平成25年(不)第4号・平成26年(不)第1号

平成25年(不)第4号・平成26年(不)第1号(株)小竹運輸外3社事件 命令要旨
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当事者
申 立 人
被申立人
合同・一般労働組合全国協議会小竹運輸グループ労働組合
荒川運輸機工株式会社(旧名称:株式会社小竹運輸),
株式会社つくばトランスポート,株式会社K-ロジテック,
株式会社トランスーコ
事案の概要
本件は,被申立人による申立人組合員に対する配車差別,解雇,労災休業後の就労
拒否及び団体交渉の対応などが不当労働行為(労働組合法第7条第1号,第2号及び
第3号)に当たるとして申し立てられた事件である。
3 請求する救済の内容(要旨)
(1) 被申立人は,申立人組合員に対する配車差別を止め,それによって生じた給与減額
分に年率6分の金員を加算し支払うこと。
(2) 被申立人は,休業中の申立人組合員Aを運転手として就労させ,また,申立人組合
員Bに対する解雇を取り消すこと。
(3) 被申立人は,申立人組合と坂東市内で交渉・妥結権限を有する者を出席させて誠実
に団体交渉に応じること。
(4) 被申立人は,上記についての謝罪文を会社正門に掲示すること。
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命令の主文(要旨)
(1) 被申立人は,申立人組合員に対し,給与減額分に年率6分の金員を加算し支払わな
ければならない。
(2)被申立人は,申立人組合員Aを同社に就労させなければならない。
(3)被申立人は,申立人組合員Bに対する解雇を取り消し,原職に復帰させなければな
らない。
(4)被申立人は,団体交渉での態度を改め,誠意をもって応じなければならない。
(5)被申立人は,配車等について不利益な取扱いをすることにより,申立人らの運営に
関して介入してはならない。
(6)被申立人は,上記に係る謝罪文を,会社正門に掲示しなければならない。
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当委員会の判断(要旨)
(1) 申立人の賃金の減少は,非組合員を小竹運輸からグループ他社に転籍させ,小竹
運輸に対する業務分配を減少させること等による配車差別の結果で,労働組合員で
あることを理由とした不当労働行為(労働組合法第7条第1号,第3号)に当たる。
(2) 申立人組合員Aを就労させないことは,同組合員を職場から排除することにより
組合の弱体化を意図したもので,不当労働行為(労働組合法第7条第1号,第3
号)に当たる。
(3)
申立人組合員Bの解雇は,その非違行為に比し重きに過ぎ,組合員であることを
理由としたもので,不当労働行為(労働組合法第7条第1号)に当たる。
(4) 被申立人の団体交渉についての一連の対応は,妥結しようとする意思が見られず
不誠実なものであるから,不当労働行為(労働組合法第7条第2号)に当たる。