平成28年度 福島県立いわき養護学校くぼた校 「風をよむ」教育実践を目指して ~高等学校・地域と共に、充実した学校へ~ 本校の教育目標 ○ よく考え学ぶ人 ○ 心豊かな人 ○ じょうぶな人 児童生徒一人一人の能力・特性に応じ、自立と 社会参加を目指して、いきいきと生きる人間を 育てる。 学校経営・運営ビジョン 校長 齋藤 分校教育目標 生徒一人一人の障がいの特性や発達の段階に応じた適切な教育を行い、地域社会の中で自立した生活を送ることのできる力を 身につけさせると共に、自らも社会に貢献しようとする意識、意欲をもった生徒を育成する。 生徒の教育的ニーズに 応じた指導の充実 秀美 教育実践にあたっては、「生徒からの風」と「社会(地域)からの風」を丁寧に受け止め、笑顔を絶やさず進めていきたいと考えています。 ○ 「生徒からの風」に対しては、生徒一人一人の学びの姿を見失うことなく、身につけた知識や技能を自分の生活の中で活用できる力 として育成していく教育実践を目指しています。 ○ 「社会(地域)からの風」に対しては、変化する社会(地域)の動きやニーズと結びつけながら、生徒の主体的な活動(学び)の場と 連続性の確保を図り、学校と社会(地域)の接続(「キャリア教育」 )の充実を図る教育実践を目指しています。 ○ また、平成28年度4月1日から、「障害者差別解消法」が施行されました。学校機能の一つとして、これまで培ってきた障がいのあ る子どもたちの環境づくりや対応等について、地域の小中学校、高等学校及び企業等も含めた関係機関に積極的に還元していきます。 同時に、特別な支援を要する子どもの教育が、地域の中で適切に行われるよう“地域が育つ”支援も果たしていきます。 そのためには、教職員一人ひとりが、常に「風をよむ」姿勢に心掛け、 「丁寧」と「笑顔」の気持ちを大切にする学校運営に努めてま いります。また、全教職員が学校事故防止及び不祥事防止に万全を期し、安全で安心な学校作りに努めます。 くぼた校は開校2年目を迎え、勿来高等学校との連携協力も円滑に図られ、地域住民、関係機関等から温かく受け入れられ、少しずつ 教育活動の礎ができてきました。今後は、 「くぼた校ならではの教育」を築き上げていくことを当面の課題として取り組んでまいります。 社会自立を目指した 職業教育の実践 交流及び共同学習の 推進 地域社会との連携と共生 社会形成に向けた取組 〈共生社会の形成にむけた取組〉 ○ボランティア活動や体験活動を 通して、地域における本校理解に 向けた啓発活動を図ると共に、地 域社会に積極的に参加、貢献して いく取り組みを行います。 ○ホームページや校内の掲示版、 広報誌等の作成、配布を通して、 特別支援学校の学習活動や共生社 会の形成に向けた理解啓発を図り ます。 ○ 授 業 研 究会 や 情報 交 換会 に よ り、近隣の学校との連携を図り、 特別支援学校のセンター的機能の 充実を図ります。 〈授業の充実〉 〈進路指導の充実〉 〈共に学ぶ機会の設定〉 ○自立した生活を踏まえた教 育的ニーズの焦点化を図り、 授業場面におけるキャリア教 育の観点を踏まえた学習内容 の整理と指導の充実に努めま す。 〈教師の専門性の向上〉 ○授業研究会、ケース会議等 を計画的に実施し、個々の生 徒の目標や手立て、評価につ いて多面的に検討、把握する 力を養うことで、教師の専門 性の向上に努めます。 ○働くことの意味や働くために 必要な知識技能の習得に向け、 職場見学や早期からの就労体験 等、計画的、効果的な学習に取 り組みます。 ○個々の進路実現に向けて、 「個 別の教育支援計画」や進路懇談 会の機会等を活用し、卒業後の 生活を見据えた進路指導を行い ます。 ○様々な進路に関する情報や本 人、保護者のニーズ、関係機関 の機能等を踏まえた連携を密に します。 ○いわき養護学校本校や勿 来高等学校及び近隣の学校 等との「交流及び共同学習」 を実施し、豊かな心の育成に 向け、共に学ぶ機会の確保に 努めると共に、計画的、組織 的に学習活動の展開を図り ます。 ○地域の人々や団体等との 活動を共にする機会を計画 的に進め、地域の教育資源や 学習環境を活用した特色あ る教育活動の実践に取り組 みます。
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