 を加 え、「組 織」 でよ り適切 に対応。 ●常に状況把握 に努め る。 -7- 7 年 間計 画 (予 定 ) い じめの防止等のための取組 を下表のスケジュールによ り実施する。ただ し,年 度 途中に計画の見直 しを行 う場合がある。 取組 月 防止対 策 口学級 開 き 口学 習 の 作法 指導 4 早期 発 見 職員会議等 ロクラスマネジメン トシー ト 口 い じめ対 策委 員会会議 口 (わ た しの毎 日)実 施 生 徒指導研修 会 ・ 道徳 「A― (1)」 口生 徒会 オ リテ・ 歓 迎会 ・ 家庭訪 問 口家庭訪 間 口い じめ対 策委 員会会議 ・ 道徳 「B― (6)」 5 ・ 3年 修学旅行 ロオープンス クール (休 日参観 ) ・生徒総会 口人権学習 6 命 プ ロ ジ ェク ト ケー タイ教室 夏補 習 7 ・ クラスマネジメン トシー ト 口 い じめ対策委員会会議 実施① ・教育相談 。いじめに関するアンケー ト 三 者 懇談会 非行 防 止 教室 ・い じめ対 策委 員会会議 0生 徒 指導研修会 8 口支部研究授 業 ・い じめ対 策委 員会会議 ・小 中 一 貫夏季生徒 指導 9 研修会 ・い じめ 対策委 員会 会議 口公 開授 業週 間 道徳 「C― (15)」 公 開授 業週 間 10 ■︰ ■1 12 ■︰ 2 ・ 合唱 コ ンクー ル ・ 体 育大会 ・ 文化祭 口生徒会 ア ンケー ト 冬補習 人権学習 全校道徳 口命 プ ロジ ェク ト ・ 道徳 「D― (19)」 0人 権 学 習 ・ 教 育 ,個 人 相談 ・い じめ対 策委 員会会議 。い じめに関するアンケー ト 口 い じめ対 策委 員会会議 ・ 三者懇談会 ・学校評価アンケー ト ・ 公 開授 業週 間 ・ 研究授 業発 表会 口生 徒指導研修 会 ・ クラスマネジメン トシー ト ・い じめ 対 策委 員会会議 ②実施 ・ 教 育相 談 (必 要 に応 じて ) ・ 学 級 の ま とめ ・い じめ対 策委 員会会議 ・い じめ対 策委 員会会議 ・ 生 徒指導研修会 3 -8- 取 月 第 1学 年 口学級 開 き ・ 道徳 「A― (1)」 0家 庭訪 間週 間 5 第 3学 年 学級 開 き 道徳 「B― (9)」 家庭訪 間週 間 ロオ ー プンス クー ル (休 日参 観 )(公 開道徳 ) (休 日参 観 )(公 開道徳 ) ・ 生徒 総会 ・ 生 徒総会 口教 育相 談 ・ 教 育相談 口人権 学 習 口人権 学 習 ・ い じめに関するア ンケー ト ]い じめ に 関す るア ン ケ ー ト ・ いじめに関するアンケート 0命 プ ロ ジ ェ ク ト ・ 命 プ ロジ ェク ト 命 プ ロジ ェク ト ロケー タイ教室 ・ ケー タイ教 室 ケー タイ教室 ・ 三 者 懇談 ・ 三 者 懇談 三 者 懇談 ・ 夏補 習 (夏 季休 業 中 ) ・ 夏補 習 (夏 季休 業 中 ) 夏補 習 (夏 季休 業 中 ) ・ 支部授 業研修 会 ・ 支部授 業研修会 支部授 業研修会 ・ 非行 防 止 教室 ・ オ ー プ ンス ク ール 6 7 8 9 1 1 12 ロオ ー プンス クー ル (休 日参観 )(公 開道徳 ) ・ 生 徒 総会 口教 育相 談 口人権学 習 0夏 補 習 (夏 季休 業 中 ) ・ 夏補習 (夏 季休業中) ・ 夏補習 (夏 季休業中) 道徳 「C― (15)」 学校祭取組み 【 学級集団づ くり】 公 開授業週間 道徳 「C― (15)」 学校祭取組み 学級集団づ くり】 【 公開授業週間 道徳 「C― (15)」 学校祭取組み 学級集団づ くり】 【 公開授業週間 ・ 合唱 コ ン クー ル ・ 体 育 の部 口文 化の部 口教 育相談週 間 10 い じめに関するア ンケー ト 生 徒 会 ア ンケ ー ト 人権学 習 全校 道徳 三 者 懇談 ・ 合唱 コ ンクー ル ロ体 育 の 部 ・ 文 化の部 ・ 教 育相談週 間 いじめに関するアンケー ト 生徒会 ア ンケー ト ・ 人権 学 習 ・ 全校 道徳 口三 者 懇談 合唱 コ ンクー ル 体 育 の部 文化 の 部 教育相談 週 間 い じめに関す るア ンケー ト 生徒会 ア ンケー ト 人権 学 習 全校 道徳 三 者 懇談 ■︱ 口命 プロジ ェク ト ロ道徳 「D― (9)」 口命 プ ロ ジ ェ ク ト ・ 命 プ ロジェク ト ロ道徳 「A― (5)」 ・ 道徳 「D― (22)」 Bク ラスマネジメン トシー ・ ク ラ ス マ ネ ジメ ン トシ ロ クラスマネジメン トシ ト② 0人 権 学 習 3 第 2学 年 学級 開 き 道徳 「B一 (9)」 家庭訪 間週 間 修 学旅行取組 ・ 家庭訪 間 ・ 家庭訪 間 ・ 家庭 訪 間 ・ クラスマネジメン トシー ト① クラスマネジメントシー ト① クラスマネジメントシー ト① ・ 道 徳 「C― (11)」 道徳 「B― (6)」 道 徳 「C― (11)」 4 2 組 ・教 育相談 (必 要 に応 じて ) ・ 学級 の ま とめ ー ト② ー ト② 口人権 学 習 口人権 学習 口教 育相談 (必 要 に応 じ て) ・ 学級 の ま とめ ・ 学級 の ま とめ -9- 取 月 4 5 6 7 8 10 1 12 口学級 開 き ・ 生 徒 会オ リ 0歓 迎会 ・ 家庭訪 間週 間 ・ オー プンス クール (休 日参観 口公開道徳 ) 口生徒総会 ・教育相談 ・ 人権学習 口い じめアンケー ト ・ 命 プ ロ ジ ェク ト ・ 三 者 懇談 ・ 夏補 習 (夏 季休 業 中 ) ・ 夏補習 (夏 季体業中) ■1 3 啓発活動 ・ 学 習の作法 指導 ・ 道徳 「A― (1)」 「B― (9)」 「C― い (1 1 )」 ・ 部活動保護者会 オー プンスクール (休 日参観・公開道徳) ロオー プンス クール (休 日参観 ) ・ 生徒総会 口教育相談 夏補習 (夏 季休業中) 支部授業研修会 命 プ ロ ジ ェク ト ケー タイ教室 三 者 懇談 口夏補習 (夏 季休業中) 夏補 習 (夏 季休 業 中 ) 非行 防 止 教室 口夏補習 (夏 季体業中) ・ 道徳 「C― (15)」 口合 唱 コン クール ・ 体 育 の部 ・ 文化の 部 口教 育相談週 間 口い じめアンケー ト ロ生徒会アンケー ト 人権 学 習 三 者 懇談 冬期休 業 ・ 命 プ ロ ジ ェク ト ・ 全校 道徳 ・ ク ラス マ ネ ジメ ン トシー ト② 2 授業改善・ 道徳教育 ロクラスマネジメントシー ト① ・ 道徳 「B― (6)」 ・学校祭取組み 【 学級集団づ くり】 9 1 学級 づ くり・ 生徒会 組 0人 権学 習 ・教 育相談 (必 要 に応 じて ) ・ 学級 の ま とめ ・ 公 開授 業週 間 人権 学 習 冬期休 業 ・ 命 プ ロ ジ ェク ト ・ 全校 道徳 ・ 道徳 「A― (5)」 B公 開授 業週 間 人権 学習 三 者 懇談 0命 プ ロ ジ ェク ト ロ全 校 道徳 「D― (19)」 「D― (22)」 ・ い じめ ア ンケー ト 0人 権 学 習 ・ 人権 学 習 ・ 教 育 相 談 (必 要 に応 じ て) ・ 学級 の ま とめ ・ 学級 の ま とめ -10-
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