情報提供用資料 アジア・オセアニア ニュースウェーブ Vol.154 2016年4月2日 ∼4月15日 今号の内容 株式市場 ・原油相場の反発や中国の景気回復期待から概ね上昇 債券市場 ・債券市場は、半数以上の国で利回りが上昇 為替市場 ・アジア・オセアニア通貨は対円で全面安 各国の状況 アジア・オセアニア地域の状況 ・アジオセ辞典/そこが知りたい/岡三アジオセ新聞 本資料に関してご留意いただきたい事項 ■本資料は、投資家の皆様へのアジア・オセアニア地域の情報提供を目的として岡三アセットマネジメント株式会社が作成したものであり、特 定のファンドの投資勧誘を目的として作成したものではありません。■本資料に掲載されている市況見通し等は、本資料作成時点での当社の見 解であり、将来予告なしに変更される場合があります。また、将来の運用成果を保証するものでもありません。■本資料は、当社が信頼できる と判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。 株式市場と債券市場 株式市場 原油相場の反発や中国の景気回復期待から概ね上昇 4月4日∼4月15日のアジア・オセアニア地域の株式市場は、一部の市場を除いて上昇しました。ロシアとサウジアラ ビアが石油増産凍結の合意に至るとの観測を背景に原油相場が反発したことから投資家のリスク回避姿勢が後退しまし た。また、中国の製造業購買担当者指数(PMI)や貿易統計がいずれも景気の底入れを示唆したことから、株式市場は 概ね堅調に推移しました。 中国・香港は、足元の業績動向が好調なテクノロジー株や、原油相場の反発を受けて業績の改善が期待された石油株 などが買われ、上昇しました。シンガポールは、中国における貸出需要の回復が期待された銀行株や石油関連株主導で 上昇しました。一方、インドネシアは3月の貿易黒字額が前月比で減少したほか、一部の証券会社が利鞘の圧迫を背景 に大手銀行の2016年1-3月期の業績見通しを下方修正したことが嫌気され、下落しました。 <各株式市場の株式指数の騰落率(2016/4/15 現在)> インデックス インド・ムンバイSENSEX30種 インドネシア・ジャカルタ総合 オーストラリア・S&P/ASX 200 韓国・韓国総合 シンガポール・ST タイ・SET 台湾・加権 中国・上海総合 ニュージーランド・NZSX 浮動株50 フィリピン・フィリピン総合 ベトナム・VN 香港・ハンセン指数 香港・ハンセン中国企業株 (H株) マレーシア・FTSEブルサマレーシアKLCI 4/15 現在 ※1 ※2 25,626.75 4,823.57 5,157.49 2,014.71 2,923.94 1,385.42 8,700.39 3,078.12 6,844.74 7,321.30 579.86 21,316.47 9,214.98 1,727.99 4/1 比 1.4% -0.4% 3.2% 2.1% 3.7% -1.1% 0.5% 2.3% 2.0% 1.1% 3.8% 4.0% 4.2% 1.0% 騰落率 3ヵ月前比 4.8% 6.6% 5.4% 7.2% 11.1% 11.2% 12.1% 6.1% 11.0% 13.5% 6.8% 9.2% 11.9% 6.1% <4/1 比の騰落率> 1年前比 -11.0% -10.9% -12.7% -5.0% -17.4% -10.5% ※3 -8.8% -24.6% 16.9% -7.4% 2.7% -22.8% -36.3% -6.1% -6% -3% 0% 3% 6% ※1は2016/4/13の値、※2は2016/4/12の値、※3は2015/4/10の値で算出。 債券市場 債券市場は、半数以上の国で利回りが上昇 4月4日∼4月15日のアジア・オセアニア地域の債券市場は、原油価格の上昇を受けた物価下振れ観測の後退や、IMF (国際通貨基金)が『世界経済見通し』を引き下げたことなどから、アジア地域を中心に資金流出の動きが強まり、多く の国で利回りが上昇(価格は下落)しました。シンガポールは、為替政策を緩やかな自国通貨高から中立的なスタンスに 変更するなど、予想外の金融緩和策を打ち出したことから、自国通貨の下落とともに、同国から資金を引き揚げる動きが 強まり、比較的大きく利回りが上昇(価格は低下)しました。また、インドは同期間に0.25%の利下げを行いました。 <各国債券市場の5年債利回りの変化幅(2016/4/15 現在)> 発行国 インド インドネシア オーストラリア 韓国 シンガポール タイ 台湾 中国 ニュージーランド フィリピン ベトナム 香港 マレーシア 利回り(%) ※1 ※2 7.48 7.28 2.16 1.60 1.64 1.42 0.54 2.65 2.24 3.40 6.42 1.02 3.40 4/1 比 0.05 -0.07 0.03 0.05 0.18 0.03 -0.02 0.14 -0.04 -0.56 0.01 0.06 -0.02 変化幅 3ヵ月前比 -0.20 -1.23 0.04 -0.19 -0.29 -0.41 -0.07 -0.05 ※3 -0.51 -1.02 -0.24 0.07 -0.04 <4/1 比の変化幅> -0.6 -0.3 0.0 0.3 (%) 0.6 1年前比 -0.28 -0.07 0.34 -0.23 0.24 ※4 -0.81 -0.45 -0.84 ※5 -0.79 0.26 0.57 0.03 -0.26 ※1は2016/4/13の値、※2は2016/4/12の値、※3は2015/12/31の値、※4は2015/4/10の値、※5は2015/4/9の値で算出。 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 1 為替市場 為替市場 アジア・オセアニア通貨は対円で全面安 4月4日∼4月15日の為替市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに慎重な姿勢を示したことで米ドルが対 円で下落しましたが、円高に対して日本政府による政策手段の限界が意識されたことから急速に円高が進み、アジア・ オセアニア通貨は対円で全面安になりました。なお当期間にシンガポールは、為替政策を緩やかな自国通貨高から中立 的なスタンスに変更しました。 <各為替レート(対円)の騰落率(2016/4/15 現在)> 国・通貨 対円レート インド・ルピー インドネシア・ルピア オーストラリア・ドル 韓国・ウォン シンガポール・ドル タイ・バーツ 台湾・ドル 中国・人民元 ニュージーランド・ドル フィリピン・ペソ ベトナム・ドン 香港・ドル マレーシア・リンギット 1.63 0.83 84.01 9.49 80.12 3.11 3.36 16.81 75.20 2.37 0.49 14.03 28.01 4/1 比 -3.1% -2.7% -2.0% -2.5% -3.1% -2.2% -2.8% -3.0% -2.5% -2.8% -2.6% -2.6% -3.0% 騰落率 3ヵ月前比 -5.7% -1.9% 4.7% -1.6% -1.4% -3.5% -3.2% -5.5% -0.4% -3.4% -6.5% -6.6% 5.0% <4/1 比の騰落率> -6% -3% 0% 3% 6% 1年前比 -14.6% -10.6% -8.2% -13.0% -8.7% -15.5% -11.7% -12.5% -16.9% -11.6% -12.0% -8.7% -13.2% ※インドネシア・ルピア、韓国・ウォン、ベトナム・ドンは100倍して表示。 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 インド 英マークイットと日本経済新聞社が発表した3月のサービス業PMI(購買担当者景気指数)は54.3で、需 要増加を背景に2月の51.4から上昇し19ヵ月ぶりの高水準であった1月と並んだ。4日に発表された製 造業PMIも、需要に支えられて8ヵ月ぶりの高水準を記録した。 (ポイント) 26,000 (%) 7.50 株式指数(インド・ムンバイSENSEX30種) 5年債利回り 7.40 25,000 7.30 7.20 24,000 4/4 (円) 1.70 4/8 4/12 (月/日) 4/4 (ポイント) 40,000 対円レート(インド・ルピー) 4/8 4/12 長期推移(株式・対円レート(インド・ルピー)) 株式 (月/日) (円) 2.5 対円レート(右軸) 1.65 30,000 2.0 1.60 20,000 1.5 1.55 10,000 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 1.0 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 (年/月) 2 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 インドネシア 財務相は5日、個人の所得税率(5∼30%)を引き下げる方針を示した。同国は、2016年の歳入が大幅 に減少する見通しであり、当局は個人からの徴税強化に動いているが、財務相は個人と法人の所得税を より競争力のあるものにするとの考え。 (ポイント) 4,900 (%) 7.50 株式指数(インドネシア・ジャカルタ総合) 4,850 7.40 4,800 7.30 4,750 5年債利回り 7.20 4/4 (円) 0.86 4/8 4/12 (月/日) 4/4 4/8 (ポイント) 6,000 対円レート(インドネシア・ルピア) 4/12 長期推移(株式・対円レート(インドネシア・ルピア)) 株式 (月/日) (円) 1.2 対円レート(右軸) 0.84 5,000 1.0 0.82 4,000 0.8 0.80 0.6 3,000 4/4 4/8 4/12 (月/日) ※インドネシア・ルピアは100倍して表示 11/01 13/01 15/01 (年/月) ※インドネシア・ルピアは100倍して表示 オーストラリア ナショナル・オーストラリア銀行が12日発表した3月の企業景況感指数はプラス12で、前月から4ポイン ト上昇し、2008年初旬以来の高水準となった。要因として、金融市場の混乱や世界経済への懸念の高ま りにも関わらず、非鉱山部門の回復が続いていることが挙げられている。 (ポイント) 5,200 (%) 2.20 株式指数(オーストラリア・S&P/ASX200) 5年債利回り 2.10 5,000 2.00 1.90 4,800 4/4 (円) 86.00 4/8 4/12 4/4 (月/日) (ポイント) 7,000 対円レート(オーストラリア・ドル) 4/8 4/12 長期推移(株式・対円レート(オーストラリア・ドル)) (月/日) (円) 120 84.00 6,000 100 82.00 5,000 80 80.00 4,000 60 株式 対円レート(右軸) 3,000 78.00 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 40 (年/月) 3 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 韓国 5日に発表された3月末時点の外貨準備は3,698億4,000万米ドルと、前月末から40億8,000万米ドル 増加し、2015年7月末時点以来の高水準となった。ユーロやポンドといった一部通貨の対米ドルでの上 昇が主因と見られる。 (ポイント) 2,050 (%) 1.65 株式指数(韓国・韓国総合) 2,000 1.60 1,950 1.55 5年債利回り 1.50 1,900 4/4 (円) 9.80 4/8 4/12 4/4 (月/日) (ポイント) 2,500 対円レート(韓国・ウォン) 4/8 4/12 (月/日) (円) 14 長期推移(株式・対円レート(韓国・ウォン)) 株式 対円レート(右軸) 9.60 2,250 12 9.40 2,000 10 9.20 1,750 8 9.00 1,500 4/4 4/8 4/12 (月/日) ※韓国・ウォンは100倍して表示 6 11/01 13/01 15/01 (年/月) ※韓国・ウォンは100倍して表示 シンガポール 購買原材料管理協会が4日発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.4となった。新規受注と新 規輸出受注などが増加したが、景気拡大と悪化の分かれ目となる50を9ヵ月連続で下回った。 (ポイント) 3,000 株式指数(シンガポール・ST) (%) 1.80 2,900 1.60 2,800 1.40 2,700 5年債利回り 1.20 4/4 (円) 84.00 4/8 4/12 (月/日) 4/4 (ポイント) 4,000 対円レート(シンガポール・ドル) 4/8 4/12 長期推移(株式・対円レート(シンガポール・ドル)) (月/日) (円) 95 82.00 75 2,000 80.00 株式 対円レート(右軸) 55 0 78.00 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 (年/月) 4 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 タイ 同国4大銀行が5日、主要貸出金利の引き下げを発表。商業銀行による貸出金利の引き下げは2015年5 月以来となった。なお、中銀は2015年3月と4月に予想外の利下げを行ってから、金利を据え置いてい るが、「貸出金利の低下は中小企業を支援し、中銀主導の金融緩和政策と同じ」とコメント、今回の引 き下げを支持した。 (ポイント) 1,450 (%) 1.45 株式指数(タイ・SET) 5年債利回り 1,400 1.40 1,350 1,300 1.35 4/4 (円) 3.20 4/8 4/12 4/4 (月/日) (ポイント) 2,000 対円レート(タイ・バーツ) 4/8 (円) 5.0 長期推移(株式・対円レート(タイ・バーツ)) 株式 3.15 (月/日) 4/12 対円レート(右軸) 1,600 4.0 1,200 3.0 3.10 3.05 2.0 800 3.00 4/4 4/8 4/12 11/01 (月/日) 13/01 15/01 (年/月) 台湾 主計処の発表によると、3月の消費者物価指数(CPI)は前年比2%上昇。野菜や果物、水産食品の上昇が 物価を押し上げた。 (ポイント) 8,800 株式指数(台湾・加権) (%) 0.56 5年債利回り 8,600 0.54 8,400 8,200 0.52 4/4 (円) 3.50 4/8 4/12 (月/日) 4/4 (ポイント) 12,000 対円レート(台湾・ドル) 4/8 4/12 長期推移(株式・対円レート(台湾・ドル)) 株式 (月/日) (円) 5 対円レート(右軸) 3.40 10,000 4 3.30 8,000 3 3.20 6,000 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 2 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 (年/月) 5 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 中国 国家統計局が11日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.3%の上昇となった。1年以上 ぶりの高い伸びだが、冬季の天候が予想外に厳しかったことを背景に、食品価格が急上昇した影響が大き い。 (ポイント) 3,100 (%) 2.70 株式指数(中国・上海総合) 5年債利回り 2.60 3,000 2.50 2.40 2,900 4/4 (円) 17.50 4/8 4/12 4/4 (月/日) 4/8 (ポイント) 対円レート(中国・人民元) 4/12 長期推移(株式・対円レート(中国・人民元)) 6,000 (月/日) (円) 30 株式 対円レート(右軸) 17.00 4,000 20 16.50 2,000 10 16.00 0 4/4 4/8 4/12 0 11/01 (月/日) 13/01 15/01 (年/月) ニュージーランド 不動産協会によると、3月の国内住宅価格(中央値)は季節調整済みで前月比5.1%、前年同月比3.4%上 昇。販売件数は9,527件と2007年3月以来の高水準を記録、前月比30.7%、前年比8.2%増となり、最 大都市オークランドの住宅市場が冷え込んでいるとの懸念がやわらいだ。 (ポイント) 6,900 (%) 2.30 株式指数(ニュージーランド・NZSX 浮動株50) 6,800 2.25 6,700 2.20 5年債利回り 2.15 6,600 4/4 (円) 78.0 4/8 4/12 (月/日) 4/4 (ポイント) 8,000 対円レート(ニュージーランド・ドル) 4/8 長期推移(株式・対円レート(ニュージーランド・ドル)) 株式 76.0 4/12 (月/日) (円) 110 対円レート(右軸) 6,000 90 4,000 70 74.0 72.0 2,000 70.0 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 50 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 (年/月) 6 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 フィリピン 中央銀行が発表した1月の外国直接投資(FDI)の純流入額は、株式投資の急増により前年同期比2.2倍 の5億8,700万米ドル(約636億円)だった。流出額が87.5%減の300万米ドルにとどまったことが、 大幅な伸びにつながったと見られる。中銀は国内市場の先行きについて、投資家が楽観的な見通しを 示していることと、良好なマクロ経済が背景にあると説明した。 (ポイント) 7,400 (%) 5.00 株式指数(フィリピン・フィリピン総合) 7,300 5年債利回り 4.00 7,200 3.00 7,100 2.00 7,000 4/4 (円) 2.45 4/8 4/12 4/4 (月/日) 4/8 (ポイント) 9,000 対円レート(フィリピン・ペソ) 2.40 2.35 4/12 (月/日) (円) 3.0 長期推移(株式・対円レート(フィリピン・ペソ)) 7,500 2.5 6,000 2.0 株式 4,500 1.5 対円レート(右軸) 2.30 1.0 3,000 4/4 4/8 (月/日) 4/12 11/01 13/01 15/01 (年/月) ベトナム 国会は7日、グエン・タン・ズン首相の後任として、グエン・スアン・フック副首相を承認。新首相は、 経済目標の達成、汚職対策、投資環境の改善、主権保全に取り組むと表明した。 (ポイント) 600 (%) 6.44 株式指数(ベトナム・VN) 5年債利回り 580 6.42 560 6.40 540 4/4 (円) 0.51 4/8 4/12 4/4 (月/日) (ポイント) 700 対円レート(ベトナム・ドン) 4/8 4/12 (月/日) (円) 0.6 長期推移(株式・対円レート(ベトナム・ドン)) 0.50 600 0.5 0.49 500 0.4 0.48 400 株式 対円レート(右軸) 300 0.47 4/4 4/8 ※ベトナム・ドンは100倍して表示 4/12 (月/日) 11/01 0.3 0.2 13/01 15/01 (年/月) ※ベトナム・ドンは100倍して表示 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 7 各国の状況 ※株式指数、5年債利回り、対円レートグラフは2016年4月4日∼4月15日までの期間。※長期推移グラフの期間は2011年1月4日∼2016年4月15 日まで。※取引市場が休場の場合は前営業日の値を用いて表示しています。 香港 日本経済新聞社とマークイットが発表した3月の香港全産業購買担当者景気指数(PMI)は45.5と前月の 46.4から低下し、7ヵ月ぶりの低水準となった。生産、新規受注、雇用を示す指数すべてが低下したた め。 (ポイント) 22,000 (ポイント) 9,600 株式指数(香港ハンセン指数、H株) ハンセン指数 (%) 1.05 5年債利回り H株(右軸) 1.00 9,200 21,000 0.95 8,800 20,000 8,400 19,000 4/4 (円) 14.50 4/8 0.90 0.85 4/4 (月/日) 4/12 4/8 (ポイント) 30,000 対円レート(香港・ドル) 4/12 長期推移(株式・対円レート(香港・ドル)) 20,000 14.00 (月/日) (円) 20 10 株式(ハンセン指数) 対円レート(右軸) 10,000 13.50 4/4 4/8 4/12 0 11/01 (月/日) 13/01 15/01 (年/月) マレーシア 政府が発表した2月の貿易統計によると、輸出は前年比 6.7%増で、市場予想を大幅に上回る伸びとなっ た。電気・電子製品の輸出が増えた事が要因となり前年比プラスに転換した。 (ポイント) 1,730 (%) 3.44 株式指数(マレーシア・FTSEブルサマレーシアKLCI) 1,720 3.42 1,710 3.40 5年債利回り 3.38 1,700 4/4 (円) 4/8 4/12 (月/日) 4/4 (ポイント) 対円レート(マレーシア・リンギット) 29.00 4/8 4/12 長期推移(株式・対円レート(マレーシア・リンギット)) 2,100 (月/日) (円) 40 株式 対円レート(右軸) 28.50 1,900 35 28.00 1,700 30 27.50 1,500 25 27.00 1,300 4/4 4/8 4/12 (月/日) 11/01 20 13/01 15/01 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 (年/月) 8 アジア・オセアニア地域の状況 アジア・オセアニアのニュースがよく分かる アジオセ辞典 今回のテーマは・・・インド2016年度予算案の要点 【インド2016年度予算案の要点】 2016年度の歳出総額は2015年度見込みと比較して11%増へと拡大。インフラ投資、農業振興に予算を重点配分し、 高成長を維持する一方、自動車に対する課税強化や国が保有する株式の売却などにより、財政赤字目標を対GDP比 3.5%とし、2015年度目標の3.9%から圧縮。 ≪主な歳出≫ ・道路・鉄道整備に約2兆1,800億ルピー ・灌がい整備等農業関連に約4,800億ルピー ・銀行への資本注入に約2,500億ルピー (出所)各種資料より岡三アセットマネジメント作成 インド 予想通り政策金利を引き下げ ∼インフレ動向を注視しながら、追加緩和を探る∼ RBI(インド準備銀行、中央銀行)は4月5日、金融政策決定会合 を開き、主要政策金利を0.25%引き下げ、6.50%とすることを決 定し、即日実施しました。同時に預金準備率を4.00%に据え置き、 リバースレポレート(中央銀行が市中銀行から資金を吸収する際の 金利)を0.25%引上げ、年率6.00%としました。政策金利の引き下 げは2015年9月に行われて以来、約半年ぶりとなります。 政策金利の推移 (%) 8.5 (2014年1月1日∼2016年4月12日、日次) 8.0 7.5 7.0 今回の決定の背景には、政府が2月末に発表した2016年度予算 案(2016年4月∼2017年3月)において、財政赤字の削減に向け た取り組みの継続を示したことや、物価上昇圧力が低下しており、 利下げしやすい環境が整ったことがあります。 それに加え、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げペースが緩 やかになるとの見方から、世界的に金融市場が比較的安定し、利下 げによる資金流出の影響が少ないと判断したことも、今回の利下げ を後押ししたものと思われます。 2016年2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.18%上昇(改 訂前)と予想以上に鈍化しました。また同月の卸売物価指数(WPI) も前年同月比0.91%低下とこちらも予想以上の低下となりました。 中央銀行はインドのCPIが2017年3月には目標の5%に向かうと予 想しており、今後も物価上昇圧力が一段と低下することが見込まれ ます。 こうした環境下、中央銀行は消費や民間企業の投資を促し、一段 の成長を目指すため、今回の利下げを決定しています。さらに、中 央銀行は声明で、「金融政策は引き続き緩和的であり、さらなる政 策行動の余地ができれば対応することを視野に入れ、マクロ経済と 金融の動向を今後数ヵ月注視し続ける」としており、これを受け、 市場では、年内にも0.25%の追加利下げがあるとの見方が広がって います。 政策金利 6.5 6.0 2014/1 2014/7 2015/1 2015/7 (出所)Bloomberg 物価指数の推移 (%) 10 (2014年1月∼2016年2月、月次) 5 0 消費者物価指数 -5 卸売物価指数 -10 2014/1 2014/7 2015/1 2015/7 2016/1 (年/月) (出所)Bloomberg 実質GDP成長率の推移(一部予測) (2014年∼2018年、年次) (%) 8.0 7.5 7.2 7.6 7.3 7.5 インドはBRICSと呼ばれる新興5ヵ国に名を連ね、ロシアやブラ ジル経済が原油安で低迷しているのとは対照的に、経済の足かせと なっていた物価上昇圧力が低下したことで、実質GDP成長率も7% を超える成長を維持しています。4月12日にIMF(国際通貨基金) が公表した最新の『世界経済見通し』においても、2016年の成長 率見通しはインドが7.5%と中国の6.5%を上回るとされており、イ ンドの更なる成長が期待されています。 2016/1(年/月) 7.0 7.3 7.5 6.9 6.5 6.5 6.2 中国 6.0 インド 6.0 5.5 2014 2015 2016 2017 2018 (年) (出所)IMF World Economic Outlook Database, April2016 (出所)各種資料をもとに岡三アセットマネジメント作成 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 9 アジア・オセアニア地域の状況 皆さんは台湾に行かれたことはあ アフリカの動物たち りますか?台湾と言えば、2001 中庭には、先述したキリン、サイ 年に公開された﹁千と千尋の神隠 の他に、日本で人気のアルパカ、美 し﹂のモデルと噂されている九フン、 しいフラミンゴ、ラクダ、縞模様の 世界有数の高さを誇る高層建築物の 尻尾が特徴のワオキツネザルなどが 台湾101など、様々な人気観光地 住んでいます。動物は基本的に放し があります。そんな台湾に、アジア 飼いのため、自然な姿を見ることが 唯一のサファリホテルがあることを できるのも魅力です。 ご存知ですか? ホテルにはコンゴルーム、ケニア 今回は台湾きってのアミューズメ ルーム、ゴールデンスイート、ダイ ントホテル、レオフーリゾートをご アモンドスイートの 種類の部屋 紹介します。 がありますが、全ての部屋から動物 を眺めることができます。 動物が間近に! 朝起きて窓の外を見るとキリンが お散歩している。そんな休日の朝を 迎えてみてはいかがでしょうか? 部屋の内装もアフリカを感じられるものになってい ます。クッションやライト、カーペットなどには豹や シマウマ柄を用いているほか、壁にはアフリカでよく みられるバオバブの木が描かれています。またロビー にはアフリカの伝統的なお面や絵画が飾られているな ど、こだわりの内装となっています。 宿泊料金は季節などによって異なりますが、最も手 頃なコンゴスカイルーム(クイーンサイズベット+シン グルベッド×2)、大人2名、子供1名、1泊2食付で 9,820台湾ドル(約32,700円※)となっています。隣接 する総合アミューズメントパークの六福村主題遊楽園 の入場料込でも11,600台湾ドル(約38,650円※)です (2016年4月19日に宿泊の場合)。 台湾でお手軽にアフリカ気分を体験できます。日本 から近いのでお子さま連れにもお勧めのレオフーリ ゾート。GWの旅行先にいかがでしょうか? ※2016年4月8日時点の為替レートで算出。1台湾ドル=3.332円 岡三アジオセ新聞 ホテルの内装もアフリカ! 4 ∼ 台湾 ・レ オ フーリゾ ート ∼ 窓の奥ではキリンが お散歩中! 一日中見ていても 飽きないですね 部屋はダイアモンド スイートです アジア唯一のサファリホテル レオフーリゾートは台北から車で 1時間ほどの新竹県にあるリゾート ホテルなのですが、客室の窓からは キリンやサイなどのアフリカの草食 動物を見ることができます。 実はこのホテルは、六福村主題遊 楽園という遊園地とプール、動物園 が一つになった総合アミューズメン トパークに隣接しており、ホテルの 中庭は動物達の生態園区になってい るのです。 宿泊施設をはじめホテルの建物は 中庭を取り囲むように建てられてお り、手を伸ばせば届くような至近距 離で動物を見ることができます。 2016年(平成28年)4月19日(火曜日)@岡三アセットマネジメント(隔週発行) 2016年 4月19日 火曜日 アクセスも快適 車や電車を使って行くこともできま すが、台北松山空港、台湾市内から直 通のバスが出ています。 始点の台北松山空港から終点の六福 村まで大人121台湾ドル(約403円※)、 子供61台湾ドル(約203円※)と値段 も安いため、アクセスは快適です。 六福村● ●台北 Taiwan ※2016年4月8日時点の為替レートで算出。 1台湾ドル=3.332円 都会から1時間程でア フリカを彷彿させる光 景をみることができる なんて、とても贅沢で すね。日本にもサファ リパークが各地にあり ますが、宿泊施設を 作って欲しいと思いま せんか? (出所)各種資料等より岡三アセットマネジメント作成 岡三アセットマネジメントについて 商号:岡三アセットマネジメント株式会社 当社は、金融商品取引業者として投資運用業、投資助言・ 代理業および第二種金融商品取引業を営んでいます。 登録番号:関東財務局長(金商)第370号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 投資信託に関するご質問は、フリーダイヤルまでお気軽に お問い合わせ下さい。 0120-048-214(営業日の9:00-17:00) 市場環境等についての評価、分析等は、将来の運用成果等を保証するものではありません。 表紙の「本資料に関してご留意いただきたい事項」と巻末の「皆様の投資判断に関する留意事項」を必ずご覧下さい。 本資料のデータ等は、Bloomberg、各種資料をもとに作成しております。 10 皆様の投資判断に関する留意事項 【投資信託のリスク】 投資信託は、株式や公社債など値動きのある証券等(外貨建資産に投資する場合は為替リスクがあ ります。)に投資しますので、基準価額は変動します。従って、投資元本が保証されているもので はなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。 投資信託は預貯金と異なります。投資信託財産に生じた損益は、すべて投資者の皆様に帰属します。 【留意事項】 • 投資信託のお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリングオフ)の適用はありません。 • 投資信託は預金商品や保険商品ではなく、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。 また、登録金融機関が取扱う投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。 • 投資信託の収益分配は、各ファンドの分配方針に基づいて行われますが、必ず分配を行うものではなく、また、分配金 の金額も確定したものではありません。分配金は、預貯金の利息とは異なり、ファンドの純資産から支払われますので、 分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。分配金は、計算期間中に発生した収益を超えて支払 われる場合があるため、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。ま た、投資者の購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合がありま す。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。 【お客様にご負担いただく費用】 お客様が購入時に直接的に負担する費用 購 入 時 手 数 料 :購入価額×購入口数×上限3.78%(税抜3.5%) お客様が換金時に直接的に負担する費用 換 金 時 手 数 料 :公社債投信 1万口当たり上限108円(税抜100円) その他の投資信託にはありません 信託財産留保額:換金時に適用される基準価額×0.3%以内 お客様が信託財産で間接的に負担する費用 運用管理費用(信託報酬)の実質的な負担 :純資産総額×実質上限年率2.052%(税抜1.90%) ※実質的な負担とは、ファンドの投資対象が投資信託証券の場合、その投資信託証券の信託報酬を含めた 報酬のことをいいます。なお、実質的な運用管理費用(信託報酬)は目安であり、投資信託証券の実際 の組入比率により変動します。 その他費用・手数料 監 査 費 用:純資産総額×上限年率0.01296%(税抜0.012%) ※上記監査費用の他に、有価証券等の売買に係る売買委託手数料、投資信託財産に関する租税、信託事 務の処理に要する諸費用、海外における資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息、 借入金の利息等を投資信託財産から間接的にご負担いただく場合があります。 ※監査費用を除くその他費用・手数料は、運用状況等により変動するため、事前に料率・上限額等を示すことは できません。 ●お客様にご負担いただく費用につきましては、運用状況等により変動する費用があることから、事前に合計金額若しくは その上限額又はこれらの計算方法を示すことはできません。 【岡三アセットマネジメント】 商 号:岡三アセットマネジメント株式会社 事 業 内 容:投資運用業、投資助言・代理業及び第二種金融商品取引業 登 録:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第370号 加 入 協 会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会 上記のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。各費用項目の料率は、委託会社 である岡三アセットマネジメント株式会社が運用するすべての公募投資信託のうち、最高の料率を記載してお ります。投資信託のリスクや費用は、個別の投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前に、 個別の投資信託の「投資信託説明書(交付目論見書)」の【投資リスク、手続 ・手数料等】をご確認ください。
© Copyright 2024 ExpyDoc