尾道市ふるさと納税推進事業委託業務仕様書 １．業務名 尾道市ふるさと納税推進事業委託業務 ２．業務の目的 尾道市（以下「市」という。）が行う尾道市ふるさと納税推進事業委託業務に係るふる さと産品及び書類の発送並びに寄附者情報の管理に関する業務等を民間事業者に委託する ことにより、事務の効率化及び寄附者の利便性の向上を図るとともに、寄附金の増加並び に市の魅力発信及び特産品の販路拡大を図り、もって市内企業及び地域の活性化を図るこ とを目的とする。 ３．委託期間 契約締結日から平成２９年３月３１日まで ４．業務の内容 業務の内容は、次の（１）から（８）までとする。 （１）尾道市ふるさと納税寄附金に係るデータ管理に関する業務 （２）寄附者への対応に関する業務 （３）ふるさと産品提供事業者へのふるさと産品の発注、集荷及び配送管理に関する業務 （４）ふるさと産品提供事業者への精算業務 （５）新たなふるさと産品の企画及び選定に関する業務 （６）尾道市ふるさと納税寄附金のプロモーションに関する業務 （７）ふるさと納税に関する各種発送業務 （８）ふるさと納税制度活用促進に係るコンサルティングについて ５．業務の詳細 （１）尾道市ふるさと納税寄附金に係るデータ管理に関する業務 ・ＷＥＢ上で寄附申し込み、クレジット決済、ふるさと産品の申し込みが同時に行うこ とができ、容易に管理できるシステムを提供すること。 ・インターネットや市のホームページからの寄附受付ができるシステムであること。ま たインターネット以外からの寄附申出も含めて管理できるシステムであること。 ・クレジットカード決済の管理ができるシステムであること。またクレジットカード決 済以外の入金も管理できるシステムであること。 ・振替用紙等で直接市に入金するものにあっては、職員による入力または報告によって 受託者で入力及び入金管理を行う事が可能なシステムであること。 ・寄附申込み完了又はクレジット決済完了のメールが寄附者に送信できること ・ふるさと産品提供事業者の在庫状況に応じて受付サイトの表示切替ができること ・現在市が利用しているポータルサイト「ふるさとチョイス」及び「Yahoo！公金支払サ ービス」を経由した寄附の申出及び入金管理等を行う事が可能なシステムであること。 ・データでの管理項目については、以下の項目が管理できるシステムであること。 ア 寄附金に関するもの 申込日、寄附金額、納入日、納入種別（クレジット・郵便振込・銀行振込） 、公金 収納日、お礼状送付日、寄附金受領証明書発行日等 イ 産品に関するもの 希望産品名、申込日、発注日、発送日、請求年月日、支払日、支払金融機関、贈 呈通知日、ふるさと産品の在庫状況等 ウ その他 尾道市ホームページへの寄附者の氏名の公表希望有無（公表希望・氏名だけ公表、 金額だけ公表、公表希望無し） 、ワンストップ特例申請書発送希望有無、申告特例 受付年月日（変更届出書年月日）、申告特例通知書発送日、寄附者で未だ産品申請 していない方への産品申請案内年月日等 ・上記データについて、随時市でも確認できること。 ・寄附金額及び寄附件数について、毎月報告を行うこと。 ・寄附申し込みから決済（入金）や産品申込みから発送・精算までの情報を定期に報告 すること。 ・各種データ集計・抽出・データ打ち出し・データ抜き取り等をexcel形式で行えること。 ア 集計 ・現時点での寄附件数及び金額 ・上記について月別・年別・対前年比（月別・年別）・入金方法別 ・寄附者の地域別集計（市内・市外・県外及び九州・四国・関東等の地域別） ・市町村別集計等 イ データ抽出・打ち出し ・寄附金受領証明書を発送する寄附者 ・ホームページへの寄附者の氏名等公表希望者の抽出と打ち出し ・申告特例申請書送付対象者抽出と打ち出し ・申告特例申請を受けた寄附者の抽出と打ち出し ・申告特例通知書を送付する自治体の抽出と打ち出し等 （２）寄附者への対応に関する業務 ・寄附者から電話で寄附申出があった場合は、寄附申出書・ふるさと産品等申請書・ふ るさと産品リスト等を送付すること。 ・寄附者がインターネット以外の方法により寄附申込を行う場合は、申込情報を受付サ イトに入力し、納付書等を送付すること。 ・寄附者から納付書等での支払の希望があるときは、納付書等を送付すること。 ・寄附者からの寄附金の入金が確認できた場合、お礼状を送付すること。 ・ふるさと産品をふるさと産品提供事業者へ発注した時点で、寄附者に贈呈通知書を送 付すること。 ・寄附者等から、ふるさと納税に関する各種問い合わせに対して、電話又は電子メール 等により情報提供及び説明を行うこと。 （３）ふるさと産品提供事業者へのふるさと産品の発注、集荷及び配送管理に関する業務 ・ふるさと産品の申請受付管理業務を行うこと。 ・ふるさと産品の発送状況の管理（季節が特定される商品の発送管理も含む）を行うこ と。 ・ふるさと産品提供事業者へのふるさと産品の発注は、入金確認後随時行うこと。 ・受託者は、寄附金の入金を確認した後、指定されたふるさと産品を１ヶ月以内に寄附 者が指定する送付先に送付すること。ただし、寄附者が発送日を指定した場合、ふる さと産品が季節限定品である場合等１ヶ月以内の発送が困難な場合を除く。 ・ふるさと産品の在庫管理（上限数の管理及びカタログ・ＨＰなどへの告知対応含む） を行うこと。 ・ふるさと産品の安全管理を行うこと。 ・ふるさと産品の調達費用等を月次集計の上、市に報告すること。 ・産品への苦情・問い合わせへの対応（事業者・寄附者ともに対象）を行うこと。 ・市並びにふるさと産品提供事業者及び寄附者との各種調整を行うこと。 （４）ふるさと産品提供事業者への精算業務 ・ふるさと産品提供事業者への産品に係る代金の精算を行うこと。 ・代金の精算に係るふるさと産品提供事業者からの問い合わせに対応すること。 ・ふるさと産品仕入価格及びそれに対して市が支払う代金については市・受託者・ふる さと産品提供事業者で協議しお互いの了解を得ること。 （５）新たなふるさと産品の企画及び選定に関する業務 ・市が提供する情報、受託者が独自に入手した情報等をもとに、特産品取扱事業者、観 光事業者等と交渉して、新たなふるさと産品の候補の企画及び選定をすること。 ・ふるさと産品については、市内の特産品はもとより、市内の中小企業の製品のほか、 サービス提供型プラン等多様な提案が可能であること。 ・尾道市の魅力を発信し、寄附金額の増額に資するふるさと産品の企画及び選定をする こと。 ・平成２８年度の新たなふるさと産品への切り替えについては、遅くとも平成２８年８ 月１日以降の寄附の申出者について対応ができるようにすること。（契約締結日から 平成２８年７月３１日までの間は、平成２７年度のふるさと産品（１０１品）のみで 対応することも認める。） （６）尾道市ふるさと納税寄附金のプロモーションに関する業務 ・各種媒体を活用したＰＲの実施が可能であること。 ・寄附金額の増額に資するような企画の立案を行うこと。 ・継続的な繋がりを持てるような情報発信を行うこと。 （７）ふるさと納税に関する各種発送業務 ・寄附金受領証明書の発送対象者の抽出・発送をすること。 ア 寄附領収日が１月１日から１２月３１日の寄附者に対し、毎年１月下旬までに届 くように送付すること イ 紛失等による再発行の申し出に対応し、随時再発行すること ・尾道市施設利用券の作成・印刷・発送をすること ア 受領証明書とともに送付すること イ 施設利用券の印刷業務 施設利用券には有効期限を入れること（送付年の翌年３月３１日が有効期限） ウ 発送前に利用施設に対して事前連絡し、承諾を得ること（別表参照） ・特例申請書送付希望者への特例申請書発送 ・特例適用者の所在自治体への申告特例通知書送付 ・寄附者で未だ産品申請していない方への産品申請案内 （１月～７月に寄附金を入金した者に対しては９月に、８月～１２月に寄附金を入 金した者に対しては翌年２月に申請案内を行うこと） （８）ふるさと納税制度活用促進に係るコンサルティングについて ・市ふるさと納税の推進のため、受託者が有するふるさと納税に関する独自のノウハウ 又はサービスがあれば、提案すること。 ６．委託業務に関する情報の管理 受託者は、委託業務に関するすべての資料を書面又は電磁的記録により一定期間保存す ること。 ７．再委託の禁止 再委託は、原則認めない。ただし、委託業務の一部を第三者に委託することについて、 あらかじめ書面により市の承諾を得た場合は、この限りでない。 ８．報告及び検査 市は、必要があると認めるときは、受託者に対して、委託業務の履行状況その他必要な 事項について、報告を求め、検査を行うことができるものとする。受託者は、市からこれ らの求めがあった場合には、誠実に対応しなければならない。 ９．情報セキュリティの確保 受託者は、委託業務の履行に当たり、個人情報を含む情報の取扱について、情報セキュ リティの重要性を認識し、情報の漏えい、紛失、盗難、改ざんその他事故等から保護する ため、適切な管理を行わなければならない。 １０．個人情報の保護体制 尾道市個人情報保護条例に基づき、業務を通じて知りえた情報は、業務の用に供する目 的以外には利用しないこと。情報等は秘密とし、第三者に開示しないこと。 受託者は、ふるさと産品提供事業者に対しても、同様の個人情報保護対策を講じること。 １１．損害賠償 受託者は、委託業務の実施に関し発生した損害（第三者に及ぼした損害を含む。）につ いて、賠償の責を負うこと。ただし、その損害のうち、発注者、利用者又は第三者の責め に帰する事由により生じたものについてはこの限りでない。 １２．履行場所 尾道市の指定する場所にて履行すること。 １３．連絡体制 受託者は、自己の従業員の中から委託業務に係る担当者を選任し、市にその旨を届け出 るものとする。 １４．その他 （１）業務内容については、仕様書に基づく内容とするとともに、業者選定時に提案した 内容を遵守し実施すること。 （２）仕様書に定めのない事項については、必要に応じて市と協議すること。 （３）業務上知り得た事項について守秘義務を負うこと。 （４）業務の実施にあたり、疑義が生じた事項については、市と協議の上対応すること。 （別表） 利用施設 承諾先 平山郁夫美術館 平山郁夫美術館 円鍔勝三彫刻美術館 円鍔勝三彫刻美術館 尾道ふれあいの里 有限会社みつぎ交流館 千光寺ロープウェイ おのみちバス株式会社 尾道市立美術館 尾道市立美術館 おのみち文学の館 文化振興課長 おのみち映画資料館 文化振興課長 爽籟軒庭園 文化振興課長 おのみち歴史博物館 文化振興課長 本因坊秀策囲碁記念館 文化振興課長 因島水軍城 一般社団法人因島観光協会・因島しまおこし課
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