6-5 登録までのスケジュールと特許庁から送付される通知書 (特実意商共通) 特許庁に提出された申請書は、登録専門官によって方式審査が行われます。方式審査 の結果、申請書が受理されたか、若しくは却下されたかで、その後特許庁から送付され る通知が異なります。 〔申請に不備がなかった場合〕 特許庁が書面を受け付けた日から原則として 10 日以内(ただし閉庁日を除く)で申 請内容が登録原簿に記載されます。その後さらに 2 週間ほど後に、登録業務が完了した 旨の通知書( 「登録済通知書」)が申請人(登録義務者)へ送付されます。登録済通知書 送付の後、譲渡証書等が添付されていた場合は、その書面の裏面に登録済である旨の内 容を記載し、申請人(登録権利者)へ返却します。なお、登録名義人の表示変更申請及 び一般承継による移転登録申請の場合は、登録済通知のみ送付されます。 (注) “原則 10 日以内”はあくまでも目安であり、個々案件の申請内容により遅くな る場合もあります。 ○申請に不備がなかった場合のイメージ 原則10日以内 2週間 済 方式審査 特許原簿に掲載 申請書と添付書 類の提出 裏面に登録済である旨の内容を記載した譲渡証書等(登録権利者宛)の返却(譲渡証 書等の提出があった場合) 特許庁より登録済通知(登録義務者又は登録名義人宛)の発送 〔申請に不備があった場合〕 特許庁から「補正指令書」または「却下理由通知書」が送付されます。 「補正指令書」 の応答として手続補正書を提出し、不備が解消した場合には、申請内容が登録原簿に記 載されるとともに、登録済通知書が発送されます。一方、 (1) 「補正指令書」の発送か ら2月以内(商標については申請人の申出により応答期間の2月延長が可能)に手続補 正書を提出しなかった場合、(2)補正書により不備が解消しなかった場合、(3)「却 下理由通知」の発送から2月の弁明期間内に却下理由が覆らない場合は、当該申請は却 下処分となります。このとき、特許庁から「手続却下の処分の謄本」の送付と共に、申 請書一式が返却されます。却下処分となった場合には、申請書が返却された後、不備内 容を解消した申請書を再提出してください。 ◆登録原簿に登録されたか否かをいち早く確認したい場合 登録原簿に登録されたかどうかは、後に発送される「登録済通知書」によって確認す ることが出来ます。しかし登録原簿への記載から登録済通知書発送までおよそ 2 週間の ブランクが発生します。この通知が発送されるより前に、登録されたか、あるいは何か しらの不備があり登録されていないかを確認したい方は、登録原簿の閲覧請求を行って ください(原簿閲覧の方法に関しては、審査業務部審査業務課 特許行政サービス室 閲覧担当(電話 03-3581-1101(内線 2756))にお問い合わせください) 。 なお、登録室では登録されたか否かの個別照会にはお答えはしておりません。 <この記事に関するお問い合わせ先> 特許庁審査業務部審査業務課登録室 電話:03-3581-1101 特許・実用新案移転担当 内線 2714~2715 意匠・商標移転担当 内線 2716~2717 e-mail:お問い合わせフォーム
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