ダウンロード - 手話サークル葛飾

10周年に寄せて~新小岩支部~
10 年前、わたしは 44 歳だった。現在より体重が 13 ㌔重たかった。それから
5 年後に 2 時間 58 分でマラソンを走った。50 歳の元旦に、わたしは骨折した。
2回手術をして車椅子でリハビリ中に、東日本大震災が発生した。同年8月に、
プレートの入った足を引きずりながら、宮城県七ヶ浜にボランティアに行った。
大勢の大学生のボランティア、わたしは初めてのボランティア体験だった。
53 歳のときに「みんなの手話」を見て手話サークルの門を叩いた私は、手話の
勉強を始めた。街頭募金、ウェルピア祭り、葛飾ろう協 60 周年大会に参加する。
桃栗三年柿八年。手話サークル葛飾十周年。わたしの手話はたったの一年。上
達は遅いが目標は手話 10 年(私は 63 歳)。年齢を重ねること、悪くないと思
う。
H26年4月入会 佐藤和哉
手話サークル葛飾設立時より今日まで活動して来られた先輩方に頭が下がり
ます。私はサークルに入会してから5年ではありますが、葛たま委員として活
動してきました。そのきっかけは、初めて街頭宣伝活動を経験した時の呼びか
け文の内容に心を打たれ、協力していこうと思った事でした。
街頭宣伝活動・・それは抵抗はありますが、通りすがりの方々が募金箱にお
金を入れて下さった時のお金の音には感謝の気持ちで一杯になります。又、ろ
う者やサークル各支部が一緒になって活動できるのも良い事だと思います。
まだまだ世間の、ろう重複障害者施設「たましろの郷」への理解不足や認識
不足はありますが、葛飾区聴力障害者協会と共に協力し、今後も活動していき
たいと思っています。
H22年4月入会 鎌田宏子
ひとつでも手話単語を覚えたいと、軽い気持ちで入会したのが、図らずもサー
クル誕生の年でした。初めのうちは、先輩方の統一までの苦労話や活動への熱
い思いを聞いては圧倒され、幅広い知識には驚愕し、自分に続けられるか不安
に思いました。
一番印象に残っているのは、つくばの技術短大見学会です。入会1年目で担
当になり、皆さんの協力で無事見学できたことも素敵な体験でしたが、自分の
書いた報告をひびきで読んだときは感動しました。
この 10 年間で障害者を取り巻く環境は法改正などで劇的に変化しました。長
い年月をかけた運動の成果だと思います。しかし、運用する人間の心が変わら
なければ、社会は変わりません。一人ができることは小さくても、集めれば大
きな力になることを教えてくれたのも、このサークルです。また、楽しくない
と続けられません。今までの活動を礎に、だれでも幸せを感じる社会を目指し
て、小さい力を大きな原動力にかえていきましょう。
手話サークル葛飾設立年より入会 中村浩子